2017年10月11日水曜日

アルミナ 蓋付きるつぼ 俺の考えた蓋がこんなに凄すぎるわけがない件

蓋付きのるつぼです。
このタイプの蓋(凸型排泥式、通称『つくセラ式トハ壱號型』・・・ウソ)は他所で作ってるの見たことないんですけど、よくあるただの板蓋や、かぶせる蓋に対してメリットがでかすぎると思ってます。よって、「蓋も作ってくれ~」っていう場合は特に好みがない場合このパターンをお勧めしています。

まあ「鋳込み成形に限る」のものも多いですが、
パッと思いつくメリットは
1、径が本体の胴回りより広がらないですむ。空間的に有利。
2、るつぼ本体と違う作り方をしないですむ。原型も蓋と本体ワンピースで設計製作できる。石膏型も製品も同じリズムで一緒に作れるし、板と違って作業中どの工程でも歪みにくい。
3、超伝導材料などによくある融けた溶湯がスライムみたいに這いあがって外に出ていっちゃう案件(通称=妖怪人間ベムのオープニング症候群・・・ウソみたいなホントの現象)を設計次第でかなり防げる
4、よっぽど薄くない場合、蓋にも見込みが多少なりともあるので、試験の試験的にるつぼ使用することもできる。
5、蓋なんだから当然ですけど傾けてもポロっと落ちにくい。
などなど、もっとあった気がしますが無理すじのギャグっぽい屁理屈だったかも

デメリットは
1、容積が多少減る(スリキリ一杯入れることは実際はないので無問題じゃね?)
2、ちょっと安っぽくて蓋っぽくない、実際板ものより多少安いのであんま儲からない(俺がですけど)
3、実験の都合上芳しくないこともある。(熱間で簡単に外しにくいなど)

メリットだけなら一石五鳥ですよ!デメリット三つあるからマイナス三鳥でも一石二鳥
すげえ、これおススメして作ってる俺エライ!
なんてのはもちろん三割弱冗談で、まあ、若かりし修行中の頃一般陶磁器の急須や茶陶器の蓋とか見て思いついただけなんですけどね。実際作りだしたのは独立してから。

でも長い理化学陶磁器の歴史。これ思いつかない人がいないわけないんでなにか決定的なダメポイントがあるのかもなあ。
あったら教えてください。同業者歓迎!
もちろんエライ俺のこと、どこのメーカー、製作者に真似されたってケチケチ文句はいわねーぜ!!





ほら、蒸発皿として使えるでしょ?


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