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2020年4月8日水曜日

正解無きクイズと小ネタが2つ



 今日は、木型原型の石膏型を作りました。
 これが原型。
もう流した後で汚れてますけどね。

 これを割り型にします。
 金属原型でしたらこの形状でも問題なく割らず型にできるんですが、故あって今回は木型。木型のテーパーなしの四角物は型割らないと死ぬほど抜けにくいんですよね。原型が自作なのが問題かどうかはココでは置いておきます(笑

 ここでクイズ!皆さんだったらどう割りますか?
 鋳込み口は、この写真で下(ロクロ天面に接してる面)になってる面ですのでそこは開口させます。
 割る時の絶対ではないですけど、一応のセオリーは以下。
① できる限り割り線は出隅で
② できる限り少ないパーツ数になるように
③ できる限り単純な作業になるように。
④ できる限り鋭角は避ける
 と、言ったところ。
 考えてみてください。絶対の正解は無いですよ。

 答えは最後に回して小ネタを二つ。

 石膏作業と並行して湯呑の底削り作業してたんですが、

 
センター押し治具「底径イッパツ君」

芯を取ったワークの底に載せて芯を取ります

イッパーツ!!

 好きなサイズの円板を作って中芯に指で押さえるための皿穴をあけただけです。どうなってるのか詳しく知りたい方は過去記事を参照してください。
 
 で、次。
 コンビニでもらえるレジ袋を用意。クシャクシャに握って準備
  
削り終わったここに押しつけて磨きます。

目が詰まって光りだします。

ヘラや石、スプーンで磨くのと一緒ですけどね。

 話は進んで高台の内側のザグリが済んだあとも 

つるつる~

 口元だって
つるつる~って(ほどでもないけど)

 硬いもので磨くときと違って、曲面や凹凸のある面等フレキシブルに磨けます。素地を磨く、というのは古の土器から現代のファインまで続く伝統ある手筋だと思います。
 好みのマチエールに是非加えてみてください。

 もちろんその他の仕上げ技術と一緒で、素地粒度の粗さや、乾燥度合によっても当然感じが変わります。相当乾いてから霧吹きで少し湿してから磨きをかけると本当にピカピカになりますよ。石やスプーンで磨いた後さらにレジ袋で磨くのもアリです。
 釉の食いつきやなんかも変わってくるので同じ土同じ釉でも表現のバリエーションが増えると思います(場合によってはだけどね)

 古代ギリシャやローマの赤土の壷(フルチンのヒゲモジャがポージングしてるやつとか)ってなんかピカピカでしょ?あれは磨きかけた後にテラシジレッタしてるのが多いようですよ。そうすると無釉低火度焼成でも水が漏れなくなるという。きっと古代の陶工もコンビニ袋で磨いてたんだと思うな!ちなみにカミサンはストッキングで磨きます。どっちが上かは結論出ませんが、もしあなたがむさくるしいオッサンだったら、生素地磨くためにパンスト買いに行けるかどうかで決めてください。

 まあ、いつも使うわけじゃなくてそうしたいときに使うだけの技ですよ。
 そうしたくてわざわざ出した縮緬ジワ消すことないですからね。




では、クイズの回答(正解例ではない!というかわざとちょっと変にしました)
 



 この割り方、素人さんにはお勧めできねえ!






 






2018年3月10日土曜日

ロクロの回転速度を数値化する(と、いいかもよ) 闇ヤキモノ教習(仮)

 記事にする順番は製造プロセスの工程通りではなくテキトーですよ、ってことでロクロの小ネタ。

 ある程度上手になったら必要ないけど、初めのうちはあると良い「かも?」という自転車の補助輪のような小手先の技を紹介します。

 先生ヅラしてさんざん偉そうなこと言ってきましたが実際のところ一般陶磁器、ことにロクロ成形に関してはほとんど全くの自己流、キクネリからして超下手(空気は抜けてるし捻じれの向きもそろうからまあいいでしょってレベル)
 
 その中で独学でロクロを使って、遅いなりにヘタクソなりに思った形がまあまあ作れるようになるために、試す価値あるよ!と思ってる改造?で、実際俺が人に見てももらわずに感覚を身に着けるのに役に立ったと信じています。

 それは
「ロクロの回転数(速度)を見える化して操る方法」

 思いついても誰もやってないだけって懸念はありますがアイテムはこれだ!
 競技系もしくは理屈っぽい系自転車乗り必須のアイテム
 キャットアイのサイクルコンピューター!!
 最近はホントのマニアはパワーメーターとかガーミン使ってるのかもしれませんが・・・いまはこの手の物なら安いんですかね?興味ないんで知りません。これは今日ボンクラ1号のマシン変更により剥がしたもの。自分が大昔練習(どっちのだ)に使ってたのは有線のケイデンス付きで、ロクロの回転数を直接測ってました。

 じゃあセッティングしましょうか。


マグネットを天板の縁に貼り付けます。これはフライス盤で使ってるネオジム磁石。
今日朝っぱら使ったあとなので泥受けがキッタナイのは気にしないで!

トランスミッターを粘土でちょうどいい位置に固定。
ビニール袋かぶせるのを忘れるなよ!

 数値化できればそれでいいんでわざわざいじらなくてもかまわないんですが、実速度を確認するためにサイコン本体はタイヤ周長を天板周長にセット。天板径は300㎜φなので×3.14して94.2センチメートル。

 では、確認してみましょう。
お前映画好きのフリしてるくせになんだこの映像は!とか言わないでね。


 こんな感じです。

このろくろはシンポのRK-3D、カタログ値で最大回転数が250RPMなんで94.2cm×250rpm×60分で14.13km/h。
サイコンでは14.2㎞/h、テスト時も含めたMAXが14.5㎞/hでした。いろいろ正確ですな。

 作業手順のどの段階か、土の種類や作るものの径なんかに合わせてなんとな~くやってた回転数調整ですが、視覚化に成功しました。目安にするにはこの程度でもたくさんなんじゃないかな。

 どう使うかはあなた次第!

 講師をしておられる皆さんにも,教えるときのネタの一つとして役立つかもよ