2018年7月13日金曜日

月末はJAXAで技術展示会

 ということで横断幕の設置してきました。
 


これはもしや・・・
「ライフ」のあいつか?怖い!


2018年7月12日木曜日

マグネシアるつぼ 緻密質

「クリーム色のニクイ奴」マグネシアです。



 ちょっと仕事の都合ではしばらくファインファインファインになります、というかなってます。一般ヤキモノネタはお休み!まとめて作る時間的余裕もないんですよね。すみません。そうめんに飽きるころまで蕎麦猪口の続きすら出来なかったりして(笑
 いただいてる質問等をまとめて解答みたいなのは近いうちできると思いますが、ヘビーな質問の回答はきちんと記事にしたいし、プチ質問はすでに当のパチーノの質問が「キーラ・ナイトレイとナタリー・ポートマンの見分け方を教えてください」とかになってきてるのでどうしようかね?(ちなみに答えはほっぺたにゴミついてる方がナタリー)
 





2018年7月9日月曜日

アルミナ、窯出

 今日の窯出しはアルミナセット。
窯出しホヤホヤで磨きはおろか振り粉も払ってない状態ですが
セッターリング

底孔付。肉厚が…

これは多孔質のるつぼセット台

 本当は週末アップ予定の記事で「ハン・ソロ」カッコいいぜウェーイ!で文字数水増しするつもりだったんですが、見送り。
 こんな広範囲の大雨災害は記憶にないと思います。あんまりにも甚大な災害で本当に自然の力は恐ろしいんですが、もっと恐ろしいのはテレビですね。

 うちのテレビは俺が前にいる限り、ニュース、スポーツ、映画、以外は映らないことになってるんですが、子供が何か見たいものがあるということでチャンネル変えたいと。「どこ回しても洪水だぞ。こんな時ぐらいしっかり見とけ!」つったんですが・・・普通に変わり映えしないクッソしょうもないバラエティ?(個人の感想です)やってる上にテロップでの情報すら出てませんでした。え~と思ってよそ回してもNHK以外の地上波民放全滅。スカパーのツールドフランスですら、こまめに警報の情報がテロップ出てたぞ!

 どういうこと?どうせ毎年どっかしら水害あるし首都圏じゃねえしそこまで報道せんでもいいやってこと?横並びでそれか?テレ東だけ子供番組なのはいいんだけど。

 しかも某知り合いは災害のことさっぱりわかってなくてこれまたびっくり。新聞取らないでニュースはネットで十分なんて言って、5秒と置かずにサッサカサッサカスマホばっかやってるようなやつだけど全然見てねーじゃねーか。俺がちょっと見ただけでもネットのニュースも災害情報だらけだったぞ!
 俺だって西日本には親戚はおろか何人も知り合いすらいないけどびっくりしながら釘づけだったのに。うちのお墓や親戚んちも地震と津波と放射能喰らってるし、次はどこでどんな災害があるか誰にでも他人事じゃないはずでしょ?

 メディアや他人にはとりあえず期待せず自分の身は自分で面倒見るしかないなあとハン・ソロのように改めて思うと同時に、何か災害に巻き込まれた際に「まさか自分が…」なんていうようなオッサンには絶対ならないこと、「いやな予感がするぜ!」と常に感じられるようになることを誓いました(個人の感想です)

 ハンソロ面白かったっすよ。絵面がスターウォーズっぽいかどうかはちょっとだけ微妙でしたが、映画見に行ってこれだけ楽しめれば十分以上!(個人の感想です)
 まあとはいえ、今まで30年以上妄想で補ってニコニコしてた部分に解答を出されてしまうのもどうかっていう気持ちはありますな。
 とくにケッセルラン12パーセクの件なんかは各個人の妄想のままでもよかったような…

 一緒に観に行った下の娘(9さい)によればヒロインのキーラがブルゾンちえみにしか見えなかったということで・・・ブルゾンちえみから年賀状が届くかな?
 

2018年7月4日水曜日

暑いし風強いしアルミナのるつぼ





ウィンブルドン始まっちゃってるんだよね~、すぐにツール・ド・フランスも始まるし、名古屋場所もあるし、プロ野球もそろそろ正念場。
7月はスポーツ好きにはたまらん!

2018年7月2日月曜日

ジルコニアのタンマン管

 ついに俺が一番好きな16強~8強の戦いが始まっちゃってもう大変。
 めちゃ強くなる前の、第二勢力筆頭の頃の昔のスペインだったなあ。ブトラゲーニョとかマルティンバスケスとか居た頃ね。ちょっと懐かしい感じ。ロシアはなかなか点にはつながらなかったけどとにかくよく走った。17番ゴロビンはネドベドとかナポリのモヒカン(ハムシクね)とかを初めてみつけた(勝手な言いぐさですが)時みたいな感動。マッサージ手伝ってやりたいぐらい。
 試合はまあそこまでじゃなかったけど。

 デンマーク-クロアチアは序盤に点取りあった後痛恨の寝落ち、PKPK聞こえてきて気が付いたらモドリッチ失敗!!その後最後まで見ましたが…
 シュマイケルはPKの時のカマの掛け方がクニャクニャ動くタイプであんまり好きじゃないな~。すごく頑張ったけどまだまだ風格からも実績からもオヤジの現役時代には及んでなかろう。そのユーロ取った父ちゃんシュマイケルと、次のユーロで父ちゃんシュマイケルを手玉に取ったスーケルがすっかりオッサンになってスタンドで騒いでたのがオッサンファンとしては結構うれしかったっす。
 
 とか言ってるうちにも仕事も進みます。ありがたいことです。年によってはその時期仕事少ないのに夜中ずっとブエルタ・ア・エスパーニャとか見てだらだら寝坊すると家族の視線が痛い痛い。自由業かよ!とかね。そのつもりですとは言えません。

 とにかくジルコニアのタンマン管を数打ち。今凝ったシステムのちょっと難しいのをいくつか抱えてて結構タイトロープなんですが、こういうシンプルな基本的なのをやると、よし最終ラインからビルドアップだ!なんて時事ネタぶちこみつつ調子が整います。

 


電気炉ユーザーのヤキモノ人に合わせてちょっと尻馬に乗った話をすると、電気炉の場合の記録用紙の参考(にもならん簡単編ですが)。


 電気炉の焼成記録は窯に備え付けのファイルはこんな感じで簡単に。焼成プログラムはモノによって結構変わってくる(ファインの場合は特に低温時)ので毎回記録。
 製作記録や何段組みでどこにどの釉とかは別に日報形式のノートにまとめて編年体?で記しています。あんまりみっともない&コンフィデンシャル多数で掲載できませんが・・。窯詰前後も特殊な場合や、気が向いた時には写真を撮って保存。
 イノウエさんも言ってましたがつまんない出来事でも記しておくと記憶鮮明で楽しいですよ。あ~50オーバーのバス釣った日だ!とか、酒井君が鞄忘れてった日だ!とか、ボンクラ一号が落車して帰ってきた時作ってたやつだっけ!とかね。
 誰それが寄った時には調子がいい、とか、どこそこ商事通した仕事はつまんないことでしくじりやすくてマジむかつく、とかいらぬジンクスも見つけてしまうのが玉にきずですが…

 茶碗やなんかの釉薬焼成の場合は結構細かめに記憶と記録を付けておくと、釉薬吹いちゃった~とか、まだ溶けきらない感じでちょっとマットォ~なんてのは格段に減らしていけますし、同じ釉薬のみで一窯焼けるのか段組みごとに変えるのかとか5~10度刻みであたりを浸けられるようになります。どうやら電気炉は決まったプログラムの何番をスイッチオン!だけのもあるみたいだけど、もったいねえ話だ。どんなプログラムカーブでも性能の許す限り自由に組めるのが電気炉の絶対的なアドバンテージなのになあ。

 
 
 


2018年6月29日金曜日

排泥鋳込み超入門 離型後、乾燥中の割れ 闇ヤキモノ教習(仮 

 数少ないですが時には結果論でよい場合、というのがあって今回のはそれかなと思うのでそのチョイス、決断に理解はできますが支持はしません。自身完璧に遂行できれば望む結果を確実に得られるのであればアリですけどね。まだ50%人頼みでは後ろ向き過ぎる。
 なんですかね?阿弥陀様のパワーが強いのか他力本願(誤用なのはわかってますよ)になるのもしょうがないのかな?
 非難されるのを覚悟でやる、その覚悟でやってるのをわかっててなお非難する。ってのはミッションインポッシブルでも、チャンピオンズリーグでもよく見る図式。手放しで喜ぶのも無定見に非難するのもやめておきましょう。
 あ、昨日のサッカーの話ってわけではないですよ。特に。
 まあひとつ思うのは、センターバックはレッズじゃなくてアントラーズの選手にしてくれって感じですかね。
 あ、昨日のサッカーの話ってわけじゃないですよ。特に

 とにかく結果オーライなんつって浮かれて検証しないのは最悪で、かの有名なソクラテスはどういう文脈なのかはよく知らないけど「検証の無い人生は生きるに値しない」みたいなことを言っています。彼はプラトンの師匠であり、ジーコがいた頃のセレソンのキャプテンです。髭もじゃでボランチ(って言葉はまだ知らなかった.ディフェンシブハーフ)でかっこよかったけなあ。
  
 ヤキモノっていうのは結果から遡ってどこが悪かったか判断検証して次につなげることでしかなかなか理解納得できないんですよね。ヤキモノに限った話かどうかは知らないんですが。
 でもヤキモノのいいとこはそれをやっていけばほぼ必ず「ちったあよくなる。確度が上がっていく」のを実感できるところ。しくじってもコレはあん時のアレだっツウのがパッとわかるようになるんですよね。なぜなら要素が複雑で玄妙とはいうものの、起こってることは単なる物理や化学的な現象だから。
 そりゃもちろん間違ってることも新しいタイプの問題発生ってこともあるんですけどね。

 で、棚上げされてた「鋳込んで外した成形体が気が付くと割れてた。乾燥中に逝ってるみたいなんだけどこれどういうわけ?」問題。
 これについて経験上こんなパターンありますよ、というのを記してみます。

 まず3つに分けられるんじゃないかと思います。
 A・何もないけど単純に乾燥の段階で割れる。
 B・実は見えないだけですでにクラックがあって乾燥とともに目立って来て発見。
 C・両者の中間というか、形状的、設計上潜在的に後々割れやすい部分や歪があり、それが乾燥中に破れる。

 複合的だったり、そこまでくっきり分けられるケースばかりじゃないと思いますが。

 A・これは極端な状態にならなければ一般陶磁器ではまず起こらないと思います。
  あるとすると、急乾燥過ぎる。ほとんどの場合過温度ですね。200℃の窯に湿気てるうちに突っ込むとか、直接フレイムに当てまくっちゃうとか。水気の気化する圧力。
 あとは偏乾燥、片一方だけに熱風当てるとかですね。これは歪んで切れる。
 原料の一部が水和してるとか、溶剤使ってるとかファインの場合はパターンいくつかありますけどとりあえず粘土物にはほとんど関係なしでしょう。
 
 B・多分一番ありがちで、乾燥したら割れてきた、素焼きしたら割れてきた場合、初めに疑うのがこれかも?特に可塑性の多いのよりは少なめのもののほうが起こりやすい。
 理屈は多分2パターンで、
 1、汚れとか傷等で実はうまく離型しない部分があって、でも他が大方外れてるから勢いで外れるけど、そのときに引っかかったり無理がかかって割れちゃうパターン。
 2、逆テーパーとか、芯で型割りできてないとか、とにかく離型できるはできるけど無理させてる場合。
 3、形状的にイカシてると、離型させるタイミングがシビアな場合があって、いい間を外すとフランジとかトンガリ部分、溝、くびれ部分で切れちゃうことがあります。
 可塑性の大きい場合は隅から、可塑性の小さい場合は面で割れることが多い印象。 

 同じ部分で割れが発生して、でも個体によって割れたり割れなかったりの場合、これが疑われます。
 離形させるタイミングを会得することや、補修、ペーパー掛け、作り直し、最悪ですが設計変更でクリアできそうです。もっと細かく型を割り直す必要もあるかもね。
 第一のコツだけ書いておくと、離型するタイミングは乾燥させすぎないこと。カラカラになっちゃったものを離型させると壊れやすいです。


 C・これも結構厄介かつ一般的ですが、乾燥に気を使えばクリアできそうです。気を使うとか言ってもお茶出したりする必要はないですよ。
 局面ではなく平面をつなぎ合わせて構成された形状で、ピン角がある場合はとくに、また肉が薄かったりすると乾燥中、でもってタチの悪い場合は焼成して100℃も200℃もいかないうちに割れちゃったりもします。ほとんどの場合、入隅があるところから割れますが、これは離型時に機械的な力喰らって割れてる場合と逆に、可塑性が大きい場合は面から、少ない場合は角から割れる印象。

 ここで紹介したパターンです
 
これねこれ

 解決策は、Rを大きくしたりの設計変更をしないんであれば、もう乾燥に気を付けるのが一番です。乾燥はこのブログのどっかに記事がありますし、今後乾燥シリーズも考えていたりいなかったり。乾燥って大事で、単独に本にしても売れないだろけどそれにしても陶芸本では省かれすぎ。これはフォトジェニックなページになりそうもないからそんなんイイや、という本の見た目の問題なのか、監修してる作家だか先生だかの「そんなんトーシロに決められちまったらこっちゃ商売あがったりだよ」という文鳥のトイレレベルの狭いマッスの極秘利権?問題なのかわかりませんけどね。
 超リアルなマリーアントワネット像とか作ってない限り、とりあえず基礎的なことはこの動画観とけばOKです。
作品の乾燥の話

それでもまだ割れる場合は、もう身もザックリ割っちゃって生の内に接着し直しちゃうってのはどうでしょう?


 とにかくこの辺気にして検証続ければなるほどこことここかとわかってくる場合もあります(すべてじゃないのがあれですが・・・)
 なにしろ、「検証の無い人生は…」なのですよ
 でもウッディアレンはソクラテスの言葉を引いた後「検証しても大した違いはないんだけどね」となんかの作品で言ってましたけどね。
 ウッディアレン的「どうせ人生なんてそんなもんだよね~」な達観も同時に身に付くのもヤキモノなんじゃないでしょうか(最後に来て著しく無責任な締め方)

神奈川県のNさん、参考になりましたでしょうか?
 

2018年6月27日水曜日

貫入土って何よ? っつうか貫入って… 闇、ヤキモノ教習(仮

 久しぶりにパチーノから連絡がありまして、貫入について質問を受けました。
 面倒くせえなあと思いつつまあ話を聞くと・・・
「釉薬と素地との収縮率の差が応力を起こして割れる、素地より釉のがより縮んじゃう場合に釉がパキパキ割れるのだ」と型通りに教わったらしく、そのこと自体は理解してるようです。




 理系文系的二元論はどっちですらない私にとって最も聞いててくだらないと思う分類の一つですが、もともとパチーノはバリバリの理系(よく知らないけど仕事もそれっぽい)。どっかの国立大学出てるはずで、成績はかなり良かったんですよね。「処女は英語でいうとバージン。では英語で童貞は?」「答え、ポール・ニューマン」というアウトコース低めのクイズを中学1年生の時に作った実は天才児(でしょ?)。
 その元?天才がわからないという。

「だったら収縮が少ない粘土の方が同じ釉薬だったらヒビるんじゃないの?でもすげえキメ細かくて焼くと小さくなる土がよく貫入する土だっておいてあるんだよ?なに?」
 天才としては、貫入のメカニズムの説明を受けて「なるほど。わかりました~」なんてやっちまった手前、年も顔も知らないけど女性だというその先生に恥ずかしくて聞きにくくなって俺に聞いてくるという。うち震えるほど自意識が邪魔してますなあ。妻子と冷え切ったちったあできる40男の悲しさよ(知らないけど)

 つまりこういうことでした。
 Aという土 収縮率 約10~12% 
 Bという土 収縮率 約14~15%
同じ釉薬をかけてもAは貫入しないのに、Bはスパイダーマンのエンドロールみたいに貫入すると。
釉薬はBより縮む、ってことはAならもっとバキバキ割れるんじゃねえの?
どういうこっちゃと。

 まあこれは勘違いですね。もしかすると先生の説明が不足してたのかも。
 先生の言ってる収縮ってのは「素地と釉、各素材の熱膨張係数(熱膨張率)による収縮」
 パチーノはそれを焼成収縮とごっちゃにしちゃったわけですね。

 メッチャ大雑把に説明すると(細かい部分の突っ込み禁止)、
 焼成収縮は最高温度までで縮み終わっちゃってるわけです。とします。釉もとろけた、と(ここにも同じことは起こってるんだけどアモルファスになっちゃってるのでまあほぼ液体に近いと考えてください)。
 で便宜上釉も素地もそれぞれまあ均一な固溶体になったとして、板と板を張り合わせた状態になってるとします。「とします」が多いですけどまあいいとします。
 釉には釉の、素地には素地の熱膨張係数があり、それにしたがって常温より体積が膨張してます。で降温するにしたがってそれぞれの熱膨張係数通りに縮んでくるとその差が応力となって釉薬にヒビが入ると。(状態や組み合わせによっては壊れたり剥がれたり)

 熱膨張曲線も含めてここまで説明してやるとやつは「あ、なーる」と、昔から変わらぬボンクラ少年のような返事をしてくれました。わかってもらえてよかったよかった。的に幕を閉じたんですが…





 でもはっきり言ってこんな通り一遍の説明で貫入ってわかんないですよね?
 少なくとも自分は理屈は分かっても実感しきれないというか、納得できないところが多すぎる。何がわかんないかを説明できないほどわかんない。パチーノの勘違いも笑えないし、説明してやったところで自分自身はこれでよかったのかと。
 小学生に証明抜きの公式を教えたり、学会の最前線とはもしかすると違うかもしれない教科書上とりあえずの回答を解説しなくちゃいけない授業中の先生のような気分(なったことないけど、多分)。
 俺だってわかってないですよ貫入。

 この土だとどうなった?どうなるんだ?ってのを繰り返して結果的にデータを積み重ねる以外ないです。
 こないだのビアカップとかでたまに紹介してるのは化粧土の乾燥焼成の収縮を利用した貫入装飾です。ファインの原料をたくさん混ぜてるんで「粒子が細かい=収縮大きい」んでしょうな(推測)


右はノーマルな貫入、左は焼成収縮差を利用した貫入(要は化粧土のひび割れ

かなりざんねんな貫入。一本だけスジはいるってなんやねん

 好きなんですよね貫入。ファインの場合も割れちゃったときに「貫入しちゃった。テヘ」的な使い方皆さんしてますよ。撤退じゃなくて転進的なアレですけど(笑

 実は「○○貫入土」ってのは使ったことないんですよね。普段の俺の買い先にそんなのないから。そんなに貫入するんでしょうか?
 うちの釉薬にはいまだかつて貫入したことのない釉薬。というのがあります。
 
 これはしょうがねえ、「貫入する土VS貫入しない釉薬」の決戦も近いうちにやらねばなるまい。もし俺の釉薬が勝ったら皆さんに釉薬の調合教えますね(エラそう)

 赤津貫入土ってのが名前もカッコいいし最初の標的にしてみるか。



 貫入も記事書きながらいろいろ切り取り方でネタになるなあと思いました。
 と、言うわけで「いやん。久しぶりに使ったらまたまたダダ漏れ~。まーた重湯につけなくっちゃ」的なのもそのうち記事にしますね~。
 

MOT's技術展示会 7月は…二連発

 上旬に高エネルギー加速器研究機構(KEK)
 下旬に宇宙航空研究開発機構 (JAXA)
 と二連発。

 本日は強風でしかも猛暑の中KEKへ横断幕の設置してきました


 高エネルギー加速器研究機構と名称がやたら具体的な割にはそれが何の研究なのか素人にはさっぱりわからないと仲間内では有名ですが、パンフレット読んでも話を聞いても結局簡単に説明できませんので、ご興味のある方はKEKホームページで確認してみてください。
 KEK職員研究員の皆さんは是非当日ご来場くださ~い。
 
 

2018年6月26日火曜日

無事でした

 とくに紹介できる製品が今日焼き上がったわけじゃないんですが、「異音」の顛末だけ記しておくと、まるっきり無事でした。じゃあなんだったんだあの音。
 こんなもん焼いてたらそりゃビビるよなあという、画像は残念ながらお見せできません。チクショー!!

 これでバックリ割れてたり粉々になってればただ今子供たちに大人気「ざんねんなやきもの事典」に掲載されてるところでしたよ。
このカップの裏のバツ印が情けない
カミサン検品落第!
うちの箸立てになってるという…

尻尾が切れちゃってムヒとか消しゴム入れられてるし

巨大クレーター
恐竜絶滅の引き金になったといわれています。

この扱いもひどい!


さっきググってみたらまだこのネタネット上にないらしいよ。
尻馬に乗っただけの心底ざんねんなダジャレだが遊ぶなら今の内だぜ!


恥はみんなでかきましょう!

すべての作り手の皆さんの心に刺さるざんねんなやきもの大募集中!

2018年6月22日金曜日

いおん

 一人で仕事をしているんですが、予期せぬ異音が聞こえることがあります(予期できたら異音じゃないか)、まあ別に仕事してなくてもありますけどね。
 耳なじみのあるのは、ピーンピーンとどっかで釉に貫入してる音。ミシとかパキとか柱が割れたか軋んだりする音もありますね。カサカサいうのは虫かネズミかな。グシャグシャの書類がずれた音。鳥だか近所の猫だかが工場の周りで遊んでる音。この辺は正解じゃない場合もあるとしてまあいいんですよね。
ピンピン常習犯

 よくわかんない異音が怖いです(よくわかったら異音じゃないか)
 これが運転中の窯の方から聞こえたような気がした時は特に怖い。
 ボンッとかパコンとか破裂したような音は、やばい。経験上破裂は昇温時、比較的低温のあぶり段階で起こります。300°400℃ぐらいまで。もしかして逝ったか? 大きくて肉の厚いものが破裂します。くっそーあれでも乾燥足りんかったか?あげるの速くないはずだけどなあ~。過去に3回ぐらいあります。

 ゴトリとなにか重たいモノが崩れたっポイ音もやばい。棚倒れたのか?るつぼひっくり返ったのかな?なんで? もちろん実際、崩落事故!なんてことは過去に三回ぐらいですが・・・
 
 降温中はピキーンといういかにも《今何かが割れました!》的な音も怖い。
 もし本焼成後にパックリ割れて出てきたら切り口、特に角を見てください。冷め割れなのか、昇温中なのか(潜在的に割れてたとかも)がわかります。

 今朝、理由は言いませんが結構寝ぼけた状態で仕事を始めて変な音が窯からしたような気がしました。異音、怖っ!!デカくて重たいモノ(特注の炉材)が入ってるし!温度的にはキープ終わって窯切れたあと。タイミング的に理由はなんだろうか?周りの異常はないしやっぱり窯内なのかな?不明。

 とにかく取り出せるまで窯の温度が下がる明日にならないと、中がどうなってるのかわかりません。この間できることといえば、
 1、何もないであろうと普通に仕事する。
 2、壊れてる場合を想定して、製品の作り足しをしておく。
   場合によってはヒータの発注までか?明日土日だし。
 この状態は窯屋にはしょっちゅうある話で、「シュレーディンガーの皿」といわれています。まあだからと言って自分の場合は、型と原料の準備を確認しておくだけなんですが。
 
 
 土日のどっちかで小学生の娘の用事でつくばイオンに行くんですが、仕事はやりたいときにやりたいようにをモットーとする私にとって土日も平日もないんで調子狂うんですね、土日付き合うと、逆に(←わがまま極まりない男)。でまたうっかりイオンなんていくと半日つぶれる上に男が行ってもひとっつも面白くない。どいつもこいつも大した用事もないくせに(多分)大込みの中ウロウロしてるし、ゾンビがなぜかやたらとショッピングモールとかデパートに集まるのはきっとこれのメタファーでしょ。
 どこの田舎に行っても地方色の無い変わり映えのしない姿でドカンとあらわれて変わり映えのしない男つまんなラインナップで俺を辟易させるイオンこわ!映画館だけで十分です。ちなみにイオンの映画館で観た一番怖いものは実写版シンデレラで継母を嬉々として演じるケイトブランシェット様かな?(さっきWOWWOWでやってたので思い出した)

 イオンといえば、個人的には独力で理解が追い付かない理科の限界でして、電荷だのイオンが出てくるあたりから先は一人で教科書読んでても全然脳の深いところに定着しません。この辺、それなり以上の理解の上に実践できれば解膠材の選択やなんかでかなり無駄玉撃たなくて済みそうなんだけどなあ。
 レベルがはるかに違うとはいえユーザーの研究者の方もちょっと専門から外れたことに関しては「難しくてわかんないんだよね~」なんてことよく言いますし、俺程度じゃしょうがねえかと。どんな変化球でも弾き返してヒットを量産してる西武の秋山も、腕に蚊が止まった程度の接触でクリスティアーノ・ロナウドが4M以上すっ転ぶのをノーファールと見切る審判も別に物理学の天才ってわけじゃなさそうだし(可能性はゼロじゃないけど)
 
 で、先日のイノウエ動画で「ニガリを釉薬に添加して沈殿のやばいのを抑えてみよう!」という、未経験のものにとってはものすごく助かる実験&人柱っぷりに心打たれ、しかも俺と同じくイオンの電荷交換のあたりでギブリ気味になってるのを聞いて(失礼!)、やっぱり勉強してるんだなあと、緩んだ褌を引き締める気分になりました。



 折を見てこの辺の勉強もたまにはしとくと新しい理解の道筋が自分なりにできたりして楽しいんだよね(間違ってそうなことも多いけど)。ガラスの靴だけ真夜中過ぎても消えない理由がついに解明できるかもしれないよ。


 どっちもやらなかった俺から子供たちに言わしてもらうと(どうせこんな文読んじゃいねえだろうが)、学校行くのも勉強するのもちゃんとやっとけよと。荷物になるわけじゃなし、科学も数学も、無駄無駄言われてる微積分ですら必ず実生活&仕事で役に立つ。あと何より学校の勉強頑張ることほど簡単で身になる頑張るってないんだよね~。大人にならねえとわかんないんだけど。
 
 塩化マグネシウムは俺も成形バインダー+焼結助剤として固体のもの使ってるんで釉薬にも使いまわしてみようかと。おかげさまでちょっと試してみたいこと思い付きました。
 
 

 
それにつけても、あしたの窯出しが恐ろしや!イオンこわい


  

2018年6月21日木曜日

カルシアのるつぼ 水和崩壊画像

 梅雨時期ですがカルシアの緻密質のるつぼ
 CaOです。一般陶磁器やってる方には石灰石、炭酸カルシウムCaCO3でおなじみですが、あれも単味で焼くと炭酸ガスが抜けてCaOになるわけです。
 このCaOは、高温でアルミナやシリカと激しく反応して溶けあいます。その性質を利用して釉薬の主要成分として、「溶かす役割。媒溶材」なんて説明されてるんですが、理屈っぽいオジサンとしては「オレ(石灰)から見ればアルミナシリカに溶かされてんだよ!俺のが融点めちゃ高いんですけど?なんでアルミナシリカ視点?」という声が聞こえないこともないですな。割合も少ないし、石灰使わない釉薬はあってもアルミナシリカの入ってないのはまずないので、説明上わかりやすいのかな?長石やカオリンをもっと溶解させるために添加ってことですね。




 例によって説明すると、カルシアは簡単にいうと生石灰ですので空気中の湿気を吸って水和=消化=湿気る、します。石膏の場合は「風邪ひく」ですが、カルシアの場合は「フケル(老ける?)」といってます。ただこの言葉は先輩おじさん俺にオシャクリパクられた方)のパーソナル用語の可能性あり!
 焼き上げてしまえば「焼結する=表面積が減る」+「焼結助剤との固溶体がマトリックスを構成する」で耐消化性上がりますが、原料粉末の段階では猛スピードです。袋の口あけたまま「アラビアのロレンス」なんか見てたら事故ですよ事故。場合によっては火事。というわけで、晴れ間を見て一気に作ったが早いか食い気味に焼きます(言い過ぎ)

 多孔質に比べて当然緻密質は緻密にシンターしてるので耐消化性高いんですけど・・・

 去年の暮れに作ったカルシアのしくじり品を割って湯呑に入れたまま流しの脇にほっぽっておいたものです。湯呑に入れたのは発熱した場合やばそうなので。
 下の写真は焼成後2か月程度のもの
表面や出隅から少しづつ崩れていきます。粉化しちゃう




 で、昨日こんな感じ
まだ固い部分もあるんですがボロボロです。

どうして途中の写真がないのかっていうと、邪魔で棚の向こうによけたらそのまま忘れてたっていう…
 
 カルシア発注、使用の際には保管に気を付けてください。デシケーターで減圧保管するのが筋ですが、密閉容器に入れて空気の動きや入れ替えをなくするだけでも格段に違います。シリカゲルや石灰の乾燥材をお供に。

 釉薬目線で見ると、石灰石を主要構成物としてこれをガラス化させるために長石やカオリンを入れていくとすると、フリーのカルシアが残って上の写真のように崩壊する。からの~溶出(毒じゃないはずですが)ってことになるんじゃないかと推測。石灰マット釉なんてのもモノの本には載ってたり、三角試験での画像なんか見てもわかんないですけど。
 何年もたってから貫入することもあるんですよ!という貫入案件以外の径時変化っていうのは案外今までおざなりだったのかも?まあ普通の食器だったら割れるまで持ちゃいいん気もするんだけどね。