2020年2月26日水曜日

結局手仕上げ、サンドペーパーデイ

 今日はほぼほぼ一日ペーパー掛け。
 午前中は生のるつぼの仕上げ。
 型由来の傷や何やかやを消すため焼成する前にペーパー掛け、あるいは水引きといって(会社方言かも?ロクロ引きじゃあありません)濡れた布で磨きます。どっちにするかは材質の生段階での特性次第。今日はペーパーでした。タイミングはやっぱり材質ごとに都合のいいタイミングで。

 午後は、この詳細ナイショの角棒。

 完全オーダーの材質で生強度が滅茶へなちょこだったり、まあとにかく扱いずらいので、型から抜いたらすぐに棚板にベッドを作って乾燥~そのまま素焼き焼成~仕上げ加工~本焼成。という手順に落ち着きました。

 これらは結局焼成後に平面研磨で寸法出しをするんですが、だからと言ってガジガジなままでは焼成割れや歪みのオンパレードになってしまい、焼けても加工時大変都合が悪い。とりあえずその後の作業が楽なように少しでも柔らかいうちに詰めるところまでは詰めるわけです。

 で、この本焼成前の仕上げ加工もできるだけ精密にできるよう治具を作ったりいろいろK.U.F.U.したりもしたんですが、最終的に定盤に置いたサンドペーパーに指でもってこすり付けるのが一番うまくいく。という身もフタもないほどプリミティブな結果に。今ここ、みたいな。 一周回ってなんの工夫もないという

 まあ一本一本各4面すりすりを寸法測ったりピンホールやクラックのチェックしながらやるわけですが、4時間200本+αは結構な修行で指が今攣りそうです。というかさっき攣った(笑

 意外と苦痛でもなくてラジオ聞きながらへらへらしながら出来たんですがいやあ四時間が長かった、なかなか減らない感じ。同じ四時間弱でも『七人の侍』ならあっという間なんだけどなあ。まあ『七人の侍』は「最も短く感じる四時間弱」としてギネスに乗ってるんですけどね(当然うそ)、この辺やっぱりアインシュタインの言うとおり時間も相対的なものなんでしょうなあ(よくわかってなくて言ってます)

 顔も足元も粉だらけ、なんか飴喰い競争で張り切っちゃった教頭先生みたいな状態ですが妙に仕事した感があってなぜか気分がいい。

 で夜は塗装中のこれを磨きます。夜もペーパー掛けかよ!!

 出先の近所のゴミ捨て場でネックがついてないボッロボロのハッゲハゲを拾ってきたんですが、ブリッジ見たらフェンダーでした。有名だよね?もとは結構高いんじゃねえの?
 今テーブルでも作ろうと遊びでスプレーしてるんですが、復活させた方がいいんでしょうかね?ピックアップも通電してるし。足りないパーツ買うと結構な値段になりそうだなあ~、特にネック。アンナン自作できる気しないし。
 

 ギター、カエルの歌一本ずつ引くしかできないんだけどなあ。何よりもそれがネック。ギターだけに

2020年2月25日火曜日

アルミナタンマン管

 何の変哲もないタンマン管です。
 高純度アルミナ。いつものです 
 




 お試し実験。
 100均で売ってるお掃除用セスキ炭酸ソーダの飽和水溶液を作って、素地をササっと浸します。
 で、1000℃で焼成してみたら…
裸の土には焦げ色、化粧土には黄色い色が付いた。

 人工雑味料の開発に余念がないワタクシの新たな試み。この上に釉掛けすると…とか、この水で釉を溶いてみると…とかいろいろやってみます。

2020年2月21日金曜日

単結晶るつぼ 尖り具合多めにしております

 素材は高純度のアルミナ緻密質ですので、先端角度がオーソドックスな90°よりぐっと尖ってますよってだけですが。。いや、マジそれだけ。
 

 もちろんユーザーの研究者の方が設計したものです。
 寸法形状、コレとコレの間がいいんだよ!あの材質にこれこれ添加した材質が欲しいんだけどなあ。なんて場合にはお気軽にお問い合わせください。


 この手の写真の撮り方いつもしちゃうんですけど、いつも連想するのは上田馬之助VS猪木の五寸釘デスマッチですね。落ちなかったけど。
 ミスターデンジャーの松永がマジで落ちたときは週プロの写真見てびっくりしたもんです。

 何の話してるんでしょうか?

 

2020年2月20日木曜日

アルミナ多孔質るつぼ・・・あ、落っことしちゃった!

定番のラボサイズの多孔質るつぼ。
典型的な消耗品なのでこの時期はこういうサイズの注文が多いです。っていっつもだけど。


 これは外径35φ高さ50Hです。


 窯詰の時になんですが…
ガーン、一個落としちゃった!

 そんな時には顔色一つ変えずに断面の組織を確認!
 するぐらいになると、手遅れレベルに重症のヤキモノ人です。

 
 うわーん、かわいそう!!さすがにこれは冷静になんてなっていられない!!

 と、このシーンは『オズ、はじまりの戦い』から。
 極めて珍しい「ヤキモノが大活躍して超萌え萌え!な映画」として必見。

 
 ほら、ちゃんと貫入だらけなんですよ!!萌え!

 さすが「俺たちの」サムライミ監督(死霊のはらわた、スパイダーマン、クイック&デッド、なんちゅう守備範囲だ!)わかってらっしゃる!!

 あー、このネタはいつか一本やったきりのヤキモノ映画シリーズで紹介するんだったなあ~。記事一本分損しちゃったよ~。

2020年2月14日金曜日

窒化アルミの加工もの

 これも以前から何度か紹介してますが、窒化アルミなんてそんなに頻繁に作ってませんし(ご注文はいつでもお受けしております!)、まあリピートものの比率がどうしても高くなりますよね~。
 



 辺から白い筋が中央まで伸びているのが見えると思いますが、これは木端から開けた穴がど真ん中まで通ってますよってことですね。薄いから透けて見えちゃってます。
 この穴は何がどうなるのってことですが、熱電対が入ります。


 



2020年2月13日木曜日

アルミナるつぼとプレミアムマン


 アルミナの高純度るつぼ。約60φです。
 大学、研究所の皆様!!
 3月いっぱいの納品をご希望の方は、早めにご注文のご決断を!!
 発注手続きにかかる日数も勘定入れといてくださいよ~
 もちろん注文自体は年がら年中受け付けています!
 



 とか言いつつ、確定申告の時期。
 この時期が来るたびに年々家族(特にお方様)との明るい会話が少なめになり、お父さんの胃は荒れてくるという…

 しかも今年はなぜか身に覚えのないミスをしていたことが発覚。
 
 私、あんまりおおっぴらにはしてないんですが映画を観るのが好きなんですよね。たとえばMOT'S(つくばものづくりオーケストラ、リンクみてみてね!!)の飲み会や友達と話してる時に、「ネットフリックスいいよ」とか、「アマゾンプライムイイよ」とかちょくちょく聞かされてはいたんですよね。そのたびに「映画館とWOWOWだけで沢山だよ~」なんて言ってたんですよね。特に見知らぬ他者とデカいスクリーンを共有するのが映画だと思ってるのでパソコン画面だの、はてはスマホなんかで見てるやつバカじゃねーのとまで、口には出さぬまでも思ってるぐらいなんですよね。いや、出してますけど。

 まあもちろん気になってないことはなくて、ネットフリックスなんか最近は「映画ファンとしては入らないわけにいかないんじゃないか」って気もしてました。でも手続めんどくせーし、そこまで見る暇ねーわ!とネット配信関係は全部NO!

 ところが、経理のもの(=お方様)から「あんたアマゾンプライムなんかやってたの?」と。毎月何百円か引き落とされてるらしい。シラネーヨ。
 なんだかんだ言って月一ぐらいにはアマゾン使ってるんでうっかりどっかでお試しかなんかしちゃったのかなぁ?で、そのまま勝手に契約させられたと…腑に落ちねえ。
 
 俺は本は紙で読みたいし、音楽はCDで持ってたいし、映画はできるだけデカい画面とデカい音で金払ってガチで観たいし、頼んだ本なんかそこまで急いで届かなくたって構わねーんだよ。オクレてんの、原始人なの、でも、それでちっとも困ってねーっての。

 まあしょうがねーから解約する前に何ができんのかいろいろ確認してみたわけなんですけどね。
 プライムで読める本もいっぱいあるけど、特に興味あってこれ!ってのは無いっぽい。
 映画やドラマも、いつでも手間なしで見られるとなるとありがたみがねえなあって感じだし、DVD化してないしテレビでもやってくれない幻の名作みたいのが見られるかっつーとそうでもない。劇場で見逃したあれ!みたいのはやっぱり金かかる。

 で、音楽も一緒でその辺で何とかならないようなのはやっぱりただじゃ聞けないのね。俺の趣味が悪いのか知らんけど、わざわざ聞きたくて検索しても無いのばっか。オルタナ系ロック好きには無味乾燥地帯。流行の曲しかねえんじゃツタヤと一緒じゃねえか!と思ったけどミュージシャン本人の意向なのか、ヨネヅケンシなかったっポイ。

 ここで俺が長年探し求めてる真田広之が歌う影の軍団の終わりの歌(今夜はーこのままーきみをー置き去りーってやつ)とか手に入ったらアマゾンさんグッジョブって感じだったのになあ。
  
 まあ、元取れないのもなんなんで流行ってるらしいけどよく知らないってのを聞いて老化を防ぐことにしました。名前がバカっぽそうでちっとも聞く気がなかったヒゲダンとかあいみょん結構いいな!つってマリーゴールドを耳コピしてギター弾いて娘にウザがられる、今ここ。みたいな状態。

 俺もついに、プレミアムマン。

 何だこの話。


2020年2月7日金曜日

ジルコニア容器 アルコン人の宇宙船じゃありません

 です。アルコン人が何だかわからない方はペリーローダンシリーズをどうぞ。

 ジルコニアなんですが、うちとしては珍しい熱間使用ではない耐摩耗性容器です。まあ大気圏突入にも耐えられそうな気はしますが…(ウソ、サーマルショックで割れると思う)






 今週はずっと目をつぶって相変わらずいい出汁加減のイーストウッドの後味残り味に舌鼓を打ちつづけてるわけですよ。予算も役者も話のネタも製作期間も全部それなりの普通にまあまあだってのに、監督次第でこうもしみじみ旨味が出んのかと思うとヤッパリ土鍋で炊いたからこそ御飯も鍋物もしみじみ旨いのかもしれませんね。土鍋派の皆さん、前回チャチャ入れて申し訳ありませんでした。
 
 イーストウッドももう90だそうですが毎年毎年良作佳作をアリガトウゴザイマス!と心から感謝してます。ケンローチなんてまだ83~4だからそりゃ引退撤回だよな~。「家族を思うとき」も最高だったしね~。こういう信頼できるジジイ達がいると世の中少しはましだし捨てたもんじゃねえなと思いますよ(話の内容は最悪の世の中だったんですけど)。たまったポイントでタダで見ちゃって申し訳ない。

 今月公開の中での注目作はやっぱりチャーリーズエンジェルの新しい奴ですよね。
三人のメンツがもう過去最強の布陣じゃないかなあ?




うおお、ものすごい共演だ!コレは強そうだぞ!



 っていうかさあ、何をいまさらチャーリーズエンジェルだよ!頭悪いんじゃないの?
 クリステン・スチュワートもそんなのに出なくていいよ!もったいない!
 
こいつら最近どうなってるのか微妙じゃん。

2020年2月5日水曜日

BNるつぼと土鍋で炊いた方がおいしい理由の真実

BNるつぼです。ずいぶん大きめですのでお値段もずいぶんです。


BNは窒化ホウ素、ということで、基本窒素ガス中での焼成です。
窒素雰囲気というわけです。
炉の雰囲気には、酸化と還元(と間を取っての中性炎)だけじゃなくて、ほかにもパターンがあるんですよ~。真空だったり水素雰囲気だったり。

 ストーブで土器焼こうってんじゃあ何にもいじりようないですけどね。
 
 ところで、先日某研究者と話してて衝撃の事実を知ってしまいました。
 土鍋で炊いたご飯がおいしい理由は…という話なんですが…
 
 わざわざ手間かけて丁寧に炊くからに決まってる!という話でした(笑
 そのセンセは実験の効率化とか省力化を相当工夫して装置まで考えちゃうような人なんですが、便利だ簡単だっつって雑に心構えられちゃ困る!ってんで学生には乳鉢でクッソめんどくさい仕事をさんざんやらせることもしてるそうです。で、やっぱりそっちのが明らかな凡ミスが少ないそうですよ。苦労を無にしないために気が張るんだよね~きっと。だって。

 炊飯器でスイッチポンじゃあ全然気合が足りねえしありがたみもねえんだよ!別に土鍋じゃなくてもアルミの鍋でも構わねんだ。オカマと薪で焚けばうまいでしょ。ちゃんと炊くには難しいからっって失敗するわけにいかねえしな。手間な分だけありがたみが増すんだよ。見た目も気分いいしね~。あー、あと金払った時もウマいよね~。だって(笑

 理系のめちゃ細かい分析やってる研究者がそんなこと言ってて笑いました。
 まあいろいろ熱伝導が~とかそれっぽい解説はたまに耳にしますけど、そんなことより手間と愛情だべ。 

 まあ多少考えるに、巷間言われてる理屈(何℃~何℃がゆっくり上がってうまみ成分がどうこうとかね)がその通りならそうなるように計測しながら別の器で炊き上げてみれば違いは分かりそうなもの。そこまでの検証記事は見つけられませんでした。

 そもそも電気炊飯器のメーカーは土鍋越え、薪釜越えを目指して、おいしいご飯を炊ける温度カーブを研究してそうなるように設計してるはず。それがちょっとクックパッド見て土鍋で炊いたからって勝っちゃうのかよ?みたいな気もしますな(笑
 いつもと炊き上がりの感じが変わってそれがおいしく感じられる理論というのも関係してますかね?味噌変えた直後の味噌汁がなんかいつもと違って感じいいみたいな。

 あ、それと鍋自体の熱伝導でお湯のあったまり方が違うってんなら、IH用のSUS板見込みに入れて沸かすスタイルだと土鍋もへったくれもないですよね。
 なんかいろいろわかんねえなあ~。

 ちなみにうちは炊飯器壊れてから圧力鍋でご飯炊いてますが十分旨いです。

 まあね、うちはヤキモノ屋なんでね。
土鍋で炊いたご飯は美味しいよ!
と喉の奥から張り上げたいと思います。
事実は事実なんだよなあ~。

もちろん窒化ホウ素と土鍋には何の関連もありません。
 


2020年2月3日月曜日

薪ストーブでヤキモノは作れるのか!? 

 結果から先に言うと、できます。
 ほら
土器ドキドキ

 そりゃ、条件はいろいろ厳しいのがたっぷりついてきますよ。何しろストーブだからねえ。

 野焼きのちいせえのレベルですから、下位グレードの土器ならできるかも?ということでトライしました。
 
 まずテストは親指の先ほどの土を平たくお碗型にしたもので。
  
とりあえず光ってる辺に入ってます。 
 キチンと全体が赤熱させられてるんで素焼きレベルは達成できてるはず。

じゃーん。カチカチになってます。

 色味はかなり生っぽいし、焦げが付いたりテカりが出るようなほどにはなってませんが、両手で引き割ろうとしても割れない強さには焼けてます。と、言うことは楽や萩のご立派抹茶碗よりは強いのか?(例によってネタにしてるだけでなんの恨みも憎しみもありませんよ。そもそもサイズが違うっての)

 えー、改めて温度と焼成の関係についてさらりとおさらいしますと・・・
 1250℃で焼きました!というブツがあります。これはブツを1250℃にしました。という意味です。もちろん測ってるのは焼成室の室温、さらに言うと熱電対の先端部分の保護管内の温度ですが、とにかくそういう意味です。これ以上厳密には言いませんが。
 1250℃の火に結構長い間当てました。というだけでは足りません。

 単に火の温度、例えばマッチやライターの火でもフレイム(火の黄色くゆらゆらしてる部分)温度だけでいえば1300とかあるんじゃねえの?と思いますが、それでいくらアブってもお碗をその温度にするまではいかないわけです。

 例えば、縄文土器は野焼きだったりするわけで700℃とか800℃で焼かれました!というような話はよく見聞きすると思いますが、少々デカい焚火をしたところでは鍋だのお碗自体は7~800℃までしか上がりません。という意味です。焚き火のフレイム自体の温度はもっとうんと高いですよ。

 なるたけ熱を逃がさないように、できる限りフレイム温度を利用できるように閉じ込めようと仕切ったのが炉です。葬式のおならと一緒でそれでもやっぱり漏れてきちゃう熱があるんだよね~。俺の工場が夏暑くていられないのはそのせいです。
  ストーブっツウのは、フレイム温度を利用してなるたけ上手に部屋に暖めたいけど煙ったいのはやだなあ~というタームを達成するため上手いこと仕切った設備です(多分)
 見た目似たようなもんですけど、仕切った部屋の中をできるだけ熱くすることが目的なのが炉、本体自体を放熱板にして仕切った部屋の外側を熱くするのがストーブです。まちがってないよね?暖炉とかペチカとかいろいろあるけど今回は薪ストーブの話だからね。
  
 とにかくできなくもなさそうということで、実際にある程度形になってるものを焼成しました(冒頭の写真)
 厳しい条件って何よってことですけど、
 ①部分的に温度が上がってもダメなので、小さい小さい小さいものを選ぶ。 
 ②半日以上ずっと薪をくべていられる暇な人。一番熱そうなところにブツがあるようにファイヤーコントロールをしながらですよ。
 ③クソ寒くて、仮にブツがだめでも行為全部が無駄にならない日。
 という、まともな社会人には難しい条件ですよ。
 
ファイヤー!

 縄文土器はなんで煮炊きに使えるの?というのは私昔っから謎で謎で、かといって詳しく調べようとも思わない程度の興味しかなかったんですが、考えてみました(調べてはいない!!)
 
可能性は二つ(両方かもしれないけど)
A・いっぺん我慢して炊くとか?なにかしら使って目止めをする。これは今でもよく言われますよね。重湯とか。
B・実はそんなに漏れないように作ってる。
 
 で、問題はB。どうやってたんでしょう(調べてはいない!!!)
1、よく磨いて目を締めておく
2、実はテラシジレッタ的なテクを使ってる
3、何か組成的にテクがある
 
 1は須恵器とかの黒色陶器はそうなんじゃないかって気がしますね。実際私も磨くことが多いです。よくスプーンで、とか、ツルツルの石で、とか言いますが、私はスーパーの買い物袋で磨きます。カミサンはストッキング最強!とか言ってますが、男子が手に取るにはあまりにも高い心の壁。
 2これは要は水簸して沈殿もろくにしないような細かーいのを焼く前の器に塗って刷り込む技です。気になる方は調べてみてね。俺は大好きな技法です。これ当時からやってるやつ絶対いたと思います(職人としての直観!ですけど)
 3はたとえば塩水で土を練る、とかすれば乾燥した後出来上がったものの表面に塩がたまりますから、焼成すれば低温度でも反応して多少の被膜を作る可能性が高いですよね。気になった方は濃いめの塩水で字でも描いて素焼きしてみてください。

 今回は、出来合いの、しかし窯からあぶれてた気の毒な子で実験してみただけなので、とりあえず今から可能な3番。中に100斤の重曹を入れて焼成してみました。たまたま余ってたんでね。塩はガスやばそうだしあんまりやりたくねえなと。

 じゃーんお見事!
冒頭の小壜を割ったものの見込みです。


なんかうまいことやればこれはこれで面白そうじゃない?

もちろんおすすめはしません。