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2024年4月9日火曜日

船出は大しけ、零細ヤキモノ屋に最適と思われるカリ石鹸情報(長めです)

  今日は茨城県の公立校(中学も高校も)の入学式だったんですが、少なくともつくば市に関して言えば「ほぼほぼ台風でした」

  誰だ!日頃行いの悪い奴は!おれか?(行ってません


 新入生皆さんおニューの制服(無駄にクソ高い場合も多い)しょっぱなからびしょ濡れかよ。本人たちは「この辺の高校で一番ダサい」とか言ってましたが、親は結構大変なんだぞ!アイパッドだの電子辞書だの買わされたしな!

 

 さて話は変わりますが(くそダサくてうざいアフィリブログみたい)

 ヤキモノ屋に最適なハンドソープが決定しましたので情報シェアします!

 





 ヤキモノ趣味の皆さんは石鹸にこだわってますか?

 おすすめは、無添加系カリ石鹸アワアワポンプ式ハンドソープです! 


 これで、手も、道具も洗います。俺の場合、顔もメガネも洗います(マジ


 汚れの種類によっては、工場や現場御用達のピンクの粒粒石鹸で手を洗いますし、道具はジョイ、ママレモン系の食器洗剤で洗いますが、そのあともう一遍カリ石鹸で洗います。

 

 カリ石鹸だと何がいいか、実感いくつかありましてこれからそれを紹介するわけですが、健康サプリの宣伝じゃないので先にどでかく記しときます。

 ※けっこう個人の感想です


1:ヒビアカギレしなくなった。

 おじさんこんな顔してわりかしデリケートなんですよ。毎冬毎冬指のあっちこっちがパキパキしちゃって浸みて痛い!ってのが、この石鹸をメインで使うようになってからならなくなりました!(証拠とはいえおっさんのキタナイ手の写真は載せません)

 理由はよくわかりませんが、よくあるお肌に優しいとか美容ッケのあるハンドソープ(ビオレとか)と違って、スベスベせず泡落としたら油っ気が切れるんで仕事終わりに二ベアっぽいのもマメに塗るようになったせいかもしれないっす。

 

 2:ビーカーやカップ、といった原料スラリーの保持容器の寿命が長くなった。

 3:また、スラリーの無駄になる分が少なくなった。

 2と3は関連しています。

 使って洗えばわかるんですが、ジョイやママレモン系の洗剤で洗った場合、ビーカーやバケツは親水性を示しがちになります。カリ石鹸で洗った場合、やけに疎水性を示しがちです。

 特にこういった容器は、金属、ガラス、樹脂のものを利用すると思うのですが、買ってきたばかりの新品の内はやけに撥水しますよね。釉薬や素地のスラリーの切れもいいです。注げばほぼほぼ最後までトゥル~~~ンと注げちゃいます(戻すときなどに実感するよね)


 これは、新品だと表面に傷がないことと、プラスチックなら離型剤のシリコーン系オイルの残留物の影響なんじゃね~かな?と思うんですが、使う洗うを繰り返すと特に底のほうビロンと濡れ広がりちゃいますよね。

 水切れも悪くなって表面に薄い膜を張るように濡れ残っちゃう。(水分が玉に弾けずにびしょっと広がることをここでは濡れる、と表現しています。この場合、濡れる濡れないは「濡れ性」に基づく科学用語です。エロ用語ではありません)

 疎水=濡れにくい、親水=濡れやすい、って感じ。車の窓にガラコ、みたいなイメージでOK。

 

 で、カリ石鹸で洗うことによって、この「濡れなさ=撥水、疎水」が長続きします。明らかに食器洗剤よりも。

 あ、スポンジの背中の硬い方でゴシゴシ洗ったりしたら駄目っすよ。あれはすぐに傷だらけになっちゃうからね。それでもまだ長持ちするけど。

 メチャわかりにくい写真しか取れなかったので、ここで掲載しませんが、そういうこと。

 

 コテやヘラ、など金属や樹脂素材の道具もカリ石鹸で洗うと水切れがよくなって拭き取り~乾燥が楽です(必要な場合もあるよね~)


 3:石膏原型の型取りや割り型の割面に使える!!

 ヤキモノ屋的にはこれ超大事です。

 実は以前もカリ石鹸については数本記事にしてまして、その時もおすすめしてたんですが、例の薬局で買ってくる試薬のカリ石鹸、使いにくいんですよ。

 水に溶かして泡立てて使うわけだけど割合どうすんの?とか(これ実はテキトーで何とかなるんだけど、そもそもどのぐらいなのかもよーわからん)、保存の仕方とかね。俺もよー知らんわ。

 大体あんなデカい試薬の容器で買ってきても、なかなか減らないもんだから、気づけば「茶箪笥の奥のほうから出てきたいろいろ記憶も定かでない謎の手製っぽいハチミツ」みたいになっちゃうんですよね。

 カリ石鹸、甘く見て舐めちゃーいけない。


 そこへ持ってくるとこの「泡泡ポンプ式カリ石鹸ハンドソープ」、素晴らしいことに、頭を押せばいきなり泡が出ます。楽。

 実際の使用法などは過去記事を参照してください。 

 タグは:カリ石鹸問題、石膏でなんかする、などです


 で、今日はポンプもバカになってきたし、新しいのに替えるか、と、すぐ近くのカワチ薬品まで出向いたんですが…、同じのが売ってない、いつもここで買ってんのに!!

 ガラは変わってたんですが、ほぼ同じタイトルでボディソープ、はあったんですよね。でも裏にカリ石鹸とは書いてない(上の写真と違う表記)


 そこで確認のため一回表に出て検索。時代は便利。

 メーカーはミヨシ油脂です。HPへGO.

 

  「カリ石鹸が溶けただけ」なので濃さは違えど同じです。とのこと、‘‘溶けただけ‘‘ってwジワるぜ!!

 「家族の泡ボディソープとの違い」とやらもヒジョーに気になるところですが、ここではいったん無視することにします。多分独り者専用なんでしょうね。


 表記の件も無事解決。中身がさらに細かく記されたということで、「カリ石鹸って結局何?」という結構なそもそも疑問もちょこっとは解決されましたね(正体が脂肪酸だってことから、分子一幕分皮膜を張るのかもしれないし、肌に優し目に感じるってのも何となくボンヤ~~リと理解した気になりました。陰謀論者程度の理解レベルなのでこれ以上何も言いませんが)


  まあ、濃いんだったら薄めりゃよか!と買ってきましたよ!!

 よかった!!フツーに使えます!!超おススメ!!


 で、今工場の流しの洗剤はこんなラインナップ!!

 右二つが定番系台所洗剤、銘柄こだわり無し。正直自宅用の余りをもってきてます。左が今回の主役カリ石鹸!

 洗浄力は、というか、泥や油で結構汚れたら右二つで綺麗にして、仕上げにカリ石鹸。

 そうでもなければいきなりカリ石鹸。手も同じです(つまり、ママレモンでも手を洗う!)


 成分表記は以下です。ほら!カリ石鹸って書いてあるでしょって…

!!!!


 同じなんだけど違うの買ってきちゃった!!

 いろいろ教えてくれたミヨシ油脂、すまん!!!

 いや、パッケージもマジ超似てるんだって!!






2021年10月15日金曜日

撮った写真を間違って消してしまったので

  今日はこれだけ


 大きめで多少複雑な石膏型とるときの解説しようかと思ったのに・・・

 10枚ぐらい撮ったんだけど、結構ショック・・・



2020年4月8日水曜日

正解無きクイズと小ネタが2つ



 今日は、木型原型の石膏型を作りました。
 これが原型。
もう流した後で汚れてますけどね。

 これを割り型にします。
 金属原型でしたらこの形状でも問題なく割らず型にできるんですが、故あって今回は木型。木型のテーパーなしの四角物は型割らないと死ぬほど抜けにくいんですよね。原型が自作なのが問題かどうかはココでは置いておきます(笑

 ここでクイズ!皆さんだったらどう割りますか?
 鋳込み口は、この写真で下(ロクロ天面に接してる面)になってる面ですのでそこは開口させます。
 割る時の絶対ではないですけど、一応のセオリーは以下。
① できる限り割り線は出隅で
② できる限り少ないパーツ数になるように
③ できる限り単純な作業になるように。
④ できる限り鋭角は避ける
 と、言ったところ。
 考えてみてください。絶対の正解は無いですよ。

 答えは最後に回して小ネタを二つ。

 石膏作業と並行して湯呑の底削り作業してたんですが、

 
センター押し治具「底径イッパツ君」

芯を取ったワークの底に載せて芯を取ります

イッパーツ!!

 好きなサイズの円板を作って中芯に指で押さえるための皿穴をあけただけです。どうなってるのか詳しく知りたい方は過去記事を参照してください。
 
 で、次。
 コンビニでもらえるレジ袋を用意。クシャクシャに握って準備
  
削り終わったここに押しつけて磨きます。

目が詰まって光りだします。

ヘラや石、スプーンで磨くのと一緒ですけどね。

 話は進んで高台の内側のザグリが済んだあとも 

つるつる~

 口元だって
つるつる~って(ほどでもないけど)

 硬いもので磨くときと違って、曲面や凹凸のある面等フレキシブルに磨けます。素地を磨く、というのは古の土器から現代のファインまで続く伝統ある手筋だと思います。
 好みのマチエールに是非加えてみてください。

 もちろんその他の仕上げ技術と一緒で、素地粒度の粗さや、乾燥度合によっても当然感じが変わります。相当乾いてから霧吹きで少し湿してから磨きをかけると本当にピカピカになりますよ。石やスプーンで磨いた後さらにレジ袋で磨くのもアリです。
 釉の食いつきやなんかも変わってくるので同じ土同じ釉でも表現のバリエーションが増えると思います(場合によってはだけどね)

 古代ギリシャやローマの赤土の壷(フルチンのヒゲモジャがポージングしてるやつとか)ってなんかピカピカでしょ?あれは磨きかけた後にテラシジレッタしてるのが多いようですよ。そうすると無釉低火度焼成でも水が漏れなくなるという。きっと古代の陶工もコンビニ袋で磨いてたんだと思うな!ちなみにカミサンはストッキングで磨きます。どっちが上かは結論出ませんが、もしあなたがむさくるしいオッサンだったら、生素地磨くためにパンスト買いに行けるかどうかで決めてください。

 まあ、いつも使うわけじゃなくてそうしたいときに使うだけの技ですよ。
 そうしたくてわざわざ出した縮緬ジワ消すことないですからね。




では、クイズの回答(正解例ではない!というかわざとちょっと変にしました)
 



 この割り方、素人さんにはお勧めできねえ!






 






2020年3月10日火曜日

石膏型作り 連続写真? 石膏シリーズ

 先週石膏型を作ったので(毎週作ってますけど)、たまには思い出したようにその写真など紹介します。まあいろいろ部分部分の写真は足りませんけど、こういう時間に追われる作業中にキッタナイ手で写真を撮ろうとすると、お気に入りのスパイダーマン柄のスマホカバーが汚れちゃうじゃん。

 今回は四角く枠で止めるパターン。メンドクセーよね~。
 

 まあこんな感じ。

 とりあえず流れを追っていきまーす。
 枠と原型を用意。

 板枠の石膏接触面はガムテープ等で覆っておくと後で汚れを落としやすいですよ。
 パネコート(黄色いコーティングのコンパネ)ならいらないでしょう。また、グリスやシリコンスプレー等を離型剤として塗ります。最近はこのワックススプレーがお気に入り。作業が早くて効果も十分、便利!

 原型と枠板をセットします。  



 原型もお好きな離型剤を塗布します。私はやっぱりグリス派。薄く薄ーく塗ります。ちょっと指のあとついちゃってますね。
 きっちりCクランプで止めます。

 石膏を溶いて流し込みます。
 石膏の流し込みや枠そのものについては過去の「石膏でなんかするシリーズ」でもコマゴマとか言えますので是非参考にしてください。
  

 枠を立て掛けあって粘土で止めりゃあそりゃとりあえずできんのかもしんないですけど、数たくさん作るつもりでそんなんじゃあ何個も何個もやってられねえ~という方は参考にしてみてください。結果早くつくと思います。

とりあえず流しました。

 ここの段階でとりあえず、容器や攪拌棒をささっと洗っちゃいましょう!
 洗い終わって確認すると、枠の隙間から少し漏れ出てたりすることもあると思います。
 チョイ漏れ以上の失禁状態!と思ったら、漏洩個所を石膏の粉末(ほんの少量の場合)かトイレットペーパー、ウエスなどで塞ぎます。ドクドクが止まればOK!止まらなければ止まるまで!おすすめはトイレットペーパーかな。
 残念ダダ漏れだったりした場合は今この瞬間出来ることは少ないので流れるに任せて大分固まるまで待ちましょう。そっちのが後始末が楽です。
 もう超腹立っちゃってると思いますから、シドニー・ルメット監督の『ネットワーク』(フェイ・ダナウェイ主演の超傑作)の視聴者の皆さんのように窓を開けて空に向かって腹の底から「もうたくさんだ!こんな世の中やってられねえ!」と叫んでもOKです。
 
 
そうこうしてるうちに4~5分立つと、表面にうっすら水が浮いてきます。
俺の場合、この上澄みをティッシュで吸い取ります。こんな感じ。

これをやるとやらないとで石膏型の強度が全然違ってくるという著しい実感があるのですが、 文献的にもネット上でもそんな記述は見たことがないです。教えてくれた先輩の富さんと俺、二人だけの集団ヒステリー超常現象の可能性もあるので話半分で。

25分~30分にタイマーをセットしてほっときます。

キチンと硬化してるのを確認したら(表をひっかいて確認する)枠を外します


どうしてもあっちこっち汚れますので一つづつ拭きながら慌てずに、が個人的にはコツかな。


 言い忘れてましたけど、欲しい大きさの台板(底板というか)を用意して枠で挟み付けるのが決壊事故防止に役立ちます。

ワックス塗りわすれるとこうなります。というか、このガムテが向いてなかったっポイ。

まあとにかく一枚一枚きれいにしながら外していきます。

出隅の面取りですが、今のうちならウェスでゴシゴシこすれば丸まっちゃいますよ。


鋳込みの際に底付になる部分はいらないペーパーで磨ってもいいっすね。これはメッシュシートです。

じつは、鋳込み面以外はどうでもいいってのが私流です。よく外側もスゲエ綺麗に整形してる方見かけますがエライよねえ。どうせ数か月でポイだし。平らに置ければ無問題なはず。
 あとは原型を離型させれば終了です。
 
 その後、1~2時間ほっぽっといたあと乾燥炉ってのが本当は理想なんですが、放置で結構です。

 ここまで枠作るか?みたいなのは、ご自分で必要に応じてやってみてください。もしかすると俺が手堅すぎるだけの可能性もあるので。



2019年1月16日水曜日

石膏名人のオバサマを発見! 必見です。

 去年アップした石膏流しの記事は、妙に人気があり(好まれてるかは知らんけど)閲覧数が多いんですよね。石膏作業の実際、というものはやはりやってみたいと思っている人の数に対して情報が少ないのかな?
 バカ文章ですが、少しでも参考になって皆さんの作業に落とし込んでいただけるならば幸いです。
 
 たまたま見つけた海外の作家のドキュメント動画(とは言わないか、こういうのなんて言うんだろ?)に、素晴らしい石膏作業の見られるのがありましたので紹介します。
 

 Sasha Wardellさん。(とそのHP勝手リンク)
 作品も鋳込み好きなら一度はやったことがあると思うストレートな積層鋳込みからの削りだし製法ですが、きれいで素敵です。まだ修行中の頃に良くコソクリ仕事で隠れて作ったわ、このスタイル。

 正直動画(英語なのは関係ない)は別に石膏チュートリアルじゃあないので、一回も石膏やったことがない人にはなんもないかも知れませんが、やったことある方ならこれは合理的だ!と思っていただけるんじゃないでしょうか。まあ流儀が俺のと一緒なので「俺が正しい」って言いたくて上げたわけじゃあ、いや、ちょっとはありますが。

 石膏溶いたり流したり、型の設計がどうなってるのかも経験者が見ればわかる感じでこりゃいいね!原型は木工旋盤で作ってるようですね。
 6:35秒ごろからの、位置決めのコマの削り方は俺もこの手があったかって思いました。轆轤は使いようまだまだありそうですなあ。

 後半口元から上に継ぎ足してるリング部は、押し湯口ですね。

 英語がわかればもっと楽しめそうだなあ。もう繰り返し見ちゃいました。




 
作品は、呈色材の入った泥漿を流し、ある程度で排泥して別の色用のスラリーでまた鋳込む。で希望肉厚にすればよいです。乾燥後切れる刃物で下地の色が出るまで削ぐなり磨きだすなりすればこの手に装飾になります。練り込みとか漆の堆朱と似たような手法。削りだしをしなければ内外で色違いの器になりますね。
 素焼き後に、あるは本焼き後にダイヤモンド砥石で切るのもお勧めです。
 自分が感じたコツは、色替えの時の排泥から再流し込みのタイミングですかね。滲んじゃうのはよくない。
 
 鋳込みの実際動画でこの技法でやってみるかな。面白そう~。あとは時間が…



 
 


2018年6月20日水曜日

シリーズ石膏でなんかする 石膏置換 離型剤試してみる 闇ヤキモノ教習(仮

 セネガルまで勝っちゃって大混乱に陥ってますな。2点とも幸運に恵まれたとはいえ、守備の規律と攻撃の創造性が整った美しいチームだったなあ。しかもマネがマネらしいところロクスッポなかったのに。アフリカの強豪名物のピッチ外の問題で勝手に壊滅してるなんて話もなさそうだし。
 
 それはさておき石膏ウィークということでちょっとした小ネタを
 
 石膏の中に石膏を流すシチュエーションがあったので軽く紹介します

このアルミの原型を石膏に置き換えます
タダの丸棒じゃなくて複合テーパーになってます

 通常、唐竹割り真っ二つの割り型を取ればいいんですけど、今回は薄く型取りしてその中に石膏を流し込み枠にした方は割り捨てる作戦です。理由はいろいろあるけど仕事の都合です(笑

どうせ壊して捨てるものなのでできる限り薄く
石膏もったいないですからね。

 で、離型剤を縫って溶いた石膏を流し込めばいいわけですが・・・
こういう奥行きのある中に離型剤を上手に塗るのは難しいんですよ。

で、一昨日物置から出てきたクソ小汚い液状カーワックス。確実に10年は立ってるな。
中身がまだあったのでこのワックスを流し込んで排泥!
その後何やらわからない白い粉をスポンジなどで拭きとりました。

水かけてみたらよくはじいてるようなので一本試してみました。(結果、特におすすめはしない。グリスのが全然いい。でも古いせいかも?)

自分はこんなんで内側にグリスなど塗ります
また汚らしい写真ですみませんね

 石膏は硬化時に膨張するのでそれを利用するんですが…
こうやって買って損したのこぎりなどで切り込みを入れておきます。
どこまで切るかですけど肉厚の半分超えてればいいんじゃないでしょうか?
できれば3mm以下ぐらいかなあ?でも突っ切らないように注意

下ごしらえを終えたら石膏を流し込みます。この辺写真無いですけど硬いこと言うなよ~
でホカホカするまで待つと・・・
見えますかね?切込みに沿ってひびが入ってます。
これで捨て型を壊しやすくするんですよ

ヒビに硬い薄板(金尺など)を差し込んでこじると離型します
これは失敗(笑。でも指でポロポロ取れます(グリス、カリ石鹸なら)
ワックスはちょっとはがれにくかったかな?でも使えますよ。

と、言うわけで完成

 いつもと違ってグダグダ書きませんでしたが伝わりますかね?

胆は見込に離型剤を丁寧に、隙なく塗ることです。塗り残しがあるとそこから水気抜かれてへぼ石膏になっちゃいますから。用途によってはグリスぬらぬらでもいいかもです。

2018年3月27日火曜日

シリーズ「石膏でなんかする」 四角く流すぜ板枠編

 コップ状の円筒形、あるいは小さいものなら抜きテーパーさえ一方通行なら以前紹介したやり方で問題ありません。
 しかし世の中には四角いもの、長方形の平べったいものもあるんですよね。円板の上で作るんでは石膏の無駄が多すぎますよね。
 仕方ねえ、四角く作るか…なんてことになるはずです。

「決壊事故」つまり枠の隙間からだだ漏れしたり、最悪枠がパカンと外れて石膏大洪水!というのは、ほとんどの場合板枠を組んで流したときにおこります。

 私が修行してたところでは決壊事故を起こすとヒトデナシ扱いで例えグループのリーダー的な格の人でもお掃除当番させられた上に番付が幕下付け足しに下げられます(ウソです、実際は茶々、罵声にさらされた上にしばらくネタにされます)まあ、そのぐらいダサいこととされています。親方は「こぼした分だってタダじゃねえんだぞ!」なんつってメチャ怒ってましたが、本人はその昔馬鹿でかい複雑なの流し中にクランプすっ飛ばして大洪水起こした事故の犯人だそうですよ。

 ちなみに私の実家は公共インフラメインの型枠大工なんですが(道路高架とか橋とか地下共同溝とか)、この場合は事故死、もしくは切腹ですね(だからウソですよ。結果的に改易ぐらいです)

 とにかく、気を入れてやれよってことです。この石膏シリーズをやる気になったのはネット上でシミジミした情報ないなあ~ってことが理由ではあるんですが(俺だってもっといろいろ知りたいからね)、結構上手そうな人や中には本職のヤキモノ作家さんでも「マジか、そんな枠の留め方で?」って方もチラホラ見えるんですよね。まあできてりゃいいんだけどさ~、結構怖いよね~。

 とりあえず割型の切り方やコツなんかは次回以降に回して、とにかくまずは枠ですね。
 
 最大にして唯一のコツは実は一つです。

 枠は、きちんと作ってしっかりとめること。

 これだけです。

 テキトーな板を立てかけあって紐で結わえて周りに重いものでつっかえ棒のつもり、なんてことはしない方がいいですよ。現場でこんなことしてたら100%先輩の投げた煉瓦の半ペラが飛んできます。

 まず枠板ですが、板のつきあわせの矩が出ていないと必ず隙間が空きますし、ガッチリ止りません。可能な限り上手に切ってください。ある程度厚みがあったほうが何かといいです。(ベニヤ板なら9~12、パネコート推奨です。そもそも型枠用だから)
 







 技も道具もない人は、ホームセンターのカットを利用すればパネルソーで切ってくれるので建具屋グレードの精度が出るはず。カット代も高くないよ。

 えー、今すぐ必要なのに切り口グジャっちゃったの~、のび太君はしょうがないなあ~
 そんなときは適する厚みのEVAスポンジシートを木口に合わせて挟み込めばあらかた大丈夫ですよ!鋸目のガタガタ位殺してくれます。
 
この技は、石膏の膨張に悩まされる割型編でも役に立つぞ!

  EVAスポンジシートはダイソーで売ってました。1㎜、3㎜、5㎜だったかな?使い捨てだし安物でいいよね?名前知らない方でも物を見ればわかりますよ。


 枠の組み方は通常二種類です。
この二通りです。
 左側が基本。この場合正方形ですので、突合せの勝ち負けはどっちでもいいんですが、長短の差がある場合は、できるだけ長いほうが勝つように組みます。
 右側ならフレキシブルに底面の大きさを変えられます。これを長さ、巾(高さになる)サイズ別に数セット用意しとくと非常に便利です。(とかいって半端で使いづらい場合も多いんだけど・・・)

 また

 左は、同じものを何個も何個も作るときには考えてみてください。
 右は、平板状のを縦に流し込むパターンですね。

 どの場合も、底面用の板もあったほうが、枠板の浮き上がりを防げて、枠自体もしっかり止るので一石二鳥。板つくらなきゃ無い場合もったいないのでマイナス一鳥だけど。
 
枠は底板を挟むようにすること。

 

 固定はしっかりとめないと意味ないです。つまり、ハタガネなりクランプを必要十分に使う、大物の一回こっきりならネジ、釘でとめちゃう。とか。固定に関してはやりすぎかもぐらいでもいいんじゃないかと思います。


よく写ってないけど左のはニギニギするだけの楽々クランプおすすめ。
見えずらいけどハタガネも


Fクランプ


Cクランプ、安いけど懐が狭い


 道具が足りないとかで、どうしてもヒモで縛る必要のある時もあるかもしれませんが、その時はよく考えて。イヤミな言い方になっちゃいますけど、ギューッと絞って固結び、しかできない人はやめたほうがいいです。
 そういう場合は、ラチェットの荷締め帯か、強いゴムを使いましょう。自転車のブチルチューブとかトラックのシートを止めるゴムとかがいいですよ。縛り系固定の時は位置決めの桟木があったほうがいいです。
 長いクランプ高いもんね~。

 底枠を作らずに平面にベタ置きする場合は、重しが必要ですが、大きいと、特に高さがある場合はなかなか難しいんですよね。自分は、そういう場合は思い切って釘でぶっつけちゃってます。
 
 というわけで、土練り用の石膏板を作りました。
ちょうどだいたい400㎜角の古いコンパネが転がってたので(仕事板です)
ちょうど合うサイズに枠を切り出し。

釘で固定、離型剤は物置でこないだ見つけたカーワックス
ワックス良いよワックス!

 時間に追われるので撹拌~流し込み中の写真はありませんが・・・ 
 ちょっと盛り上がり気味ぐらいで流し込んだら4~5分後に一回目の面出し(スターマン歌いながら粘性が出るまで十分撹拌した方はそこまでじゃないと思いますが、もし気泡がシャバシャバたくさん出るようならプラハンマーで型枠の周りをとんとんとんとん叩いて気泡を浮かせます。型を直接ではなくて台板をたたくんですよ
 「長い直線を持つ硬い何か」で摺り切りにします。ヨーグルト状のダバダバがデローンっとこぼれるのでその対策もしておきましょう。新聞紙敷いとくとか。こうやって直にウッドデッキでやるとむちゃくちゃ怒られます。一応、直じゃないんだけどな~どうせウッドデッキだって誰もいないときに泣きながら俺が作るんでしょ。
 ここである程度やっておくのが大物の時のコツで、離型してからやろうと思うと案外大変で泣きを見ます。時間もったいない。


固まった~
右の600の鋼尺で面だし、枠を外して

 固まってからやるのは面をきれいに整えることと、バリ取り、出隅の面取り(台鉋でもペーパーでも)だけにしといたほうが楽ですよ。


面取りして完成
全部中古の板だったんで汚れてるけど土練り台だしまあいいや。



大体、40㎝×40㎝×5㎝で容積8000㏄=石膏8キロでした。

このぐらいになるとただ棒でかき混ぜてもダマ無くならないんですよね。

と、いうわけで、男の撹拌は手だから!





奥に攪拌機見えてるじゃねーか