2016年6月8日水曜日

貫入させる熔化化粧土 悩み中

10年以上なんだかんだで細々作ってるサメ肌に貫入する仕上げの品々ですが
今後どう継続していくか悩み中

少しでもすべすべになるよう焼成後に磨きはするんですが、
滑り止めの効果があって手の不自由な方や子供にもいくらか使いやすいかも?という期待、
手に持って使うものである以上触感に特徴を出したいこと、
見た目もそれなりに特徴的ですし、感じられる温かみというものが非常に薄いのも逆に効果的かなあ、なんてずっと気に入ってます。




が、現在悩み中
 
と、いうのも同じようなコンセプト(と思われる)作りこまれた素晴らしい品を見かけてしまったからなんですよね~
自分の場合は、どうしても理化学陶磁器の合間での製作になるし、品物も「ざっと使える日用品」として以上には考えてないので、まあそういう作り方をしてるんですが、
うっかり見つけて手にとってみたそれはどっから見ても「作品」として手掛けられたものでした。
いい値段ついてたしもちろんそういうものでした。

こういうのを見ちゃうと多少なりともオリジナルっぽいであろうなあ~と思ってた自分のモノが雑な代物にしか見えない!
「雑器」だからって雑なのとはやっぱり違うよね~って感じ。ショックです。
その他の別にオリジナリティなんてものないよ!と自覚してるものに関しては立派な作品見てもこういう気持ちにはならないですけどね。

とりあえず受注品以外は作らないことに決めて、その間もう少し材料や作り方に狭いレンジを設けて「もっとシビアに作ることがある程度ささっとできる」という虫のいい製作法を調合の段階から練り直してみようかなあ~なんて決めてみました。


俺の薬、NISSINの「精魂 別作 陣」十二尺
調子悪いときにはこれに限りますな。
マジで何にも考えてないのにスカッと気が晴れます。
釣りしながら考え事とか絶対無理ですよ(笑


0 件のコメント:

コメントを投稿