2017年6月12日月曜日

コンベックス壊れたのでバラしてみた (やきもの屋の道具編)

 人から頼まれて物を作る以上「はかる」という行為からは逃れられません。
今回は「はかる」のうちでも「測る」道具。その一つ、コンベックスのご紹介
 
 皆さんこの道具なんて呼んでますか?人によって呼び方何種類かありますよね
 スケール?メジャー?、
 親が大工なせいか家の中に転がってたんですけど、おやじの真似して子供のころからコンベックスって呼んでます。スケールは物差し、メジャーは吾郎というのが自分の中での勝手な基準です。「・・・ックス」って言い方がかっこいいんだよね。グレッグ・マダックスとかマッドマックスとか
 最近自分のおやじがこれを「スケール」って呼んでるのを知って、じゃあいったい・・・ってのもありましたが。

 それはともかく壊れました。
 いつものように伸ばしたビロビロをジャキーーーン!!とボタン押して戻すんですが、何か手ごたえが変で、一瞬で何かが壊れたのはわかりました。

 壊れたのは左。どこかわかりますか?
 右のは常にポケットに入ってるタジマの13㎜幅2mのもの。これって昔から変わんないよね。永遠の定番か?巾の厚いのは赤だったり黄色だったりします。爪が飛び出してるので落っことすとたまに爪の付け根のテープがつぶれたりカシメが壊れちゃうんだよね。これが弱点。片手で爪を引っ掛けてサッサカサッサカ測れるのが利点

テープの爪がない!
 なんか赤いの見えてるし。

分解してみました。

先1.4㎝のところから無くなってます。曲げちゃってたんで近いうち切れるなとは思ってましたがついに来ました。ちなみに先っちょはいまだに見つかってません。

このコメロンのオートロックは、出せば止まる。ボタン押して戻すという通常の逆モーションのタイプ。値段も安くて〇。カバー付きでうっかり落っことしても爪破損の心配がない。いわゆる定番のタジマGロックとかと一緒。気の利いた安いGロックといったところ。

 カバータイプの弱点はデカくてごつい、片手でひょいっとひっかけて測れないこと。

 唯一の弱点は三か月もするとオートロックが滑るようになってくるところ。じりじり戻ってきちゃうんだよね。これじゃだめじゃん!ノーマルのレバー引いてロックさせる方がいいのかなあ。

と、この巻き取りボタンと連結してるパーツの先端のゴム部分がテープに引っ付いて止まるらしい。
見ての通り埃で汚れてるのでこれで摩擦の利きが悪くなってるものとみた。
 となると、滑って少しずつ戻ってくるようになっちゃったらこれを洗えば復活するのか?
 
次ももう一回これにしました。早くロックが滑り出さないかなあ~。洗っても治らなかったら高いタジマに戻ります。

 





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