2019年1月9日水曜日

マグネシアの孔あきルツボ と、粘土が早くも届く

 マグネシアは緻密多孔問わず大変好きな材質で、アルミナついでジルコニアという二種がまあ他を大きく引き離してメジャーな感じありますけど、それらに対してもポテンシャルの高さと守備範囲は十分対抗できる、あるいはそれ以上の可能性もあると思ってるんですね(だからなんだっていわれても、あくまで個人的感想です)
 使用温度域も高くまで行けるし、特別マグネシアがうまくいく感じのパターンはかなり多いようです。今までアルミナで頑張って行っていた実験や工程もマグネシアにしてみたら「早くこれにしとけばよかったっすよ」みたいなこともよくありそう。アルカリ土類酸化物の中では焼いてしまえばそこまで扱いに気を使う心配も少なくて(焼成までは超メンドクサ物件の一つですが)、カルシアやイットリアにありがちなディザスター的破損の恐れもあまりないですね。

 まあ久しぶりにアントラーズで例えると遠藤選手ですね。お調子者さ加減が大黒柱感なくて損してるけどいなきゃダメっしょ、どっしりゲームも作れてトリッキーなまねもできるいい感じの安心感と意外感たっぷりのパサー&アタッカー。例によって何言ってるのかわかんないですけど。

 とにかくマグネシアのるつぼです。





 詳しい内容はもちろん書けませんが口元周り対角にあけてる孔は宙吊りにするためにワイヤーを通す用の孔だそうです。他にも多少の工夫が…。
 以前から紹介していますがカルシアやアルミナでも同様のご注文をリピートいただいているのでシリーズ化しています。特定の研究室からリピートいただいてる特徴あるシリーズは癖でついついコードネームつけるんですが、このシリーズは「イーサン・ハント」と名付けてます。他にもコードネームだけ紹介すると「ミルズ・メス」とか「ルピタ・ニョンゴ」とか「二百三高地」とか「出羽の花」とかあります(内容はナイショ、ユーザー当人も知りません)
 注文書が読み終えたあと5秒でファックスごと煙になっちゃうので本数とか内容忘れないように注意!
 

 昨日、記事にしたついでに注文した粘土が今日届きました(もちろんお目当ての原料も)。
萩《風》土ね。意外と黒っぽかった。

極太の円柱状に二本、これ押し出したままなんだろうか、だとするとさすが土屋の土練器はバカデカいなあ!原人さんもびっくりですね
注文してない「珪砂入り信楽土-1番」が、1.2キロほど一緒に入っていたんですが、オマケのサンプルですかね。これは嬉しい!
  記事上げる前に発送済みだったので「おまけ上げるからもっと褒めて!」みたいなソデノシタなんてことはありえません。

 まだ直に触ってもいないんですが、オマケ分の土も併せてテストピース作って焼く、なんてのも記事に出来そう。気になってる方に多少の参考にもなっていいかなあって感じ。

 取り急ぎ必要ない粘土選ぶのに浮かれちゃったせいで、他に注文した原料のうち、間違えて発注したのが一軒ありましたが、それはそれで別の案件で試せるしまあいいや。
 皆さん発注は慎重に!




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