ジルコニアのフランジ付きのるつぼ
フランジってのはこの場合口元から張り出してる帽子で言う所のツバの部分です。
「容器(耐摩耗性)」だって過去に何度も紹介してるのと瓜二つ(瓜より個体差見分けにくい野菜いっぱいあると思う)ですが、こちらは「るつぼ」です。
るつぼだって容器は容器ですが、
るつぼ=かなり高温の熱間中で使用する。
多くの場合中で金属をグツグツ熔かす。
ぐらいの雑なとらえかたでオッケーです。
この手のフランジは設備の都合上、必要で付いてるわけですが、ヤキモノのそれ自体にとっては弱点でもあって、なにしろここから割れやすくなります。
耐火物全般ですが、特にるつぼは熱衝撃との戦いなんですよね(+化学反応的挙動)「入隅」「肉厚差」といった割れやすい不利な個所を兼ね備えちゃってるんだよなあ。
で、作る側からすると、成形自体も焼成も乾燥も難しくなることがありますし、型も複雑になります。後加工しなくちゃいけない場合もあります。
で、注文する側は高くつきます。結局これはエンドユーザーにかかります。
まあほとんどの場合仕方がないことなんですが、例えば設備の保持具のちょっとした変更とかK.U.F.U.(工夫)で対処できるとそっちのがいろいろ得。な場合もあるみたいです。
最近の例だと、どうせクソ古くて今ない会社の機械だし近所の加工屋さんにちょっと便利に改造(+軽くオーバーホール)してもらっちゃったらいろいろランニングコスト下がって使いやすくてマジサイコー。なんかこれってSDGsっぽくね(笑)みたいな話を聞きました。
だから何だって感じの話ですが、頭は使いようだなあと思ったり思わなかったり。
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