2018年7月18日水曜日

ボート 焼成容器

 ドロボー引っかける耳も、へさきの傾斜も何もない超シンプルボート。
 何がボートなのかって多分ボート(サッパ舟?)に似てるからだと思います。ちがったりして?
 なんでこんな細長いのかというと、通常この手の容器は横倒しの炉心管の中に入れられて加熱処理されるからですね。その炉心管のサイズに合わせて寸法御指定で製作しま~す。



 通常調合のジルコニアやアルミナだと、排泥鋳込みで製作した場合、るつぼの見込みがつるつるのピカピカになります。
 ちょいちょい「釉薬じゃないですよね?大丈夫ですか?」なーんて心配されることがあるんですが、もちろん釉薬は使いません。るつぼの見込みに別素材塗ったくったら何の意味もないですからね(笑
 安心されたし!
 材質や、調合によってこうはならない場合も多いんですが、ツルピカであることがメリットになる場合もあるんですよね。よくあるのは、熱処理した後るつぼに引っ付きやすい溶湯(溶けた金属等)の場合でもくっ付かなくなったり、いくらかでも剥離取出しが容易になる(かもよ?)


 
 


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