2016年5月28日土曜日

プチ角皿 白磁鉄流し 

先日もちょっと紹介したプチ角皿
うちではめったにやらない珍しい白磁の透明釉に鉄を流したもの。
ずらずらっと写真並べますよ。


上二枚の写真は同じ並び順の角度違いです
左上(二枚目の写真では左奥)から1~4、二列目5~8、手前9,10、11としておきます

次から二枚は1~4



次2枚は5~8


次の2枚は9~11です



鉄の流れてる部分は大体こんな感じです
これは3と4です

これなんかは9と11

鉄が濃くなった部分は蕎麦釉みたいな金色の結晶が吹きますね

これは11、ゆらゆらと弁柄が流れた跡が飴色に滲みます。

以下追加で1,2,4です
1、写真じゃあ写らないぐらいです

2、天目調に焦げてます

7、これも写真じゃわからないぐらいです





こんな紹介の仕方ですが、実は、遠くから購入希望の方に選んでいただくため。
たまに、複数の同じ製品の個体違い写真がずらずら並ぶ記事がありますが
こういうことなんですよ。

うちの製品は出来上がりが釉の組み合わせや作り手の性格が雑なせいで個体差がかなりあります。(一応ファインの方での細かくピッシリ揃える仕事が多い反動ということにしておきます)
一個一個手に取って選んでいただけない遠方の個人のお客様でもなるたけそれに近いことができるようにしたいなあと思っています。

なにしろ自分では、釣竿やグローブを選ぶときでも、ヨーヨーや独楽を選ぶときでも同じ製品を複数個いじくって確認してから買うぐらい。
自分が上州屋でやらせてもらってることなんで、自分のお客様にもできる限り好きなもの選んでいただけるようにしたいんですよね~

2016年5月27日金曜日

アルミナの精密加工品、シャフトとパイプ

高純度のアルミナ緻密質の加工品です


こういうアクセルシャフトになるパーツは見た目がいいですよね。
メカメカしくて男子心くすぐられますな

このザグリの奥にもメスネジ切ってたりします


これが研磨加工品?ただのパイプなんじゃねえのって声が聞こえてきそうですが
安心してください。外径は100分の5まで追い込んであるのです!


懐かしの生物!

何が懐かしいかというと三年ぶりぐらいに作ったんじゃないかな?
あんまりばかばかしいので皆さんのイメージに固定観念を植え付けたりしないために名前は付けていません。わが工房での呼び名は「アリクイみたいなあれ」(仮名)
しかも胴体の縦割りの卵型の部分以外は寸法決めずに顔や足の長さもバラバラで作ってます。
私の前頭葉がそうしろと言ってるからですよ

いつか紹介しましたが我が家ではトイレに芳香剤代わりのポプリやドライフラワーなんかを盛り付けて番犬(犬ではねーだろ!)をしています。器としての機能を表す名前はなんになるんでしょうね。

たまに作るとかわいいよ~
来週あたりもう数頭誕生予定
その時に詳しく写真を撮って投稿数を稼ぎます(笑

他にも先週末ですがかわいい懐かしい生物にあいました


で、今週の私は風邪ひいたひどい熱でふらふらしながらいろいろしてるわけです。
目が回りそうです。

2016年5月20日金曜日

ジルコニアポット

ジルコニアのポット

遊星型ボールミル、でいいのかな?専用品です



うちの場合、何にしろるつぼ屋なものでジルコニアも当然るつぼの需要が大半なのですが、
加工部品や、今回のような耐摩耗性容器も数少ないながら制作しています。

以前にもいくつか紹介しています
大型ミル容器球状のミル容器 クリックで記事に飛びま~す





2016年5月17日火曜日

マグネシアるつぼの後加工、高さのカットもしますよ!

るつぼをお探しの皆さんはこんな場合もありますね
内外径はちょうどいいのに、こんなに背が高くては困るなあ
かといって今だけちょっと必要なので型代なんかはさすがに出せない。

わかりました!寸を詰めて納品しますよ!


必要な寸法にマーキングしたら・・・

今回は多孔質るつぼなので緻密質のように旋盤に加えてダイヤモンド砥石で切るわけではありません。材質がマグネシアなので水をかけるのもできないわけです。

というわけで、ここではとても紹介できない方法でカット!
別に企業秘密の必殺テクニックではなくて、単に、その道具のあちこちに「こんな使い方禁止!!」ってなってる非常に危険らしい方法です。
 マネして怪我する方が出ると困りますから。

見事120Hのるつぼが70Hになりました

粉塵の凄い作業なので表というか裏の藪の前でやります。


粉塵をはたき終わりふと見るとアーティチョークが咲いてました
ちょっとまて!
つぼみ食おうと出てくるの待ってたのに何いきなり咲いてんだよ!
つぼみ見てないぞ!
と思って覗き込むと・・・
おい!
もっと上の方でぼっこり丸いつぼみが立つのかと思ってたよ。
どうやって食ったらいいんだ?

このアーティチョークは「ゆずもファーム」の杉田おねえさんからいただいた苗を植えて放置してそだてていたもの。
これでいいのか?アーティチョーク!
やっぱり俺が悪いんですか?



板ものウィークか?プチ角皿など成形中

プチ角皿、といっても元々は箸置きだったはず。
食事中に出るごみ問題を解決すべく皿としての機能を持たせたものです。
つまり例の(自称)高機能箸置きの前段階です。

過去にはこんなん作ってました。織部っちいのがいまとなっては懐かしいレア
今回作ってるのは磁器、手前の白いやつです。
磁器の食器ってところもわが工房的には相当レア

5~6年前まで結構作ってたんですが進化?した昨今は全然作っていなかった形。
いろいろ湾曲具合が変わったりしてるんですが、
 実は「食器が動いてなぜ悪い」というボンクラなシリーズを考えていたことがあって(じつは今も)
箸をとるたびにくるくるカタカタ回る箸置き!ということで底まで丸いからグラグラしっぱなし、てのが最終型でした。
これが家内はじめ大不評(笑
食卓上にモビール的アクションを持ち込む人類史上類を見ない革命的な思想は打ち砕かれたのでした(なんのこっちゃ

マーケティングというか、世間一般の手作り品工芸品好きの方々にはいまどんなものが流行ってるのだろうか、というのを探るために出品しているサイトでここ一月でやたら「いいね!」が急に連発してるんですよね。
やはりニッポン、カワイイに特化した感じになってるのか?
きゃぴ!


2016年5月8日日曜日

更新は遅れても納期は遅れない!

特に紹介できないような極秘の加工物が続いたり、いろいろ細かいことで更新が途切れてましたが(初めて10日以上更新するのを忘れる体たらく)、物はそれなりに作ってますし納期遅れもありませんよ!何かとテンパっちゃって写真を撮ってるような暇がないだけです

とか言いつつきちんとキャプテンアメリカだの公開週に速攻観に行っちゃったりしてますから忙しいっつってもたかが知れてますな。ごめんなさい

ここの間の焼き上がり品で紹介できるのはこのぐらいです




GWは山で土など探す・・・かな?

子供たちを連れて近所の山へ
ちょっと混ぜたら面白そうな土など採集します。

そのちょっと混ぜたら面白そうな土(あくまで主観)の写真のないのはうっかりうっかり!



個人的な日本の山番付では東の正横綱の筑波山!ちなみに西は富士山


こういった造形ブツに出くわすとものつくり魂がググッと刺激されますな!!