2025年2月12日水曜日

ヤキモノエコカツで安らぎの地平を切り開く、気がする

 ドシドシ作った分がズコズコ焼きあがってます。

 わかるかなー、このサイズ感

 るつぼは消耗品ということで予算締めのこの時期には日常使用の小さい数ものの注文をたくさんいただいています。

 皆さんの研究室の予算の締めがいつかは知りませんが、

ウチの受注に締めはありません

 ので、遠慮なしにご注文ください!!

 ボンヤリと長年欲しいものがあるんですが、気がついたらムッチャ値上がりしてるんですよ、オイ!世の中よ!!

 ですので、遠慮なしにご注文ください!!同情はアリです



 大量の仕上げ作業をすると肩が凝るのはしょうがないとしても、なぜか指の付け根の関節が二三日痛くなるんですよね~。職業病というよりは、体の使い方が上手くない&いくら経っても要領が悪い、という個人的性質のせいだと思います。

 仕事ができないとか日常生活に支障があるとか、そんなレベルの話じゃないんですよ。じゃあなぜそんなことわざわざ言うかというと、ただの忙しい自慢です。インスタとかフェイスブック界隈のすかしたクソオヤジ的な。


 ダバナシ

 ヤキモノつくりというのは、意に染まぬ結果、ハッキリいっちゃうと「失敗や間違い」が他の業種に比較して著しく多いです。

 別に資料もデータもへったくれもないんですが、この業界の人はそういう勝手な実感に基づく勝手な認識をもって「次の回切り替えていこー!」野球部のパイセンみたいな感じでお互いや自らを励まし合って正当化しているわけですよ。これはもはやいい悪いではなくてそういうもんですw(それでもタイカッブの打率やカリーの3pt成功率よりも歩留まりイイんだからすごいよね。ね、ねw)


 そんな失敗や間違いを風車の理論でひっくり返して役に立たせる、多少はグッドなアイデアがいくつかあったりなかったりします。
 エコというのは我慢じゃない、得するんだ!みたいな。

 今回は「Re:BORNフランケン釉薬」
 
 何度か紹介している気がしますが、これはマジで簡単でおススメです。
 実験したり、調合間違ったり、昔好きだったけど今は違う=aka元カノ釉薬(元カレでも可)、などなど、いらぬ釉薬は捨てるのも面倒だったり後ろ髪引かれたりでたまりがち。
 
 21世紀も四半世紀ということで、この際もうデカい容器に全部混ぜちゃいましょう。こういうのは思い切りも肝心。
 で、全部混ぜたら、取る手段は二つ。

1:目検討で適当に酸化鉄をぶち込む。
2:目検討で適当に酸化コバルトをぶち込む。
 でOKです

肝心なのはその量。
 マジ目検討でOKですが、1=10%、2=2%です。

元のくず釉薬の溜った量にもよるのですが、大相撲で例えれば、
1=照強、2=宇良
って感じです。これはわかりやすい。
 

 で、それがこれ、
 内側は真っ黒に映ってますが、なんか普通の飴釉、表側がブルーブラックインクって感じの瑠璃釉(でいいよね?定義とかあったっけ?)です

 元ネタは、尊敬する’’大’’ウォーレン・マッケンジー師匠のインタビューで見た「釉薬室の床掃いたのをゴミ箱にためて、一杯になったら酸化コバルトひと掬い入れると深みのあるイカス青釉になる」という真の民芸魂に触発されたもの。プロセスのパンクっぷりすら全然かないませんが・・・


 品物は納品時のおまけ用の楊枝立て(売ってもいますよ!現在品切れw)ですが、これももともとはお役御免の容器の型の再利用。

 まさにゴミと資源のわかれみちですな。

 



 ほかにもヤキモノ屋エコ活動として、

 出涸らしのティーバッグ麦茶を沸かして出涸らしのコーヒーを淹れると、比較的濃い何かそれっぽい飲み物になる。ってのもあるんですが、こっちは詳しく解説しないことにします。

 

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