昨日読み終わった小説が『幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする』というラノベっぽい説明的で長いタイトルだったので意識してみました。ラノベっぽい青春小説SF(「青春SF小説」ではない気がする)。柞刈湯葉はどれ読んでも面白いです。
こういうタイトルはキャッチーで広告力が高いですね。タイトルだけで結構な設定だのなんだのがわかりますもんね。
『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』とか『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』とか、そういったサービス精神旺盛な長いタイトルの若者向けの本いっぱい出てますね~。
まあざっと眺めた限りではどれもこれも似たようなもんで、余命いくばくもない男子か女子が主人公の片割れみたいな青春ものが佃煮にするほど多いんですが、ラノベ(新しい系も前からあった王道系も)いーっぱいあるので別に若者の活字離れは進んでるってわけでもないんじゃないでしょうか?
と同時に、時代もの専門の文庫の棚もものすごい勢いで拡張してるし(読んだことないけど、あれってあらかた中高年向けのラノベだよね?)
気楽にさっくり小説読めるってのは老いも若きも絶対いいことだよな~。
意外と若者に人気のモンをおっさんが味わうってのも悪くないんですよ。
今はうちにも女子高生がいるので何とか細い糸でつながってますが、そのうち出て行っちゃったりするわけで、そうなるともう新しものの流入度合いが極端に減るのは必至。それはそれで怖いな、と。
「懐古趣味」ですら結構な度合いで嫌なのに、「懐古しかない」は事実上の死ですね。俺にとって。
若い奴らのはわかんねえなあ~って話は、若者とじゃれあってしたいわ。老害とか言われてるうちは少なくとも言われるほどには若者との接点があるってことじゃね?俺は比較的言われなさそうな方だと勝手に思ってますけどね。実際は知らんけど。
つづく
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