2019年1月16日水曜日

石膏名人のオバサマを発見! 必見です。

 去年アップした石膏流しの記事は、妙に人気があり(好まれてるかは知らんけど)閲覧数が多いんですよね。石膏作業の実際、というものはやはりやってみたいと思っている人の数に対して情報が少ないのかな?
 バカ文章ですが、少しでも参考になって皆さんの作業に落とし込んでいただけるならば幸いです。
 
 たまたま見つけた海外の作家のドキュメント動画(とは言わないか、こういうのなんて言うんだろ?)に、素晴らしい石膏作業の見られるのがありましたので紹介します。
 

 Sasha Wardellさん。(とそのHP勝手リンク)
 作品も鋳込み好きなら一度はやったことがあると思うストレートな積層鋳込みからの削りだし製法ですが、きれいで素敵です。まだ修行中の頃に良くコソクリ仕事で隠れて作ったわ、このスタイル。

 正直動画(英語なのは関係ない)は別に石膏チュートリアルじゃあないので、一回も石膏やったことがない人にはなんもないかも知れませんが、やったことある方ならこれは合理的だ!と思っていただけるんじゃないでしょうか。まあ流儀が俺のと一緒なので「俺が正しい」って言いたくて上げたわけじゃあ、いや、ちょっとはありますが。

 石膏溶いたり流したり、型の設計がどうなってるのかも経験者が見ればわかる感じでこりゃいいね!原型は木工旋盤で作ってるようですね。
 6:35秒ごろからの、位置決めのコマの削り方は俺もこの手があったかって思いました。轆轤は使いようまだまだありそうですなあ。

 後半口元から上に継ぎ足してるリング部は、押し湯口ですね。

 英語がわかればもっと楽しめそうだなあ。もう繰り返し見ちゃいました。




 
作品は、呈色材の入った泥漿を流し、ある程度で排泥して別の色用のスラリーでまた鋳込む。で希望肉厚にすればよいです。乾燥後切れる刃物で下地の色が出るまで削ぐなり磨きだすなりすればこの手に装飾になります。練り込みとか漆の堆朱と似たような手法。削りだしをしなければ内外で色違いの器になりますね。
 素焼き後に、あるは本焼き後にダイヤモンド砥石で切るのもお勧めです。
 自分が感じたコツは、色替えの時の排泥から再流し込みのタイミングですかね。滲んじゃうのはよくない。
 
 鋳込みの実際動画でこの技法でやってみるかな。面白そう~。あとは時間が…



 
 


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