誰得のまま進んでる企画の続報です
というわけで、前回までの俺釉プロジェクトは!
1、基礎釉にモグラが掘り返した土を混ぜる
結果、パッとしない
2、井戸が吐き出した砂鉄多めの砂(ロマン)を10%追加
結果、やっぱりパッとしない
3、ロマンを30%に増やしてその分ガイロメを増やしてみよう
となっておりました。
先週、ロマン30%に増やし蛙目粘土粉末を6%添加したもののテストピースが焼けました
それがこれ
予想してたのと全然違ってました…
強烈な色味感はないんですがセミマットで軽めの褐色でした。セクシーさ?はないもののBUNAN(無難)釉薬としての条件は整ったかなと・・・
ピーンと来て鉄っ気の強い土の物に掛けてみました。(素焼きして気に入らなくてほっぽいといたカップですが・・・)
同じ調合で1L以上作り足して浸し掛けしたものです。
赤っぽく見えるとこは柿釉、緑の点はクロムを利用した緑釉。
緑っぽい薄茶色である種の武骨な青磁にこんな感じのものがありますよね?
ってぐらいにはなりました。
柿釉との境目は黒いラインが入って定番感のある組み合わせにもなりました。
なんか土の違いと写真の写り方で違うように見えますが同じ釉薬「ロマン30(笑)」です。
このピッチャー型マグカップの形と柄のデザインがどうとかはとりあえず置いておきますが、
そこらの土なり砂でも釉薬として何とかなるもんだというのがお分かり頂けましたか?
って誰に言ってるんでしょうか?
とりあえず新釉薬「ロマン30」の調合です
長石 40%
珪石 30%
石灰石 20%
カオリン 10%
以上を基礎釉に
モグラが掘り返した土 外10%
砂鉄多めの砂 外30%
蛙目粘土粉末 外6%
を添加すれば「ロマン30(笑)」になりました。
なんか面白かったので今後も思いついたらこの企画を続けていきます。
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