9/27(火)
今日は大変重要なイベントが厳かに行われました。
日本全国で話題沸騰。もうご存じですね、
「つくばものづくりオーケストラ技術展示会、NIMS並木」
俺が言うと怒られそうなんですが、想像(覚悟?)してたよりもかなり盛況で、無事終了いたしました。
皆様お疲れさまでした。
9/27(火)
今日は大変重要なイベントが厳かに行われました。
日本全国で話題沸騰。もうご存じですね、
「つくばものづくりオーケストラ技術展示会、NIMS並木」
俺が言うと怒られそうなんですが、想像(覚悟?)してたよりもかなり盛況で、無事終了いたしました。
皆様お疲れさまでした。
最近、いいダバナシとそうでもないダバナシについて考えることの多いおじさんです。
るつぼは続々製作出荷中です。
いやしくもヤキモノ屋の末席を汚すものとして生活していると、「いっぺんぐらい多少は深く考えてみる必要がある一見どうでもいいような品目」というものにしばしば出会ったり、気づいたり、見聞きします。
このHPでも以前、植木鉢についてちっとは考えてみる、なんて感じの記事をアップしました。
その流れで…
「卵立て(Egg Stand)」というものをご存じの方も多いと思います。
主に朝食だと思いますが、ゆで卵、あるいは殻付きのまんまの半熟卵(だそうです)を供するための小さな器、ということでいいと思います。
「思います」ばっかなのは、いまや半世紀にわたるこのダメ人生(カッコよく言うとMi Vida Loca)、卵立て、というものに出くわすようなことは一度もなく、参加した会話に登場したことも間違いなくないんですよ。
もろちんその存在は昔から知っていましたが、それは映画や小説の中の話。
良く知らないままにイメージを並べると…
おそらく西洋(アメリカも)貴族っぽいとか上流気取った感じとかいった俺とは全く相性の悪い世界の器物。
日本の場合、その辺じゃあ滅多に見かけないようなシャレオツなこだわり住宅に住んでる(住みたい)人を対象にした写真がめちゃ綺麗なせいでクッソ重くて、広告も高級だからよく知らない時計とか香水ブランドだったりする雑誌に出てくるようなヤラセ食卓にありそうな、みたいな。
朝からクジャクみたいな衣装を着て「あら、パキスタンでは大洪水で大変ね」なんて会話をしてるところに執事とか女中さんが運んでくる今焼いたサクサクのパンと卵立てに乗った殻付き茹卵(シャンパン付き)、といったところじゃないでしょうか。
以上はすべて妄想です。念のため
まあとにかく俺は上級国民の日常など綴ったエッセイや記録の類は『紫式部日記』より新しい時代のものを読んだことがないので卵立てという器物に実存をもって迫られたことは無いんです。
卵+大金持ちと言えばスタローンだけど卵立てどころか茹でもしねえで一気飲みだし、まあ何しろよくわからん。
そんな卵立て(どんな?)
最近読みなおした本の中で一章、と言っても5~6ページですが、なかなか趣向深くつづられていて興味を持ちました。ついに。(前回は飛ばし読みだったので気が付かなかった…)
い:卵立ての形状には大きく二つアメリカ型と欧州型があるらしい
ろ:殻の頭を割り落として穴をあけてスプーンですくって食べる、殻をむいて中身を全部出しちゃって(卵立てにあける)から食べる、と作法?も2パターン(これが欧型米型それぞれかどうかは不明)
は:穴をあけるに殻の割り方も一気にスパッと落とすかコツコツ叩きながら一周するかと二種類ある。いずれもナイフ使用(肉切るやつかバターナイフか、はたまた卵割る専用なのかは不明)
に:当然「卵匙(Egg Spoon)」もある。ただしこれは金属製でないとまずい。でも銀は駄目。
などなど・・・、いずれも著者が言ってるだけなのかもしれませんが・・・。
この文章の趣旨は、
ちょっとした作業でも気合い入れて掛かれば考えること多いよね。という「ながら作業」へのささやかな、とっぴなたとえによる批判(チャカシ)なんですが・・・ほかにも、
それしかできない専用品にはやっぱそれなりの価値があるよね。といった道具について考えることとか
ここまで考えるからには卵も近所の農家の新鮮なのを買ってきますよ。といった行き過ぎたグローバル資本主義批判?とかがちょいちょいと盛り込まれてますかね。
卵立て自体は、メタファーというか道具立てなのかという気もしますが、この怒れるバアサマが朝食の卵を楽しんでるのは間違いないみたいで面白かったわけです。
たまにこういうエッセイ的なものを読むのもまた楽しからずやって感じ。
この本はほかにも、表現や工芸的なものに携わる人には刺さるネタがどっさり詰まってるので、そういう仕事で暇な人にはお勧めです。
最近ル=グインづいてるんだよなあ~。
はい、肝に銘じます…
上級民のエッセイ&日記ぽいナニカ、も賢者の筆ならば、「ババアまた始まったな」的な部分も含めてなかなか面白く読めました。(以上、私はル=グイン信者なので割り引いてください)
これはアルミナの緻密質です。
へりのRを大きく取ることで少しでも構造上丈夫に
8月後半から10月までは畑もやることが多い時期。
やたらと積極的に手伝うところを見ると、ラノベとかマンガの買いすぎで財政難に陥ってるらしい。高校生の稼ぎとしてはいかがわしい系レベルの時給だが、こっちとしても時間半分以下に短縮できるんでまあしょうがねえか。
に行ってきました。
今月末、NIMSこと物質材料研究機構でMOT’Sの技術展示会を開催します。春の千現地区開催に続いて今回は並木地区。
完全にNIMS職員向けで、オープンなイベントではないので、いくらここで告知しても多くの方は来場できませんが、宣伝します。NIMSの皆さん宜しく!
他の研究所にもホイホイ伺いますよ!
お問い合わせは『つくばものづくりオーケストラ』まで!!
USオープン。見たいメンツの欠場(もしくはとっとと敗退)も目立ったけどいい大会だった~、満足。
これからは自分が中心です!と宣言すべき選手が勝ちましたね~。
女子のシフィオンテク(通称イガたそ)は、その位置をとりあえず確定的なものに、男子のアルカラスはついに戴冠してライバル(アリアシムとかシナーとか)に先行して見せた感じかな。素人目には「こいつは間違いなく上だわ!」と思います。相当勝つんじゃない?
個人的にはね、女子も男子も準優勝の二人に感慨深い。どっちも今年を象徴する活躍したプレーヤーだったし、特にジャバーはここにきて強いとはいえもういい年だからなあ。勝ってほしかったけどなあ。ルードは近いうち勝つでしょ。というか勝たなきゃいかんわ。この辺の世代で先に頭角現したのはチチパスだったけど、申し訳ないがなんか底力というか奥行きを感じねえんだよなあ~(得意のズル関係なしに)
あとは錦織~ズベレフの世代は今のうちに一発かましとけ!チャンスなくなるよ。
ラジコのエリア判定がしょっちゅう変わる。ただで長年聴きやがって!と、わざと間違ってんか?
と訝しみオジサンです。
アルミナのちっこいるつぼ。
セッターに使ってるのは、隅の割れちゃったボートだったりして
右が今回制作したアルミナの多孔質るつぼ(実はまだ生だったりして)
左が成形用石膏型を作るための原型です。素材はアルミ。MOT’sの仲間の株式会社オオツカさんに作っていただきました。赤子を抱えるお父さん(二人いる)のどっちかが旋盤回してくれたものと思われます。
こういう坩堝の作り方はいくつか方法あるんですが、今回のこれは鋳込み、それも固形鋳込みという成形法です。そうなるとこの二種類の原型を必要とするわけです(流派や人や状況によっては二種類とは限らない)
今月も記事手抜き月間ですので細かい説明はしませんが、この固形鋳込み、排泥鋳込みと違って世の個人作家、作陶趣味者でやってる方はほとんどいないんじゃないかな?
でも、相当スキモノor真の大金持ちで「我が家には作家や有名製陶所が手びねりしたかロクロしたかの食器しかありません!!」という方以外はまずご自宅の食器にモノがあろうと思われる成形法なんですよ。
気にせず作って納品しちゃいましたが、よくよく考えると蓋だけ発注って相当珍しいパターン
なんかジワる。
詳しいお話あらためて聞いておこう。不測の事態が発生してる様子はなかったんで、単に本体だけ持ってるるつぼに蓋する必要が出ただけだと思います。が、とてつもないイノベーションやもしれぬ(笑
マグネシアるつぼと蓋のセット。
蓋は凸型です。特に条件なんもなければこれがおすすめ
ヤキモノ的話題と言えなくもないながら、知ろうが考えようが一切何にもならん無駄話なんですが…
「陶器のような肌」なんて表現がありますね。こんな言葉が新刊の小説に出てこようもんなら作家の才能が疑われかねないような手垢のこびりついたシロモノですが。
この表現どうですか?
私は残念ながら多分今まで「陶器のような肌」なるものを実感したことはないであろう寂し~~いオジサンなんですが、小理屈の勝ったヤキモノ者としては、肌理細やか的とか透通ってる感とかだったら磁器だろそこは!と思わないでもないハズ(とりあえず話の流れ上決めつけておきます)
まあ陶器にもいろいろあるわけで(もろちん磁器にも)、本気で突っ込むつもりなどないどころか、陶器でいいやんけ!と思ってもいます。
この言葉がどっから出たのか知りませんが、英語にも同じような言い回しがありまして…
『porcelain skin』というようです。
ほら!磁器ジャン(笑
一応、職業病的な細かいとこ抜きにするととりあえずの訳語としては
磁器=Porcelain
陶器=Pottery
というのがごくごく通じてるはずです。陶器と磁器を言葉上はあんまり区別してこなかった中国人も英語ではこう言います。
世間一般ではどっちでもいいですし、むしろ磁器のこと陶器って言っちゃったところで全然問題ないと思ってますが、やっぱ「磁器のような肌」と「陶器のような肌」ではニュアンスがずいぶん違う気がしますね。なんとなく東アジアの人の肌を言い表すならイメージ陶器だろ、的な。
話はどんどん脱線しますが、初めにこの言葉の違いを意識したのは、まだこの仕事に就く前のことですが、なんとジュリア・フォーダムです。
これ、曲のタイトルは「Porcelain」(当時日本版タイトルは『微笑みに触れて…』というよくあるイメージ先行ダサ謎訳でしたが…)
でもあたしゃ壊れ物じゃありませんよ!とリブなウーマン感の強いジュリアフォーダムらしい内容です。
英語だと陶器じゃ無くて磁器なのか!と辞書を引いて思いました
じゃあPOTTERYのほうはなんかネタないんかい!というアナタ!
POTTERYという名前のバンドがいました!まだ若手です。
結構好きなタイプですわ、これ。
(2トーキングヘッズ+XTC+ブラー)を足して4で割った感じかな?
どこら辺が「陶器」なのかはわかりません。詳しい方の情報求む!!