まずはアルミナのるつぼから。るつぼ屋なので。
このHP読者の皆さんなら土偶って興味ありますよね。あるってことにしてすすめます。俺ももろちんあります。歴史好きだし何しろヤキモノ屋なので。
前にたしか井上さんのブログか何かで「土偶を読む」という本が紹介されてて面白そうだったんですよ。正直微妙だけど面白いみたいな紹介だったかな?
で、本屋に向かって手に取ってちらちら調べてたんですが買いませんでした。トンチキ自称研究者が書いたトンデモ論法だったので。陰謀論とかに多いパターン。俺10年ぐらいずっとムーの読者だったし、「正直微妙」のレベルを超えてるのはニオイでわかる感じ。
結局図書館で借りて読みましたが実は結構面白かったですよ。読み物としては。
でもこじつけのためのこじつけにしか思えず、何より作者の心根が俺に合いませんでした。
似たようなのだったら高木彬光の「成吉思汗の秘密」とか、そういったような小説のもっともっと面白いのいくつもありますよ。
まあとにかく個人的な評価としては、まあ面白いっちゃ面白いけど、いろんな意味で全然ダメ。真に受けてる人がこんなに多いとかマジ不思議!!とまでは思っただけで言いませんでしたが。俺も別に詳しいわけじゃないので。
時は流れまして…つい最近
こんな本みつけました。
例の『土偶を読む』は、俺の知らんところでずいぶん売れちゃって話題沸騰、ご立派な賞迄いただいちゃってたみたいで・・・
それに危惧した皆さん(マジモノのガチ勢)による反論本ですw
まあそりゃそうだよなって思いますが、考古学的知見からまっとうに「馬鹿言ってんじゃねーよ」と『土偶を読む』を批判した本です。
正直前半の批判部分は、きちんとした科学的方法的懐疑ってんですかね、それで妄想や間違いを正していきます。
わかるけどさ、「お前もお前で結構品がないね」と言いたいような言いたくないようなギリギリのレベルで、内容ではなく精神的態度の面で俺的にはなかなか微妙。
後半は現在の縄文研究最前線の話でこっちはもう最高でした。
そこまでわかってんのか?とか、広く言われてるようなのと違ってんじゃん!!みたいな連続。
おすすめです!!
できれば後半だけ売ってくれ!!
みたいな。
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