先日記事中で「窯の蓋開けたら割れてるのがあったなんてのは、そりゃピッチャーやってりゃホームランも打たれるわ!ぐらいっす」みたいなことを書きました。
その後気になって、実際ホームランてどのぐらいの割合なんでしょ?と気になりました。
というわけで、適当に何人か投手を抜き出して、通算の対戦打者数と被本塁打を調べてみました。
日本の投手だとアメリカ行ったり返ってきたりして調べるのも面倒ですし、どうせ比べるならとメジャーの超大物限定です。
先に要旨をお伝えすると
皆さん、安心してください、
窯の蓋開けて、もし割れてるのがあっても、全然落ち込むことはないです!!
何と比べてんんだよとか、まったく無意味とか、そんなつまらないクレームは受け付けません。
『チ。』でもよく言ってますよね
「無意味は無意味を意味しない!!」(致命的な改竄アリ)
というわけで、現役に3人しかいない(かつおそらくもう現れなさそうな)200勝オーバーのオッサン三人を調べました。
調べたサイトの都合上、成績は昨23年シーズン終了時、今年のは入ってません。
バーランダー
打者13549 投球回数3325+1/3 344本
打者39.4人にHR1本打たれるって勘定。
グレインキー
13877人 3389+1/3回 367本
打者37.8人/本
カーショー
10816人 2742+2/3回 227本
打者47.6人/本
平均というか、一般的なメジャーローテ入り先発投手の分は調べてないので、これがどのぐらいの差で凄いのかは判りませんが、この三人よりもスゲエってことは多分なさそう。
とりあえずこれが現役最高峰、超一流の被弾率です。
(参考までに言うと、本当の被本塁打率は9イニングあたりで計算します)
ヤキモノ作りに置き換えると、
50個も焼けば、まず一個は割れる!!
と考えて差し支えないわけです。
どうでしょう?安心できましたか?
通算で言えば俺はもうちょっと歩留まりいいぞ!!
という方は、これからは大威張りで、
「バーランダーより俺のが上!」と胸を張りましょう。
今日石膏流す量が半端なくて小刻みな隙間時間がいっぱいあるので俺が見たことあるなかで超ド級エースも何人か調べてみました。
ノーラン・ライアン
打者22575人 5386+0/3回 321本
というわけで、70.3人/本
グレッグ・マダックス
20421人 5008.1イニング 353本
57.8人/本
ロジャー・クレメンス
20240人 4916+2/3回 363本
55.7人/本
ランディ・ジョンソン
17067人 4135.1イニング 411本
41.5人/本
さすがにこの辺になってくると50個作ったぐらいじゃ割らない奴もいるのか。
でも安心してください。
ノーラン・ライアンと比べるなんて誰もしません。
中世だったら火炙りになります。
と、言うわけで世界中のヤキモノ作りに関わる人全員が安心できました!
今日のダバナシはここまでです!!!
でも、まあ気になってきて、調べちゃいました。
そう、レジェンド中のレジェンド、禁断の領域に足を踏み入れます。
サイ・ヤング
打者29565! IP7356! 被HR138本!!!!
打者214.2人に1本
文字通りの桁違い!!
54イニング投げて被弾一本の計算w
時代が違うとか関係ないね。
歴代サイヤング賞にサイヤング級投手は無し!!
昔の知り合い(野球音痴)がサイ・ヤング賞のことを最ヤングかなんかと勘違いして新人賞だと思ってたことがありました。
いやーやっぱメジャーはスゲエな!とかぼんやりと思っちゃいますが・・・
日本以外はどうでもいいって趣旨の了見の狭い皆さん、
そんな方々も歓喜の瞬間が訪れますよ!!
みつけました!というか、みんな知ってるあの男が日本には居たってばよ!!
でました!
沢村栄治
3063 765.1 被本塁打8本!!!
なんとなんと
打者450.4人に1本
こりゃもう、今まで沢村賞に受賞者がいたこと自体が信じられねえわw
山本よ!これが沢村だ!!みたいな
(ちなみに山本はNPB通算7年で打者3488人、被HR36なので、96人で一本。山本が超すごいのはもろちんとして、予想通り、NPBのが投高打低の傾向が顕著)
こんな投手(沢村のほうね)が若干18歳にしてヤマトタケルゆかりの草薙球場でメジャーリーガー相手に快投したわけですよ!!いやあ、日本凄い!!日本凄い!!
日本人で良かった~~!!!
(試合はルー・ゲーリックにソロホームラン打たれて0:1で負けだそうです。5安打1失点)
被本塁打も少ないですけど、投球回数も対戦打者もめっちゃ少ないですよね。つまり実働年数が少ない。
選手としての全盛期を戦争に奪われて肩まで痛めて、しかも戦死してます。もったいないよね。
戦争より野球のほうがよっぽど大事なのにね。
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