2024年12月20日金曜日

絶望と希望が同居するステイサム的なスーパーで着地点を見失う

 指サックみたいですが、るつぼです。

短いけど、形状的にはタンマン管って感じですね。アルミナです。 



 最近、愛用のコーヒー豆がディスコンになっちゃったみたいで、「作業場用の安旨豆難民」になりました。コーヒー豆も価格上がってるなんて結構ニュースになってるし、仕方ない。

 これ、舐めてたんですがメチャ好みで、ずっと買ってたんですよね~。でももう売ってない。

 原料や素材のディスコンも結構あったりして、そりゃまあ痛いんですが、これはこれでこれまたかなり痛い!

 工場でガブガブ用なので、ちゃんとしたコーヒー屋で買うんじゃなくて、安い、いっぱい入ってる、十分うまい!というのが条件。


 で昨日、近所のスーパー、「よく知らないメーカーの品ぞろえが妙に多い安売り屋で「ステイサム」的な名前の店行ってみました。

 案の定見たことない豆が案の定ぐらいの安めで売ってたりして「知らねえぞこれ、誰が買うんだよ、あ、俺か」などとニヤニヤしながら、とりあえず最安(価格ウェイトレシオ)なの手にとってレジへ…


 ひとつ前の若奥さん風が小さいペットボトルを一つとレシートを出して「午前中だれだれ(聞き取れず、たぶんおじいさん?)が手に持ってきちゃったようで、この分のお金払ってないので払いに来ました」 なんつう会話をレシートを確認しつつ交わしてました。

 おそらくエース級であろう手際の良いレジのお姐さんもビックリしつつ「え~、わざわざすみません~ありがとうございます~」


 俺は「世の中少しずつ良くなってきてるのはわかるけど、人類には基本絶望してる」という謎のスタンスで、今年は特にその感じが強くて嫌だったんですが(娘からは何様の何目線だって言われてますけどw)

 たかが100円かそこらでもこんなやり取りを目にすると「世の中捨てたもんじゃない!」ないなと。

 12月にこれなら今年の漢字は「希」にしようか、なんて考えながらホコホコと並んでました。

  

 すると状況を見て隣のレジに大学生バイト風のヤングがサッと入って「お待ちのお客様どうぞ~」したんですが、

 俺の二人後ろに並んでた仏頂面のオッサンがスパッとそっち行っちゃいました。

 たかがスーパーのレジで割込み!!!

 

 俺とその後ろのおばさんは目を合わせ、バイトのアンチャンも俺と俺の後ろのおばさんと目を合わせ、はぁ?みたいな一瞬があって、

 いまレジにいる良識奥さんもすぐ終わるし、俺もコーヒー豆一個だし、俺も多分後ろのおばさんも何それ?とは思いつつ別にイイやって感じで・・・

 

 レジの兄ちゃんはナニカ漢気的なものを見せたくなったのか「お客さん、これ割込みですよ」って言ってたけどすでに1~2個ピッてやっちゃった後で、オッサンがチョイとみっともないまま「すいません」みたいなことをゴニョゴニョ口ごもり、

 後ろのおばさまが「いいのよアタシ急いでないから、お先どうぞ」なんて言ったりしたものでさらにオッサンがみっともなくなってる気がしないでもない空気になり…

 そうなるとオッサンが逆に気の毒に思えたりしてきて、改めて人類に絶望するほどのことではないなと…

 

 夕方の人気の少ないスーパーにも人生いろいろがあるなあ、と

 

 話の着地点が見えなくなってきたところで、今日お別れのナンバーは、


   Bruce Springsteenの『Queen of Supermarket』です。


 では皆様、良い週末を

  


 


 



 







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