いっぺん基礎基礎釉が決まったところで酸化鉄を混ぜ込んで様子を見てみることにしましょう。
アルカリ土類系材料の違いが鉄の発色にどういった違いを与えるのか?とまでご立派な話でもありませんが、今回の基礎基礎に対して調子をうかがってみます。
いずれも写真の写りどうこうではなくて実際試してみて実物でご確認くださいね。
まず、
「石灰さん」
長石:石灰石:カオリンが同量
ここに酸化鉄を2%、6%、10%程度加えてみました
左から、そのまま石灰さん、2%、6%、10%
次にドロマイトさん
同じく三分の一ずつ 長石:ドロマイト:カオリン
で、タルちゃん
長石:タルク:カオリンです
おまけで酸化銅を1%、4%(タルちゃんです)
お次はシリカを加えて透明釉にしたものを…
長石:シリカ:石灰石:カオリン 同量ずつです
これは一番わかりやすいですよね
単に酸化鉄の加える量だけできれいに発色がグラデーションします。
マット釉の場合はイマイチ加える発色剤の分量がリニアにならない気がしてます。
とりあえず様子を見たところで間の色合いが好みなら間の添加量にすればよい、というのが基本。
ドロマイトさんの2%がいいんだけどもうちょっと〇〇な具合にならないかなあ~
と思ったら基礎釉のほうをいじるか別の添加物を加えてさらに調子を見る。といった感じです。
あくまでも今回のアプローチの方法ですが…
と、いうわけで2%のものでいじくってみました
いずれもジルコニアを失透材として加えています(キリよく大げさに10%)
ドロマイトさん+酸化鉄2%
石灰さん+酸化鉄2%にジルコニア
酸化銅の方もやってみました。こっちは面白いのでお勧めの炭酸ストロンチウム
青っぽく変わってきましたね~
何か加えると解け具合やテカり具合、貫入っぷりなど思いのほか変わってきますので
色味などを確認してから改めて基礎釉のほうをいじるのが面白くておすすめです。
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