奴は学力テストの結果は常に上位数%に入ってたような秀才なんですが、そんな元秀才も50の声も近付いて、登校するかしないかはその日の天気と寝起き次第、テストは420人中410番台を外したことがないこの私にちょいちょい理科っぽいことを聞いてくるという体たらく。
仕方がない、秘密工作課「Q」機関の出番だ!
じゃじゃーん
よーし、首の上に乗っかってるのは飾りじゃねえって所を見せましょう。
電動ろくろを利用して少量用簡易ポットミル架台を考えました!
まずはこちらの動画をご覧ください。
ポットは例によってPP製広口瓶1Lとボールはビー玉を使用してます。
用意するものはこちら!
タタラ板適量
クランプ
EVAスポンジシートを適当なサイズに切ったもの
を、こう組み付けます
見ればわかるとはこのこと!
EVAスポンジシートはロクロの鏡を少し濡らせば簡単に引っ付きますので、これで広口瓶に対してロクロの回転を伝える摩擦力を稼ぎます。
より回転数をを細かくシビアに設定したい向きは(もちろんやらないよりやった方がいい)、広口瓶にラベルなり目印をつけてメトロノームで測ってみるとか、
こちらの記事と、この動画を参考にしてみてください。
理屈から言うと鏡の中心寄りと円周寄りでは任意の部位が回転するスピードが違いますから、力が滑っちゃってる姑息イカサマ設計なんですが、贅沢言っちゃあいけねえぜ。
ほら、チャンとスラリーができました。
あー、そうか、教室締まってるからロクロが自宅にないと無理なんだよなあ~。
騒ぎが落ち着いたら試してみてよ。
もっとキチンと装置として作らんかい!という意見はごもっともですが、うちはポットミルの架台も、瓶くわえて回せる旋盤もあるんで、この程度で勘弁してください。
最後に、ポットの容量とボール、原料の関係について…
ポット要領の三分の一位ボールを入れます。原料もやはり三分の一ぐらいを入れるってのがセオリーっぽいんですけど、まあその時々の都合です。
ボールのサイズも効率を考えるとかなり重要な要素なんですが、いつも同じの使ってれば通しで比較できるので普通のビー玉でイイでしょう。
小さいボールの方が細磨、混合、分散に効率がイイんですが、アルミナボールやジルコニアボール使うわけではないので、わざわざ探してきても比重の小ささで役に立ちません。(アルミナ4、ジルコニア6、ビー玉は多分2.5ぐらい?)
原料ですが、分散しやすかったり、粘度が低くて流動性が良ければ多めにできますし、その逆だったら少なめに。とかフレキシブルに。
もちろん少ない方が短時間で混合・分散しやすいです。
これらは重量ではなく嵩の比率ですから、軽くてふわふわなもの(例、炭マグとか木節とか)と重くて締まりやすいモノ(ジルコンとか酸化チタンとか)では回せる量(目方ね)が変わってきます。
やたら粘つく凝集しやすいようなのも、解膠材使ってなければ後に沈殿させられるだろうし、水分量多めで回すのも手ですよ。
参考までに言うと、100gの釉薬なら10分もあれば必要なメッシュをツーツーに通ると思います。
ビー玉ポット方式も過去に記事にしています。マルセイユルーレット方式、とか、ビー玉、でブログ内検索すればすぐ出ます。参考にしてください。
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