空気中の水分程度でも水和してしまうことと、高温時、つまり使用時に炉材に含まれるアルミナやシリカと激しく反応する(棚板に穴だけ残して溶けて無くなっちゃいます!)といった、めんどくさい弱点があります。
という、ただでさえ癖の強い材質で、同じ成形法を採用しても焼き上げるまでに他の材質とは全く違う手順を踏みます。
特にこの時期は湿気が多いので製作には気を使います。
このるつぼの寸法は 35φ×25φ×50Hで完全にラボサイズですね
大学の研究室で使っていただいております
カルシアの坩堝(に限らずですが)には保管と仕様に注意点があります。
保管 当然裸のままそこらの棚に置きっぱなしにはできません
空気を遮断する密閉容器の中に乾燥剤と一緒にしてください
使用時 棚板やセッターがアルミナだったりアルミナシリケートですと大惨事!を引き起こしますか ら、マグネシアの台板を使用したり、マグネシアの粉末(微粉末ではなくて細粒がおすす め)を厚めに敷いて、アルミナやシリカの炉材との接触を避けてください
耐消化性は、調合や製作法を工夫してかなり自信がありますが、そこはやはりカルシアですので表にほっぽっておけば場所や天気によってはものの一週間で粉を吹いてもろくなってしまいます
ここらに気を付けていただければ、「カルシアでしか味わえない使い心地(笑い)」(By某研究者さん)という謎のパンチラインが体験できるはず?です
もちろん溶湯となる金属の適合性は要確認です!
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