2018年9月21日金曜日

何だろうこれは

何かはナイショなんですがアルミナの多孔質です
特に精密でもない作業用です。




 彼岸花ってホントにお彼岸にちゃんと咲くのが偉いよね。
 まあ日照時間なんだろうけどさあ。
 法律でお彼岸は一月と六月ですって決めたらその通りに咲くんじゃないの?
 

 一人暮らしを始めてから映画にはまったという某研究室の大学生(見どころのある男)からルツボの相談ついでに、お勧め「○○マン映画」を発表してくださいと頼まれごと

 スーパーマンシリーズ(クリストファーリーブ主演のやつ)
 アイアンマンシリーズ
 スパイダーマンシリーズ(全部それぞれいい!)
 アントマン1&2
 ワンダーウーマン
 X-メンシリーズ(もう何が何やらですが)
 マッチスティックメン
 バクマン
 デモリッションマン
 バードマン
 セールスマン 
 レインマン
 夕陽のガンマン(続も)
 ありがとうトニエルドマン 
 セントオブウーマン
 
 パッと思いついたのはこの辺です







2018年9月19日水曜日

MOT's 技術展示会 NIMS並木地区

NIMS(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)にてモッツの展示会を行いました。
ご来場頂いたNIMS職員の皆様、ありがとうございました。 

天気よかった~



みなさん準備中

NIMSのいろいろなパンフレット、難解すぎる!

三王さんのブース、ケーキもいいけど計器もタマランっすな

SJN荒井さん鯉釣り名人が持ってきたいろいろな熱電対とかセンサー

東京測器さんの良くわかんないけどめちゃカッコいい器械

会場は最近建てた建物なのでしゃれてました。






2018年9月15日土曜日

今週の焼き上がり





 変な記事がトップにあると何かと齟齬の元なので製品写真をもってきました(笑

投げっぱなし?の企画ネタシリーズ、どうなってるの?


 久しぶりにパチーノから連絡があったんですが、「お前のHPのやきものシリーズって続きどうなってんの?早くやれよ。あと他にもなんか考えろよ」という叱咤激励だったんですよね。
 なんだんかんだヤキモノ創るのにはまっちゃったみたいでね。話しぶりも妙に玄人ぶった感じになってんですよね。こっちとしちゃあいろんな意味で「ヤレヤレ、困ったもんだ」なんですけど~。
 鋳込みなんかにも多少興味出てきたみたいで鋳込みシリーズの記事を繰り返し読んでもらってるみたいです。

 停滞してる理由は、その時手がけてる仕事の内容や都合に合わせて書いてる、忙しかったり気分がノッテないとわざわざ記事にしないってだけです。やること多いとできないですしね。
 もう2ヶ月ぐらい一般陶磁器つくってないんで記事が増えないって感じです。暑かったしね。何しろ窯も時間もまとまってあかないんで手が回ってません。

こいつらもう二か月以上置きっぱなしですよ。


 また基本的にこのHP(ブログじゃないと言い張ります)は、うちの製品や仕事、つまりルツボとか耐火物の宣伝用ですから、大した人数に読まれてる訳でも無いとはいえ、駄文を書けば書くほど俺の頭の程度が知れてくるわけで、バカがばれるのは大変にリスキーなんですよ。
 

・リーチ式の蹴轆轤製作シリーズ
  これは優先順位は最下位です。庭の隅にシートかぶってます。手を付けるとしたらお正月かな?

・鋳込みシリーズ
・石膏型シリーズ
これら二つは、とりあえず一通りやったつもりではあるので、最後の記事の予告がどうなってたかは別として今後の記事は突発的になります。「面白割り型編」とか「カリ石鹸の逆襲」とかやりたいことはいっぱいあるんですけど



・安全性シリーズ
 これは始まったばっかりですが大事なのでちょいちょい気になればネタ切れ解消的に差し込みたいと思っています。
 

 あと言い訳すると、わたしは風呂敷を広げてはまとめられないってのを繰り返す「JJエイブラムス症候群」という難病に罹患しているので、皆さんの最大限の優しさをもって接していただけたらと思います。
 
 面白そう!と思ってることは結構あるんですけどね。

 以下は、ネタやタイトルを単にダジャレ的に思いついたものの自分でやる気には到底慣れない企画ものなどなど。
 どなたかやる気のある方はがんばって始めてください。微力ながら協力します。

・ヤキモノセラミックなんでも用語辞典 『陶器語林』
・ちょっとお役立ち系PDFのフリーペーパー?『月刊?-DO:ZINE(土人)』
・おすすめ釉薬データベース『釉釉白書』
 変なの試したらこうなった系でもいいかもね。
・先生方は何度も目にしたはずの、ロクロ初めてやった時に出来上がる奇跡の造形物の展示会『ファンタ~スティック・フォォォォ!!』
・ヤキモノ人がおぼえとくと世界が広がる工作教室(道具や治具作ったり系)
・作陶活動中の怪我や事故を報告して啓蒙する活動。流血写真とか骨折のレントゲンとかあると迫力あってイイね。
・買ってくれた、使ってくれた方からクレーム頂いたり、出来たと思ったらパッと見わからない何か重大な欠陥があった!なんて事態を報告してやはり啓蒙する「陶タル・リコール」
・まだまだ「スピニング・陶・ホールド」とかウンコダジャレを思いついただけで内容不明なものはたくさんあります


2018年9月14日金曜日

アルミナ蓋付き

 ちょっと細長気味。石英管に入れるのかな?といった感じ。
 多孔質に溺れてる!といった端から高純度の緻密質のモノです




 写真は同じもんを三枚並べるという水増し仕様
 

2018年9月11日火曜日

おもにアルミナ多孔質製作中!!


この辺は調合ほぼ一緒ですが、違うのも作ってんだよね~


 お盆からこっち、おかげさまで組み立て式の石膏型を相当数作る必要のある製作が立て続けになっています。
 自分は気持ちの切り替えが瞬時にできない上に、アタマのキャパシティまで著しく低い(容量1メガ弱)ため、基本的に、なるたけ別原料や別工程の完全同時進行をしない段取りでやってるんですが、もう二週間以上、石膏型製作+複数材料での製品の製作をやらざるを得ない、プラス畑も庭も草ボーボーなんでたまに夕方草刈りとかまでいっしょくたになっていて、「性能低いマン」としては立派な会社に勤めてるような気になってます。もちろん年に何回かはあるんですが、こんなに長く続くのはなかなかないんですよね。
 
 昨日、上の子が体育祭の振り替え休日だったってこともあり、観よう観ようと思って観れてなかった『アントマン&ワスプ』に逃げるように駆け込んでしまいました。アメコミヒーローものにしては珍しく身の丈のこじんまりとした問題解決のために戦うヒーローの姿を見て、すっかり気持ちもリフレッシュしてノリノリですよ!対サノス戦にどう絡むのか本当に楽しみ。
 なんか世の中災害続きでいやな気分になってましたが、少しの我慢とたゆまぬ工夫と未来を見る心で乗り切りましょうって感じ。
 でも「建物も車も手で運べるってことは、デッカクなったりチッサクなったら目方も変わるわけ?じゃあなんで小さい時のパンチで敵吹っ飛んでんの?」という中学生の素朴な疑問を「こまけえこというな!」と華麗にスルーした俺は、若いころあんなに嫌ってた「なあなあでアバウトな大人」になっちまったのかもしれねーな~。



 モチ、製作は今日も順調に進んでいます。

NIMS展示会の横断幕

設置してきました



2018年9月5日水曜日

ジルコニアるつぼと、ワイルド温調機

 仕事は今アルミナの多孔質を作りに作ってます。控えに控えてます。
 組み立てモノやセットもの多数で似た形状も多く頭がごっちゃになりそう。

 焼き上がりからはジルコニアのるつぼ 

特にネタはありません。


 
 
 死ぬほど古い面白機械を一つ。
室温が240℃、さすが猛暑!!

むかーし壊れてるのもらってきたんでこの有様ですけど(捨てるのはしてないけど)、これに熱電対とヒーターをつなぐだけで、もう昇温できちゃう代物です。100Vの家庭用電源でOK。見た通り1200まで、ちいこい窯しか無理ですけどね。

 使い方はめちゃ簡単で、青い針をラジオみたいに動かしてセット、赤い針=測定温度が青い針に追いつくまで電気が通ってヒートアップ、あとは実温が青い針の指示温度から下がればON追い越せばOFFするだけ。ソフトスタートもへったくれもありません、ゼロか100かしかない。こういうのはアナログなのデジタルなの?

 ちょっとずつちょっとずつ手動で指示温度を刻んでいかないと、あっという間にモーレツにヒーター赤くなっちゃうから、焼成作業には向かないんだけどね。
 適当なルツボにニクロム線巻いて熱衝撃試験とか、決まった温度で投げっぱなしでキープさせる、乾燥させるとかにはちょっと便利。
  
 こういうの一個あってもいいかなーって感じの温調機でした~


 





2018年9月4日火曜日

パイプ

 材質はナイショ!つっても全然珍しいモノではないですけど。






2018年9月2日日曜日

安全性問題シリーズ まとめてみる 闇ヤキモノ教習(仮

 作陶するにあたっての安全性問題。初回は概論的に、と手を付けました前回、とっ散らかっちゃった気がするんでまとめてみますね。

 改めていろいろなヤキモノ本ゴソゴソして安全性に関する記述をザザッと読み直しもしたんで、それらも参考にしつつ記します。前回に言ったこと言ってないことゴチャマゼだとは思いますけど・・・
 
 まず、常識こそが最大の判断基準である。そこに従って適切な判断を常にしていれば、大方危険は避けられるはずです。もちろん万全に万全を期すべき場合や材料、危険性もありえますから、必ず理性的な態度でもって、判断の程度によってはたとえ周りからは過剰とも思われるディフェンス策(もちろんそれをしない、使わない、という選択肢も含まれますよ)を取っても当然よい、いや取れ。別に万単位の観衆の前で残り15分自陣でボール回しするわけでなし誰からもブーイングは出ません。作るのはあなたです。正しい知識さえ持っていればほとんどの材料は安全に使えるはずですが、「正しさ」の担保は不明瞭で仕方ない。石鹸屋とか芳香剤屋によってあみだされた新しい臭さや汚れが毎年CMに登場するように、化学分析、時代の進歩によって危険性も常に書き換えられてるはずです。これが一番難しいんだけど我々も情報、知識、考え方を時代に合わせる必要があります。頭の中の話であって床屋とか歯医者の設備や外観じゃないんだから、そこまで大変ではないはず。
 
 一番大事なことは、「○○は有毒」などといった個別の大雑把な知識そのものだけではなく、プロアマを問わずに作陶中の安全に対する態度であると思います。

 具体的な材料名、化合物名等を上げて、これは危険これは安全などという線引きをすることは、とりあえずここではしません(個人的にはそれなり以上にしています、もちろん)
 
 作陶におけるの原料素材由来の危険は、
 粉塵の吸入による塵肺罹患、
 有毒性材料を扱うことからくる毒害、
 で、もう一つ、前回忘れちゃってたんですが、
 焼成中に有毒ガスが発生する危険性
 の三つが主かと思います。
 本当は焼成された釉薬や素地の分解、溶解、からの有毒性物質の溶出というのももちろんあるんですが、それはとりあえず今回も触れません。


1、有毒無毒にかかわらず、粉塵の吸入は有害と考えましょう。作業場の埃も一緒です。

2、実際、体内に入ってしまうと毒性を発揮するものも少なくないです。(「少ない」と間違って書いたまま1日経ってました、すみません「有害なものが少なくない=多い」です)

3、当然、自分の使う素材に関してできる限り自分で必ず複数あたって調べて判断をつけておきましょう。ネットや本や人のせいにしない。

4、素地、釉薬にかかわらず陶磁器の素材は一切口に入れたりしないこと。赤ちゃんじゃないんだから

5、原料調合中はもちろん、作業中の服装、装備は常に気を払いましょう。終わったらすぐ着替える!明日も同じの着たりしない!

6、作業中はこまめに手や顔など洗う。石鹸もちゃんと使う。

7、作業中簡単にモノ食ったり飲んだりしない。

8、作業中でもマメに掃除する。

9、換気によく注意する。

 なんかだんだん小学生に配られる「夏休みの誓い」みたいな感じになってきちゃいましたけどどうですか?お前これ全部できてんの?って意見も聞こえてきそう。
 政治家も作家も棋士も色紙とか扇子に《公正明大》とか《泰然自若》とか《明鏡止水》とか揮毫するでしょ?あれなんか、テメェじゃ出来もしねえことをせっせと毎回書いてるわけ。自分を戒めてんですよ、きっと。それと一緒だと言っておきましょう。

 もちろん、知ってる限りヤキモノ屋さんは、材料個別に対する知識や問題意識の高さは個々に差はあれど、こんなこと全部わかってます。学校行ってれば教わってると思うし、俺みたいに会社で教育される場合もあるし、そもそもこれって度を越したバカでもなければ常識の範囲内ですよね。こう上から目線でいわれてみりゃ「ナニ正論言ってんだ」ってムカつく感じでしょ。俺も自分で書いててムカついたもん。 

 まあ正直実際のところは、メンドくせえだけとか、有害性の評価の違いによるとか、芸術の為なら毒など恐れぬとか、単にマスクなんて息苦しいとか、いつまでたっても苦しい家計を思えば早めに死んで保険金もらった方が家族の為なんじゃないか?という動機による緩慢な自殺とか、理由はともかく、場合場合の自分流線引きで全部完璧には守ってないことが多いですけどね。そこはもちろんそれぞれの「適切な判断」の上で勝手にやってることだと考えて、自分の判断の参考にはしないでください。

 あと、これは俺が言うことじゃないんですけど、人を使ってるような場合、つまり、弟子(と言う名の奴隷)、正規非正規を問わず従業員、個人事業でもアシスタント(と言う名の奴隷)を働かせる場合は、わかってんだろうな!彼ら彼女らの未来と人生もあんたの対応にかかってくるよ!

 交通事故と違って、いきなりガツンなんてことはまずなくて、ちょっとずつちょっとずつ蝕まれる系の被害なのでなかなか切実にはなれないんですけど、毒埃吸ってちょっとずつでも体悪くしてたんじゃせっかくの楽しい作陶生活なんて続けられなくなっちゃうからね。

 少なくともこういったことをきちんと対応できれば安全なはずです(自分で気を付けリスト、装備、対応策はどんどん増やしてください)

 とりあえずここからは具体的に作業中多少盲点になりそうな部分を…

 とりあえず無毒なはずでも粉塵にはとにかく注意。特にシリカ(SiO2、硅石)は毒性そのものはないけど珪肺っつって塵肺の横綱です。釉だけじゃなく素地でも主要成分。調合時に限らず舞いまくってるだろし、床や机にかなり付着してるはずですが、意外と穴は削りの時、特に磁器ものをだいぶ乾いてからシャリシャリ粉切子出して削る人は要注意。
 ヘビースモーカーはヤニの膜がコーティングになって粉末が直接肺に触れない、という屁理屈がありますが笑うだけにして真に受けないように。

 ちなみに俺は純シリカでルツボや耐火物製作すると腕周りがかゆくカサカサになります。湿気とられるみたい。指先には使えないけど手首から腕はニベアとかアトリックスみたいなの塗ってます。長袖着ててもゴムじゃないと入ってくるよ。

 とにかく服装とマスクは適切に!女性の方はマスクをするだけで知らないボンクラ男子からは美人に見える(妄想しちゃう、看護婦さんみんな美人説の原因)なので、結局は付き合う気もない他人に対してのみですが利点アリ。

 掃除は濡れ拭き、湿し掃きが基本。
 私は床を箒で掃く時も霧吹きで床も空中もシュッシュしながら粉塵をできる限り抑えて掃きます。他にも濡れ雑巾や濡れモップがベストですよ。細かいおがくず湿したものばらまいてする清掃法も何かの本で読みました。きっとバアさまが畳に茶殻まくのと一緒だね。もちろん油で拭くのもあります。
 
 原料は袋に入って売られてますが、できる限り濡れブキ出来るような容器に入れましょう。20Kg~30Kgの紙袋ではかなり大変と思いますが、1キロ2キロのゆずコブクロならなるべくやって!できればタッパーよりネジ蓋やキャニスタータイプの方がいいです。並べたときの見た目もシャレオツかもね。コツは広口のものを使うこと、で、できる限り杓子の類ですくい取って秤量すること。
 比重が軽かったりかなり細かい微粉末だったりでやたら舞い上がる材料も多いです。材料ごとのそういう違いも頭に入れておき、そういったのはなるべく容器に入れましょう。ラベルを切り取って貼り付けておくと中身がよくわかります。
 俺みたいにただ、青なんてだけ書いとくとそれがどこのなんつう青だったか、練りこみ絵具だったか下絵用だったかもわかんなくなりますよ。どうしよう、あれ。

 原料を篩にかけるときはみんな気を付けますけど、水の中に投入する時にうっかりブワってやっちまいがちなんで要注意。ミキサー掛けるときも要注意。

 施有する時、こぼした釉薬なんかもできる限り濡れてるうちに処理する。ハツルのも掃くのも乾いてからの方が、やりやすいんだけどね。濡らした新聞紙使うことが多いかな。
 手に付いた釉薬をシャツの裾とかズボンでパンパンはたくのも避けてちゃんとタオルで拭きましょう。トイレの後じゃないんだから。え?おれだけ?

 俺はやらないんですけどコンプレッサーや霧吹きを使った施釉は、そういった意味でマジに気を付けましょう。ダースベーダーみたいのをちゃんと装着して、きちんと排気設備アリのブースを作って隔離して、ブースの壁を濡らしたり、もっと言えば壁面に水を流しながらがベストだそうです。表でやるのも手ですが、釉の組成によっては環境に対する負荷も考えなくてはいけない場合がありそう。
 どんなに迷惑してるからって隣のドラ猫屋敷の庭に向かってスプレーしたりしてもいけません。
 
 
 俺個人的に大好きですし、誰とは言いませんけどあっちの方のご立派衛門さん(複数人いる、どなたもニンゲンコクホーとかだったりする)などなどビッグネームじいさんが、馬鹿でかい大皿抱えて、至近距離からノーガードベア顔面で霧吹き咥えてブーブーやってる姿って、死ぬほどかっこよくてあこがれちゃうんだよね~。
 でも、これ多分案外盲点で、あの霧吹き使って釉薬吹くって相当気を付けた方がいいですよ!!やったことある人ならわかると思うけど鼻ン中白くなってくる。そりゃ鼻毛ってのはそのために生えてんだろうけど。
 先代の○○えもん(ドラではない)、年がら年中あんなことしててもジジイになっても元気だったよな!平気なんじゃん?などと考えずに、あんたんちの仕事は先祖代々国の誇りなんだから体は大事にしてくれよな!と心配しましょう。
 とにかく釉薬噴霧はそこらに粉末が舞わないように気を付けましょう

 などと書いていたらもう夜中の二時前でびっくり。クッソーしくじった!

 最後にフッ化物、塩化物、硫化物を使用した場合だけでなく焼成時には一酸化炭素や亜硫酸ガス等の有害たりえる排気が出ます。また燃焼式炉の場合は室内酸素をかなり大量にもってかれたりすることも含めて十分換気に気を付けましょう!と付け加えます。大事。

 グダグダ連ねましたが、安全安全と騒いだり、危険危険と騒ぐのが目的ではありません。
 陶磁器の原料素材は適切に対応すれば、ほとんど安全に使用でき、危険を避けることができます。そのために安全意識を高め、必要な知識を常に更新していきましょう。
 
 やっぱまとまんなかったなあ~
 参考になれば幸いです
 

 


2018年8月31日金曜日

安全性問題シリーズ 第一弾はとりあえず概論 闇ヤキモノ教習(仮

 今回は書こう書こうと思ってて,たまに書き溜めてはバッサリ消したりと、結局ずっと書いてない話。
 たまに質問も受けたりする「安全性問題」を思いつくままたまに書き記す、というスタンスでシリーズ化しようと思います。決して綺麗にまとまる、ということはないと思いますが「あ、そうそう、これ言っといたほうがいいよね」とか、何かのついでに気が付いたり、誰かに教わったり、そんなタイミングがあり次第ちょこちょこ書き継ぎます。
 私の性格上、自動筆記的にいらないバカ話が差し込まれますけど内容はまじめなはずです。
 

 ここでいう「安全性問題」というのは、原料の毒性、害性のことです。この土、砂利っ気が多いからガリガリこすれて指から血が出ちゃったよ!とか。ウガ~!ブロアーいかれて火がボーボー!とか、なんかポジション悪くて腰がいてえ!という話ではありません。そっちも滅茶大事ですけどね。
 
 メインの対象者は、とりあえずは作る側の人です。経口、粘膜、吸引、皮膚からの摂取被爆したら害や毒どうなの?どうしてる?みたいな話です。
 使う側にとって大事なこともちろんあるんですが、そっちは話がより複雑というか難しくなるので差し挟めれば差しはさむ程度になります。
 製品からなんかが溶出するよりリスク(種類はともかく危険性)も可能性もずっと高いことですから、こっちサイドから始めるということでご了承いただきたい!
 また後々、もはやこのページ内でも矛盾してんじゃね?ってこともあるかと思いますが、それもご了承ください。



 で、第一回は大雑把に「これは前提」という辺り、ざざっといきます。
 どういう順で記すのがいいか、よくまとめないままですので申し訳ないですけど『パルプフィクション』を始めて観たときの気持ちを思い出して読んでいただければ幸いです(この辺もはや前提もおかしいけど)

 先に言っときますけど俺個人としては「絶対安全なんて言えないっすよ、そりゃ」という感じです。自己責任という言葉は使い方にってはこの世で最も嫌いな言葉の一つなので俺は「絶対」言いませんが、こんな記事書く以上、その材料の危険性の「とりあえず簡単な調べ方」は最後に記します。
 で、当然、自分で考えることができる方を対象にしています。

 たとえば、「○○は危険です!」とか、「ハザードマークあり!」とか言われただけで具体的によく考えたり調べたりしないまま勢いで「うぉぉ!そりゃ怖い!この業界(俺含む個人も)許すマジ!」とか言って3分後にはあっちこっちSNSで火ぃつけちゃったり、激おこコメントを金足農業のピッチャーみたいに連投しまくるような人は、この先今は読まなくていいんでイーライ・ロス監督の「グリーン・インフェルノ」(そういう無定見インスタント正義漢な人たちが食人族に食われる映画)でも見て時間を有意義に使って心入れ替えてください。

 そうでない人はリンクに飛んで気分ガン上がりだと思いますので続けますね。
 
1、服装その他
 わたしを含めてどこまでできるかはおいておいて、そもそも原料は素手で扱わない。長袖長ズボン。ゴム手袋。防塵マスク。ここまでは絶対。頭もできればなんかかぶる。
 サウジの女子陸上選手がストームトルーパーみたいな防塵マスク+ニトリルゴム等の手袋してるイメージを参考にお願いします。そこまでし無くても平気な場合が多いですがアウトブレイク系の映画で見る宇宙服みたいな防護服を持ってる人は、ここぞとばかりに是非使ってください(後半にいくほど無視してOK)
 簡単にその辺でバサバサはたかない、特に部屋の中とかね。
 特に小さいお子さんのいる方や、そうなる予定の方(おめでとう!)は注意してし過ぎのことはありませんね。
 どこまでやるかは以下も参考に個々考えながら対応してください。 
 


以下ってこの写真じゃないですよ

 2、危険とか安全とか何しろ一口では言えない場合がほとんど。
 どっから話せばいいのかこれ本当に難しいんですが、もちろんそれはもろに毒だろまずいだろってのもありますが・・・

 程度問題、というと、水でも飲み過ぎたら死ぬ、とか、体内にはいろんな重金属が微量元素として必要なんだ!だからちょっとぐらい平気。みたいな屁理屈になっちゃうんで、ここではそういうことは言いません。
 いうつもりはないんですが、やっぱりものには程度ってものがあるし、まあ、私自身子供の頃のどが痛いなあ~なんつって龍角散をカレースプーンでダンクしたらむせてむせて余計喉痛くなりましたけどね。マジで死にそうになりました(いらない逸話)
 毒性ありませんよって言ったからって食っちゃだめだろ!とか。
 これって有機農作物や放射能関連なんかでも近いですよね。声のでかい連中はゼロか100かみたいな別々のリングでセメントマッチな水掛け論してますが、我々心あるサイレントマジョリティは、これは気を付けよう、ここまではしょうがない、これは大丈夫でしょう。と、判定は人それぞれながらもいろいろ考えて折り合いをつけていると思います。
 当然、ごく当たり前の態度で原料を扱った場合で考えましょう。先に記した服装等も含め、そういう理性的な態度を取る!と心に強く誓ってください。
 
 程度問題にも先にあげた屁理屈レベル以外に…
A、危険や害、毒にもいろんなパターン、程度がある。
 ちょっとでも危険、大量(どの程度だよ)だと危険、慢性的(だからどの程度だよ)だと危険、といった危険の度合と、どういう場合どういう症状になるか、被爆方法?との関連で複雑です。各材料なんかしら毒性、危険性のハザードがある場合が多いですし、被爆の仕方でも扱いは変わりそうで、害も様々だと思います。線引きはかなり難しいモノです。これも全部が全部避けようと思うと霞食ってろの屁理屈に戻っちゃいますよね。

B、金属と金属酸化物の違いさえ頭に入れてない人が多いように感じる。
 形によって毒性ありなし違うこと多いんですよ。当然ですけど。
 鉄とか銅とかチタンって平気で言いますよね。金属と化合物(多くは酸化物)とを区別して言ってるのか微妙な方、中には名前に反応したのかまるっきり別金属の亜鉛と鉛までほぼほぼいっしょくた扱いとか(英語で調べてみてよ)、一般ヤキモノ愛好家レベルだと話ししてて結構いますよね。
 
 たとえば銅なら普通使うとすれば酸化銅、炭酸銅、硫酸銅(胆礬)とかだと思いますが、どのぐらい意識して物性的な違いなどを考えてるか。ただ使うだけならそれでもたくさんな場合がほとんどですけど、危険安全を気にするならで可能な限りちゃんと区別しておきたいですよ。それぞれどんな分類のものか(種類多いんだよ~)、その粒径分布は?とか気にしますか?

 ヤキモノ材料屋でラベル観たってわかんないですよね。試薬と違って純度の問題等もあってラベルに記しきれない場合やそこまで厳密じゃない場合もあると思います。

 まあ出来る限りでいいんで、酸化物なのか、炭酸塩なのか、硫化物、フッ化物、その他複合酸化物(骨灰=ほぼリン酸カルシウムとか結構あるんじゃね?)なのかの違いとその分子式を調べとくぐらいはやっといたほうがいいですよ。まあ同じと思ってたものでもいくつか種類あったりするけどわかる範囲でいいっすよ。この名前だけでもいくつもあるってのだけでも知ってると知らないでは雲泥だと思います。よくわかってないってことがわかるから。
 
C、粉末の粒径の大小による差
 要はその粉末原料の細かさです。何ミクロンから何ミクロンまでとか、何番メッシュから何番メッシュまでとか、マニアックにはBET比表面積(単位質量?嵩?あたりの表面積って感じ)とかなんてもいうんですが、とりあえず粉の細かさ粗さです。これも意識してない方が多そう。
 これは同じものでも細かければ細かいほどより低温で反応したり、焼結します。言葉の用法として正しくないかもしれないけど活性が上がる。

 釉薬でいえば、細かければ細かいほどよく溶け合うし、粗ければ粗いほどムラになり、もっと言えば塊で、フリーで残ります。場合によっては高々1300ちょっとの陶芸用の窯ではしみじみ焼き固めることすらできません。
 逆に、大した毒性でないとされてても超微粉末で、いじくるたびに舞い上がるようなものだと目や皮膚に付着したり吸入したりのリスクが増えて表面積大なせいでより簡単に多く被爆します。
 ここら辺は粉砂糖と普通のザラメの砂糖、角砂糖なんかのイメージしてみてください。胡椒とか。溶け方もくしゃみの出方も違いますよね。

 より微粒子で、しかも飽和しない量を調合されたよく溶けた釉薬であれば、焼成後の釉からの溶出の危険はなくなりますが釉薬調合時の危険性は増してくるわけ。逆に、ザラメなら調合時の被爆は抑えられる可能性が高いけど、釉薬からの溶出の危険性は高まる場合があると思っています。
 で問題は焼き上がった食器からの良くない何かが溶出する場合ですけど、どうなると溶出するのか、どんな調合どう焼いてどうなれば溶出を抑えられるのか、等々ははっきり言って難しいです。たまに研究者の方とそんな話もしますけど、そんなもん出来た後個別に試験したり、分析掛けないと確かなこと言えないですよ。それらを積み重ねて経験的に大丈夫であろうライン、やばいかも知れないラインなど決めていくしかない。
 自分なんかはモノ見てこれってマンガン系たっぷり君じゃね?とか、酸化銅で真っ黒子ちゃんじゃね?などとなんとな~く感じ分けることありますけど、まったく確かなこと言えないし。『SFボディスナッチャー』状態です。そんなごはん入れて食ったらすぐ熱出すような武士の一分のキムタクみたいにはならないし、後から出てもわかんないだろうなあと。
 やばいと思ったら酢の物入れっぱなしにしないとか、食器じゃないからOKだな、とか、自分なりの線引きだけです。
 実際、ものによってはその件について告知しない、もしくはわかってない、等々作家の責任感疑う場合もありますけど、それだって現状では俺の勝手な意見です。
 この辺が焼き上がった釉からの危険性についてはひとまず置いておきますと言った理由。

 で、邪馬台国や憲法解釈に限らず、結構学者研究者でも意見が割れたり認識の差はあるもので、何にしろどっちが正しいとかスパッとはわかりません。

 長くなってきちゃったなあ~
 
 多分、ルールや指標の在り方も、製作者の意識も遅れているのだけは間違いないと考えておいて、
3、まずディフェンスを固め敵を知ったうえで判断しましょう。
 ということです。判断つかなかったから使わなきゃいいし、めちゃ防御して試しに使ってみるでもよし。
 で、この材料俺使いません、となった場合も、やたら漠然と危険危険騒ぐとか、そんなもん全然へっちゃらだよ!とか、無責任なまねはやめて、何がどうだったので使わない(使ってみる)のか他人に説明できるようにしておこう!
 それが気持ちのいい傾向かどうかは別にして、世の中予防線の時代ですよ。混じり合えない思考回路の持ち主相手では議論にもならなかったり、そうでなくても人間なんて愚かなもので双方良かれと思って論点がずれることだってあるでしょ?
 やるやらないの理由は何でもいいんです。

4、で他人に判断を委ねない。
 俺なんて圧力鍋でお米炊くやり方、カミサンに教わった端から間違えます。これこれこうすれば安全だと思って使っています。と人に聞いても同じにできないですよ。向こうの常識でわざわざ言わなかったけども、こっちにはそうじゃなかったとかいろいろあるでしょ。「普通」だって結構違うわけで。
 昔、お勧め映画聞かれて『美女と野獣』を見に行って(俺は二回目)余りの伝わらなさに、ベルとは月とすっぽんのブスを映画館において一人で車乗って帰ったことがありますが、そういうことです。違うか。

決めるのは君だ!君だ!

 で、調べものの場合よくよく吟味すること。
 趣味半分程度のホームページはもちろん、俺含めた本職の意見も話半分以下で聞く。食器屋のHPなんかは自分が調べた限りでは、無視、無頓着、ウソ、過剰反応、もはやオカルトのどれかです。意識してセレクトしてるところならそんなこと書く必要もないかも知れないし、結局不明。まあ、健康ヒステリー系がやたらと検索にかかってきたり、かといって論文系では条件等々細かすぎて伝わらない場合も多い(ほんとはそれがいいんだけど)し。
 ある程度以上客観的な事実を自分で調べる方法が必要です
 
5、簡易的ではあるが調べる方法はある!
 まず、その材料の発売元、製造元に取扱の注意や、もしあるならミルシートや分析表のようなものがあるか聞く。これがとりあえず一番大事かも。

 調べたい材料があった場合、その材料の試薬がどういう扱いなのか調べるのもおすすめです。
 試薬メーカーのHPで調べものするわけですが、私は次の二社のHPを確認に使っています。
 

  純正化学株式会社

 
 勝手なリンクなんで怒られたら消しますが、製品検索や試薬検索できますので調べてみてください。いろいろ意外な結果が待っているかもしれません。
 もっと簡単に「酸化○○ 安全データシート」なんて感じに検索するとこういった会社のPDFファイルが得られることも多いです。誰かがこの文章みたいなのをつらつら書いてる話でなくて、そういったデータシートを見て判断します。

 そのためにも自分の使いたい材料の学術的名前や化学式は確認しといたほうがいいよねって感じ。どっちもちょっと検索に癖があると感じるかもしれませんが、慣れれば問題なく使えると思います。
 両ホームページともハザードマークや危険物のマークの説明もあるのでしっかりメモっておきましょう。
 多分法律で基準があるとおりになってますし、試薬の売り付け先ってのは「好むと好まざるにかかわらず使うしかない相手」なので、よく買ってくれるようにマークをウソついてつけてない、なんてことはないと信じましょう。
 ハザードマークがついてた場合、その材料名で、アカデミックな、あるいは統括的なHPで個別に調べることをお勧めします。
 同じ材料名でもゴロゴロ並んでる場合、しかもあっちが毒でこっちは無印とかあるんですよ。そういう場合の判断のつけ方はやはり個別に調べることをお勧めしてお任せします。
 陶芸の材料に比べて圧倒的に微粉末なことが多いです、中にはナノオーダーだったり。その辺も鑑みて参考にするといいと思います。メッシュと寸法の関係も頭に入れておくといいですね。
 勝手なイメージでは陶芸用材料では微粉ぽいのは325メッシュパスぐらいかな~ってのが多い気がしてますが、たとえばそれは44ミクロンです。とかね

 ただし、基本的に多くが高純度の「試薬」なんで、長石とか、粘土系鉱物とかのゴチャマゼ系鉱物、掘ってきた系鉱物は調べられないのがネックですが、その辺は製造販売会社に問い合わせてみましょう。
 たとえば、絶対クリンナップな材料ですけど長石硅石の塵肺珪肺被害はマジで気を付けてね。長石粉末が濡れてるのには理由があって、もちろん粉が舞わないようにしてるんですよ。
 
 ハザードマーク、個別に調べるを重ねて、自分ならどうするかの線引きをしていきます。
 たとえば、このマークなら気を付けて使うけどこれになったらもうやめる、とか、この材料は絶対、あるいは全体の何%までしか使わないとか。
 うおぉお!!もうだめだ。カオリンと石灰石しか使わねえぜ!となったとしてもなにかしら焼き物はできます。
 
 書き忘れましたが当たり前のことももう一つ。
 毒のあるなしにかかわらず、原料や資材を扱った後は手や顔をよく洗うこと!場合によってはすぐに風呂、シャワーに入って着替えてください。


 本当は最後に、
 よく使われてるっぽいけれど俺は使わない材料
 というのを記そうと思ったんですが、理由を書かずには無責任なので今回はやめておきます。

 ついでによく使われてる材料を並べますので調べてみてください。
 二酸化ケイ素(硅石)
 炭酸カルシウム(石灰石です)
 炭酸マグネシウム(マグネサイト)
 炭酸バリウム
 炭酸ストロンチウム
 酸化亜鉛
 カオリン
 タルク
 酸化アルミニウム 
 珪酸ジルコニウム(ジルコン)
 酸化スズ
 リン酸カルシウム(骨灰)
 二酸化チタン
 酸化鉛
 炭酸鉛(鉛白)
 酸化鉄
 酸化銅
 炭酸銅
 酸化コバルト
 炭酸コバルト
 酸化クロム
 二酸化マンガン
 炭酸マンガン
 酸化ニッケル

 などなど。周りの別な化合物との比較をすると、面白かったり不思議なことがあると思います 

 長くなったけど第一回はこの辺で!
 




  

2018年8月29日水曜日

野焼きしました ただのゴミ燃し

 ちょっと涼しかったのとそろそろ焼いとけ言われたんで野焼きしました。
 どんなもん作ったかはこの記事

 わたし:仕事忙しい~からの~メンドクサー
 子供ら:ゲーム忙しい~からの~もう忘れてる

 ってわけで嫌な予感しかしない上にお母さん不在。厳しい。

 とはいえやらないと俺まで怒られちゃいますからね。なんでだよ。
 なんかいろいろ仕事やりながらで写真撮り忘れてたんすよね。で、途中から。

 場所は我が家のゴミ燃し場。ざっと燃しまくってオキを作りつつ周りであぶり。のはずが、仕事中に子供たちが枯れた杉の葉っぱどっちゃり燃してキャンプファイヤー状態。
 そもそも作りが分厚いわテキトーだわでこの時点でナバロンの要塞みたいに吹っ飛びました。。きちんと作った土器と土偶だけはちょっと遠火にしてたんで無事。
 この辺すでにやる気とか思い入れの問題が結果に如実に反映してますな。

 で、いろいろあったけどぜんぶなかにおいてまわりから「BURRN!!」してるところ

 午後は子供たちのちょっかいもなく、木っ端切れを継ぎ足し継ぎ足ししつつ数時間。

 誰かの参考になるような話しもできませんがとりあえず終了。

 土器!

 で肝心のあいつなんですが、
真ん中に置き直すときに落っことして分解しちゃいました。
 成形時の接着の仕方が悪かったせいですな。 
サモトラケのニケ!状態


かわいそうに明日首と手ボンドでくっつけてやろう
俺のセリフだよ!

 いや、しかし野焼きは面白いですね。ゴミ焚き焼き芋とはわけが違いますな。焼き芋好きにはワリいけど。
 敗因は分かってるんで(宿題、やる気、タイミング、等々)近いうちにもう少し小ぶりな土器でしっかり作って再挑戦するつもり。10月ごろになって「先生これが本物なんです」つって持ってっても先生どうしたもんだか困っちゃうだろけど。娘の担任先生は社会(歴史)の先生で野焼きで土器作るっていったら俺もやりたいとか言い出して興味津々だったし、試しに誘ってみるかな。
 
 

仕事もしっかりやってますよ。

2018年8月25日土曜日

内るつぼ ライナー式? 鋳造ルツボ関連

 ちょっと面白い形になってるアルミナるつぼ。4N(=99.99%)です。なにこれどうやって置くの?
 別に流行ってるからって尖底土器を高純度アルミナに置き換えたものではありません。まあ確かに縄文土器ブームがちっとは俺の頭の中にもありますけどね。月末までにこないだのへんてこりんも焼かなきゃいけないし(今日焼くつもりが風で断念)。


 これは鋳造に使うルツボのさらに内側に入れてつかう使い捨て内るつぼです。金属溶湯を直接抱える内るつぼ、内るつぼの破損を抑える、あるいは破損した場合の受け皿、バックアップとして外るつぼ、というデザインされた組み合わせはあるあるなんですが、この場合はちょっと事情が違います。

 遠心鋳造式だったり傾注式だったり(原始的なのはお兄さんがヤットコと根性で炉の中からつかみ出すとか)、まあとにかく鋳造用るつぼがあるわけなんですが、ひょんな事情で新たに試したい金属がでてきます。
 今までの鋳造ルツボでは、なにかしら温度的化学的に無理気味で、試してみたら軟化しちゃって持たない!反応しちゃって持たない!あるいは持ちが悪すぎる!すぐ割れちゃう!
 鋳造ルツボってのはフランジがついてたり肉厚に偏差があったり、とにかく熱間で振り回すには弱点の多い形状のものが多く、熱間強度高くキープするには材質にどうしても制限があります。
 
 今までうちでも、「やめた方がいいんじゃないの~、おすすめしないですよ~」って材質でトライしてきましたし、結局ダメだったり、よくてだましだましの域を出ない。感じが多くなっています。

 今回のライナールツボ式?(今考えた言葉)は、鋳造ルツボは従来通りの製品を使い、さらに内るつぼを使って「内るつぼはその時一回持てばいいっす!」な使い方です。今までのるつぼに直接ではるつぼが溶けだすほどだったんですが、これならとりあえず持つようです。でアルミナの高純度品が選ばれました。

 もちろんこれもおそらく「研究レベルまで。生産にはそこまで落とし込めない」だったり、「だましだましの域を出ない」ものになると思います。

 高くつく傾注ルツボの金型を新たに作って材質変更するに比べて大幅に安いコストで何種類もの材質適正を試すことができますし、だましだましでも研究を続けるに堪えれるレベルを維持できれば十分と考えておられるようです。

 まあもちろん似たようなすべてのケースで可能なわけでなく、「かなりたまたま条件的に行けんじゃね?」に限られそうですけどね。

 ぱっと思いつきですけど条件ぽいのを並べると、
 1、型新規に作成するのはもったいないレベル、段階の話。
 2、誘導加熱式で金属側が発熱するパターンでないと使えない。
   カーボン外ルツボ発熱式では意味ねーし
 3、形状的に見込とライナーとのクリアランス調整が楽でないと無理。
  たとえばストレート見込みだとガタツクので危険。
 4、口元からライナールツボを入れられないと無理。
   箪笥買ったのに間口通らないパターンになっちゃう
 5、何しろ作ってしまえば超高く売れるから余分なコストに我慢できる。
 等々、全部じゃないけど必要なんじゃないでしょうか?

 今回の場合、見込みのテーパーよりほんのちょっとライナーのテーパーのがぬるいんで少々傾いてもライナーの口元が見込みに嵌るからクリアランスはほぼほぼゼロにできる仕組み。ライナーの先端が見込みの底につかないギリギリの設計。これなら焼きっぱなしで摺合せ加工しないでも行けるはず、っちう読み。
このぐらいのサイズ


 なんて、この相変わらずクソ暑い中、これ最高だよ!やってみなよ!つって自慢してるわけじゃなく、その場しのぎの姑息作戦かもしれないけどKUFU(工夫)で我慢できる場合もあるかもしれませんよって話。
 ただのるつぼ(しかもそこそこ大きめ)にぴったりくるライナー作ってくれって話だと、むしろ高くつく場合もありますよ!