2016年6月29日水曜日

多孔質マグネシアるつぼ 

マグネシアのるつぼが焼き上がりました。
窯から出して積み上げただけのホッカホカ状態。写真見てもさっぱり伝わりませんけどね。




35φ×25φ×高さ50 研究室サイズの定番品です




例によって変質狂的な写真ですな


身の回りのちょっとしたとんでもない造形物

花でも草でも虫でも庭にちょっとある(いる?)ようなものなんですが、
その造形の美しさと言ったらないですね。

製作の目標になるかっつったら自分の場合は特にならないですけど、こんなもん作れるのはやっぱり自然という名の神様しかいないんじゃないかって感じ。




こんなもの自分の手で生み出せたら、モノ作る仕事もうやめてもいいですね。
それだけ残して後全部無しにしちゃえば大名人の出来上がりじゃないかって気がします

JAXAでの展示会の準備 横断幕設置

来週やります!!




アビーロードっぽくてかっこいいか?

2016年6月26日日曜日

ジルコン酸バリウム(BaZrO3) タンマン管

超伝導材料用のタンマン管式ルツボ
ジルコニアとジルコン酸バリウムの二種類です。

白いほうがジルコニア、茶色いほうがジルコン酸バリウムです
タンマン管に限らず、こういう細長いるつぼはなんだかんだ言って石英管の中に入れて使うことが多いですね。





草刈とは業を背負う作業

草刈シーズン真っ盛りですね
子供のころ「こんにちわ、マサカリクサオです」なんてギャグがありました。

膝ついて鎌でこそげ取ろうが、ジェイソンよろしく刈払機を振り回そうが、
どうしてもついて回るのが意に染まぬ殺生・・・

ミミズ切っちゃったり、居場所を失ったさまざまな虫や小動物がワーッと大慌てで走り回ったりね。尻尾切り離したカナヘビがしゅたたーっと逃げるさまを見ると、そんな大事な必殺技をこんなことで使わせてしまって済まぬ!と・・・

今回は鳥の卵、鴨か雉かわかりませんがそんなんじゃないかな?多分雉


びっくりしてそのままにはしてあるんだけど多分もう親戻ってこないかもしれないなあ。本当にゴメン

草ボーボーにしてる俺が悪いとかはとりあえずおいておいてください



アルミナの多孔質耐火物 シャーレと円筒

一番オーソドックスなアルミナの多孔質の耐火物

円筒、平皿(シャーレ)と、これまた定番の形状ですが、使い方はどちらも初めてのちょっとびっくりな内容です。このネタの少ないホームページとしてはぜひ紹介して珍しい読み物、あるいは「ピーンときたで~!!」な他所のお客さんから問い合わせ増加!なんて気持ちもありますが、もちろん内容は内緒です。とほほ

とりあえずシャーレ、常用1500℃以上

外径約100φ、見えずらいですが中心に30φ程度のかすかなくぼみ(深さ0.3㎜ぐらいかな?)があるんです。位置決め用マーカーだそうで、頭いい人いるもんだなあ~と思いました。
小さいころは、「頭っ通のは生きてるうちに使うもんだ」って良く父親に言われたっけなあ。父はまだ生きてます。

つぎは円筒、これは実は耐火物ではありません。


なーンて言いつつ、まだ試作段階なのでルツボの底を生の内にぶち抜いたものだったりして。


ジルコニアの蓋付き容器 

その正体は小型のポットミル。
ポットミルならポットミルでそれなりの仕様があります。

調合を含めた物性的な特徴となる部分、成形の際気をつけなくてはいけない部分、など、るつぼとはまた違うんですよ。その中には単なる作り手の自己満足的な部分もあるんですけどね






2016年6月21日火曜日

マグネシアるつぼと石膏型作成中

実はアルミナよりもオールマイティなんじゃないか?なんて感じで以前も紹介しましたがマグネシアるつぼです



35φぐらいのラボレベルサイズです。

なんていろいろ出荷しつつも石膏型も同時に作ってます(当たり前ですが)
割型なんでまだまだ途中です。



高純度アルミナの角板

高純度のアルミナの角板です

99.8~9%指定なんて場合は流用できる既製品がないのでうちみたいなところで作ることになりますね。
添加物指定でのカスタムメイドです




NIMS(物質・材料研究機構)で展示会やってきました

先週ですけどね

スタッフの皆さんお疲れ様。ご来場いただいた皆様ありがとうございます。
見積もり依頼いただいたお客様、よろしくおねがいしますね!







2016年6月13日月曜日

耐火物らしい耐火物、というかわかりやすい炉材感

があるとおもうんですがどないでしょう?

炉心管、ヒーター、熱電対の支持支柱です



どの穴に何が通るかはご想像にお任せします

2016年6月8日水曜日

アルミナの多孔質るつぼ 定番品とそうでもないもの

ごく当たり前。うちでは一番の定番品



お次はそうでもないもの
どっから見ても底にCとってあるだけにしか見えませんが、見込みの底が丸いんです
外まで丸底で作るんではそのまま床に立たない、外が平のままでは肉厚の差が出て立ち上がり近辺でやたら割れやすいわけです。
これはこれでK.U.F.U.(工夫)ではありますね。そこまでご立派な話でもありませんが。




貫入させる熔化化粧土 悩み中

10年以上なんだかんだで細々作ってるサメ肌に貫入する仕上げの品々ですが
今後どう継続していくか悩み中

少しでもすべすべになるよう焼成後に磨きはするんですが、
滑り止めの効果があって手の不自由な方や子供にもいくらか使いやすいかも?という期待、
手に持って使うものである以上触感に特徴を出したいこと、
見た目もそれなりに特徴的ですし、感じられる温かみというものが非常に薄いのも逆に効果的かなあ、なんてずっと気に入ってます。




が、現在悩み中
 
と、いうのも同じようなコンセプト(と思われる)作りこまれた素晴らしい品を見かけてしまったからなんですよね~
自分の場合は、どうしても理化学陶磁器の合間での製作になるし、品物も「ざっと使える日用品」として以上には考えてないので、まあそういう作り方をしてるんですが、
うっかり見つけて手にとってみたそれはどっから見ても「作品」として手掛けられたものでした。
いい値段ついてたしもちろんそういうものでした。

こういうのを見ちゃうと多少なりともオリジナルっぽいであろうなあ~と思ってた自分のモノが雑な代物にしか見えない!
「雑器」だからって雑なのとはやっぱり違うよね~って感じ。ショックです。
その他の別にオリジナリティなんてものないよ!と自覚してるものに関しては立派な作品見てもこういう気持ちにはならないですけどね。

とりあえず受注品以外は作らないことに決めて、その間もう少し材料や作り方に狭いレンジを設けて「もっとシビアに作ることがある程度ささっとできる」という虫のいい製作法を調合の段階から練り直してみようかなあ~なんて決めてみました。


俺の薬、NISSINの「精魂 別作 陣」十二尺
調子悪いときにはこれに限りますな。
マジで何にも考えてないのにスカッと気が晴れます。
釣りしながら考え事とか絶対無理ですよ(笑