試作品つっても注文仕事はもう終えましたけどね。
夏の蕎麦猪口祭りに向けてここから検討!
やっぱノーマルがいいやね
2018年6月15日金曜日
2018年6月5日火曜日
蕎麦猪口Vol.5 とりあえず引いてみた 闇ヤキモノ教習(仮
前回までにざっと流れを決めたとおりに土曜日に試し打ちしてみました。
センスのある方や腕前を積み上げてきた方は頭の中で見えてる最終形態とそこに至る筋道工程の見え方のクリア度が高いんでしょうけど、俺なんかはある程度理屈をつけたら勝手読みの決め打ちでもいいやっつって、とにかく手を付けないことにはぼんやりしちゃってダメですね。
まあ何も決めずにぼんやり始めることは時間の無駄になりがちなのでやらないですけど、空き時間にぼんやりとガルガドットさんのインスタグラムに「イイね!」してるよりは時間の無駄じゃねえんじゃねえの?ってのはほっといてください。
前回までに見たようにサイズも角度も作りも何となくバリエーション出して、大したことないとはいえ多少の理論武装で理屈を飲み込んだつもりになりつつ試作開始。
とはいえ、順列組合せ全部やるのもかったるい・・・と、言うのも注文は夫婦分2つ。話が広がっちまったのはこのHPのこの駄文のため。順番に候補を絞るノックアウト方式でやってみるかと。
まず骨格シェイプ。径は生80~85φ程度で作るとして芯芯角度(造語です)
いらない板っパチで三種類、85°、80°、75°でカットした横着コテを作りまして・・・
いじくりだす前に写真撮るの忘れちゃったんですが…
センスのある方や腕前を積み上げてきた方は頭の中で見えてる最終形態とそこに至る筋道工程の見え方のクリア度が高いんでしょうけど、俺なんかはある程度理屈をつけたら勝手読みの決め打ちでもいいやっつって、とにかく手を付けないことにはぼんやりしちゃってダメですね。
まあ何も決めずにぼんやり始めることは時間の無駄になりがちなのでやらないですけど、空き時間にぼんやりとガルガドットさんのインスタグラムに「イイね!」してるよりは時間の無駄じゃねえんじゃねえの?ってのはほっといてください。
前回までに見たようにサイズも角度も作りも何となくバリエーション出して、大したことないとはいえ多少の理論武装で理屈を飲み込んだつもりになりつつ試作開始。
とはいえ、順列組合せ全部やるのもかったるい・・・と、言うのも注文は夫婦分2つ。話が広がっちまったのはこのHPのこの駄文のため。順番に候補を絞るノックアウト方式でやってみるかと。
まず骨格シェイプ。径は生80~85φ程度で作るとして芯芯角度(造語です)
いらない板っパチで三種類、85°、80°、75°でカットした横着コテを作りまして・・・
220gの球でざっと一個づつ引いてみました。
右から85°、75°、80°
高さに関しては図面を参考に高目から切り飛ばしつつ調子を見ながら。
右から85°、80°、75°
うっかり裾にイボイボつけたりしちゃいましたけど削るとこんな感じ
どれでもいい気がしてきて間取って80°をチョイス。
ずばばっと、数撃ってみつつ…
まあごちゃごちゃと試してみると・・・
うちの湯飲みのシェイプ、四つ割りの花形、三つ割りの花形、四角くつぶす、三角につぶす
といくつか試してみましたが…
タダの丸いのでいいんじゃね?
なんといってもセンスと技術の引出の無さがダサい原因ではあるんですが、やっぱり「蕎麦猪口である」というのを第一義に今回に関してはそれが結論かな?
まあ俺に素晴らしいセンスと技術があったとしてもうねうねいじくった変形のモノを蕎麦猪口と言い張るのは頭の悪い保守オジサンには無理ですな。抹茶碗のざっくざく削り出したようなようなのなら行けそうですけど俺には無理無理。
大口叩きつつもBUNAN(無難)に逃げ込む、というかっちょ悪い結果です。
世界のナイキの技術力をもってしても、いまだにナダルのケツに食い込まないパンツは作れてないみたいなので恥ずかしがることはないか。という心底くだらない弁解をしておきます。もしかしたらナイキの技術でわざわざ一球一球、ナダルの注文通りに食い込んでんのかもしれないですけど
皆さんはぜひカッコいい蕎麦猪口で夏・オレ・スプラッシュ!してみてください。
2018年5月30日水曜日
蕎麦猪口Vol4 ちょっとひねってみる 闇ヤキモノ教習(仮
前回まで、とりあえず自分的にはこんな感じで形を決めていきますってのをやりました。対蕎麦猪口用ってわけですが、それ以外、自分が何か作るときにほぼほぼ前提条件にしていることがありますのでそれも付け加えておきます。番号に意味や軽重はありません。
1、軽さ、表現的繊細さよりも丈夫さと機能性こそを重視。
2、実際丈夫かどうかだけでなく丈夫そうに見えることも必要。
3、なるたけ少ない手数、手順で完成する
4、安定性があって、ちゃんと安定感があるように見える(無いようには見えない)
5、滑りにくい等のハンドリングしやすさ。径や反りの向きなども考慮する
6、小さい子供やお年寄りにも使いやすく、ちょっとぐらい手先の不自由な方にも決定的に使いにくくないように。
7、だからと言って絶対じゃないし、当然ですがオーダーに関してはオーダー重視です。
といったあたりです。オリジナリティや個性といったものはとりあえず考えません。まあせっかくならとは思いますけどね。
ここまでこのHPやこのシリーズで述べてきた肉厚や重量に対する考え方もこのあたりから来ています。年取ったりお子ちゃまは軽い食器だとひっくりかえしちゃうんですよね。死んだばーちゃんが脳溢血でひっくり返ってからは体の右側利かなくなっちゃったんで難儀してました。今でいうユニバーサルデザインのようなカップも使ってましたが、やっぱりいかにもなちょっと特殊な形でして、しかもプラだったんですよね。軽くて握れても操作しにくい。「これじゃ丸出しなんだよねえ」とまあ今思えば悪いわけでも恥ずかしいことでもないんですが本人コンプレックスありました。で、ばーちゃんの旦那、俺がこんな性格になった遺伝子の元の一人と噂される(それは事実だろ)洋画大好きなジーちゃんは要約すると「もっと普通の無いのかよ」という意味の、こんな気軽な記事では書けないような言葉でデザインを罵ってました。しかもフレンチノワール風味に(ここはうそです)
今回は普通の蕎麦猪口、というわけであまりいじくりようないんですが、基本的に自分が作るもの考えるときに気にしているのは、どうせ出したところでろくでもない俺のデザインセンスを押し出すよりも、何の変哲もなくとも触れやすい扱いやすい丈夫でどっしりしたモノをというのが本線です。
でも、ちょっとシンプルな円錐台形じゃないものも、この際一気に考えてみましょう。たとえば、よく作ってる変形のカップやお椀があったとして、そのデザインを流用したり、調和を取って同一シリーズ風にしてみたりできるかも。
センスとチョイスの良い方でしたら、薬味入れやめんつゆ入れ(あれも徳利っていうんですかね??)もセットにできるかも。
まあ日本のごく普通のご家庭で洋食器ディナーセットみたいにシリーズで一式揃えちゃう方ってどのぐらいいるんでしょうか?デビ夫人とか叶姉妹ぐらいじゃないかな?あ、普通じゃねえか、しかもどっちかっていうと日本人より孔雀に近いですね。
何言ってるかわからなくなっちゃってますが、要はちょっとひねって凝った形にしてみよう。失敗上等。失敗したら小鉢と言い張る、というオプションを用意してアタックだ。
私の場合はとりあえず作り出すなんてことはしたことなくて、いつも頭専攻ということで例によって理屈っぽくて身のない仮定と想像をモース警部みたいに繰り返します。
ひねってみる。小鉢。ということでコールマン、伸身だったらカッシーナなどというネタも他人に通じたことがないので封印しますが、ロクロ引いた後にグネリと変形させるのは好きな手筋。へんてこ感、あんまし観たことない感を増すために三角、四角が候補。六角以上はよくありそうだし。やわらかめに変形させて高台畳付までその形状を保つシルエットで。三角錐台、四角錐台って感じ。角は丸っこくてもいいし、ちょっと削いで稜線を出してもいいかも?
花形にゆがめる手法。湯呑でちょくちょく使うのでこれもやってみることにしよう。
丸みの大きい碗形だとどこら辺からどこら辺までが蕎麦猪口に見える限界なのかも確かめてみたいですね。
思い切って取っ手をつけてみるってのはどうでしょう?マグカップでラーメン食ってるみたい。ノアール系香港映画に出てくる奥さんに逃げられた捜査一課のデカの一人さみしい食事シーンみたいですね(もちろん洗濯物部屋干ししっぱなしのおんぼろアパート)。やっぱり却下かもなあ。
たまに蕎麦屋で出くわす。蕎麦猪口と薬味入れとめんつゆ入れがぴったり重なるお重スタイルのやつ。考えるのは楽しそうだけどそんなの注文されてません。それと用途が蕎麦一直線になりすぎかも。とりあえず今回は保留。
何か貼り付けもので加飾するのはスタッキング対応性を著しく落としそう。
鎬、掘り込み系の装飾は視覚だけでなく、触覚に訴える部分が多く、ハンドリングの安定性を増すので好きですし釉薬もセクシー対応可のつもり。重量配分に問題があった時のセーフティバルブオプションとしてもつかえるか。バリエーションNo1かも。
とまあこんな感じで明日も仕事しながら考えてみて土日に作る予定です。
1、軽さ、表現的繊細さよりも丈夫さと機能性こそを重視。
2、実際丈夫かどうかだけでなく丈夫そうに見えることも必要。
3、なるたけ少ない手数、手順で完成する
4、安定性があって、ちゃんと安定感があるように見える(無いようには見えない)
5、滑りにくい等のハンドリングしやすさ。径や反りの向きなども考慮する
6、小さい子供やお年寄りにも使いやすく、ちょっとぐらい手先の不自由な方にも決定的に使いにくくないように。
7、だからと言って絶対じゃないし、当然ですがオーダーに関してはオーダー重視です。
といったあたりです。オリジナリティや個性といったものはとりあえず考えません。まあせっかくならとは思いますけどね。
ここまでこのHPやこのシリーズで述べてきた肉厚や重量に対する考え方もこのあたりから来ています。年取ったりお子ちゃまは軽い食器だとひっくりかえしちゃうんですよね。死んだばーちゃんが脳溢血でひっくり返ってからは体の右側利かなくなっちゃったんで難儀してました。今でいうユニバーサルデザインのようなカップも使ってましたが、やっぱりいかにもなちょっと特殊な形でして、しかもプラだったんですよね。軽くて握れても操作しにくい。「これじゃ丸出しなんだよねえ」とまあ今思えば悪いわけでも恥ずかしいことでもないんですが本人コンプレックスありました。で、ばーちゃんの旦那、俺がこんな性格になった遺伝子の元の一人と噂される(それは事実だろ)洋画大好きなジーちゃんは要約すると「もっと普通の無いのかよ」という意味の、こんな気軽な記事では書けないような言葉でデザインを罵ってました。しかもフレンチノワール風味に(ここはうそです)
今回は普通の蕎麦猪口、というわけであまりいじくりようないんですが、基本的に自分が作るもの考えるときに気にしているのは、どうせ出したところでろくでもない俺のデザインセンスを押し出すよりも、何の変哲もなくとも触れやすい扱いやすい丈夫でどっしりしたモノをというのが本線です。
でも、ちょっとシンプルな円錐台形じゃないものも、この際一気に考えてみましょう。たとえば、よく作ってる変形のカップやお椀があったとして、そのデザインを流用したり、調和を取って同一シリーズ風にしてみたりできるかも。
センスとチョイスの良い方でしたら、薬味入れやめんつゆ入れ(あれも徳利っていうんですかね??)もセットにできるかも。
まあ日本のごく普通のご家庭で洋食器ディナーセットみたいにシリーズで一式揃えちゃう方ってどのぐらいいるんでしょうか?デビ夫人とか叶姉妹ぐらいじゃないかな?あ、普通じゃねえか、しかもどっちかっていうと日本人より孔雀に近いですね。
何言ってるかわからなくなっちゃってますが、要はちょっとひねって凝った形にしてみよう。失敗上等。失敗したら小鉢と言い張る、というオプションを用意してアタックだ。
私の場合はとりあえず作り出すなんてことはしたことなくて、いつも頭専攻ということで例によって理屈っぽくて身のない仮定と想像をモース警部みたいに繰り返します。
ひねってみる。小鉢。ということでコールマン、伸身だったらカッシーナなどというネタも他人に通じたことがないので封印しますが、ロクロ引いた後にグネリと変形させるのは好きな手筋。へんてこ感、あんまし観たことない感を増すために三角、四角が候補。六角以上はよくありそうだし。やわらかめに変形させて高台畳付までその形状を保つシルエットで。三角錐台、四角錐台って感じ。角は丸っこくてもいいし、ちょっと削いで稜線を出してもいいかも?
花形にゆがめる手法。湯呑でちょくちょく使うのでこれもやってみることにしよう。
丸みの大きい碗形だとどこら辺からどこら辺までが蕎麦猪口に見える限界なのかも確かめてみたいですね。
思い切って取っ手をつけてみるってのはどうでしょう?マグカップでラーメン食ってるみたい。ノアール系香港映画に出てくる奥さんに逃げられた捜査一課のデカの一人さみしい食事シーンみたいですね(もちろん洗濯物部屋干ししっぱなしのおんぼろアパート)。やっぱり却下かもなあ。
たまに蕎麦屋で出くわす。蕎麦猪口と薬味入れとめんつゆ入れがぴったり重なるお重スタイルのやつ。考えるのは楽しそうだけどそんなの注文されてません。それと用途が蕎麦一直線になりすぎかも。とりあえず今回は保留。
何か貼り付けもので加飾するのはスタッキング対応性を著しく落としそう。
鎬、掘り込み系の装飾は視覚だけでなく、触覚に訴える部分が多く、ハンドリングの安定性を増すので好きですし釉薬もセクシー対応可のつもり。重量配分に問題があった時のセーフティバルブオプションとしてもつかえるか。バリエーションNo1かも。
とまあこんな感じで明日も仕事しながら考えてみて土日に作る予定です。
蕎麦猪口Vol3 寸法以外部分を決めよう 闇ヤキモノ教習(仮
骨格の寸法が決まったところで、その他の部分を考えてみましょう。
なんでこんなに連投で記事あげてるのか。もうお分かりですね。作ってくれって頼まれたんで頭の中を理屈っぽく整理しているわけです。今日中にとっとと考えて土日にでもさらっと作っちゃいたいんですよね。で、それに付き合ってください。できればいいアイデアくださいと。メモを残しておくって意味もあります。へえ~売れない人ってこうやって無駄なこと考えてんだ~なんて感じでよろしく!
まず先に見込みについてさらっと。
個人的に大問題にしてる「見込の底のヘリ問題」というのがありまして・・・
多少オーバーに書きましたけどこんな感じ。ごくごく一般的に考えると右の方がシャープで目方もバランスも軽くなりますし推奨型かと思います。左はなめらかですがともすると重く感じるし場合によってはへたっぴ臭いと。同じ重量でも底が重いのと口が重いのでは感じ方が違いますよね。
ただこれは蕎麦猪口である上に万能容器。プリンとかヨーグルトとか茶碗蒸しがヘリに残るのが嫌いなんですよ。残すのはもったいない。ぎりぎりまで頑張るとカリカリチャリチャリみっともないし行儀悪い。最近のちょっと高級っぽいプリンとか自宅で作ると器にくっつき気味になるんだよね~。
え?プリンて焼くの?じゃあこないだ食ったあれ何?ババロア?ムース?
個人的には重量、肉厚に関しては薄きゃいい、軽きゃいい、上手い、エライという風潮には力の限り異議を唱えたいのでね。詳しくここでは語りませんがとりあえず常識の範囲で作れば「同じ土同じ焼成なら薄くて軽いほうが丈夫なんてことは絶対ない」とだけ言っておきます。
とにかく見込のヘリ、これは俺んちのスプーンのRに準ずる形。としておきましょう(頼んでくれた人の家のスプーンじゃないのか?)
作りに気を使って、手首が折れるほど重いなんて結果を回避しつつ、蕎麦猪口の目方ぐらいで音を上げてるようじゃあ鍛え方が足りんということにします。度を越してなければ実重量そのものよりバランスですよバランス。
ではできるだけ詳細な大雑把な図を描いていきましょう(自己矛盾に満ちた文章)
自分は実制作と並行させて5種類とか10種類とかデザインを試して、その中から選んだものを微調整しながら複数個つくりってのを繰り返します。
今日は思考=図面先行で。
高台に関しては今回、目方のバランス次第で刳り貫くかどうか一つ作ってから考えればいいかもしれないな。底の厚みとのバランスですね。
底削りすると、高級感チョットUP、手間ちょっとUP、値段ちょっとUPって感じかな。おっと、しくじり率もちょっとUPしますな。
使う釉薬等に関して。使いたい釉薬が決まってればそれに合わせた設計で作ればいいんですが、特にない場合、考え方の一つとして以下参考にしてください。
コーヒーカップや湯飲み茶わんの場合、長い間使ってるとどうしても渋がこびりついたり貫入に染み込んだりしてきますよね。で、まあそんなもんと思ってる方も多いんじゃないかな。蕎麦猪口でそれってどうなんだろう。あんまり気にしたことないですけど。湯呑と比べて使用頻度も低く汁に浸かってる時間も長くないし蕎麦猪口として使うだけなら神経質になる必要なさそうですが・・・
しかし今回想定している使い道のオールマイティさから考えて汚れっぽい(もしくは汚れが目立つ)のはまずいんじゃないでしょうか?コーヒーも飲めばお茶も飲む。プリンを作ればおかずも入れる。いただきもののお新香なんか入れた日にはしばらく冷蔵庫といったり来たりの可能性もありますね。で、次使うときまたお新香とは限らない。打順もポジションも大谷翔平が裸足で逃げ出すレベルの使いまわされ方を仮定しています(言い過ぎ)
普通に洗えば落ちる程度の清浄度キープ以上は当たり前、耐酸性なども頭に入れたほうがよさそうです。見込は無貫入の釉薬にします。めんつゆメインでとりあえずオールマイティに無難ということから色味はクリアもしくは白色系が本線かも。
ラップがかかることを前提にすると外側もオールカサカサマット釉というわけにはいきませんな。
釉薬から逆算してデザインが決まる場合もありますよね。デザインと釉薬は複雑に絡み合うからなあ~
以上、加飾、最終的な仕上がりがどうなるかはともかく簡単に骨子をバックスクリーン三連発といった勢いで並べてみました。
ここまですべて「こうするんじゃ!こう作れ!」ということではなくて「設計として私はこう考えました。しかも今回は」ということです。参考になりましたかね?
この後は実際にナマ体作ってから続き書く予定です。
最後にパッと見のデザインですが、流行り廃りや売れやすさみたいのがあるようですよ。
そのうち皆さんの力やアイデア、経験を巧いこと借りつつ「試しに折れ作ってみるから、よく売れそうなものを考えてみてください」みたいなシリーズで上手くいけば俺シメシメというのも企画してるんですが(腐りきってるな!)、とりあえずそういった世の中の風潮に媚びきった日和ったものについて、好むと好まざるとにかかわらず考える必要もあるかもしれませんね。
こんなのはどうでしょう?
イエーイ!青マットでバカ売れだぜ!蕎麦がうまーい!
みたいな
ネタにしても低クオリティで申し訳ない!
とっくに水の中に消えてます
なんでこんなに連投で記事あげてるのか。もうお分かりですね。作ってくれって頼まれたんで頭の中を理屈っぽく整理しているわけです。今日中にとっとと考えて土日にでもさらっと作っちゃいたいんですよね。で、それに付き合ってください。できればいいアイデアくださいと。メモを残しておくって意味もあります。へえ~売れない人ってこうやって無駄なこと考えてんだ~なんて感じでよろしく!
まず先に見込みについてさらっと。
個人的に大問題にしてる「見込の底のヘリ問題」というのがありまして・・・
多少オーバーに書きましたけどこんな感じ。ごくごく一般的に考えると右の方がシャープで目方もバランスも軽くなりますし推奨型かと思います。左はなめらかですがともすると重く感じるし場合によってはへたっぴ臭いと。同じ重量でも底が重いのと口が重いのでは感じ方が違いますよね。
ただこれは蕎麦猪口である上に万能容器。プリンとかヨーグルトとか茶碗蒸しがヘリに残るのが嫌いなんですよ。残すのはもったいない。ぎりぎりまで頑張るとカリカリチャリチャリみっともないし行儀悪い。最近のちょっと高級っぽいプリンとか自宅で作ると器にくっつき気味になるんだよね~。
え?プリンて焼くの?じゃあこないだ食ったあれ何?ババロア?ムース?
個人的には重量、肉厚に関しては薄きゃいい、軽きゃいい、上手い、エライという風潮には力の限り異議を唱えたいのでね。詳しくここでは語りませんがとりあえず常識の範囲で作れば「同じ土同じ焼成なら薄くて軽いほうが丈夫なんてことは絶対ない」とだけ言っておきます。
とにかく見込のヘリ、これは俺んちのスプーンのRに準ずる形。としておきましょう(頼んでくれた人の家のスプーンじゃないのか?)
作りに気を使って、手首が折れるほど重いなんて結果を回避しつつ、蕎麦猪口の目方ぐらいで音を上げてるようじゃあ鍛え方が足りんということにします。度を越してなければ実重量そのものよりバランスですよバランス。
ではできるだけ詳細な大雑把な図を描いていきましょう(自己矛盾に満ちた文章)
自分は実制作と並行させて5種類とか10種類とかデザインを試して、その中から選んだものを微調整しながら複数個つくりってのを繰り返します。
今日は思考=図面先行で。
ちょっと変化球もありますが3つ書いてみました。
仮に一番右にしたとして…
こんな感じの装飾はどうかな~と貧困な脳みそを振り絞っていきます。
ガラ付け絵付けしたい方は同時進行で考えるんでしょうな
底削りすると、高級感チョットUP、手間ちょっとUP、値段ちょっとUPって感じかな。おっと、しくじり率もちょっとUPしますな。
使う釉薬等に関して。使いたい釉薬が決まってればそれに合わせた設計で作ればいいんですが、特にない場合、考え方の一つとして以下参考にしてください。
コーヒーカップや湯飲み茶わんの場合、長い間使ってるとどうしても渋がこびりついたり貫入に染み込んだりしてきますよね。で、まあそんなもんと思ってる方も多いんじゃないかな。蕎麦猪口でそれってどうなんだろう。あんまり気にしたことないですけど。湯呑と比べて使用頻度も低く汁に浸かってる時間も長くないし蕎麦猪口として使うだけなら神経質になる必要なさそうですが・・・
しかし今回想定している使い道のオールマイティさから考えて汚れっぽい(もしくは汚れが目立つ)のはまずいんじゃないでしょうか?コーヒーも飲めばお茶も飲む。プリンを作ればおかずも入れる。いただきもののお新香なんか入れた日にはしばらく冷蔵庫といったり来たりの可能性もありますね。で、次使うときまたお新香とは限らない。打順もポジションも大谷翔平が裸足で逃げ出すレベルの使いまわされ方を仮定しています(言い過ぎ)
普通に洗えば落ちる程度の清浄度キープ以上は当たり前、耐酸性なども頭に入れたほうがよさそうです。見込は無貫入の釉薬にします。めんつゆメインでとりあえずオールマイティに無難ということから色味はクリアもしくは白色系が本線かも。
ラップがかかることを前提にすると外側もオールカサカサマット釉というわけにはいきませんな。
釉薬から逆算してデザインが決まる場合もありますよね。デザインと釉薬は複雑に絡み合うからなあ~
以上、加飾、最終的な仕上がりがどうなるかはともかく簡単に骨子をバックスクリーン三連発といった勢いで並べてみました。
ここまですべて「こうするんじゃ!こう作れ!」ということではなくて「設計として私はこう考えました。しかも今回は」ということです。参考になりましたかね?
この後は実際にナマ体作ってから続き書く予定です。
最後にパッと見のデザインですが、流行り廃りや売れやすさみたいのがあるようですよ。
そのうち皆さんの力やアイデア、経験を巧いこと借りつつ「試しに折れ作ってみるから、よく売れそうなものを考えてみてください」みたいなシリーズで上手くいけば俺シメシメというのも企画してるんですが(腐りきってるな!)、とりあえずそういった世の中の風潮に媚びきった日和ったものについて、好むと好まざるとにかかわらず考える必要もあるかもしれませんね。
こんなのはどうでしょう?
にゃ~
レンコン!
鎬となにかツブツブしたもの
イエーイ!青マットでバカ売れだぜ!蕎麦がうまーい!
みたいな
ネタにしても低クオリティで申し訳ない!
とっくに水の中に消えてます
蕎麦猪口Vol2 なんとなくの寸法範囲から 闇ヤキモノ教習
蕎麦猪口を作るのは決まりましたね?決まりましたね?
では頭の中に蕎麦猪口のシルエットの平均値というか普遍的にだれが見ても蕎麦猪口なんじゃね?ってのをイメージしてみましょう。蕎麦猪口はこの個人的なイメージの振れ幅がものすごく少なそうで助かりますな。グーグルとかいう便利なページで画像検索してみてもいいですよ。どれもこれも大した変わりませんよね。取っ手がついてたり注ぎ口がついてたり平べったかったり、やけに細長かったりしませんよね?間違ってアマゾンで検索しちゃうとしばらく蕎麦猪口ばっかりおすすめされちゃって大変なことになると思います。
基本的に私は、作ってるもの、あるいは作ろうとしているもののもっとずっと立派な先行品、ってのを見つけて鬱状態になってしまうので画像検索するのはしないですしお勧めもしませんが、蕎麦猪口ならいいんじゃね?寸法や形状、その比率に関してはよっぽどのことがない限りオリジナルもパクリもへったくれもないですよ。多分。
もちろん新しい形デザインの蕎麦猪口を想像、創造することを否定するつもりは一切なくて、見てみたいですし可能ならば自分でも作りたいですけど、凝ったカップじゃなくて蕎麦猪口である、と認識させるにはかなりの才能と力技が必要なんじゃないかな~と現段階では思ってますし、何より自分にそんな才能ないですのでここでノーガキ垂れられましぇん。(失敗作は山ほどあるよ~)
とりあえずオーソドックスに行こうということで・・・、
手持ちの資料の中から大体こんな寸法だろう、というのをまとめてみました。
1、口元 φ70前後~φ80前後(φ=ファイ、直径ね)
2、底回り φ40前後~φ70前後
3、高さ 50H~いっても80Hぐらいじゃね?
というそれほど具体的でないボッソボソの結果になっています。
底部分は口元から畳付までずどんと一息で高台だけぽこっと飛び出してることはほぼないようです。机に置いてある状態じゃあ高台刳り貫いてあるのかべた底なのかわからない。
ざっと骨格寸法を図にしてみました。
ここから先は増して個人的な感覚ですよ。独断と偏見!皆さんも独断と偏見でいってみましょう!間違って「高慢と偏見」にならないように
数並べたときに揃いものに見える大事な要素であろうと考えてるので角度揃えで調べてみたいと思いました。
下の図は口径を仮に70φに固定、左から80°、85°、75°、高さを上から80H(径より高い)、65H(ほぼ真四角に見える)、50H(高さの下限と思われる)の9パターン
これより角度が立ってると筒モノっぽさ、寝てると鉢っぽさが強くなるんじゃないですかね?また、一番上、径より高さが上回ると蕎麦猪口感がなくなってるように見えます。
個人的には中段の左二つと下段の右が好きです。
作り手の好みでどれでもいいんですけど角度の違いでどんなことが発生するかを考えてみます。
寝てると重ねやすい、小鉢的に使いやすい。立ってるのはその逆かな?
側面はRのつかない、ほぼほぼ直線的なシルエットになるはずなので寝てるとつかみにくい保持しにくいってのはあると思います。蕎麦食べるときにお茶碗持ちしないですからね。しないですよね?しないって言ってくれ。
頭の中にある完成形と合わせて確認できましたか?
完成寸法でボール紙かなんかで作ってみてもいいかも知れませんね。
ここまでで骨格的な寸法はあらかた決まった、というかイメージできたと思います。
好きな比率を確認したら好みで大小させてみましょう。窯詰時のツクボーの高さや棚板に綺麗に割り付けられる寸法に合わせるのもアリですね。特にうちの窯は小さいので結構重視してます。その際は前に測った収縮率、割り掛けで生寸法(焼成寸前寸法)から計算します。
もちろん今、寸法を決めたとしてそれは絶対確定の必要はありません。絶対でもいいんですけど手癖の問題もあるし、細かい外面形状のニュアンスや最終的なものは作りながら調整しながら決まってくることが多いんじゃないかな?頭の認識と手の動きのガイドラインとして作用すれば十分だと思います。自分の場合はそうです。で、ある程度決まってからコテを作ってますよ。
大まかな骨格が決まったらあとは、装飾や、使う(使いたい)釉薬、見込みの処理などが要素として絡み合って決まってくると思います。もしかするとこの辺は初めに決まってるかもね。
成形方法も決まってくると思います。轆轤引き、鋳込み、タタラ巻いて貼って作る、手びねりする。どれでもいいですね。
簡単で早いので私はロクロにします。というわけでこのシリーズ以下ロクロです。「なんだよお前鋳込みじゃねーのかよ~」って方。いつになるか知りませんが「何?お前ら今時まだロクロ使ってんの?(仮)」というシリーズをぜひやりたいと思ってるのでそれまでお待ちを。寸法形状揃えるだけなら鋳込みが手っ取り早いんですが段取り面倒ですからね。鋳込みはロクロじゃ絶対できない何か、を作るまでとっておきましょう。
では頭の中に蕎麦猪口のシルエットの平均値というか普遍的にだれが見ても蕎麦猪口なんじゃね?ってのをイメージしてみましょう。蕎麦猪口はこの個人的なイメージの振れ幅がものすごく少なそうで助かりますな。グーグルとかいう便利なページで画像検索してみてもいいですよ。どれもこれも大した変わりませんよね。取っ手がついてたり注ぎ口がついてたり平べったかったり、やけに細長かったりしませんよね?間違ってアマゾンで検索しちゃうとしばらく蕎麦猪口ばっかりおすすめされちゃって大変なことになると思います。
基本的に私は、作ってるもの、あるいは作ろうとしているもののもっとずっと立派な先行品、ってのを見つけて鬱状態になってしまうので画像検索するのはしないですしお勧めもしませんが、蕎麦猪口ならいいんじゃね?寸法や形状、その比率に関してはよっぽどのことがない限りオリジナルもパクリもへったくれもないですよ。多分。
もちろん新しい形デザインの蕎麦猪口を想像、創造することを否定するつもりは一切なくて、見てみたいですし可能ならば自分でも作りたいですけど、凝ったカップじゃなくて蕎麦猪口である、と認識させるにはかなりの才能と力技が必要なんじゃないかな~と現段階では思ってますし、何より自分にそんな才能ないですのでここでノーガキ垂れられましぇん。(失敗作は山ほどあるよ~)
とりあえずオーソドックスに行こうということで・・・、
手持ちの資料の中から大体こんな寸法だろう、というのをまとめてみました。
1、口元 φ70前後~φ80前後(φ=ファイ、直径ね)
2、底回り φ40前後~φ70前後
3、高さ 50H~いっても80Hぐらいじゃね?
というそれほど具体的でないボッソボソの結果になっています。
底部分は口元から畳付までずどんと一息で高台だけぽこっと飛び出してることはほぼないようです。机に置いてある状態じゃあ高台刳り貫いてあるのかべた底なのかわからない。
ざっと骨格寸法を図にしてみました。
この範囲が定番らしいですよ
ここから先は増して個人的な感覚ですよ。独断と偏見!皆さんも独断と偏見でいってみましょう!間違って「高慢と偏見」にならないように
数並べたときに揃いものに見える大事な要素であろうと考えてるので角度揃えで調べてみたいと思いました。
下の図は口径を仮に70φに固定、左から80°、85°、75°、高さを上から80H(径より高い)、65H(ほぼ真四角に見える)、50H(高さの下限と思われる)の9パターン
これより角度が立ってると筒モノっぽさ、寝てると鉢っぽさが強くなるんじゃないですかね?また、一番上、径より高さが上回ると蕎麦猪口感がなくなってるように見えます。
個人的には中段の左二つと下段の右が好きです。
作り手の好みでどれでもいいんですけど角度の違いでどんなことが発生するかを考えてみます。
寝てると重ねやすい、小鉢的に使いやすい。立ってるのはその逆かな?
側面はRのつかない、ほぼほぼ直線的なシルエットになるはずなので寝てるとつかみにくい保持しにくいってのはあると思います。蕎麦食べるときにお茶碗持ちしないですからね。しないですよね?しないって言ってくれ。
頭の中にある完成形と合わせて確認できましたか?
完成寸法でボール紙かなんかで作ってみてもいいかも知れませんね。
ここまでで骨格的な寸法はあらかた決まった、というかイメージできたと思います。
好きな比率を確認したら好みで大小させてみましょう。窯詰時のツクボーの高さや棚板に綺麗に割り付けられる寸法に合わせるのもアリですね。特にうちの窯は小さいので結構重視してます。その際は前に測った収縮率、割り掛けで生寸法(焼成寸前寸法)から計算します。
もちろん今、寸法を決めたとしてそれは絶対確定の必要はありません。絶対でもいいんですけど手癖の問題もあるし、細かい外面形状のニュアンスや最終的なものは作りながら調整しながら決まってくることが多いんじゃないかな?頭の認識と手の動きのガイドラインとして作用すれば十分だと思います。自分の場合はそうです。で、ある程度決まってからコテを作ってますよ。
大まかな骨格が決まったらあとは、装飾や、使う(使いたい)釉薬、見込みの処理などが要素として絡み合って決まってくると思います。もしかするとこの辺は初めに決まってるかもね。
成形方法も決まってくると思います。轆轤引き、鋳込み、タタラ巻いて貼って作る、手びねりする。どれでもいいですね。
簡単で早いので私はロクロにします。というわけでこのシリーズ以下ロクロです。「なんだよお前鋳込みじゃねーのかよ~」って方。いつになるか知りませんが「何?お前ら今時まだロクロ使ってんの?(仮)」というシリーズをぜひやりたいと思ってるのでそれまでお待ちを。寸法形状揃えるだけなら鋳込みが手っ取り早いんですが段取り面倒ですからね。鋳込みはロクロじゃ絶対できない何か、を作るまでとっておきましょう。
高機能蕎麦猪口を設計してみよう!その1 闇ヤキモノ教習(仮
皆さん春を感じましたか?気が付いたらとっくに夏になってませんでした?ちょうどいい時期なんて今年なかったんじゃないか?どうなってんだよジャパン!異常気象か?温暖化か?
なんて毎年まったくおんなじ聞きかじっただけのようなこと繰り返している我が家のも含むその辺の年寄りのようなアバウトな前置きはさておき・・・
夏=暑い=ダレる=ソーメン=蕎麦猪口
というのは「夏の第一法則」として誰もがたどり着く実感ですよね。特に若い一人暮らしの男性なんかは毎日毎日ソーメンばっかり食ってると思うんですよ。少なくとも私はそうでした。
必然的に蕎麦猪口が必要になってくるわけですね。それも毎日毎日。まあソロ男子の場合、蛇口で冷やしたソーメンをまた鍋の中に戻して桃屋のめんつゆダイレクトスプラッシュすれば洗いモノ鍋とザルと箸だけじゃね?という極めて合理的な結論に至るのも経験上確実なんですが、誰も見ていないところで徳を積むのが大事。
「ああ、こんなんだから俺には彼女ができないんだ」という心の声でも、
「お前はまだジェダイには早いぞ」という茶色いガウンを着たオッサンのテレパシーでもなんでもいいので感じていただきたい。
しかも今年からヤキモノ教室に通いだして楽しくやってるというパチーノ(このおせっかいなだけの教習シリーズの仕掛け人、私の友人)が「俺、今度みんなで蕎麦猪口作るんだよ、グヘヘ。なんかかっこいいアイデアない?」なんてこと言ってきてるんですよね。何がグヘヘだよ。
そんなこんなで(なにが?)とにかく蕎麦猪口を作ろうぜ!ということで、製作技術的な面ではなく、機能性の器を「設計」してみるという観点から考察してみようと思います。
蕎麦猪口は文化生活経験上、ある程度以上形が決まっていて、あんまり珍しい形になると作った本人がどんなに言い張ろうと蕎麦猪口としては理解、認識してもらえなさそうという制約がありそう(たとえば上の写真の一番右)ですから、形のデザイン方面の自由度が低い=理詰めでやれそうな範囲がデカいじゃね?=田舎のるつぼ屋でもノーガキこけそう、という気がします。出来はさておき。(まあしくじったところで使えないってことはなさそーやね)
で設計です。
要はどんな出来上がりになるかを考えるってことなんですが、ここではとりあえず寸法や形状の確認から。当然出来上がりのイメージや印象からスタートするわけですが、基本の機能面でのプロファイルを考えるってことに狭めておきます。
つまり、口径、底径、外壁面の傾斜角度、高台の有無、形状といった目で見ての外の形の部分。
肉厚、重量と重量配分という質量感(今作った造語ですよ)部分。
主に見込の釉薬の機能的性質(=耐汚れ性面など)
あたりですかね。
かっこいい、素敵!といったガラやしのぎ等の装飾そのものについてってのはとりあえず別口で考えましょう。
たとえば「ぽってりぷくぷくとした暖かい丸みのある蕎麦猪口です。コックリチョコレート色の釉薬でお化粧しました。チュルチュルお蕎麦タイムに、またプディングなどいれてアフタヌーンティーでほっこり!(注:本当は顔文字タップリ)」なんてのは、その実「なんだかロクロだか手びねりだかわからないような何ともボコボコした厚手の丸っこい茶色いカップ(たぶん畳付部分がすごく小さい)」って全体の印象のみ言葉で誤魔化してるだけなので、こういった表現に一切拒否反応がなかったとしても設計とは言いません。(特定の何かを指しているわけではありませんよ!)
蕎麦猪口は蕎麦食うだけじゃなくて、ちょっとした小鉢的な使い方、つくりによってはめんつゆの残り以外の飲み物を飲むためのコップ的使い方もしますよね。そこでなるたけ幅広く使えるような設計にしてみましょう。小鉢って言っても蕎麦食ったりしないですけど、蕎麦猪口なら蕎麦も食う。
つまり名前だけの問題のような気もしますが蕎麦猪口>小鉢、コップという守備範囲なわけです。
つまり我々は「高機能=蕎麦猪口。最低限必要なのは小鉢でもカップでもなく蕎麦猪口である」という結論に達しているわけです(われわれじゃねーだろ)
まあ蕎麦猪口をなにかと使いまわす、なんてみんなやってることだけどわざわざイコールを取っ払って「高機能蕎麦猪口」なんて名付ける厚かましさを身につけ、言ったもん勝ち精神で考えてみましょう。先程の「ほっこりなアレ」よりは五十歩百歩の五十歩の方なはずです(だから冗談ですよ!)
例によって無駄口が長すぎてますが、次回から定番であろう寸法形状あたりから設計スタートしてみましょう。
問題は俺が売れないヤキモノ屋なので真似だけはしないほうがいいですよってことですかね?
何か作ろうって時にどういう順序で考えるといいだろうか?という思考の実験をスナック感覚で楽しんでいただければと…
なんて毎年まったくおんなじ聞きかじっただけのようなこと繰り返している我が家のも含むその辺の年寄りのようなアバウトな前置きはさておき・・・
夏=暑い=ダレる=ソーメン=蕎麦猪口
というのは「夏の第一法則」として誰もがたどり着く実感ですよね。特に若い一人暮らしの男性なんかは毎日毎日ソーメンばっかり食ってると思うんですよ。少なくとも私はそうでした。
必然的に蕎麦猪口が必要になってくるわけですね。それも毎日毎日。まあソロ男子の場合、蛇口で冷やしたソーメンをまた鍋の中に戻して桃屋のめんつゆダイレクトスプラッシュすれば洗いモノ鍋とザルと箸だけじゃね?という極めて合理的な結論に至るのも経験上確実なんですが、誰も見ていないところで徳を積むのが大事。
「ああ、こんなんだから俺には彼女ができないんだ」という心の声でも、
「お前はまだジェダイには早いぞ」という茶色いガウンを着たオッサンのテレパシーでもなんでもいいので感じていただきたい。
しかも今年からヤキモノ教室に通いだして楽しくやってるというパチーノ(このおせっかいなだけの教習シリーズの仕掛け人、私の友人)が「俺、今度みんなで蕎麦猪口作るんだよ、グヘヘ。なんかかっこいいアイデアない?」なんてこと言ってきてるんですよね。何がグヘヘだよ。
そんなこんなで(なにが?)とにかく蕎麦猪口を作ろうぜ!ということで、製作技術的な面ではなく、機能性の器を「設計」してみるという観点から考察してみようと思います。
うちにある蕎麦猪口と当て馬
左から二番目は会津本郷酔月窯の逸品(超丈夫)
蕎麦猪口は文化生活経験上、ある程度以上形が決まっていて、あんまり珍しい形になると作った本人がどんなに言い張ろうと蕎麦猪口としては理解、認識してもらえなさそうという制約がありそう(たとえば上の写真の一番右)ですから、形のデザイン方面の自由度が低い=理詰めでやれそうな範囲がデカいじゃね?=田舎のるつぼ屋でもノーガキこけそう、という気がします。出来はさておき。(まあしくじったところで使えないってことはなさそーやね)
で設計です。
要はどんな出来上がりになるかを考えるってことなんですが、ここではとりあえず寸法や形状の確認から。当然出来上がりのイメージや印象からスタートするわけですが、基本の機能面でのプロファイルを考えるってことに狭めておきます。
つまり、口径、底径、外壁面の傾斜角度、高台の有無、形状といった目で見ての外の形の部分。
肉厚、重量と重量配分という質量感(今作った造語ですよ)部分。
主に見込の釉薬の機能的性質(=耐汚れ性面など)
あたりですかね。
かっこいい、素敵!といったガラやしのぎ等の装飾そのものについてってのはとりあえず別口で考えましょう。
たとえば「ぽってりぷくぷくとした暖かい丸みのある蕎麦猪口です。コックリチョコレート色の釉薬でお化粧しました。チュルチュルお蕎麦タイムに、またプディングなどいれてアフタヌーンティーでほっこり!(注:本当は顔文字タップリ)」なんてのは、その実「なんだかロクロだか手びねりだかわからないような何ともボコボコした厚手の丸っこい茶色いカップ(たぶん畳付部分がすごく小さい)」って全体の印象のみ
蕎麦猪口は蕎麦食うだけじゃなくて、ちょっとした小鉢的な使い方、つくりによってはめんつゆの残り以外の飲み物を飲むためのコップ的使い方もしますよね。そこでなるたけ幅広く使えるような設計にしてみましょう。小鉢って言っても蕎麦食ったりしないですけど、蕎麦猪口なら蕎麦も食う。
つまり名前だけの問題のような気もしますが蕎麦猪口>小鉢、コップという守備範囲なわけです。
つまり我々は「高機能=蕎麦猪口。最低限必要なのは小鉢でもカップでもなく蕎麦猪口である」という結論に達しているわけです(われわれじゃねーだろ)
まあ蕎麦猪口をなにかと使いまわす、なんてみんなやってることだけどわざわざイコールを取っ払って「高機能蕎麦猪口」なんて名付ける厚かましさを身につけ、言ったもん勝ち精神で考えてみましょう。先程の「ほっこりなアレ」よりは五十歩百歩の五十歩の方なはずです(だから冗談ですよ!)
まずはここから。まあこれガラスですけどね。
たとえばこれだと口つけて飲むには口が開きすぎてる感じです
裏っ側どうしようかねえ~
四角かったりしちゃいけないものか?丸くなきゃいけない理由はあるか?
例によって無駄口が長すぎてますが、次回から定番であろう寸法形状あたりから設計スタートしてみましょう。
問題は俺が売れないヤキモノ屋なので真似だけはしないほうがいいですよってことですかね?
何か作ろうって時にどういう順序で考えるといいだろうか?という思考の実験をスナック感覚で楽しんでいただければと…
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