センスのある方や腕前を積み上げてきた方は頭の中で見えてる最終形態とそこに至る筋道工程の見え方のクリア度が高いんでしょうけど、俺なんかはある程度理屈をつけたら勝手読みの決め打ちでもいいやっつって、とにかく手を付けないことにはぼんやりしちゃってダメですね。
まあ何も決めずにぼんやり始めることは時間の無駄になりがちなのでやらないですけど、空き時間にぼんやりとガルガドットさんのインスタグラムに「イイね!」してるよりは時間の無駄じゃねえんじゃねえの?ってのはほっといてください。
前回までに見たようにサイズも角度も作りも何となくバリエーション出して、大したことないとはいえ多少の理論武装で理屈を飲み込んだつもりになりつつ試作開始。
とはいえ、順列組合せ全部やるのもかったるい・・・と、言うのも注文は夫婦分2つ。話が広がっちまったのはこのHPのこの駄文のため。順番に候補を絞るノックアウト方式でやってみるかと。
まず骨格シェイプ。径は生80~85φ程度で作るとして芯芯角度(造語です)
いらない板っパチで三種類、85°、80°、75°でカットした横着コテを作りまして・・・
220gの球でざっと一個づつ引いてみました。
右から85°、75°、80°
高さに関しては図面を参考に高目から切り飛ばしつつ調子を見ながら。
右から85°、80°、75°
うっかり裾にイボイボつけたりしちゃいましたけど削るとこんな感じ
どれでもいい気がしてきて間取って80°をチョイス。
ずばばっと、数撃ってみつつ…
まあごちゃごちゃと試してみると・・・
うちの湯飲みのシェイプ、四つ割りの花形、三つ割りの花形、四角くつぶす、三角につぶす
といくつか試してみましたが…
タダの丸いのでいいんじゃね?
なんといってもセンスと技術の引出の無さがダサい原因ではあるんですが、やっぱり「蕎麦猪口である」というのを第一義に今回に関してはそれが結論かな?
まあ俺に素晴らしいセンスと技術があったとしてもうねうねいじくった変形のモノを蕎麦猪口と言い張るのは頭の悪い保守オジサンには無理ですな。抹茶碗のざっくざく削り出したようなようなのなら行けそうですけど俺には無理無理。
大口叩きつつもBUNAN(無難)に逃げ込む、というかっちょ悪い結果です。
世界のナイキの技術力をもってしても、いまだにナダルのケツに食い込まないパンツは作れてないみたいなので恥ずかしがることはないか。という心底くだらない弁解をしておきます。もしかしたらナイキの技術でわざわざ一球一球、ナダルの注文通りに食い込んでんのかもしれないですけど
皆さんはぜひカッコいい蕎麦猪口で夏・オレ・スプラッシュ!してみてください。
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