2018年1月30日火曜日

積極的を決意

 昨日の晩「シングストリート」を見てしまって改めていい映画だなーなんつっていいオッサンのくせして若いパッションが間違って吹き出しちゃったんでしょうね

 朝一でやらかしました。
 

 縁起悪いのでわかりづらくしてみました

 

集中を立て直すためにHP更新してみました
 

2018年1月29日月曜日

CMC問題・追補編 (訂正等)

 少しは作陶を趣味とされてる方の役に立つんじゃないか、などと二回にわたって「結局何も言ってないのと同じレベル」、「ゴジラにおける渡辺謙演じる博士程度の役立ち度」のような気もしないではないですが、CMCの便利な溶き方を記事にしました。
 
 https://tcworks.blogspot.jp/2018/01/cmc1.html
 https://tcworks.blogspot.jp/2018/01/cmc2.html

とりあえず「メチャ溶かしにくいと評判のCMCも熱いお湯とミキサーで楽々!」というのが検証されたわけで、これでCMC担当のおっちょこちょいM子さん(23歳・仮名)が作るの忘れてた時なんかも焦ることないわけです。

 実験、検証の内容そのものはツッコみ不足、片手落ち度がひどそう!と自分でもわかってますが、事実上これだけ解ってれば目安として問題なし。だと思いますので、これ以上は、名前の間違いなどハッキリしたミス以外、記事に補筆訂正しませんが、どのぐらい使えば釉薬が指にくっつきにくくなるのか(特に酸化鉄多め系)、などなど、暖かくなったらやってみたいと思います。

 
 今回は追補編として、元ネタとなった動画の方の紹介(ご本人の了解済み!ありがとうございます)とちょっとした事実誤認に基づく訂正を入れたいと思います。
 「釉薬をかける前に、CMCの話」  

 陶磁器作家として活動する、陶芸用炉の専門家である井上誠司さんの動画です。つまり自分でも作って焚く窯屋さん。

 他の動画にも、やきものを趣味とされている、あるいは本職でやってる方にも大変為になる話がたくさんありますので是非ご覧ください。でも何らかの派閥にベッタリの人はやめたほうがいいかもな~(笑
 もともと築炉メーカーでいろんな窯作ってたからか、やきもの=窯業、セラミック工業に対する見識がいわゆる「陶芸」に収まらない広さです。やきもの屋=お茶碗屋だけじゃないよと。窯視点でのお話はどうしても材料視点で見てしまう俺にはほんとに楽しい。
 とくに、個人で自分用の窯を購入しようかな~なんて考えてる方は必見の動画がたくさんありますよ!


 さて、問題の訂正部分ですが、同級生(やきもの無関係、なんでこのHPなんか読んでるのか)から連絡がありまして、
 1、机で給食カビさせてたのはコンドーじゃなくてゴトー
 2、この動画の人(井上さん)が似てるのはコンドーよりむしろサカモト
と、いうことでした。
 井上さん、コンドーにお詫び申し上げます

また、その同じ同級生(映画好き)から「首チョンパマシンとかマッドマックスに出てたっけ?てか普通の人訳わかんねーから」と指摘を受けましたので参考画像を載せておきます
インドの超大傑作「バーフバリ 伝説誕生」 より

 バーフバリ未見の皆さん、失礼しました。マッドマックスはテレビでやったら確認しておきます。

 なにがなにやら・・・・

2018年1月28日日曜日

ジルコニア三昧

 ジルコニアが多いです、というかまとめて焼きました。小さいのばっかり大量で、腱鞘炎気味だ!というのは冗談ですからご注文お待ちしています。

 
連日寒い!

小さい!

細い!

美しい!

 

2018年1月26日金曜日

マグネシア緻密質の蓋物

 蓋物っていうとイメージ混乱しますね。梅干し入れといたりするんじゃないんで。
細長るつぼに蓋もつけました(オマケって意味じゃないですよ)

 蓋は以前から何度もこっそり自画自賛してるアレ。確か名前は「ツクセラ式凸壱号型」だったっけ?要はちょこっと出っ張るだけじゃなくてガツッと出しとけば相当ずれないしハンドリング超楽(要約)のあれです。

 

2018年1月24日水曜日

CMCの利口な溶き方を改めて確かめてみた.その2 実践・考察編

  ~その1のあらすじ~
 いろいろありましてCMCの水溶液を作る場合はどうやるのが最速なのか改めて確かめてみよう。とユタカは思ったのであった。

 時は今日本日。ちょうどいい具合にCMCを使って作る調合をしたついでに水溶き実験してみました。

 その前にざっと世の中どうしてるのかを・・・
 1、ネットでちょこっと調べた愛好家、本職の目についた記述
  水に溶いて一晩とか放置しておく。ぬるま湯、という記述も発見

 2、自分含む知り合いの耐火物屋、ファインの職人の場合
  熱湯に入れてコンクリートミキサー

 3、くだんの動画の場合
  水のままで料理用のミキサー

1、は、もしかすると理想なのかもしれないけど仕事になんないので却下。
2と3の検証になります。

 また、くっつきゃいい、伸びりゃあ言い、という立場の悲しさか、原料自体の調合比に比べて相当雑に扱われてテキトーな分量の気がするんですよね。自分の場合も乾燥調合する場合は、材質にもよりますが0.5%とか1%とか決めてますが、水溶液作る場合は雑なもんです。どうせ焼けば飛んじゃうし。でも、低温焼結プロセス(ファインだけじゃなく楽焼なども含むかも)の場合は残留炭素量が問題になる場合もあるかもしれません。そんな時にバインダーは何をどれだけ使ったか焼成プログラムと併せて知らなくてはいけないわけで、今のところそんな仕事はほとんどないしそんなときはCMCなんか使わないと思いますがやっておくに越したことはない。また、その水溶液の有効成分量を知っておくだけでなく、そのトロトロ具合も確認して置いて適する粘性をそれなりには一発で確保したいですよね。その辺も確認することにしました。だってやらなきゃ分かんないじゃん!
 この辺は「テキトー」ではなくてまあ「適当」ぐらいにしときますが

では準備!
CMC粉末、お湯(ストーブの薬缶ですが)、カップ、秤、料理ミキサー
ヤキモノは尺合わせも多いと聞きますがだいたいどんなものでも目方合わせでやることをお勧めします

 まずは2gずつ計量
今回は水分量:成分量では50g:4%、100g:2%、200g:1%で行いました。
お湯はヤカンで沸いてるのを特に温度は測らずに使用。この辺雑で、このクソ寒いのにこんなカップにお湯入れたってすぐ冷めちゃうだろ!とかいろいろありますが、とりあえず仕事中にやってるってのを免罪符に、どうせお前らだってそこまできっちり実際やるのかよ!と暴言吐きつつドンブリ勘定な性格をごまかそうと思います。

お湯を規定量入れたらCMC粉末2gを茶こしでふるって投入(あまり意味がなかった)
周りからドロッとしていくのをにんまり眺めたら薬匙で撹拌。かなりダマになる。すんなり溶ける気配は薄い!
この段階で「敗北」の二字が脳裏によぎる!いつから勝ち負けになったのか?

気を取り直してある程度撹拌したのちに5分間放置
あらためて玉をちぎるようにして撹拌。溶ける!なるほど!みえてきた!

ということでこのままあとは放置することにしました。この間写真がないのは夢中になったのと石膏型いじってたからですね

これが10分後



30分でほぼ溶ける

一時間でこの通り

粘性については
 4%溶液、直接使うには上限レベルの粘っこさ、あんかけ状態(店にもよるけど)
 2%溶液、トロトロ具合はAVに出てくるローションよりちょっと粘らないぐらい(AVにもよるけど)。夜使える!!(何にだ?)
 1%溶液、ツーとは糸を引かずぽたっぽたっと一滴ずつ切れる感じ。
(ちなみに今回やってませんが7~8%ぐらいで作ってゼリー状のまま保管して都度好みの状態に溶き直して使うのが私のやり口です。)

ここまでで分かったのは、熱湯は解けるのは圧倒的に速く流動性もメチャ上がるけどダマにはなる。動画のミキサー使用には負ける。ただ一晩置く必要はなくて昼飯食ってる間に出来る。
粘り気は先述しましたが、濃い目で作って薄めて使うべき。ということですな
大げさやった割には何も言ってないのと同じです。

で、今度は料理用ミキサーを使う番。よく溶けるんだからお湯を使ってミキサー掛けたらどうなのか
 ミキサーの容量的に水200g+CMC2g(1%)でやってみました。

結果。

 5~10秒で透明!!!!!!

4%でも結果は同じ!!

コンクリミキサー使っても量は違えどここまで早くはない、2~3分かかってまだクラゲが泳いでることもあるって感じですのこれは圧倒的

あんまり量が多いと回数増えて面倒ですがそれでも料理ミキサーの勝ちじゃないかな?。


熱湯+ミキサー使うと一瞬とは言わないが五瞬位で溶けきる!

と、いうわけでCMCは
 熱湯+お料理ミキサーが最強!
 2%の溶液はエロい!!
 釉薬に使う場合の分量、粘度は、「引っ付くだけなら少なくても用は足りるが、おのおの好きにしろ」

という結果にいたりました。

実際釉薬にどのぐらい入れるかに関してはそのうちやります。
今は高純度品が溜まってるのでうっかり鉄釉扱えないのでごめんなさい。としておきます

ここで溶けない(溶ける)理由を考察してみましたが、
こういうことだと思います。
ちょっと溶けだすとすぐにこういう状態になっちゃうんですよね。
ブヨッとした後の浸透性が非常に悪いというかそんな感じ。
このダマの芯を切ったり潰してきちんと一粒一粒濡らしてやらないといけないわけです。濡れさえすればわりかし溶けるんですよ。

薬匙やコンクリートミキサーのプロペラは形状にもよりますが撹拌してもこのダマをあんまり切りまくる感じにはならないんだと思います。で料理用ミキサーはプロペラがほとんど刃物になっていて、しかも見込みの内法いっぱいに首チョンパマシン(マッドマックスとかバーフバリ参照)みたいに高速回転するわけです。ようは玉ねぎみじん切り以下のペーストにするあの感じになってるわけで・・・

でお湯にすることで活性も上がってなおさら溶けやすいと。
実際温度が下がるとどんどん粘りが出てきます。

 多分あってるよね?

考えてみりゃそりゃそうだけどこんなバカみたいなことでもやってみると自分なりに理解できるものだなあというのが実感おじさんの実感です。
ちょくちょく同じことしてたのに心改めて見ると見てなかったものが見えてくる。
 
くそコメでもしてみるもんだ、ということも深い収穫でした。

ありがとうございます
 
じゃあベントナイトはどうなんだ?とか、PVAの場合は?とかありますが一緒でいいんじゃないですか?気がむいたらやります(笑

 なんだか話がこんがらがってとても科学的とは言えないようなごじゃらっぺになってしまいましたが寒さのせいです。雪がだいぶ残ってます。寒さは苦手です。8/13日生まれでフィデルカストロと同じ誕生日です。勘弁してください。
 実際問題これで大丈夫だよね?
 

CMCの利口な溶き方を改めて確かめてみた.その1

 今回の記事は多分同業者の方にも、やきものを趣味としている方にもいくらかは為になるかもしれません。

 長くなってしまったので解説編と実際編に分けますね
 とりあえず時間のない人、小学生レベルの人のために結論から先に書いておくと
 CMCは熱いお湯で溶いて料理ミキサー掛けが最速!


発端となったある動画でのやり取り(あらすじは下の方)
 「CMCはお湯で溶くのがおすすめです」
 「お、初耳!じゃあミキサー使わなくていいんですか?」

CMCとはカルボキシメチルセルロース、あんまり長文になっても面倒なのでメチャ端折りますが、やきもの業界(ファイン、伝統ともに)では、ほぼ有機バインダー(接着剤)、そして増粘剤、解膠材(界面活性剤)としての機能も使われています。粉末状態で入手して、必要分水に溶かして必要な用途に使うものです。

 一般陶磁の場合、釉薬、絵の具に混ぜて使います。よくある用途順(多分)に、
 1、顔料、釉薬の付きがよくなって乾燥時焼成時の早い段階でポロっと剥げ落ちてしまうことが少なくなる。(バインダーとしての機能)
 2、素焼きに筆書きするときに滑り、伸びがよくなって吸いついて筆の水っ気全部吸われてすぐ終わり!にならなくなる(増粘剤、解膠材としての機能) 
 3、おそらく、種類によっては釉薬の懸濁状態がよくなる(解膠材としての機能。でも比流動性が落ちてるだけかも)

ただ自分の場合、釉薬に使うことは今はほとんどありません。
自分の場合の用途。
 1、非可塑性原料の加圧成形時のバインダー。
 2、成形後の補修、修正、加工、部品接着時のバインダー。

どちらも同じ原料をCMC水溶液で湿して成形加工するわけです

 ほとんどの場合、原料調合時に乾燥重量に対してCMC粉末何%、って感じで混練してからただの水で坏土を練り込むので問題はないんですが、どうしても先に水溶液を作らなくてはならない場合があります。実際常に多少の保管はあります。

 また、釉薬は基本的にすでにある程度出来上がってるもの(水溶き状態にあるもの)に水溶液を足して使用することになります。

 なぜならCMCをきっちり含んだ釉薬は腐ってオイニーツイキーになるうえに時間立つと効果も薄れるらしい(未検証)からでしょう。
 
 自分が釉薬に使ってない理由は、ほとんどの場合粘土物が多く入ってるのでぱっさぱさに乾く着きの悪い釉薬が少ないことと、入れてほったらかしの柿釉を使ったときにその晩ゾンビに襲われる夢を見たぐらい絶望的なにおいをかいでしまったからです(CMCのせいかどうかは確証なし)。本当はめんどくさがってるかも?

 とにかく使ったことのある人の99%以上(証拠はないけど確信あり)がおもっていることは、
 CMCめちゃ溶けにくい
 
ということだと思います。

 耐火物作るときのバインダーも他のもの(リグニン、その他高分子系材料)は水に溶いたものを原料にかけて練り込むんですが、CMCは原料と一緒に調合するってのはそのせいです。
 
 実際自分がどうやってCMCを溶いているかというと
 熱湯にぶち込んでコンクリートミキサーでかき回す、という方法です。少量の場合が多いのでペンルーター使用(ペラは自作)が多い。
 


ポイントはミキサーではなくて熱湯だと思ってました。だってかき回すんだからミキサーじゃん。乙なポイントは水じゃなくてお湯ってことじゃん!実際すぐに溶けてるじゃん!

でさきのやり取り。
 「ミキサー使わなくていいんですか?」
 この場合のミキサーは料理ミキサーだったんです。
 私は、彼が水で溶いてるからお湯だと速いぜ!ぐらいの気持ちだったんですが、それを聞いて「あれ?自分実際どうだっけな?」となりました。

 水に入れて料理ミキサーをかけると大体3分ぐらいでほぼほぼ溶き終えてるみたいで、よく考えたら自分のやり方と全然違うのではないか?自分のが速いような気がしてるだけなんじゃないのか?

 そこで今回改めて試してみることにしました。
 続く



~以下、前回までのあらすじ~

 先週あるヤキモノ関係の動画を発見しまして、これが一やきもの屋として甚くうなずける話の内容だったんですよね。技術的な部分も知識的な部分も取り巻く状況的なもの?もそうそうこれだよこれ!って感じ。その方は窯の専門家であって純粋なやきもの屋なだけでないせいか「ザ・陶芸!でござい!(俺のまず使わない言葉、芸じゃねえわい)」ではなく、もっとまっとうな幅広いしかも第三者的で冷静なしかし熱い視線で見ておられる方で、考え方もアプローチも理性的科学的検証的です。訓練校で学んでるので当然正当な技術・理論もあるし、俺のような現場オンリーとはわけが違いますな。語り口も俺好みで、年もほとんど同じぐらいじゃないかな?見た目は同級生のコンドー(給食のパンを机でカビさせてた・のち柔道部)が大人になったみたいな感じなんですけどね(誰だよそれ)

 で、仕事しながらその方の上げている動画を連チャンして聞いてたら同じ自転車趣味ということもあり、だんだんコーフンしてきたんですよね。だって話面白いんだもん。そこら辺の粘土細工見せてるだけの動画とは本質的な意味でデュラエースとソラぐらい違います(ソラに失礼なたとえ)、で、俺は生まれて初めてコメント付けるなんてことまでしちゃって。
 
 その方があげたある動画で「CMCを実際溶かしている回」がありまして、調子に乗った俺は超気楽な気持ちでコメントしてしまったのです・・・



 

2018年1月23日火曜日

手がかじかんでるのに細かい製作

寒いっすね、特に昨日

背景ですが、文庫本です。右は漢字の「九」ね。
モノは1㎜×1.5㎜×3㎜の傾斜のついた角棒?板?です。30個数えるだけですが指動かねえ


みっともないので仕上げてアルミナの棚板に載せてる分だけ写しましたが、作業が細かくて指が~

別に変ったこと言ってないですが・・・

とりあえず雪!

雪ね、嫌いなんですよね、なーんかべたべたした感じになるっていうか…
「古代君!」なんつって、戦いの場にあんまりふさわしい感じじゃないですよね。





2018年1月17日水曜日

無くした天目釉の調合を発見



 (上の写真は関係ありません)
 昔使ってて最高だったのに調合のノート無くして作れてなかった天目釉があったんですよ。そのノートが発見されました。誰の仕業かわかんないんですけど、なぜか本棚の関係ないキングダムと山岸凉子(にすい!)の隙間から!手帳のように小さくてエロ同人誌みたいに薄かったのでわかんなかったんでしょうねえ。

 五年以上行方不明でよくぞ生きながらえておりました!これで我が家も安泰でございます。心の底からびっくりしました。まああらためて確認してみると特にそこまで超工夫された調合でもなかったんですが、ホントに良かった。

 現在の王(暴君)の死んだと伝えられた弟の王子が実は生きていてメチャできる男になって目の前に現れた感じです。
 
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!



 さっそく来週あたり調合してみよう!

2018年1月14日日曜日

2018年のプロジェクトのトレーラー

 いつもドカンとぶち上げた感じで尻すぼみになることでゼロに等しい極めて一部から「JJエイブラムスか!」と突っ込まれている毎年おなじみの「ツクセラプロジェクト」ですが、 今年はこれに決めました。

 (以下、寒い上によんどころない事情でまだ仕事してるため気分が高揚しています、人によっては気分が悪くなる表現があるかもしれません)

ご存知!セラミックスの世界を変えた男、大バーナード・リーチ
有名になっちゃって彼に憧れて始める人が増えすぎたせいで、結果的に50年後のやきもの屋さん(AKA俺など)の生活と収入を圧迫してんじゃねえのかとの気がしないでもないですが・・・
とにかく大バーナード・リーチ

上の写真、彼は何にまたがって仕事してますか?良く見えてないけど



そういうことです!

 題して、「リーチのろくろ(っぽいの)自分で作っちゃおうプロジェクト」
 DIYよDIY! DIYつっても最近わらわら増えてると噂のその辺の自称おしゃれ奥さんが100均の板ッパチと棒っきれボンドで貼り付けたへぼい棚にガサガサ白いペンキ塗ってシャビィーとか言ってんのとは気合いからしてが違うはずです。体重60キロの俺がまたがって全力で仕事しようってんですから、胡椒の小瓶とか台拭きぶら下げるのとはわけが違わあ!(著しく偏見に満ちた文章) 

もうね、これあれば電気なくたって仕事できるってわけよ!何とか電力なんか怖くねえから次爆発する前におとなしくしとけって感じ。

でもお前、窯が電気炉じゃねえか!(相当に根源的)とか、電動の工作機械で作ってんじゃねえか、なんていうツッコみはこの際無視無視!

こっちは世界のハマダ!やきもの界のハマショー

もちろんこの大型手轆轤もメチャシブいわけで、俺も棒ツッコんで思いっきりぐるぐるしたいんですが、今うちにある材料(ほぼ廃材)を利用する都合上難しい&態勢をシミュレートした結果俺には向かないと思いまして、セントアイブス流のクランクで漕ぐ轆轤に決めました。
 ミネソタのリビングレジェンド、俺が世界で一番尊敬する陶工、ウォーレンマッケンジー老師(93歳現役!!)もこれ使ってるしね。

 まあ、なんていうかマスエネルギー、特に電気屋(ケーズとかコジマではない)に依存しすぎるのも業腹ですからね。
 せっかく電気なんつう新参者が生まれる何千年も前からあるこの職業。原点回帰とか後付けの理由はいくらでも出てきますけどね。結局はこのロクロカッコいいじゃねえか!ってことです。

 もう試作品、だいぶ進んでるんでとりあえずシミジミ使えるようになるまではたまーに紹介していきます。将来知り合いの家具屋にでも発注する場合の寸法取りが一番の理由なんで、いまはガラクタのベアリングと建材の余りでなんとなく作ってます。

 いろいろ構造上俺の木工テクニックや手持ちの材料、工具では無理だった場合、朝鮮式のけろくろ(非ケヤキ)になる可能性もありそうですが・・・

 俺自身がこうご期待!


 


2018年1月10日水曜日

マグネシアの多孔質円板 焼成前、焼成後

 何の変哲もない円板ですが、使用条件の関係で、まだまだこの後に最後の仕上げ+再焼成が残ってます

焼けばコンガリ狐色、かわいい!
 「焼いた後は色がかわるんですよぉお~」ってのはやきもの屋なら五億回ぐらい言ったことあると思いますが、ファインでもそういうことはよくあります。
 



鏡餅感出してみましたがいかがでしょうか?
おもちは焼成前ですね

2018年1月6日土曜日

るつぼ屋



長孔付ですね~

最近ノズル物とか多いんですけど流行ってるんでしょうかねえ~

2018年1月1日月曜日

2018年

 本年もよろしくお願いいたします
 5日から通常営業の予定です

今年も一年早いんでしょうね。うかうかしてたらもう秋みたいな。

一年の計は元旦にあり!時の速度に負けじと
世界最速でイノシシ行っときます!

正月早々るつぼのチェックと。