2021年2月26日金曜日

ジルコニア容器、わかりにくいけど新型。

 過去もシリーズ品を何度も紹介してますが、ジルコニア容器です。「るつぼ」じゃなくて「容器」ってのがミソ。 

 何がどう新型で何がどうミソなのかは単にユーザーの注文ですし、べつにおれの自慢もへったくれもないシロモノなので割愛!というか細かくは言えません。ジルコニアってのは強くて硬てえんだ!ぐらい。

 




  結構大きいな!というのがわかる人にしかわからない感じにぼやかしておきました。

 

 子供たちとの「土器作り」は、来週の焼成待ち!この辺は田舎ですので消防署に問い合わせても「気を付けてくださいね~」ぐらいで済んだので、先生方もグランドは広いし何所でやってもどれだけデカい火でもOKっしょ!ガッツリ焼き上げましょう!な勢いでしたが、先日から続く足利の山火事のニュースから、「キチンと気を付けましょう!念には念を入れてトラックのど真ん中にしましょうか?」みたいな感じに。


 もちろん火事も心配ですし、当然気を付けるに越したことはないんですが、俺はトラックの真ん中ってのは学校の集会はともかくスポーツとか運動(に準ずる遊び)するための場所なので、花火やったり焚火したりってのは違う気がホンノリしています。

 野球好きでやってましたし、少なくともゴミが出たり地面が汚れるようなのはフェアグラウンド、特に内野ではやってほしくねえなあ~とか。掃除するかしないかじゃなくて。

 まあうちの学校はマジ広いんでそこまで心配ないんですけどね。

 土器作りの活動記録は終わってからまとめて記事にすれば、参考になる人もいるかと思うので、しばらくお待ちくださーい。

 

 ダバナシ少な目だったのでダバナシ。

 今月読んだ面白かった本。

 

ケン・リュウは相変わらずの高緯度安定。今一番好きかもなあ~。
『葬送のフリーレン』はボンクラ一号のおすすめ。受験から現実逃避して完全にアニメ・ラノベに打ち込んでます。オタ活が活発化。おすすめのラノベは枯れ萎んだオッサンには文体がきつくて無理目も多いんですが、『86』は面白かった!(続きは読んでないけど蛇足になりそうな…。
『釣魚雑筆』は積んどくから引っ張り出してトイレに置きっぱなし。あったかくなってきたし釣りもしたいねえ。

 

 娘が『指輪物語』読んで以降、映画原作を漁っていて『オデッセイ』の原作『火星の人』を俺の本棚からゲット。実は買った本人は読んでなかったという。改めて読みましたがよかった!典型的な、そして純粋なボルト&ナット小説って案外無いんだよね。

 実は『ダンス・ウィズ・ウルブス』は当時買ってそのまんま1ページも読んでいないという・・・。映画はマイ・オールタイムベスト10に入るほど好きなんですが…



2021年2月23日火曜日

アルミナ多孔質るつぼ 薪割ってロッキー

 アルミナ多孔質るつぼ。℃定番です。




 先日のケヤキ早く片づけたいのでちょこちょこ切ってます。薪割りって面倒でくたびれるけどなんか気持ちいい。

 



 誰かやってみたい人いっぱいいるんじゃないかな?

 500円で30分切らせてあげるよ!!とトムソーヤーの技を使ってみる。

2021年2月18日木曜日

土器づくり体験教室 その1

 今日は娘の通う小学校で土器づくり体験教室を行ってきました。

個人的に、とか、仲間内でってのは今まで何度もやってきたけど、俺VSクラウドってのは初めての経験でなかなか難しかった。時間の使い方や作り方のガイダンス、おすすめ手順等いろいろもっとうまくやれたはずで、忸怩たる思いで帰ってきました(笑。


 どう持ってどう抑えるのかとか、指を動かす方向はとか、力加減、スピード、いろいろいろいろ、自分にとっては息をするように何も意識せずこなしてる部分が本当はシッカリ伝えとかなきゃいけない部分だったりするんだよなあ。陶芸体験の先生ってのは大変だねこりゃ。


 まあ子供たちも先生方もそれなりに楽しんでいただけたようでまあOKなんですが、来年リベンジの機会があるわけでなく、不完全燃焼。もう一回やらせてくれねえかなあ~。

 半月後に野焼きイベントで焼成~完了です。

 伝え方の良しあしはともかく、作戦の大筋は間違ってなかったようなので、軽くまとめて何回かに分けてレポートしますので、似たようなイベントが今後あるかもしれない方の参考になればと思います。

 

 600gの土を二つ、あるいは三つに分けて並行させて作ったんですが、明らかに二個目三個目のほうがうまく出来るのでこれだけは間違ってなかったわ。

 土器ができた子は二個目三個目は好きなもの作っていいよ~、でも社会科の時間だから土偶とか埴輪とかおススメ、ぐらいで。


埴輪はオバQっぽいけど器が見事

カシコクール女子はきっちり両立進行でどっちもうまい。

土器は途中でギブった様子。デコ埴輪に心血を注ぐ。
焼成ではバラバラ死体にならないようにな。

この子はアート系に強そうで、ブランクーシか!みたいな
土器は平杯型のカッコイイのを作ってたんだけど・・・
ちょっと目を離してたら水と重力に敗北!!すまん!


自分を思い出すようなボンクラ男子感が信頼できる感じ。


ベイマックス埴輪。
向かいの子の器が見事だ!






2021年2月17日水曜日

欅をもらってきたよ。

  近所の方が邪魔なケヤキを切り飛ばして持ってきてくれました。ストーブようなんですが、毎年選定した畑の栗や梅などもこのパターンでウチの部落の皆さんからいただいてます。

 我が家は引っ越してきたよそ者なんで土地もここだけなんですが、周りの皆さんは代々ですから山(というか雑木林とか杉が植わってるだけとか竹薮とか)所持者。おかげさまで薪には困らず温かい冬を過ごせています。灰もたくさんとれるしね。畑のやり方も教わったり。



  とはいえ今回はケヤキ、燃して終わりじゃあなんかもったいない感じですなあ。


 材になるよう育成した木じゃないんで、いかにもケヤキって感じの株立ちで、太くても太ももぐらいですが、仕事の道具やちょっとした武器(ヌンチャクとか四節棍とか)ぐらいはいくらでも作れそう。

 ほかにも独楽やヨーヨーといった俺の好きな物理テクニカルおもちゃも好きなだけ作れますな。

 

 裏家業「つくばウッドワークス」でも始めようかな。

 何はともあれ切りそろえて乾燥させなきゃ。土日のバイト募集!











2021年2月15日月曜日

アルミナ多孔質るつぼ

  アルミナるつぼといえばとりあえずこんな感じのハズ、多孔質です。

 




 独立してから早20年になろうとしてますが、バレンタインデーなんてモンにはとんと縁遠くなりました。それまでは本命だなんだと贅沢言わなければ何となくいくつかもらってたんですけどねえ、これでも。


 子供たちを見てると昔ほどガチなラブイベントって感じはさっぱりなくなってて、みんなそれぞれチョコ作って交換こする。みたいなだいぶライトなイメージ。


 今年びっくりしたのは、なんと男子までもがそれやってるってこと。いやあ、頭の古臭いオッサンジイサンがどうしても抜けきらないステレオタイプとか無意識ながらの差別意識が話題の昨今ですが、これまた少しずつ若い世代は何もなかったかのように乗り越えていってるみたいでほほえましいわな。まあ頭のカビたおっさんとしては気になるあの娘からでっかいのをコッソリもらいたい気もしますけどね。

 

 で、日曜日、女子は女子、男子も男子で(いやあ~これマジか?)どっかに集まって交換イベントをこなしてきたみたいです。


 さっさと帰ってきた男子チームに比べていつまでも女子チームは帰ってこなかったところを見ると、ボケそこないの元ソーリの言うこともないわけじゃないのかもな(笑)

 (もちろん間違ってます、というか、意識の低さそのものとか、でかい声で発言しちゃうバカさ加減とかそっちのほうが問題。以て他山の石とすべし!と私も気を付けます)



 






2021年2月12日金曜日

土器作るだけ作ってみた、予行演習

 土器づくり体験用におじさんのほうが作戦立案&予行演習。


 一塊500gでこのぐらいできると思われます。

 時間が二時限90分(講習という名のおっさんのノーガキ時間含む)
 
 「陶芸体験」じゃなくてあくまでも「土器づくり体験」、あまり産業的な手法は使わずに、かといってあんまりストイックに作らせたからってうまく出来るわけないし、面白くもない子もいるでしょう、原始人じゃねえんだから。

 というわけで、500gを二つに割って、一つは手びねり玉づくり、もう一つはペタペタして円板を「ある愉快なもの」を型にしてかぶせて作るという二本立て。
 
 これ二つを並行して行えば、乾かす時間を作りながらどっちか片っ方ぐらいはそれなりの土器の形を作れるでしょう!!というのが、吾輩の灰色の脳細胞が編み出した作戦。子供が付き合ってくれなかったので完全に机上の空論ですが…
 
 愉快なものを型にしてってのは今のところナイショ。絶対うまくいくはずなんだけどなあ。
 
 切れっぱしや、余った分はちっこい小物をクッキー抜きでつくったり、自由にドラえもんでも土偶でもつくれば良しと。

 うまくいくはず?

2021年2月9日火曜日

アルミナタンマン管(イーサンハント仕様) と、来週の予習

  アルミナのタンマン管、炉内で宙吊りにして使うように細工しています。俺が一人で言ってるだけですが、通称『イーサンハントシステム』対応です。

 

 どうやって使うのかとかこまごましたことは過去に紹介していますので、ご興味のある研究者の方は過去記事検索してみてください。特別にタグはつけてませんが右側の検索窓から「イーサンハント」と打ち込んでエンター!!「イーサン・ハント」かもしれませんが…


 実は来週近所の小学校で「土器作り」を行うこととなり、その先生役に抜擢されました。ありがたいけど俺でいいのか…。

 今年度の六年生は、修学旅行をはじめ校外で行う行事が丸っとつぶれちゃったわけで、その埋め合わせとして先生方が今いろいろ考えてるんですがその一環。ちょうど六年生のお父さんの一人がヤキモノ屋だった!みたいな流れ。修学旅行の代わりになんてとてもなりませんが、チイとでもいい思い出にできるように努力する所存。

 

 と、言うわけで、取り寄せましたるは野焼き用の粘土。

いつも中日スポーツに包まれてモノが届くぜ!!
根尾君も三年目。相当やる気だそうですよ!!


 人数分一人で練るのかと覚悟してましたが、相変わらず絶妙の状態で到着。こっちの都合とはいえこれは素晴らしい!!
 触った感じ、砂ッケ強めというか、粘りと練りコシはないタイプですが、この手の土は焼き腰は強い。想像通りの印象です。
 いや、個人的好みからいうともうちょっと粘ってほしかったけど(笑

 そんなこんなでこれから一人で予習します。
 何グラムずつ渡して、どのぐらいの大きさができそうか、ってあたりと経過時間等をチェックしなくちゃなあ。あと必要&おすすめの最低限の用具を決めるためにも自分でいじっとかないとね。おじさん結構ヤル気ですよ。

 ファイン屋なんて普段石膏と金型でばっか作ってんですが、手びねりは手びねりで大好きよ。




 今年の六年生=12歳。
 否応なく変わっていってしまうであろうこれからの世の中を、それまでの世の中の記憶を鮮明に持ちつつも価値観を特に固定されていない状態で見つめることのできる唯一に近い世代なんじゃないか?
 これから大人たちが作ろうとしてる「新しい社会(あえてカッコつきでいいますが)」を最後に審判する立場なんじゃないか?と思いました。

 「ちゃお」のマンガじゃないけど、中学生以上じゃあもう社会認識と価値観が出来上がってきちゃって過去にひきづられてるし、これ以下じゃあちょっとまだ幼すぎるというか…

 しかも、多分今までなかなか例がないレベルで全世界の共通体験を有してるので、本当の意味でのグローバルになりえますね。

 修学旅行なんてどうせ安っぽい木刀買ってくるぐらいしか頭が回らねんだから、棒に振ってもおつりがくるぐらい特別な世代なのかも?と思ったんですが、まあ今はそんなこと言っても慰めになんねえよな~。
 子供たち別に修学旅行がなくなったからってあんまり沈んでなかったけどね(うちの子含む近所の子たちは)

 まあおじさんもそんなゴールデンエイジのために、不手際のないよう頑張りますよ。










 

2021年2月5日金曜日

マグネシアタンマン管

  おなじみタンマン管、これはマグネシア製です。

 アルミナもジルコニアもマグネシアも、写真じゃわかんねーよってのはごもっともなんですが、まあとにかくこんなの作りますからご相談くださいってことでーす。 




 やたらくすんで見えますが、これは写真の腕前の都合。いつも通り「クリーム色のニクイやつ」でございます。


 ご相談といえば、今週友人に今から思えばどう考えてもブシツケな相談したところ快く、しかもこっちの想像以上にご丁寧なアドバイスをいただいて感謝以上にびっくりしてお礼の仕方に迷ってるところです。

 馴れ馴れしく友人といってもじつはパイセンで、まだ面識すらないせいぜいメールやらなにやらの回線上でのお付き合い、しかもこちらからは結構な失礼しちゃってる感じなんですが、やはり世の中少しづつでもよくなってるのだなあとしみじみ実感おじさんになっています。

 どんな内容の相談かってのは、ヤキモノ趣味の皆さんの足しにならいでもないことなので、無事終了したらうまくまとめて報告できればなあと思います。

 

 ありがとうございます。

 これからも御指導御鞭撻の程( `・∀・´)ノヨロシクお願い申し上げます。(とこの辺がまた失礼)

  

 









2021年2月3日水曜日

ジルコニアるつぼ・タンマン管

 ちょうど今現在、焼成中。どうやらヒーターが一本折れちゃったらしく、ビリビリとスパークして心臓に悪い音を鳴らしてます。あと1時間程度なのでもうやめるわけにいかねえ~今回はこのまま突っ走ります。くっそー、元は取ったとはいえ高くつくぜ!

 今日はタンマン管るつぼ。ジルコニアです。

タンマン管っていってますが、まあ丸底です。
何と呼んでもOK。



 ヤキモノネタはいくらでもストックあるんですが、話まとめるのが結構大変。寒いしもう夜遅いしとかやらない理由もたっぷりあります(笑

 最近は「ヤキモノネタはマニアックすぎて、全然関係ない話のが好きですぅ~」なんて不届きな意見も届いたり(お前の研究セラミックスだろ!)、このままじゃあなんのHPだかわからなくなっちゃいそうですが・・・今日もダバナシで無機物からじゃあ生じない親しみやすさをアピールしますよ。

 しかもちょっぴりだけヤキモノ関係あります!

 先月今月と好きな作家の文庫が出ましてホクホク。


 お金と本棚スペースの「貧乏性」で、単行本がどんなに話題でもめったに買わず文庫化待ち主義なのがみっともないですが待ちに待ってました。(貧乏性って言葉、実は貧乏じゃないんだけど~ってニュアンスがうっすらあって狡猾な表現ですね)

 特に円城塔の連作短編集?『文字』は、SF大賞とって超話題だったしずっと本屋で飾り置きされてて、単行本買うのぐ~っと我慢してました。
 一番好きな作家は誰ですか?と聞かれれば一応「中島敦です」と答えるぐらいには中島敦好きとしてもたまらんタイトル(全然詳しいわけではないです)。もちろん中島敦の『文字』も大好きです。

 俺は馬鹿なので円城塔が好きといったところで、読みやすいのに何言ってんのかロクスッポわかんないまま「あー面白かった。頭いいやつってのはいるんだな~」ぐらいでどこまでわかってんのかわかんないのばっかりですが、何読んでも文章でしか味わえない愉しさが堪能できるんだよな~。

 で、読んでやっぱり噂にたがわず傑作でしたよ!!と興奮してたら・・・
 『文字』じゃなくて『文字』じゃねーか!!

 二年?ずーーっと、しかも読んでる間中ずーっと勘違いしてました。まあ、つい去年『鵞鳥湖の夜』を観るまで長年「グイ・ルンメイ」さんを「ルイ・グンメイ」さんだと勘違いしてたので人名間違えるよりは失礼じゃないか。ミッツ・マケルセン(笑)とかね。
 しかも「モジカ」と呼んでいいのか「モジウズ」と重箱読みするのかわかんねえし。

 どこがヤキモノ関係あるんだよ!!と突っ込まれそうですが、表題作『文字』の主人公が兵馬俑の製作してるなかでも腕っこきの陶工なんですよ!
 ね、ちょっとは関係あるでしょ?


 ところで、早川文庫のJAはみんな同じ作りの背表紙なのに、なんで円城塔だけ特別扱いの装丁なのか?…古本屋でハヤカワチェックしにくいんだよなあ
神林長平でさえノーマルなのに…


 


 










  

2021年2月1日月曜日

マグネシアるつぼ

  マグネシアるつぼ。

 キャッチフレーズは「クリーム色のニクイやつ」

 何がどうニクイの?とかは過去記事をご覧ください。いろいろノーガキが垂れ流されてます。




 これは純粋な(とか言って焼結助剤ははいってますが)マグネシアです。


 マグネシアは炭酸マグネシウム(マグネサイト)という形で一般陶磁器の場合はおなじみですね。焼けば炭酸ガスが消し飛んで酸化マグネシウム=マグネシアが残ります。

 素地、というよりは釉薬の原料の柱の一つになってますよね。何本柱のうちかは知りませんが。


 ほかにもマグネシア含有する素材、材料はたくさんありまして、セラミックスを代表するものの一つだと思います。

 タルク MgO+SiO2

 ドロマイト MgO+CaO

  この二つは釉薬原料としても代表的

 

 ほかにも

 スピネル MgO+Al2O3

 ステアタイト これもMgO+SiO2

 コージェライト MgO+SiO2+Al2O3

 フォルステライト これまたMgO+SiO2

 などなど


 特に下の三つは特性も何となく似てるイメージで勘違いしやすくてしょうがねえ。(個人の感想です)

 ウォンビンとヒョンビンぐらいあべこべになっちゃいます(個人の感想です)

 ちなみにうちの娘は「ウォンビンは『アジョシ』に限る」だそうです。でも『コンフィデンシャル共助』のヒョンビン&ユ・ヘジンにも夢中。