2014年12月29日月曜日

年末年始の休業のお知らせ

つくばセラミックワークスでは、以下の期間を冬期休業致します
冬季休業期間
2014年12月27日(土)~2015年1月4日(日)
期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、2015年1月5日(月)以降に対応致しますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。


























とか29日にもなっていまさら言いつつ元日以外は工房に出たり入ったりしております。


舟形の箸置き

箸置きは大まかに舟形と平型(ヨウカン型)の二種類を作っていますが
今年最後の一般陶磁器の窯出しから舟形の箸置きをご紹介。

白黒貫入のマット三種類。光沢釉のものは今回は無しでした(飴釉はおすすめ?
先日のボンクラアルバイトの製作品もこの中に混じってたりします(笑





ちなみに平型はこんなのです

アルミナシャフト再び

以前も一度紹介しましたが・・・

アルミナの加工物のシャフトです。出来上がった現物より削り代のが体積大きいんじゃないかという…



このブログの製品写真にたまーにいっしょに写ってる「あいつ」はカマゴンといって窯の神様です。修行中は相棒の古田君(仮名)と一緒に月に一度大窯を焚くたびにいろんなカマゴンを作ってはちゃっかりルツボのてっぺんに乗せたものですが、独立してからはずっとこのカマゴンです。

ダンカンのヨーヨーとハンスコパーの魂が宿っています(たぶん

マグネシアのタンマン管(るつぼ)

マグネシアのタンマン管
「タンマン」「タンマン管」っていう用語についてはいろいろあるんですが、
機材や用法関係なしに耐火物的には「縦長形状の丸底るつぼ」、と思ってとりあえずOK。ぐらいの認識でひとまず十分です。ってみんな使ってる言葉のようです。と私も感じています。



実物は薄黄色い感じで肌艶なんかも明らかにジルコニアともアルミナとも違うんですが写真にしちゃうと一緒ですねえ。腕前のほどは置いておきますが…



2014年12月24日水曜日

BNるつぼとジルコニアのパイプ

最近ひそかに流行中(のような気がする)のBNるつぼ、本体と蓋のセットです


そしてジルコニアのパイプ

ジルコニアには添加物とそのモル比によって特性が変わってくるんですが、
これは実はうちとしてはめったに扱わない素材を添加物として安定化させています。

つってもこんな画像じゃさっぱり分かんない上に相変わらず夜撮るジルコニアの写真写りの悪さよ!
ちなみに左は普通のクルトガですので寸法をご想像ください

2014年12月23日火曜日

単結晶育成型るつぼ 先端角度

単結晶育成るつぼは先端がとがっているので、型から抜くとき妙に楽しい時間が過ごせます。
先端角度は大体60度か90度なんですが、この辺も何となく経験的に…なんだと思います。
実験条件や素材によって適切な大体の角度があるようです。
もちろんお客様の方から指定がありまして、70度とか120度とかも経験があります。

今回は30度ということで相当な鋭角です。



左から90度、60度、今回の30度です

ごく普通のアルミナるつぼとボート

特に何の変哲もありませんが・・・

アルミナるつぼです

こっちは半丸の樋型ボート(焼成容器)、取っ手のないシンプルなもの



修行、アルバイト、与えられたとせよ!

ただ今小学三年生
自分からやりたい!作りたい!というのが珍しい程のボサット君なので親としてはちょっと感動。
今週やらせてみました

成形直後が依然紹介したこれ

で今回は化粧掛けです





まだいくつも工程がありますが出来上がりはこうなる予定



写真は使いまわしですが…
できればおれなんかよりうまい貫入模様使い(クラックマンサー)になってほしいなあ

2014年12月21日日曜日

マグカップあるいは写真写りの確認

梨地の肌になる白釉ですので写真でどのぐらい伝わるかな?






多孔質のアルミナるつぼ




いろいろ窯出ししたものを並べておいたところ。奥からスマウグが出てきそうなイメージがわくのは
今現在「ホビット頭」なせいです


愉快な形のるつぼ (取っ手付きるつぼ)

アルミナの4N、取っ手付きの可愛い形のるつぼです
新形状の紹介は久々。





2014年12月11日木曜日

焼成前焼成後、というか成形直後と焼成直後



ボンクラ息子のデビュー作か?

謎のトリオ

方鉢、マグカップ、るつぼ、定番三種のそろい踏みか?

というわけではなくてBNるつぼだけだと、縞々が出ちゃって写真がちゃんと撮れなかったので並べてみたらたまたま上手くいっただけです。というかメインのはずのBNるつぼが光っちゃってますね

右側のBNるつぼは35φ×25φ×40Hといったところの寸法です。
もちろんBNは窒化硼素。特殊ながらも最近流行りの材質です



その他とっかかり中のもの
多孔質のるつぼと緻密質の容器。いずれも高純度のアルミナです。
愉快な形をしているのでバリも取らずにご紹介。

2014年12月3日水曜日

高純度のアルミナ単結晶るつぼ 




いつものやつっちゃいつものやつです。
普通のるつぼと単結晶育成用のるつぼ。どちらも4NA(アルミナ緻密質99.99%)です。


透明石英の円板

石英ガラス(この場合透明石英)の円板です



JARI MOTs技術展示会開催しました

JARI 日本自動車研究所でのMOTsつくばものづくりオーケストラの技術展示会開催しました
今年最後の展示会でした。年10回の単独開催、&各地の展示会への出張ブースだし数回等々今年はかなりMOTsの活動は活発でした。新規開催の研究所も二か所。

市の産業振興課、商工会の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございます。
MOTsの役員の皆様も超お疲れ様(俺含む)

以下その様子ですが・・・



なんか身内しかいないしすっからかんのギャランドゥですね。客の全然入ってないイベント会場で一番写しちゃいけない写真の撮り方、みたいになってますが、まだ設営してすぐの店開き前の写真しか撮ってなかったんですね。


自動車研究所でるつぼで金属溶かしてる人はまずいない!
セラミック使ってるといっても耐火物じゃなくて部品関係だけだろう!という経験則から、
ブースの三分の一普段使いのものを並べちゃいましたが、熱処理容器のご所望&ご相談がありましてちょっとびっくりしました。まさか自動車研究所で耐火物使ってる方がいるなんて寝ミニミニ図でした。
JARI足かけ4年三回目にして初めてです。


いつも使ってるボードは、市役所のものなんですがどうやら夏休みに「つくばちびっこ博士(だっけ?)」のブースように使われてたみたいです。おいチビッ子!市の備品でスタンプの試し押しすんなよな!



アルミナ多孔質 傾注用るつぼ

先日ちょっと取り上げたアルミナの多孔質の傾注用るつぼ
この前は「鋳造用るつぼ」って名前で書いてますね。おんなじものです

注ぎ口のついたるつぼです。

注ぎ口と蓋は生の時点での接着です。急須やなんか作るのと一緒ですね。



接着したところ薄くすっきり仕上げると焼き上がりの強度が不安になりますので、
不細工ですが、ゴテゴテに持ってます。この後バリやザラザラを多少磨いて仕上がりです。




2014年11月28日金曜日

イットリアのるつぼ

形状的には普通のるつぼです。

イットリアの3N(99.9%) 実物見ないと何言ってんだですが、持った重さと質感が大好きな材質です。まあ実験内容にはその辺は関係ないですけど


この写真見ても違いわかりませんよね