2015年4月22日水曜日

貫入する釉薬

ファインセラミックスの職人やってる商売柄大きな声じゃあ言えないんですけど
貫入大好きおじさんです

ちょいちょい紹介してる白いマットの貫入は釉薬と化粧土の中間のものですが、こっちは光沢釉。
飴釉と天目の中間(と勝手に思ってる)お気に入りの釉薬に、田んぼから採集した藁灰ベースの乳濁釉をかけるとスイートな貫入が入るのでお気に入りです…

  

この二種類の釉薬の調合ですが・・・

まず飴釉(単独では貫入あんまりしません)
長石40
石灰25
シリカ25
カオリン7

がベースで余り3%は好きなもん入れてみてください
鉄は8~12%あたりでお好みの濃さに
天目つくってる方はシリカを割り引いて石灰石多めに調整してみてください。
失敗したら…シリカ増やすと天目に戻るんじゃないかと予想(笑、

藁灰釉は、
長石2
合成ドバイ3
に対して、持ってきた田んぼの藁灰(モミも交じってます)を乳濁するまで!

このままだと沈殿野郎Aチーム(主演リーアム・ニーソン)になるので、ガシャガシャかき混ぜればそう苦労することなく溶けるぐらいになるまで粘土かベントナイトを入れましょう。自分はこういった固くなっちゃう釉薬の場合、ガイロメを必ず少なくとも5%入れます。
透明になっちゃう方向に振れると思うので乳濁しなくなっちゃったらもう一遍藁灰を入れ足します。もしくはシリカでもいいかも



俺釉プロジェクトとは別口でした~


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