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2020年6月5日金曜日

 縒り糸、シッピキの作り方 達人編

 今回は8割おふざけですので、あんまし真に受けないように!新作映画を劇場に見にいけれない期間が長かったので・・・

 なぜか、なぜか、ここ一か月ほど、かなり以前の、「糸の縒り方を紹介した記事」がやたら閲覧されています。ほんとになぜか毎日毎日、

 その記事、初心者用です。クリクリ捻じりに捻じれば糸に縒りを掛けられますよ。というメカニズムのみ紹介したようなもので、こんなこと言ってはこのご時世怒られますけど、糸を縒って二重にする程度のことをネットで調べなきゃ分かんないような人に向けたものなわけです(質問くれた人ごめんなさいね)、そんなん近所の年寄り捕まえて聞いた方が100倍速いよ!とまあそのぐらいです。
 

 で、超初心者用とはいえ一番縒りの調整も適切に掛けられるし、丁寧で間違いのないやりかたを紹介したんですが、たとえ、藁で止め縄結ったことないようなティーンエイジャーでも、ラジオやIPODのイヤホンすぐ縒れちゃうし、経験的に理屈は飲み込みやすいはず。
 で、そんな中、知り合いから、こんなかったるいやりかたしてるの?なんて小バカにされちゃいましてね。実際あのやりかたも素材によっては多く使いますが、普段俺好みの柔らか素材の場合はどうしてるか。
 

 普通はですね、皆さんご存知のように、そんなもんなにか錘になるようなものに片一方を結わえ付けてクルクルぶん回してから、こんがらがんないようにピンと張りつつ真ん中から折りかえせばいいんですよ。そう、もちろんこれが普通の縒り方。

 でも結構それもかったるいんですよね。
 つくばセラミックワークスの誇る秘密工作課「Q」機関が世界最速(未公認)のやりかたを紹介いたします。
 もう一度言いますよ、
 世界中のヤキモノ屋が切り糸に二重の縒りをかけているわけですが、俺が世界最速です!(未公認)
 
 

 問題は非常に簡単です。
 糸をものすごい勢いでクルクルできる「何か=高速糸縒りマシン」、を見つければいいわけですね。身の回りのもののうち、切り糸を安全に引っかけられる、最速の回転数を出せる「何か」、しかも、いかにも見かけボンクラ感のある感じだと最高ですよね。
 
 そんなわけで、「高速糸縒りマシン」をわが「Q」機関は開発し、長年使い続けております。最後までご覧いただけば分かるように、この「高速糸縒りマシン」は、ちょっとした手遊びにも最適でございます。

 
 死ぬほど暇な時で結構ですので、気がむいたらアホ動画をご覧ください。


 
 
 動画は糸の縒る方法のみに特化しています。不親切なのか単にとり忘れたのかは内緒ですが、端っこを何に結わえ付けるのかなんかそれぞれ自分で好きなの使ってください。俺はタイラップで作った輪っかに通しています。
 木製の棒なんかだと水に浮くので、無い無いと思ったら忘れたころ再製した土の中から氷漬けのキャプテンアメリカみたいに発掘されるんだよなあ~。みたいなことは減るでしょうね。
 土練しててなめし皮とかスポンジのキレッパシが出てくるとホント笑っちゃいますよね。ひどい時にはボロボロになっちゃってロクロするまで気が付かないこともありました。

いま思いついたんだけど、ミニ四駆のモーターの方が絶対速そうだなあ。手持ちの電動工具の中ではトリマーが最速なんだけどさすがにRPM20000は速過ぎて怖いし。
 


 

2020年5月11日月曜日

秘密工作課「Q」case-5 釉薬の比重計を自作

 カップのジュース買うとストローついてきますよね。
 何と、5φのスチールピンがめちゃんこピッタリ押し込めたんですよ。

 そこでピーンときましたよ。
 秘密工作課「Q」機関の出番だ!

 釉薬や泥漿の比重を測るための比重計をチョイチョイっと作ってみましょう。

 先に改めておくと、比重計(あるいは泥漿の濃度や比重そのもの)というのは、施釉の「目安のための指標」にしかなりません。一番大事なのは素地に重ねられた釉層自体の厚さだと考えます。その厚さをコントローラブルにするために釉泥漿の状態の一部を数値化できるアイテムが比重計だと考えてみましょう。

 一番大事な釉泥漿の管理、状態確認の方法は今回省きます。今回は作ってみよう!ですので

 比重計、買うと高いし、壊れやすいし、ぶっちゃけ今から作るぞ!ってこのタイミングでいうのもなんなんですけど比重とは別に釉泥漿の粘性?流体としての性質?(レオロジー的な性質、特に粘土鉱物が多い場合に径時変化しやすい)ってのも大きく関わってきますので、どこまで正確に測れるか微妙な上に、数字の使い方わかってないとあれなんですが、指標があることでそりゃもう大変便利です。


 とりあえず、「比重を測る何か」を自作したい皆さんは重ボーメ計の示す数字のことは気にしないでください。
 今回は自分で自分用の比重計(釉薬比重の目安計)を作ります。
 重ボーメの数字って何を意味してるのかわかりにくいんですよね。実際は塩分何%の数値を何分かに分割した値をいくつとするみたいな感じだったかな?これは手計算するには相当根性いりますよ。自作には不向き!

 と、言うわけで、なんでみんなこれでやらないのか?といつも思うんですが、
 私は比重は基本的に重量体積パーセントで測ってます。一番わかりやすいので。
 つまり、
 《重量/体積》です。
 
 調合一発目は原料乾粉の重量+水分重量で作りますから、重量重量パーセントが比較的わかりやすいんですが、水っ気なんて飛んじまったり思いのほか濃くて薄めていったりいろいろありますよね。そんなことが重なった暁には重量体積パーセントで測るのが便利じゃないかなと思います。
  
 単位そのもの、単位と思って使ってる言葉、(もちろん計算にまつわらない技法でも材料でもなんでも言葉そのもの)が何のことを表してるのかがあっちとこっちで食い違ってるがゆえの食い違い、というのは誰しも経験あると思うんですよね。
 どんなジャンルにせよ、なるたけ細かい意味や定義の決まった曖昧でない言葉がたくさんある方が絶対的に全体レベルを押し上げるんだと思ってますが、この業界そうなってないことも多いんですよね。
 この辺が伝統産業の面白さではありますが、難点でもあると。今後ネットを中心とした知識共有の輪が広がるにつれて自然とそうなるんじゃないかと思ってましたが、むしろ私がみたいもの、好きなものだけ観ればいいって言う点が邪魔をしてセクト化が逆に進んでるような気もして結構ブルーです。
 
 あ、思い出したんですけど、昔クリスマスだーなんつってみんなで集まった時に、俺が某友人I君に「クラッカー買って来い!」つって1000円渡したんですよ。そしたらそいつお菓子のクラッカー1000円も買ってきやがった!なんて事件もありました。みんなお菓子持ち寄ってんのにそのクラッカーじゃねえだろ!しかもお釣りなしかよ!
 極端な例ですが、こういうのは同じ言葉でも各人受け取った意味内容が違うがゆえに起こる事象です。どうせ俺がわりいんだろうけどよ!
 もちろん、そいつのあだ名はクラッカーになりましたけどね。

余談が長くなりましたが準備するもの!
こんな感じでビッタリねじ込めます。
 
 太目のストローとぴったりはまるピン、それだけです

 つまり、ピンってのは5φ、6φ、8φ、10φあたりならその辺のホムセンで買えますので、それに合うストロー。なるたけ太目の方が体積を稼げるので精度は高くなるはずです。

 ピンを切って重量を決めます。重量は、「水」を張った紙コップに落とした時に都合よく浮くぐらいの重さです。
 
5φのピンだと約10㎜前後で
 
プカプカ浮きます。
べったり底まで沈んじゃったらもっと小さく切り直し。あんまり浮きすぎても実際釉に入れると倒れちゃったりするかもしれないので気を付けよう。この作業を釣り人は「タナ取り」と呼んでいます。
 こんな紙コップ程度である程度以上測れるってのがこのストロー比重計の利点なんですよ!

 では水面に目を移しましょう。
ここ、このちょうど水面に位置してる点が基準点ですので印を打ちます
 
なんとなくマステを巻いてみました。

 水の比重は1ですので、この点が1.00となります。比重に単位は無いんですが、とりあえず重量÷体積が1.00g/mlってことだね。
 釉薬は溶剤系でない限りこれより軽くはならないので、なるたけ底トントンに近い方がいいわけですな。

 ここから目盛りを打つわけですが、今回のこれは重量体積パーセントですので、簡単に計算できます。ストローってのはストレートの円筒形ですので、水中体積がそのまま長さと比例します。
 
 まず、この1.00基準点からストロー先端までの長さを測ります。
 例えば1.3(=100ml時に130g)なら、基準長さを1.3で割ればいいわけ。
 続けて1.2,1.4,1.5と割り付けてメモってみました。 

 あとは確認してみましょう。
 実際の釉泥漿に浮かべて…
写真じゃ見えにくいけどほぼ1.5です
 釉に沈めるときは液体ワックスでふいておくと弾いて見やすいよ!

 じゃあ釉薬100㏄の目方は…
おおー、思った以上にぴったり!(やらせじゃないんで笑っちゃいました)

 といった感じ。
 タピオカストローぐらいので作れば丈夫だしもっと工作精度の高いのも作れそう。その際はスチールじゃあ短く切っても沈んじゃうかもしれないので錘は都合のいいのを見つけてください。
 単に精度って意味では本当は水中に沈む分が長い方がいいんですが、それじゃあモノホン買えばいいじゃんってことになってしまいますね。ここでは少量の釉でも測れるコンパクトなものを!という方向性で作ってます。(本物のボーメ計、つまり唐辛子ウキのような形の方がトップの感度が高くなるんで、実際俺もハエウキ使ってましたが、良いウキは釣りに使った方がいいです(笑)

 もちろん数字なんてどうでもよくて、ちょうどいいのがわかってる釉薬に浮かべてその点だけわかるようにしておけば数字もいらない一発測定のバカ棒にもできちゃいます。

 掛かった金額
 ストロー:タダ
 ピン:タダ(買っても5本200円ぐらいじゃね?)
 労力:金鋸で切るだけ
 効果:プライスレス

 釉薬一つに一本づつ用意したっていいぐらいだこりゃ!

 しかも・・・
 
 カフェっぽくておしゃれ!



 最後にこんなこと言うと怒られそうですが、俺個人は・・・慣れてる釉薬なら手を突っ込んでかき混ぜた感じで決めてます。





2020年4月26日日曜日

秘密工作課「Q」case-4 マイ・クランプ・イズ・ノット・イナフ

 ヤキモノ屋は大工でも指物屋でもありませんが、
「なんだよ、俺は木工屋じゃねえぞ!」なんて日もかなりあります。
 木工に限らずいちいちあげつらいませんが何かと必要になるのがクランプ。間違いなく持ってれば持ってるだけ有利。どんだけ持ってても絶対に損しない。それがクランプ

 クランプを使ってるからって上手だとはちっとも限りませんが、クランプも持ってないような人の工作はまあ知れたものでしょう(この発言者は俺じゃないけど全く同意)

 しかし、やばい、うちのクランプじゃフトコロが足りない!でもそんな長いの次いつ使うかわからないし、値段もメチャ高い!(ぼってるって意味じゃないよ)

 うーん、しっかり締めたい…

 よし!秘密工作課「Q」機関の出番だ!

 じゃ、じゃーん。


 ある極秘の作業(いや、ほんとにいろいろあるんですよ。守秘義務とかヒトの仕事を手伝ったとか)をした際に、依頼者1号が「こ、これが秘密工作課「Q」機関か…」と面白がってくれたので、実作業の写真もない上に使い古しでキッタナイ絵面ですが、ネタ稼ぎがてら紹介します。

 えー、わかる人には写真を見ればわかるし作れる、写真を見てもわかんない人には説明してもなかなかわかんないと思います(でも作れる)ので、口数少なに並べて終わりにしちゃいますよ。

 こんなのを作るのをお勧めします!
 必ず複数で組になります(通常2個一組)
 そして寸切ボルト、蝶ナット、ワッシャーが必要です。
 サイズは全部お好みで。

 四の五の言わずに使い方はこうだ!







 わかりましたでしょうか?
図面で示したものにボルトを通して蝶ナットで締めつけてワークをクランプします。

 最大の難点は、ナットをくるくる回すのがしんどい。人によっては一回で腱鞘炎になるじゃねえかってぐらいしんどいです。
 ですので、そんな時はいつも身に付けている…
 



ワルサーP99
超楽ちんなのであえて紹介しましたが、この行為はホントは安全上やっちゃダメな作業方法です。
 以下、必ずお読みください。

 1・安全安心マニアの人は行わないでください。
 2・必ず両手とも素手で行ってください。軍手で作業は絶対にしないでください。
 3・インパクトドライバーでは絶対に行わないでください。
 4・必ずクラッチは最弱に、トリガーは引き切らずに。ドリルドライバーモードでやってはいけません。
 5・1~4まで何を言ってるのか一つでもわからない項目があった人は行わないでください。
 素手で行うので手を滑らせると、ネジ山で指を切るかもしれません。
 軍手で行って指を滑らせると、指そのものがねじ切れることがあります(こういう時はまずもうくっつきません)
 指をねじ切った人を目の前で見たことがあります(彼の場合、千切れなかったが、間接がバラバラになりました)

 以上、怖い人は丁寧に時間をかけて蝶ナットを指で回し続けてください。言うほど辛くもないですよ、たまのことだし。

 この自作クランプはとても有意義な道具です。


 
  堅木の柵板に孔開けても使えます。シロートでも手に入るような無垢の木は反りやすいんですが、これはうちの子が小さいころに遊んでたブナの積み木なのでバッチシ。

 「Q」シリーズは短い動画にしたいんですけど、使ってるところが撮れてないんで今回は無しで。




2020年4月13日月曜日

秘密工作課「Q」 case-3 少量用ロクロ型ポットミル架台

 去年からヤキモノを始めたパチーノがですね、鋳込みとか釉薬のテストとかしたいんだけど、かき混ぜたり濾したりするの面倒なんだよなあ~トホホ。少量のテストだと乳鉢ごりごりでマジ大変、とか、つくセラおすすめのマルセイユルーレット方式(過去記事参照)も腰が痛くてなあ~とか、ポットミル導入しないかなあ~とか、根性無いことばっかり言ってるんですよね。

 奴は学力テストの結果は常に上位数%に入ってたような秀才なんですが、そんな元秀才も50の声も近付いて、登校するかしないかはその日の天気と寝起き次第、テストは420人中410番台を外したことがないこの私にちょいちょい理科っぽいことを聞いてくるという体たらく。

 仕方がない、秘密工作課「Q」機関の出番だ!

 じゃじゃーん


 よーし、首の上に乗っかってるのは飾りじゃねえって所を見せましょう。
 電動ろくろを利用して少量用簡易ポットミル架台を考えました!
 まずはこちらの動画をご覧ください。
 ポットは例によってPP製広口瓶1Lとボールはビー玉を使用してます。

 

 用意するものはこちら!

タタラ板適量
 クランプ
 EVAスポンジシートを適当なサイズに切ったもの

 を、こう組み付けます

 見ればわかるとはこのこと!
 EVAスポンジシートはロクロの鏡を少し濡らせば簡単に引っ付きますので、これで広口瓶に対してロクロの回転を伝える摩擦力を稼ぎます。 
 
 より回転数をを細かくシビアに設定したい向きは(もちろんやらないよりやった方がいい)、広口瓶にラベルなり目印をつけてメトロノームで測ってみるとか、
 こちらの記事と、この動画を参考にしてみてください。




 理屈から言うと鏡の中心寄りと円周寄りでは任意の部位が回転するスピードが違いますから、力が滑っちゃってる姑息イカサマ設計なんですが、贅沢言っちゃあいけねえぜ。

 ほら、チャンとスラリーができました。



 あー、そうか、教室締まってるからロクロが自宅にないと無理なんだよなあ~。
 騒ぎが落ち着いたら試してみてよ。

 もっとキチンと装置として作らんかい!という意見はごもっともですが、うちはポットミルの架台も、瓶くわえて回せる旋盤もあるんで、この程度で勘弁してください。

 最後に、ポットの容量とボール、原料の関係について…
 ポット要領の三分の一位ボールを入れます。原料もやはり三分の一ぐらいを入れるってのがセオリーっぽいんですけど、まあその時々の都合です。

 ボールのサイズも効率を考えるとかなり重要な要素なんですが、いつも同じの使ってれば通しで比較できるので普通のビー玉でイイでしょう。
 小さいボールの方が細磨、混合、分散に効率がイイんですが、アルミナボールやジルコニアボール使うわけではないので、わざわざ探してきても比重の小ささで役に立ちません。(アルミナ4、ジルコニア6、ビー玉は多分2.5ぐらい?)

 原料ですが、分散しやすかったり、粘度が低くて流動性が良ければ多めにできますし、その逆だったら少なめに。とかフレキシブルに。
 もちろん少ない方が短時間で混合・分散しやすいです。
 これらは重量ではなく嵩の比率ですから、軽くてふわふわなもの(例、炭マグとか木節とか)と重くて締まりやすいモノ(ジルコンとか酸化チタンとか)では回せる量(目方ね)が変わってきます。
 やたら粘つく凝集しやすいようなのも、解膠材使ってなければ後に沈殿させられるだろうし、水分量多めで回すのも手ですよ。

 参考までに言うと、100gの釉薬なら10分もあれば必要なメッシュをツーツーに通ると思います。
 ビー玉ポット方式も過去に記事にしています。マルセイユルーレット方式、とか、ビー玉、でブログ内検索すればすぐ出ます。参考にしてください。




2019年9月26日木曜日

秘密工作課「Q」case2.1 自作ロクロの動画

 動画で発信してる方はえらいなあと思いますよ。
 
 昨日記事にした自作ロクロの動いてる映像です。
 味の薄ーいのっぺりした正直つまんない動画ですが、昨日の画像じゃ伝わらない部分も見えるところあるかも?
 
 これね、とっておきの『ブリット』のサントラ(個人的には映画史上最高のサントラの一つだと思います)使って何とか二分観られる感じになりました(自分的にはね、ギリ観られる)、音楽の力ってすごい!怒られたら消します(笑

 カーチェイスのある動画まで残しておきたかったんだけどなあ(何を撮る気なのか)
 
 本当は気取って粘土叩きつけた後本当に水引き始めるつもりもあったんですが、段取り悪くて水も何も用意してなくてフリだけになりました。
 粘土でジャグってますが、見栄張ってミルズメスで歩いてくるのも撮影したんですが、ヘタクソで動きが気持ち悪かったので却下。できるつもりでも撮影してみるとダサいの丸わかりですね~。このカスケードもちょっと体に近すぎだし手の動きも堅くてダサいよね。だからってウォーミングアップしたり何テイクも取る気は無しと…この辺がもう性格的に動画に向かないですよね~。
 
 

いまきづいたんですが、Steve McQueenがSteve McQeenになってますね。
 これじゃあ恥の上塗り、よけいバカがばれちゃうな~。 
  
 昨日の記事に追加しておくと、制作に関して特殊な工具は使っていません。


 電動工具は丸鋸とインパクトだけです。
 その他は、手鋸、玄能、鑿は使ったかな。
 それに六角レンチとラチェットレンチ。
 墨出しもサシガネ、コンベックス、スコヤだけです。
 何とかなります。
 これを平行取って溶接したり、金属板でフライホイールとか言い出すとラジアルボール盤のある工場に行かないと無理だなあ。
 作りたい皆様、もしそんな時は、MOT'sつくばものづくりオーケストラから加工屋さんを選んでくださいね!

 こんな二分弱の動画でも大変ですね~。気が付いたらかなり時間経ってました。
 映画やテレビはホントに大変なんだろうなあ~
 とか言いつつ今メチャンコ文句あるんですよ。

 待ちに待ったW杯ラグビー見てるんですが・・・
 二局だけとはいえ複数の放送局(うち一局はNHK)で放映なのに、なんでこんなに中継が少ないんだよ!と、今開催中のラグビーワールドカップの視聴環境について激怒しております!これ、俺の勘違いでなければ日本で開催されてるんですよね?NHKにもがっかりだよ。スポーツ中継の地上波はNHKとテレビ東京だけは信じられそうだったのに

 全部やれとまでは言わないけど日に二試合か三試合しかないんだからさあ。何とかなんねえかな?特に民放のBSのチャンネルなんて昼間はほとんど持て余したようなショーもないのやってんだから二時間ぐらい空けてくれよ。まあ自分はJsportsで見られますけどね。

 ま、バレーボールにしろ卓球にしろ民放に関しては放送があるだけありがたいってもんなんですかね、日本選手が居なくなったら決勝すらなかなか見れないとか、うぜえアダナ付けて喜んでじゃねえよとか、スタジオに関係ない人がなんでそんなにいるのとか、罵詈雑言は涙と一緒に飲み込みますけどね。
 まあスポーツをスポーツとして気持ち悪いノイズのない中継を楽しみたい人にはスカパーとかWOWWOWがあるってことなのかね?
 だったらスポーツ伝えるノウハウなんかもうロクスッポねえくせにでしゃばんじゃねえよ。内輪で喜んでるだけのバラエティと似たようなクイズ番組だけ作ってろ!うちのガキどもが喜んで観てるわ!
 


 ちなみに、本物の『ブリット』のオープニング
かっこよすぎる!マック出てこないけど
 

2019年9月25日水曜日

秘密工作課「Q」 Case2 リーチのロクロ試作

 先日の台風で実家のある千葉県ではなかなか大変なことになっています(いまだにですよ)。わが家(実家ね)も停電しましたが、3日半ぐらいで済みました。うちのオヤジは手斧の一本もあれば仮に北海道の山奥に捨てられたとしても、一か月以内にケロッと帰って現場の屋根に上りだすタイプなんで、心配で電話しても「え?停電。そりゃしてるよ。今仕事中なんだよ、後にしろよ」程度の反応で、どのぐらいの災害なのか初めは一切ピンときませんでしたよ。
 
ニュースのインタビューでは、「電気のありがたさが身にしみました」なんて話でもちきりでしたが、私個人としては、水のありがたさはともかく、「人間、電気に頼りすぎ!電気に支配されてるわ。コワい!」
 オール電化とか、オールガスとか、ライフラインを一本化しすぎちゃうと例えば大停電一発で死活問題。今時石油ストーブでも電気が無いと着火しねえのもあるし。「ブレードランナー2049」とか「サバイバルファミリー」とか、まあいろいろ停電コワい。うちも電気炉だしね。
 これパターンとしては、スマホとか、ネットとか、お母さんとか、いろいろあるよねえ。ああ、お母さんのありがたさは感謝してもしきれないでいいのか。
 

 ながらくブン投げっぱなしになっていた、「リーチのろくろプロジェクト」ですが、試作品がとりあえず完成しました。
 前回記事の「Q」シリーズ開始(まじか?)に伴って3連休で一気に仕上げました。今まで暇を観て年に五日ぐらいはいじくってたんですけど、だらだらしちゃいましたねえ。

 なんでだらだらやる気が持続しなかったのか…
「作るのはできる。ジオメトリーを決めるのがムズイ!」という点ですよ!!
 ポジション的になかなかしっくりこないんですよね。

 まあ正直今もそのきらいはありますが、作りはこれでいいんじゃね?というところまでは来たので、あり物で作った不細工なシロモノですが、自作好きの皆さんの参考になればと恥を忍んで紹介します。

 構造はクランクを漕いではずみ車(フライホイール)を回し、その回転力あるいは慣性でパワーを発生させる方式。れがシャフトを通してロクロの天板を回し、で仕事をすると。(バアちゃんちの足踏みミシンと一緒だね)
 

 昔ながらの手回しろくろや蹴轆轤よりシンプルさでは劣りますが、理屈が簡単な割にメカメカしくてボンクラ男子心をくすぐるスチームパンクならぬ人力パンクなたたずまいがステキなんですよ(個人の感想です)
 
 ジオメトリ設計力(これがめんどくさい)を無視すると、必要な工作力もノーマル蹴ろくろより圧倒的に低いです。
 


 大雑把ですがこれが伝統的な蹴ろくろの構造(多分あってるはず)、現代では赤丸二か所で、ベアリングで受けてるはず。アクセルシャフトはロクロ本体とは別体です。
 これでは本体の工作精度は相当高度に要求されますよ。

 今回のパターンは、構造上はこっち

これは主に欧米発の蹴轆轤のパターンですよね。よく知らんけど。
見た目に現れる職人魂はともかく大変利口な設計ですよ。
自作するならこれをお勧めします。

ロクロ本体はシャフト一本でつながっています。それを支持筐体の方に固定されたベアリングで受けると。

 






 天板、その下の何だこりゃ(ダストブーツ兼ドベ受け受け)、は死んだろくろ(RK3D)から転用。
 というわけでシャフト径は25φに自動的に決定!
 

その裏側、ベアユニット


心臓部?のクランク部分、こんな感じ
 本当は溶接で作りたいところですが、シャフトーシャフト間の距離(上のショボイ両矢印)等使ってからじゃないとわからない部分が多いので試作機としてはシャフトホルダーでクランプしてます。この距離が一漕ぎで出せる速度に大きく関わってきますよ、これは70㎜ですが、75~80㎜でもいいかも(個人の好みです)
 新しく作るなら白矢印の高さの幅を広くとって、体格の違う人にも合うよう調整できるようにすると思います。これは150程度ですが200~250あった方がいいですね。シャフトと漕ぎ棒のリンクバーの振れ幅に余裕があった方がいいです。
 ①はリンクバーの高さを決めるカラー
 ②リンクバーと蹴り棒はボールエンドでつなぎます。
 ③ホルダーを背中合わせに締結してシャフト同士の平衡の精度を確保
 シャフトとフライホイールはとりあえずホルダーで位置決め固定。
 肝心のフライホイールの重量は赤煉瓦入れてます(笑。コンクリ流す予定だけど…
 直径は700㎜φ。大きさ、目方はこのぐらいあれば用は足りるみたいです。

 
蹴り棒とリンクの裏側から見た図


蹴り棒の支点
  筐体の柱に建築金物とボルト&ナットで支持棒を無理やり取付。ボルトにボールエンドで連結します。ナットで高さの調節。
 
フライホイールのさらに裏側
 フライホイールはカラーで押さえて、シャフトの端部はベアリングユニットで受けてます。
 写真ではよく見えませんが、フライホイールの裏側は使い古しの刈払機の刃で補強してカラーで受けてます。丸鋸の刃は芯が正確に出てる上にシャフト径ともぴったりで都合がよかったっすよ。孔だらけだからいくらでもネジ止めできますしね。(笑
 

シンポのドベ受け装着できます


 ドウでしょう?興味ある人いますかね?
 自作したいからもっと詳しく教えてくれ~なんて方がいらっしゃったら連絡くださればもうちょい細かい記事にしますよ~!簡単な図面とかね。
 
 今回の場合、シャフト、ベアリングユニット、ホルダーとカラーだけ新規購入でそれ以外は材木も何もあり合わせですので1万円かかってません。この辺、たまたま都合よい個人の事情としかいいようないんですが、まあ結構お安いですよ。
 
 一応興味ある方がいるとして必要な部材を記します。
 筐体部分
 今回は建築廃材オンリーですので針葉樹ばっかりで、加工や組み付けが下手なのも相まってシャフトはそれなりにブレちゃってます。堅木でキッチリ作れれば一回り細くしかも強く作れると思います。ただし価格は数倍、加工のマンドクサ度は二乗。
 柱と床側のビーム(根太?シャフトを受ける部分)にはヒノキの三寸角を使いました。あとは杉です。 
 軸組みの部分はコーチスクリューで締結がベストだと思いますが、コーススレッドにワッシャーをかますとメチャンコ寄せる力アップしますよ。

 ハードウェアというか金具、役物の類
 ロクロの鏡板とダストブーツ兼ドベ受け受けは破損したろくろから転用。(手ロクロをばらしてもいけそうですよね~。(その場合はシャフトにMテーパー加工が必要かも?)
 シャフト 25φ 600㎜、300㎜(端面20φに)、250㎜各1
ベアリングユニット2個(25φ、20φ)
 シャフトホルダー 4個
  (シャフトの平行取り用に2つ、フライホイールとの固定用2つ、クランク部)
 カラー 最低2つ(肉厚のごついやつ推奨、リンクバーの位置決め、フライホイールの押さえ)
 ボールエンド 2つ M16ボルトが通るサイズを使いました
 蹴り棒のブラケット Z金物使用しましたが、羽子板ボルトをひん曲げてもいけるかも。
 ボルト、ナット M12~16で適宜

 その他、画像でご確認ください(無責任)

 一応動画も撮影したので、編集したらアップしますね。




 なんでこんなのを作りたくなったかというと、今のダイレクトドライブのろくろはなにがどうなってるかわかんないんですよ。ACモーターなもんでなおさら。底板開ければわかりますが、半導体が制御して動かしてます。過去二回故障して動かなくなってますが、何がどう壊れてるのかが見てわからない(個人の能力の問題です)、確かに性能は素晴らしいですけど、昔のベルトドライブとかリングコーン式変速の方が「必要十分感」込みで優れてます(個人の感想です)しかもOリング廃盤にするとかフザケんなよ!!(これは大多数の総意です)

 仕事の道具はできる限り自分で確認やメンテナンス出来ないのは俺は嫌ですね。信頼してる専門の人に金払って任せるのはそりゃ当たり前ですよ。でも見てわかるようなシンプルな構造でも十分足りるはずのものを難しいのばっかりにしやがって、洗濯機だって二層式でも沢山だわ!
 買収マニア企業のいいなりなんて御免蒙!(個人の感想です)
 
 とか言いつつ、テレビも電話もファックスも何がどうなってんのかサッパリわかってねえんだけどね~。

 

2019年9月22日日曜日

秘密工作「Q」課 case1 センター押し



 モノを作る技術には治具や道具の開発力(大げさ)も含まれます。まあどんだけカネあっても作らなきゃ存在しないもんもいっぱいありますからね。

 ずいぶん前にも、超かっこよくて便利な切針、通称「ベルリンファイル」をご紹介しましたが、今回はもう少し工作技術が必要かもしれません。
 
 削り工程の際に高台があったりと何らかのザグリがあるのなら先に芯に指で押さえる用の穴を刳ってセンター抑えにするわけですが、こんなベタ底の場合はいまいち都合が悪いんですよね。 
 見えにくいかも知れませんが、切り糸跡のロクロ目(通称ツイストストリングスグルーヴ、今名付けた)を残したい場合ただ指で押さえたんじゃあ擦り切れてぼやけちゃうんですよ。

 この糸目を綺麗に残しつつきっちりチャッキングあるいはホールドするための道具を作ります。

 まあ粘土やシッタでピタピタに固定しちゃえばいらないのかもしれませんが、土の状態や作業の都合によってはしっかりセンターを押したい。

 自分の場合、特に変形させてないお碗や蕎麦猪口なんかはロクロの鏡にシリコンシートやEVAスポンジを水気で張り付けてベタ置きするだけでポンポン削りたいので、いちいち粘土で固定するなんてことは基本やらなくていいならしたくありません(もちろんじつは結構するけど)。となるとセンター押しは必須。


 実は今までこんなことをしていました。
 この左下のパーツですが、ヨーヨーのギミックパーツで、トップオントリック用キャップです。これが素材は分かりませんが樹脂製でとにかく滑りが最高なんですよ。ただこのパーツ、薄べったい板を熱間プレスしたのかな?とにかくセンターの指のための窪みが向こう側ではでっぱりになっちゃってます。


参考動画、トップオントリックとキャップの使い方。

 この参考動画は高台のセンターに穴開けてから使ってるので直置きでOK(指が汚れないだけ)ですが
ベタ底の場合は…
こうスポンジで嵩上げして…
こう

 これがいちいちめんどくさい。カッチリ専用品を作りたい。

 秘密工作課「Q」機関(aka灰色の脳細胞)の出番だ!
懐かしい方出しちゃったよ


 回転するワーク(お碗)に対して回転しっこない指を直接押し付けるから擦れるわけで、それを防ぎます。

 要求タームは、
 1・底と一緒に回転し、決して土とは擦れない。
 2・指との摩擦係数は低い方がいい。指の位置を決めるための窪みか何かも必要。
 3・多少しっかり押してもたわまず、土も傷つけない。
 4・ついでに、パーツの直径が高台の直径のガイドになってればなおヨシ。
 ここでスラストベアリングを利用するのを考えちゃいがちですが、どんな安物ベアでもガタやブレの許容範囲がロクロで茶碗作るなんて作業には向きません。きっちり芯出ししないとかえって使えないので却下です(経験ありますよ)



 でこんなのが「Q」の提案。
 厚手の円板のセンターに中指がハマる以上の径の丸穴、もしくは皿穴をあけて土との接触面にはEVAスポンジシートを両面テープで接着したもの。
 板厚8㎜となってますが、穴の深さの余裕を見てまして、これより厚ければ90°角で開けたとしても指穴が貫通孔になっちゃうことはありません。
 材質は素材を材料屋から買える人はPOMが安くていいんじゃないでしょうか?というかそんな人は俺より絶対素材も加工も詳しいよね。金の余ってる人はテフロンでもなんでも摩擦係数の低い高級なエンプラお好きに手に入れてください。

 そうはいかない機械加工とは無縁の方にはお勧めの素材をホムセンで見つけておきました。
 
もう一つ製作済みです。ゴメン


 はい。最近流行のプラッチックのまな板です。
 近所の山新グランステージで買ってきたこれは厚さが13㎜と分厚く、素材がPP(ポリプロピレン)ですので切削性もへったくれもないほど加工しやすいです。手鋸やカッターナイフでシュルシュル削れます。
 しかも値段が280円!
 簡単に手に入る13㎜の樹脂厚板なんて他にないですし、うっかり個人が素材屋で買うといらないほどでかいのをそれなりにいい値段で買う羽目になりますので、自作好きにはお勧め。
 
 綺麗に円板に削り出すには電動ろくろ(そもそも旋盤です)でやる方法を編み出しまして今回ワザワザそのワザで削り出しましたが、ブキなおっちょこちょいに下手に真似されると指が無くなる可能性もありそうだったのでお蔵入りさせます。何しろ非推奨の使い方甚だしいし、先日「塩釉だのソーダ焼成だの聞いて何の対策もない電気炉に塩ぶち込んじゃう人もいるからうっかりしたこと言えねえんだよね~」みたいな話も聞いたので。
 

 ロクロに固定してヤスリで何とかしてもいけそうですし、サイアク円の精度は取れなくてもいいのでコンパスで描いた線に沿ってなるたけ丁寧に削りだせばいいかな?ロクロにペーパーを張り付けてワークの方は手持ち、ってのもよく使う方法です。ロクロの天板は定盤代わりにつかえますので、生や素焼き後の修正や面出し加工にはよく利用します。

 今回の場合は、たとえばエンボス加工がきつくて後でスポンジをうまく貼れない、とか、板がたわんでて平面精度が気に入らない(これはありそう)な場合に使えます。

 中心にはドリルで皿穴開けるわけですが、これも道具(電ドル、ボール盤)のない方でも錐を手持ちでクルクルやるだけでキレイに切れますよ。この辺は木じゃそうはいかねえPPならではの柔っこさです。

 とにかくこれを自分の欲しい分だけ作ります。
 今回は径で10㎜刻みで4枚 
必要な分作ったら…

 

 EVAシートスポンジを張り付けます。
 これはダイソーで100円で売ってます。ココでは1㎜。もっと厚いのもありますよ。他の素材やすべり止めマットの類でも使えるのはたくさんありそうです。

 接着剤ですが、PPに使える奴わざわざ買うのもあれだし、ぼろくなってから剥がすときに難儀するのも業腹なので両面テープをお勧め。強力に張り付かないのもむしろメンテしやすいので好都合ととらえます。

 
ハイ完成



 

 ちょっとした手工具とKUFUするココロさえ持ってれば
 380円で「お好きなサイズに」作れますよ!
 高台の内側を先にザグる人はそのサイズに作っておけばいいし、いろいろな特化した機能のある形状のも作れそうです。

 まあね、今回のこれが即あなたのヤキモノライフにどうこうってことはないかも知れないですが、こういう考え方は特に揃いモノを作る時や作業の効率化にメチャンコ利いてきますので、頭に入れておくと楽しいかもよ~。仕事によっちゃあ治具を思いついた時点で勝ったも同然ってことが結構ありますから。

お前になってからちょっとハッカー感強すぎ