2017年12月28日木曜日

イットリアの小さいるつぼ

 お試しサイズ、というか実験前段階(初期段階?)の少量の過熱や分析に使ってるのかな?といったサイズ。ジルコニアでもアルミナでも結構この20φ前後の背の低いるつぼはいろんなところからご注文いただいてます。

 今回はイットリアですが、写真見ても区別はつかないですよね。専門家でも分かんないですよ。どっちがイッでどっちがリアだか。
 うちの母親なんかも俺と弟いまだに名前間違えますしね。




正月写真用にカマゴン(土と火の精霊)写してたらJJエイブラムス風の光が!
さすが精霊!後光さしてる!

うちの窯場がエンタープライズ号の中とは知らなかった


2017年12月27日水曜日

窒化ケイ素の円板 年越し準備終了か?

 もしかするとここで紹介するのは初めてかも?の窒化ケイ素、これは焼成後加工物です。シャープ!
 寸法は例によって誰にでも非常にわかりやすい比較対象を置いておりますが、それぞれ約60、40、20φです





たまには白くないものもいいですね~

 今日で年内の出荷は終了。まあどうせ毎日なんかしらダラダラ物は作ったり焼いたり続けるんですが、スターウォーズも見たし毎年これだけが楽しみっていうあるジャンルの福袋の注文も完了して極個人的にはやることはやったということで今年は終了です。

 後は頼まれてる家や工場の修繕、清掃、片付け、畑の整理などなどていどですかね、って全然終わってねえじゃん!


2017年12月23日土曜日

マグカップ 二つ

 どちらも注文品の残りなんですが、同じに見えてちょっとだけ違うんですよね。
 エマワトソンとエマストーンみたいなもんですかね。入れ替わっても気づきにくいな~みたいな。この二つはそれぞれ別なお客さんで、マークのところこうしてね!みたいな感じでわざと違く作りました。
 とかエラソーなこと言って、そもそも同じ物数作ったところでミニオンズのアイツとアイツとアイツとアイツ(ミュータント・タートルズでも可)ぐらいの違いは余裕で出てくる程度の腕なんですけどね、バナーナ!!



お客様からの在庫確認案件なんで、無駄話はこの辺にして紹介。




口元

裏側

マークの位置



  どちらも飴釉に黄釉をダブり掛けして油滴状の模様を出しています。見込みが柿釉ですと鉄釉三点盛りと勝手に俺が言ってるパターンですねこの辺参照
 胴回り、取っ手の横には一本スジを盛り上げて、装飾としてます。これには4つ役割があって、
 1、釉薬が薄くなって濃淡が出たり色味が変わるといった変化がある(これは飴釉なんで色が薄くなるだけですけど、天目釉だと赤茶色になります)
 2、指で触ったり、舌でペロペロして触覚的に変化がある。せっかく粘土というサーフェスの加工の自由度が高い素材なんで「触覚に訴える」ということはかなり意識してます。シールマークが多くの場合高台の裏側じゃなくて、胴回りの指に触れる邪魔なところにポコッと盛り上げるのもそれが理由です。
 3、純粋にロクロで引いた形そのものの美しさで勝負できるほどじゃないんで、なんとなくいろいろと小細工で目線、視線をごまかす。姑息なようで実際そうなんですが、ちょろいピックオフプレーとはいえマスプロダクトではなかなかできないことをやるってのは少数手作りのバナーナ野郎にとっては実力を補う次善の策としてありかなと。
 4、個人的に製作時に楽しい。半端に詳しいオッサンとかに「これは板を巻いて作ったんでしょ?」なんていわれて「ええそうですよ」とかウソついたり

 具体的に両者のデザイン上の違いを上げると差し色の織部のあるなし、マークシールの大きさと位置です。黄釉の二重掛けのところの融け具合、流れ方、斑紋の大きさはある程度以上には狙えません。



2017年12月19日火曜日

多孔質アルミナのボート

 まだ心の中にわずかに残ってるライトサイドのフォースを振り絞って窯出ししました。

 アルミナ多孔質のボートです。
 横倒し型の炉心管に使用します。ドロボーで引っ掛ける用の耳付けました。
 中に小さいるつぼを並べまくる使い方もナイスらしいですよ。お母さんがお盆にのっけてジュース持ってきたみたいな絵面でしたが・・・



木口側?から見た図。下隅の切欠きは多少大きめのものを筒の中に入れる為の工夫


2017年12月18日月曜日

るつぼと原型 並べてみました

鋳込みでルツボを作るには原型が必要なんですよね。
こんな関係です
ストームトルーパーとキャプテンファズマじゃありませんよ
焼くとこのぐらい縮むわけですね~




 るつぼは焼きっ放し品で後加工は一切してません。

 個人的にはこの土日にかなりのショックを受けたんで、仕事がちょっと手につかないので朝からとりあえずHP更新記事書いてますが、気持ちを落ち着かせるために「グット来た、よかったシーン」だけちょっと箇条書きしてみますね。悪い点も書いてたら年越えそうなので・・・
 全部おれ個人のただの感想ですよ。

 るつぼを調べに来ただけのまだ見てない人がうっかり大変な目に合わないようにネタバレはしないようにしておきます

 1、ルークとR2の語らいのシーン
 2、ルークと3POの無言の肩ポン&ウインクシーン
 3、中盤ターニングポイントのライトセーバーアクション
 4、カイロレン(アダムドライバーともいう)の出ているシーンのほとんど
 5、焼き鳥の質感
 6、BB-8の活躍っぷり
 7、ローラダーンの恐竜(比喩)との決着の付け方
 8、ミレニアムファルコンはやっぱりカッコイイ
 9、バトルシーンの絵面、内容ではなく絵面
 10、メインの役者たちの演技は全般によかった。特に古株
 11、レイちゃん大好き
 12、デイジーリドリー最高

話の内容的にはシリーズとしても一本の映画としてもかなり・・・

 新しい展開にしようとチャレンジしてるんだろうし、それが受け入れられるかどうか、成功するか失敗するかどうかは鑑賞者個人の見解でもあるし、結果はどうでもいいんですよ。だからそういうことに対しては文句ないし、評価もしますよ。
最後まで集中して見れたのでエピソード中では7番目に大好きです。
 でも話の内容が無駄も多くてプロットが気に入らないなあ。
 
最後に一個だけ大きなネタバレしますが、ダークサイドに落ちたのは俺だった
という結論でした。



2017年12月14日木曜日

極秘試験用の試験管試験作

 「〇〇に〇〇をX%添加したもの使ってみたいんですけど製作可能ですかね?」
 のパターンの試作です。

 これ楽しいんですけど実際取り掛かるまでドキドキなんですよね。
 
 機材も添加材も特に癖の強い素材使ってるわけじゃないのにたったの1%添加しただけでスラリー(鋳込み用泥漿)や坏土の状態とか焼いた感じがエラク変わってくる場合があるんですよ。もちろんですけど。
 見た目も使用感も全然変わんない場合もあるんですけどね。もちろんですけど。

 フリスクとかバファリンサイズのちっこいタブレット試料ならなんだかんだ作れちゃったりするんですけど、部品やルツボに焼き上げることができるかっつーと別ですしね。

 結構タフなバトルになるのが1%の時楽勝だったので2%5%なんつって増やしても平気でしょー、なんつって安請け合いしたらメッチャクソ豹変しやがって泣きそうになるパターン。

 細かい内容は伏せますが今回はそうなりそうなパターンだったかも・・・






2017年12月12日火曜日

師ではないがなかなかに早足

 を、強いられる今日この頃ですな。
一年で一番忙しい時期なのは誰も一緒なんでしょうからしょうがないね。
しかも毎年スターウォーズの新作がエピソード何番ースピンオフーエピソード何番ースピンオフみたいになる(らしい)ので、そっちにも気をとられてフォースが揺さぶられがち。
 どうせ銀河に平穏は訪れないんだろうし、「エピソード何番と何番の間」つってナインナンのトランスポータースピンオフとかランドそのあとどうなったスピンオフとか・・・挙句にはスピンオフのスピンオフ(ドニーイェンの過去とか)の可能性すらあってこれ毎年やられちゃったらそりゃもう毎回興奮して死にそうになりますから、いくつになっても死ねませんな。ディズニー恐るべし。まだ幼い頃、メリーポピンズやシンデレラ(マイ・オールタイム・ベスト・ヒロイン)に魅了されてからというもの何十年もカモにされてるうえに、「美女と野獣事件」「ポカホンタス事件」(ともに詳細は秘密)という人生が変わっていたかもしれない二度の個人的ディザスターもありました。
 
なんてしみじみしてる暇はないんですよね~師走だけに

 こんな日々は焼きあがったルツボの見込みのツルツルを見て癒されましょう


2017年12月8日金曜日

農林研究団地展示会

 昨日無事に終了しました。
 晩に忘年会も終わらせて今年のMOT'sはとりあえずこれで終了!

 

一番写真撮っちゃいけない時間帯に一番そう撮っちゃいけない写し方
スカスカ感がすごい!
ホントは結構な数の入場者来られたんですが、写真撮るヒマねーし

今回最大の目玉!
モザイク掛けてみました。


2017年12月2日土曜日

MOT's 国立環境研究所 展示会


 今日はあまりにショックな出来事があって、午後四時頃からの記憶が飛んでいます。
 やっと冷静に現実を受け止められそうな気がしてきました。
 まあ、細かい点を言えば始まってすぐに西が負傷退場したのはデカいとか、植田のゴールが不運な取り消しとか、ピッチ上に残ってた百戦錬磨のベテランが曽ヶ端だけだったとかいろいろありますが、もう言ってもシャアないね。
 小林の怒涛のハットとか中村ケンゴウのビショ泣き姿とか川崎おめでとうって感じです。

 先週の話でなんですが、アップし忘れてた環境研展示会の報告でもしておきます。
 皆様お疲れ様でした。ご来場いただいたみなさんありがとうございました。

クニタチじゃないですよ!
昔仲間内で国立市立国立小学校って何立なんだよってネタがありました。



 

2017年12月1日金曜日

とんがったルツボ

イエーイ、先っちょとんがってるぜ!



まあただの単結晶育成坩堝なんですけどね。

2017年11月26日日曜日

2017年11月20日月曜日

鼓型の湯呑 (鉄釉盛り合わせ)細部接写


 各部分部分のディテールはこんな感じです。伝わるといいけど。



鼓型の湯呑 (鉄釉盛り合わせ)

 ちょこちょこ小細工を変えながら作り続けてる鼓型の湯呑。
 飴釉、柿釉、黄釉と鉄釉の三種盛。差し色に織部のつもりの緑釉を三カ所入れてます。

 鉄釉独特の性質、重ね掛けしてる上に、専用のゲージもジグも作らずに手癖とその場のノリで作ってるので個体差が結構出るんですよね。窯の中のどの場所だったかとかね。

 
 画像は右クリックからの新しいタブで開けばドカンと見れます
 一枚目がシールマーク付いてる側、二枚目は反対側から見たところです。

 まずは①

ま、これは去年のバージョンというかマークシール二つ縦に並べて「しつこい!!」と家内に不評だったもの。以下からは現在バージョンです。

現在バージョンは、クビレがほぼ真ん中に来てもうちっと反ってる。って感じ

 ②チョイ垂れありですね
 

③黄釉の雪崩が真ん中のラインまで下りてきませんでした。





⑤黄釉が厚く掛かっていて乾いた感じになってます。
 クラック状に地の飴釉が出てきててこれは好き。

















⑪ 織部の差し色を柿釉にしてみたもの。