ジルコニアるつぼ、丸底です
こんな形状では当然底を下にしては自立しません。
だからと言って、収縮の大きいものは特になんですが、口元を下にうつ伏せにベタっと棚板に載せて焼くと大きく歪みます。
そんなわけで、どうやって窯詰めするかってのが重要ポイントになってきます。
地味ながら各社各人おのおのさまざまK.U.F.U.(工夫)があって面白い解釈や作法があると思います。
で、うちはどうやってるかって言うと、もしかしてメッチャバカな恥ずかしいやり方かもしれないので秘密。大丈夫、歪まずに焼けました(笑)
埴輪ってのもいいな、とここ二~三年心寄せています。
どうしても滲み出る「間違いなく仕事で作ってます」をビンビン感じて、パッション先行感のある縄文の土偶に比べて技術的側面はともかくつまんねえな、と思ってたんですがね~。
(この辺の個人的感覚は時代が下ってくる土器~土師器や須恵器でも顕著?に感じますです)
でもこんなに並べられるといやあ可愛いわ。
この本はパッと表紙見た感じと違って、よくある「一発狙いの見た目だけキャッチーでインスタみたいな写真ばっかの内容もページ数もスッカスカに薄い本」とはわけが違います。
「群馬県公式・はにわガイドブック」(マジか!)
ということで、
発行:群馬県、
監修:群馬県立歴史博物館の右島特別館長&明治大の若狭教授
というスジものとしか言いようのない権威が「装丁はファンシー&ポップ、解説はガチ」というよくよく考えるとハニワ以外ではなかなか成立しにくそうな体裁で仕上げた逸品です。
このお二人、名義貸ししただけじゃないですよ、ガッツリ行ってます。たぶんだけど。もう最高。
こうなったら日本全国、埴輪の出土がある都道府県は全部作って欲しいです。群馬に負けんなよ!!
しかもガキンチョには無理なレベルの難度の「はにわペーパークラフト」付。
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