材質はジルコニアです
とか言いつつ、今実際「底の抜けたるつぼ」を作るかもしれない計画が・・・
8月の記事は宣言通り週に一回「暑い」の一言で押し切りましたが、9月はどうしましょう。
パキンと響かせるつもりになれるネタを書くにはまだまだあっついので(またかよ)、実際はもう少し涼しくなってからになると思いますが、
「ひもづくりっていいよな!!」
というのが頭の中をぐるぐるしています。
多分ですけど、数あるものづくり、工芸的ジャンルであんな成形方法ってヤキモノ以外にはないんじゃないかなあ。めっちゃへんてこりんでめっちゃ興味深い。 (紐つくって終わりならところてんとかパスタとか、金属材料も押し出し、引き抜きの部材は沢山ありますが・・・)
世界中のヤキモノで初期原始段階から、おそらく自然発生的に用いられてる手法なので、どこの誰が考えたのかじゃなくて、頭のいい奴らはあの珍妙極まりない作り方に到達するってことですよね。
不思議だし人類スゲエ!!
中空の物体を作るのに刳り抜きとか折り曲げ、絞りじゃなくて積層させるって考え方を畑もあったかわかんないような大昔からあっちでもこっちでもたどり着けるんだもんなあ。めっちゃデジタル的思考法。
トポロジー的というか、空間把握能力と、材料の持つ性質、実際の作業とをシンクロさせて、史上初めて恣意的に工業的な方法(なんとなく粘土こねてでは思いつかないと思う!)として人間が作り上げた作陶技術ではないかと。知らんけど多分。
で、時代は飛んで21世紀の現在、3Dプリンターでのセラミックス生産も行われてます。「新しい技術として」ではあるんですが、あれはコンピュータ制御された機械式のひもづくりです。(まあそういうことにしてください。話の流れ的に)
ひもづくり、萌える!!
まあ、普通にひもづくり、ってのはろくろや型打ちが普及した今となっては生産効率が非常に悪いのが著しくネックだし、個人的には技術の習得が一番難しいんじゃねえかと思ってるんぐらいでね。
ひもづくりであることを大事な何かとして選んだ芸術家とか、伝統の継承であるとか(これはわざとの場合も、仕方なくの場合もありそう)、あえてやってる場合が多いんじゃなかなーと思います。
土と炉だけあれば(場合によっては設備としての炉すらいらない)、お遊びじゃないヤキモノ作りができるしな。
魅力あるよなー、ひもづくり
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