2016年10月17日月曜日

結局、重箱はどうなったの? けっこう根本的な問題にぶち当たる

とりあえずこうなったってのを先に出しちゃいますね




 土とサイズの関係で、ちょっとした装飾がやり過ぎになったりいつもの感じの効果が出ないんで、シンプルに落し込みました。
 天目釉をマットにしたような黒茶の釉。普通サイズのものに広い面で使うと何とも味気ない感じになりがちで使いどころを探してた釉です。うっすらシノギ?を入れてるのがわかると思います
 
 蕎麦釉飴釉系を使うと土の粗さが派手に出過ぎてうるさい感じになってしまいました。




 他にも見せらんないような仕上がりのだっさい箱がいくつかあったんですが、この飴釉の場合、上手い具合の嵌めあわせになる向きを決めるためにシール(マークのスタンプ)を打っちゃったせいで余計にうるさめ。

 で、シンプルに外は黒(濃茶ですが)、内は赤(柿釉ですが)でまあ重箱的にストレートな組み合わせはやっぱり一番しっくりくるのかなあ~なんて感じになりました。


 ただし重大な問題が。
 なんか、弁当箱って感じがしないんですよね。あの何の用途を想定してるのかわからない陶器の箱、ってだけでなら自分としてはこんなもんかなと思うんですが、依頼された内容から「中にお昼を入れてどこかに行くための容器」としては「無し」なんですよね。陶器の蓋物をガチャガチャ手提げに入れて持ち歩くってのがすでに2016年破たんしてるんじゃないか?ってのはそもそも論になってしまうので置いときますが・・・

 それをもしかしたらクリアできるかもしれない方法と形状は何となくわかってるんですが(いずれ隙を見て記事にします)れをやってはミニチュア弁当箱の価格としてはどこの御大尽だよってことになってしまうので却下。

 何とかうまい方法がないか振出しに戻る感じです。
 
 



0 件のコメント:

コメントを投稿