今回は四角く枠で止めるパターン。メンドクセーよね~。
まあこんな感じ。
とりあえず流れを追っていきまーす。
枠と原型を用意。
板枠の石膏接触面はガムテープ等で覆っておくと後で汚れを落としやすいですよ。
パネコート(黄色いコーティングのコンパネ)ならいらないでしょう。また、グリスやシリコンスプレー等を離型剤として塗ります。最近はこのワックススプレーがお気に入り。作業が早くて効果も十分、便利!
原型と枠板をセットします。
原型もお好きな離型剤を塗布します。私はやっぱりグリス派。薄く薄ーく塗ります。ちょっと指のあとついちゃってますね。
きっちりCクランプで止めます。
石膏を溶いて流し込みます。
石膏の流し込みや枠そのものについては過去の「石膏でなんかするシリーズ」でもコマゴマとか言えますので是非参考にしてください。
特に、枠についてはこの記事
枠を立て掛けあって粘土で止めりゃあそりゃとりあえずできんのかもしんないですけど、数たくさん作るつもりでそんなんじゃあ何個も何個もやってられねえ~という方は参考にしてみてください。結果早くつくと思います。
とりあえず流しました。
ここの段階でとりあえず、容器や攪拌棒をささっと洗っちゃいましょう!
洗い終わって確認すると、枠の隙間から少し漏れ出てたりすることもあると思います。
チョイ漏れ以上の失禁状態!と思ったら、漏洩個所を石膏の粉末(ほんの少量の場合)かトイレットペーパー、ウエスなどで塞ぎます。ドクドクが止まればOK!止まらなければ止まるまで!おすすめはトイレットペーパーかな。
残念ダダ漏れだったりした場合は今この瞬間出来ることは少ないので流れるに任せて大分固まるまで待ちましょう。そっちのが後始末が楽です。
もう超腹立っちゃってると思いますから、シドニー・ルメット監督の『ネットワーク』(フェイ・ダナウェイ主演の超傑作)の視聴者の皆さんのように窓を開けて空に向かって腹の底から「もうたくさんだ!こんな世の中やってられねえ!」と叫んでもOKです。
そうこうしてるうちに4~5分立つと、表面にうっすら水が浮いてきます。
俺の場合、この上澄みをティッシュで吸い取ります。こんな感じ。
25分~30分にタイマーをセットしてほっときます。
キチンと硬化してるのを確認したら(表をひっかいて確認する)枠を外します
どうしてもあっちこっち汚れますので一つづつ拭きながら慌てずに、が個人的にはコツかな。
言い忘れてましたけど、欲しい大きさの台板(底板というか)を用意して枠で挟み付けるのが決壊事故防止に役立ちます。
ワックス塗りわすれるとこうなります。というか、このガムテが向いてなかったっポイ。
まあとにかく一枚一枚きれいにしながら外していきます。
出隅の面取りですが、今のうちならウェスでゴシゴシこすれば丸まっちゃいますよ。
鋳込みの際に底付になる部分はいらないペーパーで磨ってもいいっすね。これはメッシュシートです。
じつは、鋳込み面以外はどうでもいいってのが私流です。よく外側もスゲエ綺麗に整形してる方見かけますがエライよねえ。どうせ数か月でポイだし。平らに置ければ無問題なはず。
あとは原型を離型させれば終了です。
その後、1~2時間ほっぽっといたあと乾燥炉ってのが本当は理想なんですが、放置で結構です。
ここまで枠作るか?みたいなのは、ご自分で必要に応じてやってみてください。もしかすると俺が手堅すぎるだけの可能性もあるので。
いつも楽しく読ませていただいております。
返信削除そんでもって「石膏でなにかするシリーズ」が大変役にたっております。
石膏ってすごく単純モノなんですが、型取り作業はすごく奥が深いですね~
色々とこねくり回して、いかに簡単に型を作るか?私は結構好きですよ・・・まぁ趣味で扱うだけなので、仕事になると色々と大変なこともあると思います。
これからも楽しいブログ楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
返信削除奥が深いかも知れませんが、なんとなくやっちゃえば普通にできちゃうものでもあるので、気負ってやるコタアないと思います(笑。
個人的には、やっといたほうがイイことと気にしないでいい部分をきっかり分けちゃってます。
Limeさんのアメリカ人級の度を越したDIYスピリットはマネできませんが、いつも楽しみにしていますよ(笑