2020年4月26日日曜日

秘密工作課「Q」case-4 マイ・クランプ・イズ・ノット・イナフ

 ヤキモノ屋は大工でも指物屋でもありませんが、
「なんだよ、俺は木工屋じゃねえぞ!」なんて日もかなりあります。
 木工に限らずいちいちあげつらいませんが何かと必要になるのがクランプ。間違いなく持ってれば持ってるだけ有利。どんだけ持ってても絶対に損しない。それがクランプ

 クランプを使ってるからって上手だとはちっとも限りませんが、クランプも持ってないような人の工作はまあ知れたものでしょう(この発言者は俺じゃないけど全く同意)

 しかし、やばい、うちのクランプじゃフトコロが足りない!でもそんな長いの次いつ使うかわからないし、値段もメチャ高い!(ぼってるって意味じゃないよ)

 うーん、しっかり締めたい…

 よし!秘密工作課「Q」機関の出番だ!

 じゃ、じゃーん。


 ある極秘の作業(いや、ほんとにいろいろあるんですよ。守秘義務とかヒトの仕事を手伝ったとか)をした際に、依頼者1号が「こ、これが秘密工作課「Q」機関か…」と面白がってくれたので、実作業の写真もない上に使い古しでキッタナイ絵面ですが、ネタ稼ぎがてら紹介します。

 えー、わかる人には写真を見ればわかるし作れる、写真を見てもわかんない人には説明してもなかなかわかんないと思います(でも作れる)ので、口数少なに並べて終わりにしちゃいますよ。

 こんなのを作るのをお勧めします!
 必ず複数で組になります(通常2個一組)
 そして寸切ボルト、蝶ナット、ワッシャーが必要です。
 サイズは全部お好みで。

 四の五の言わずに使い方はこうだ!







 わかりましたでしょうか?
図面で示したものにボルトを通して蝶ナットで締めつけてワークをクランプします。

 最大の難点は、ナットをくるくる回すのがしんどい。人によっては一回で腱鞘炎になるじゃねえかってぐらいしんどいです。
 ですので、そんな時はいつも身に付けている…
 



ワルサーP99
超楽ちんなのであえて紹介しましたが、この行為はホントは安全上やっちゃダメな作業方法です。
 以下、必ずお読みください。

 1・安全安心マニアの人は行わないでください。
 2・必ず両手とも素手で行ってください。軍手で作業は絶対にしないでください。
 3・インパクトドライバーでは絶対に行わないでください。
 4・必ずクラッチは最弱に、トリガーは引き切らずに。ドリルドライバーモードでやってはいけません。
 5・1~4まで何を言ってるのか一つでもわからない項目があった人は行わないでください。
 素手で行うので手を滑らせると、ネジ山で指を切るかもしれません。
 軍手で行って指を滑らせると、指そのものがねじ切れることがあります(こういう時はまずもうくっつきません)
 指をねじ切った人を目の前で見たことがあります(彼の場合、千切れなかったが、間接がバラバラになりました)

 以上、怖い人は丁寧に時間をかけて蝶ナットを指で回し続けてください。言うほど辛くもないですよ、たまのことだし。

 この自作クランプはとても有意義な道具です。


 
  堅木の柵板に孔開けても使えます。シロートでも手に入るような無垢の木は反りやすいんですが、これはうちの子が小さいころに遊んでたブナの積み木なのでバッチシ。

 「Q」シリーズは短い動画にしたいんですけど、使ってるところが撮れてないんで今回は無しで。




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