先月テストした白い釉の配合のうち、ちょっといい感じのものを並べておきます
1230~50℃でテスト
ほとんど流れ落ちないのに釉掛け時の段差はヌルリと消えるので使いやすいと思います。
どれもちょっと珍しい感じの仕上がりになるので、
誰も見てないようなHPですが気になった方は時間のある時に試してみてください。
細かく各素材の素性は記しませんが手元の材料で作ってそう変わらないと思います(多分)
1、 長石 Feldsper 40
石灰石 Whiting 17
カオリン Kaorin 3
珪石 Quartz 27
タルク Talc 13
マットではなく艶を抑えた感じで、厚掛けだとやたら白いです。
ジルコニアやジルコンを入れずにここまで白くなるのか~ぐらい。
沈殿しやすいのでベントナイトか蛙目を数%添加して混ぜ返しやすくするといいでしょう。
蛙目だともしかすると焼き上げ透明方向に行っちゃうかもしれませんが、ベントナイト(外掛けで3~4%)なら変化なかったです。
2、長石 54
石灰石 3
カオリン 25
ドロマイト Dolomite 18
磨りガラスのようなマットな表面。白さもまあそんな感じ。
貫入の仕方が気に入らないので直したいんだけど珪石を加えると感じが替わっちゃうと思いますので長石を減らす方向かな?
下地の化粧土や酸化物を上書きした時の反応具合が好み。
沈殿しないナイスガイ
3、長石 21
石灰石 28
タルク 16
カオリン 30
骨灰 BoneAsh 5
溶けたバターっぽい?ぬらーっとしたマット感。上描きした酸化物に対しての滲みもぬらーっとしてます。また素地の鉄分との反応具合が滑らかですがしっかりと出るタイプ。
ちょっと雑な感じに貫入しますので調整したほうがいいです。
褐色の土の場合にもっと白くしたいので、骨牌やタルクを増やすんではなくてジルコニア使うと思います。
これもまたほっといても沈殿しないのでナイスガイです。
早く調整して試験したいんですが坩堝のほうが忙しくなったので来年への宿題ですね。
これをもとになんか作った方は写真見せてくださ~い。
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