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2018年3月4日日曜日

多孔質アルミナの角ザヤ

 小ぶりなものですが、多孔質アルミナのセッター(匣鉢)です
 ここまでで、角ザヤ、セッター、匣鉢と三種類もの用語が飛び交ってますが好きに呼んでくださって結構です。
 厳密な違いなんてないっすよね?無いって言ってください。


こんな感じですのでお重にしてに使うことができるんですよ。

重箱プロジェクト完結編だなこりゃ。

2017年10月12日木曜日

重箱プロジェクト再び!

去年はミニチュアおせちのための重箱で面白く記事が重ねられましたけど
今年も白と黒のお重!!

まずは白い重箱!

サイズ感はこんなぐらい30角ちょっと
向こうに見えてるのはヨーヨーファクトリーの名機プロトスターですね。懐かし!

今度は黒い重箱!
割れちゃってますけど(笑

裏ッ側はこんな感じ。なかなかいい感じの釉薬でしょ?



というのは嘘で、アルミナともう一種類で角皿を作っただけだったりして
アルミナだけじゃなくて黒いほうも結構な高純度なんですよ。
もちろんファイン、理化学用途です!釉薬なんかかかってません。

黒いほうは、乾燥途中で割れちゃったのわかったので模様付けて遊んでみました。
実はこれで一般陶磁器の方にも利用できないか考え中、なにしろ成形してしくじった材料が生の内でももう使えなくなるような代物なんで…
これが素地そのものだし、コントラストも質感もなかなか綺麗。毒性無し。
ある程度模様の付け方がなんとなくわかってきたしね。

2017年2月1日水曜日

ミニチュアのお節料理

去年作っておさめたミニチュアのお重ですが、
おせち料理が詰まった写真を送っていただきました。
もう二月じゃねえか!紹介するの遅すぎるよってのは置いといて(笑





きぬさやとか黒豆のサイズ感よーく見てくださいね!!
ニンジンとかも手が込んでてびっくり!

こうやって自分の作った器が活躍してるのを見るのは凄く励みになります!

2016年11月20日日曜日

重箱、最終型

最終型といっても前のと一緒でした。



何かと悔しい結果でしたが、来春以降ファインの仕事に余裕ができてから絶対にリベンジすると決めました!

2016年10月17日月曜日

結局、重箱はどうなったの? けっこう根本的な問題にぶち当たる

とりあえずこうなったってのを先に出しちゃいますね




 土とサイズの関係で、ちょっとした装飾がやり過ぎになったりいつもの感じの効果が出ないんで、シンプルに落し込みました。
 天目釉をマットにしたような黒茶の釉。普通サイズのものに広い面で使うと何とも味気ない感じになりがちで使いどころを探してた釉です。うっすらシノギ?を入れてるのがわかると思います
 
 蕎麦釉飴釉系を使うと土の粗さが派手に出過ぎてうるさい感じになってしまいました。




 他にも見せらんないような仕上がりのだっさい箱がいくつかあったんですが、この飴釉の場合、上手い具合の嵌めあわせになる向きを決めるためにシール(マークのスタンプ)を打っちゃったせいで余計にうるさめ。

 で、シンプルに外は黒(濃茶ですが)、内は赤(柿釉ですが)でまあ重箱的にストレートな組み合わせはやっぱり一番しっくりくるのかなあ~なんて感じになりました。


 ただし重大な問題が。
 なんか、弁当箱って感じがしないんですよね。あの何の用途を想定してるのかわからない陶器の箱、ってだけでなら自分としてはこんなもんかなと思うんですが、依頼された内容から「中にお昼を入れてどこかに行くための容器」としては「無し」なんですよね。陶器の蓋物をガチャガチャ手提げに入れて持ち歩くってのがすでに2016年破たんしてるんじゃないか?ってのはそもそも論になってしまうので置いときますが・・・

 それをもしかしたらクリアできるかもしれない方法と形状は何となくわかってるんですが(いずれ隙を見て記事にします)れをやってはミニチュア弁当箱の価格としてはどこの御大尽だよってことになってしまうので却下。

 何とかうまい方法がないか振出しに戻る感じです。
 
 



2016年9月29日木曜日

重箱プロジェクト 本焼きしたけど垢抜けない!

重箱プロジェクト、とりあえず隙間に詰めて本焼きしてみましたが、垢抜けない、というか、土の調合のせいかいつもと発色が違っちゃってるのと、モノの細かさに対して土が荒々しすぎた感じです。
 

 写真と実物でこんなに違って見えるのも初めてですが、とりあえずネタもないので紹介!

 
見込み、マットな赤、これは割と好みに出ました

左マットな黒、右蕎麦釉、いつもとちがーう!

肉眼で見えるように写真が取れない!

違いが判らん!

やっぱり見えづらい

場所替えて室内で。
左、金滲の黒マット、右は蕎麦釉
違いがわかるように映りましたが、いつもと違う発色

見込みも二種離
奥、マットな赤、右手前、柿釉、ホラー映画みたいなまだらな赤になっちゃった

これはふたの裏ッ側

蓋の表ッ側

引きで写すと違いがわかりづらい

蕎麦釉、アップ。いつもと色がちがーう

同じく蕎麦釉アップ

金滲のアップ、ちょっと金色っていうよりブロンズ色

柿釉の見込み、アップ





さっき、いつもの土にもっと近いもので作り直しました
色味が戻ってくれればいいんだけど。

2016年9月25日日曜日

重箱の途中経過 重箱プロジェクト

 重箱どうなってんのよ!という声は今のところないんですが、
 ちょっと内容をまとめきれないのでとりあえずこんな感じになってますよ!という製作中の写真を載せておきます
 
 後程時間取れた時に書き足して再アップするのを前提に話すと・・・

なんだかんだ言って鋳込みで作るのがいいんじゃあるまいか、とか言いつつ板づくりで作るのが筋ではあるなあ~、とちょいちょい作ってたんですが、ちょっと普通の陶磁器屋さんでは(恥ずかしくて)やらないであろうある方法を思いついて、このまま手作りでいくか!と心が傾いてるところです。

 板づくりのいい点悪い点とありますが、当工房の段取りの関係、および、重箱である制約から悪い点ばかりがネックになってくることが多く、得手不得手の問題も重なって試しにやってみてもやっぱりピンとくるものがなかなか作れなかったんですが、なんか自分なりに目途が開いた感じです。
 最終的に鋳込みで作れば楽勝!(自分はファインの耐火物屋ですから!)なので、多少気楽に、でもできれば釉薬混みの最終的には板づくりの方が自分の思っているものに近い、という感覚がありましたからグダグダやってるわけなのでした。

 セーフティバルブとしての鋳込みは当然据え置いてますが。
 
 取りえず今週ざっと作った作ったのが以下の写真。




 まだ作りたてでふにゃふにゃなんですが、今のところこんな感じです。
仕上げで多少変わってくる予定。

以前に作っておいたものは素焼きがすんでいます。



 こちらもこの後手を加える予定です。
 釉掛けって意味じゃなくて。

 


2016年9月8日木曜日

重箱プロジェクト 嵌め合い高台の形

 重箱プロジェクト続きます。
 重箱ってからには重ならないとならない(語呂が気に入った)
そのためにはまっ平らのベタ底でというわけにはいかないわけです。

 蓋の内ッかわ(裏ッ側)も同じですね。
本体の方を凸にして蓋の方を凹にするのは、陶箱、陶筥(トウバコではよくある手でも、重箱ではやめたほうがいいと判断。
 蓋の裏、本体の裏に凸部を作って見込みの口元に引っかかる構造を良しとしました。

つまりこういうこと

 
 で、次は出っ張り方。いくつか大まかにパターンを考えてみました。
1番 ぐるっと口の字型に一回り。角物の高台ではストレートと思われます。
   シッピイた薄板を口の字型に切り出して貼り付けるパターンと、削り出すパターンがあると思います。いいか悪いかは別として土の表情が違ってきますね。

2番、3番、四隅を決めるやり方。強かったころの武宮九段相手でもない限り四隅取れば碁はまず負けないと来たものですが、これも簡便かつ(センスがあれば)シャレオツにいけそうです。これは薄板を貼り足して作るのが筋でしょう

下段に移って4番 下駄高台(と私は呼んでますが…)、ごっつい板皿なんかでよく見る形。鯛とか乗っけて海原雄山とかの金持ちそうなオッサンには似合いそうですが、今回サイズがサイズなんで豪快をムネとしたパターンはしょぼくなりそうかも?

5番 単に凸型でまっ平ら、ファインの角ザヤとかセッターなんかは通常これです。
 シンプルに決めるならこれですね。重くなりますが、縁を削るのではなく、貼り付けタイプにすると歪みに強いものも作れます。

6番 2とか3と一緒ですが、右下があいちゃうのもなんなんで埋め草代わりに追加。三角形にしてみました。

なんとかかんとか考えてますが、
とりあえず試作続けてます。


貼り付け+掘り抜きで作ってみました

鋳込みにとりかかる前に、あまりやらない箱モノの練習を!




 

2016年9月3日土曜日

陶器の重箱プロジェクト2016 成形方法の選択

 続いて成形方法の選択に入ります
自分だったら次から選びます
1、鋳込み成形 固形鋳込み
2、鋳込み成形 排泥鋳込み
3、型うち
4、板作り 組立式
5、ろくろ成形後に変形

 このうち5番は、シャープに四角にするとか三段重ねまで行くことを考えると却下ですね。ロクロ引きした円筒を楕円やゆったりした多角形に変形させるのは大好きな技法ですが、底を抜いた後、重箱になるように変形させるなら違う手法を用いるべきでしょう。どうしてもロクロ目をつけたいとか必要な理由がないならばね。
 後これも大事な理由ですが、今ロクロが入院してます(笑

 1と2は型さえあれば一番簡単です。残念ながらそんな都合のいい型はないので、作らなくてはいけませんね。ただし使う素地が多少限定されます。
 石膏型を作るならばある程度以上の数量を作るべきで、そうでないといろいろ負担が大きすぎますね。ワンオフでも必要な実験用の装置やルツボじゃないので。
 まあ、型作ったならポンポコ起こして私がジャンジャン売ればいいだけですけど~
 
 3は外型か、あるいは内型になるちょうどいい四角いものがあれば後は作り込みの要素のみです。

 4は、折り曲げて作る場合と、面ごとに切り出して貼り合わせる場合の2パターンありますね。必要なものは型紙だけです。
 板を折り曲げる場合、面も角も柔らかくなるのが良い点だと思っているので無理にピン角にするのは持ち味を消す結果になりがちです。と、いうことは重箱の場合重なる部分の処理を何とかうまくやらなくてはいけないことになりますね。口元が平らなのに壁の立ち上がりにRがついているせいで、変な隙間ができてしまってはちょっと残念でしょ。

 貼り合わせて作るのは、手間がかかります。切り出す手間、貼り合わせる手間、乾燥の具合を調整する手間。自分はよっぽど体調が良くて前日の番に「ロッキー4」を見てテンションがガン上がりだったらやってみてもいいかなあと常々思っています。親が大工なせいで、板を切り出して貼りあわせて陶器の重箱作るくらいだったら木の板で作るわ!という気がしているのであんまり選びたい成形方法ではないですね。

いずれにしろ鋳込まないなら曲がりの少ない粗めで強い素地にしようと思います。

 自分の場合、板づくり含む機械を使わない成形方法(手ビネリ系、仮に手作りと呼んでおきます)は、だいたいの場合、時間をたっぷり連続した日数とれる場合にのみ出来が保証されます。たとえば陶芸教室に通ってる方が、小一時間余ったからちょっとやってみようかしら~なんて場合は手を出すべきではありません。固まった釉薬でもほぐしている方がみんなから褒められるし利口だと思いますよ。まあ陶芸教室っていったことないんでわかんないですけど。

 なーンて言っちゃってるけど今日は朝一でルツボを鋳込んだ後は晩に型を抜くまで「休んでもよい!」という感じだったので、映画でも行っちゃいたい気持ちを抑えて板づくりやってみました。天気もよかったのでノンビリと板ものの試作にはちょうどいい感じ。
問題は昨夜観た映画が「ロッキー4」でも「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でもなくて「インターステラー」だったってことですかね?ちょっとテンションは高くありません(笑。見るの三回目ですけど「マットデイモンの新しい使い方」には相変わらず感動しましたが、やっぱりあのクライマックスはまだ腑に落ちませんでした。超面白いんだけどね!

 とかクリストファー・ノーランの悪口言ってる間にできましたよ!
まだ形造っただけで仕上げも何もしてませんけど比べてみてください。
 作ってる最中の写真がないのは、私の場合、手が二本しかないからですが、こうしてみるとあったほうがよかったですな。
右が貼り付け式、左が折り曲げ式

わかりやすくわざとらしい作り方しましたけど
角のシェイプの違いが分かるかと思います

裏っ側。左の方はまだ足付けしていません。

貼り付け式のものをざっと面出しして重ねたところ。
奥の折り曲げ式はタッパー重ねただけみたいになってます。

全部じゃないですけど型紙

やっぱり手作りの良さってありますね。品物の出来じゃなくて作ってる時の楽しさが。
なんか月並みですけど童心に帰るってこのことじゃねえかなっていう。

 まあここまでやっておいてなんですけど、実際は石膏型で製作することになるかもしれないです。自分はファインの職人なんでファインの作り方で作るのが一番性に合ってますし、産業的とみられている方法を工芸的に使う可能性も広げたいし。
 明日仕上げて乾燥後行ける自身があったならこっちも焼きますけど。

過去の経験から言うと貼りあわせて作った場合、だいたい窯の蓋開けた後ビデオレターを見るマシューマコノヒー(綴りが長い!)みたいに首を振りながら涙を流すことになるんですけどね。

 アーうまくインターステラーの無駄話を回収できてよかった。
窯の蓋をあけた後はこんな感じです…


陶器の重箱プロジェクト次回以降もお楽しみに