2024年11月19日火曜日

12月3日 AISTでの技術展示会のお知らせ

 というわけで、告知広報用の横断幕を設置してきました。

 Tsukuba Lab. Meet up in AIST

 略して『TL.MiA』(ウソ。今テキトーに言いましたそんな略称有りません)

 

 今日もつくば市役所産業振興課が誇る『デキる若手』男女各一名+MOT'sからヒマな『頼れるオジサン』二名のイケてるカルテットでの作業。
 職人オジサンはこのぐらいしか貢献できることないのでいつでも手伝いますが、さすがにできる若手たち。
 そのうち「あ、もう今回からは福田さんは結構です!」なんて言われちゃうかもな~。


  12月3日です!!

AISTの職員の皆様、よろしくお願いいたします。

ぜひご来場ください!!



2024年11月13日水曜日

ろくろプチハック

 お気に入り。

 初代が痛んでこないだ捨てたんで、今日ホムセン行ったついでに二台目買ってきました。  



 サイズや形状、ブラシの材質の違い等々で何種類もあります。

 初めて見た瞬間「これや!!」と思いました。

 ロクロまわりで大活躍。

 

2024年11月12日火曜日

ヒバカリの災難にテレサ・テンを聞く

 ビスケットのような円板。材質はマグネシアの多孔質です。

 この先は一番下のYOUTUBE動画リンクをスタートさせてからお読みください。



「ビスケット」なぞと聞けば俺ももろちんお菓子のことを真っ先に思い出しますが、ヤキモノ的にはビスケットと言えば素焼きのことをいいます。これマメ知識な。

 でも経験的にはこの言葉使ってる方はかなり古手のおじいさんばっかの気が。修行時代の老師たちwはけっこう使ってましたけど、当時(90年代)

 現在日常的に使う人がいたら多分貴重ですし、こういった技術言葉が消えていくのも寂しいので、これを読んで知った以上若い皆さんも使って気取ってみてください!!俺も使ってないけど!

 でも「素焼き」なんつう滋味に乏しい言葉よりはいい感じに思えてきました。なんかいい言葉ないかな?

 日本語だと大昔はなんて言ってたんですかね?

 もしかして多くの場合は素焼きなぞせずにナマ掛けで一発本焼き!だったりかも。そっちのが素地と釉がよくなじむような出来栄えになりますしね。博物館で見るような出土品はそういうのが多い気がします。


 ビスクドールでおなじみ(だよな!)の「ビスク」ってのも語源的には一緒、というか英語とフランス語だかの違いだって聞いたことがあります。でもビスクドールって素地は結構シンターしてて気孔率低そうなんだよなあ~。くわしく知らんけど。



 早や11月も10日を過ぎましたが、涼しくなってきたような、そうでもないような、陽気の波の荒い日々が続いてますね。石油ストーブを引っ張り出したものの、扇風機は未だ置きっぱなしです(笑

 

 とはいえやはり秋深し、ここのところ月や星はもう冬到来って感じの冴え。やっぱ夜空は冬が派手でいいですよね~。

 そんな夕方、玄関の引き戸をバチンと乱暴に閉めたらなんかとの下側から飛び出てる細長いものがものすごい動きでグネグネしてまして…

 ちっこいヒバカリ挟んじゃいました…申し訳ねえ…

 

 慌てて戸を持ち上げて助け出したんですが、動きが上半身と下半身でなんか奇妙な感じでバランス悪いんですよ。すぐ逃げる気力もすぐには出なかったみたいだったし、相当なダメージ負わせちゃったかもなあ。

 蛇なんて脊椎動物とはこのことかってぐらいで、ほぼ脊椎のみ。なのにその脊椎真ん中でグッキリ逝ってたら未来は暗そう。メチャクチャ丈夫だし、なかなか死ななそうとは思うものの・・・

 あ、喰えばわかるけどメッチャ小骨は多いっすよ。


 何とはなしに「生きづらい社会」という言葉が頭に浮かんで、見上げればいい月が西の空に上がってましたw

 

 月といえばテレサ・テンのこの曲が頭に浮かびます。




 動画は映画のシーンで、日本のタイトルは「フル・ブラッド」という、今は配信どこ探してもまず見られないン・シンリンとチヨウ・ユンファの主演映画です。

 世界でも珍しい事例だと思いますけど、俺はチヨウ・ユンファで一番好きな映画がこれです。

 この動画だと、あ?恋愛映画?シャラクセエ!とか思うかもしれませんが・・・


 安心してください。チヨウ・ユンファは相変わらず悪者どもを二丁拳銃でぶっ殺しまくりますw 

キター!!このポーズ、最高!!

 これレーザーディスクなんだけど、どうしても捨てられないんだよなあ~。

 DVDにダビングしてもらえるところ探そうかなあ。





2024年11月8日金曜日

試作も思索もするヤキモノ屋

 


一日中単純作業的にサンドペーパーをかけてると脳が勝手に走り出します。


1:茶色ってなんで緑色じゃないの?的な・・・

世界的には緑茶じゃないほうが多いからか?でも中国では茶色を茶色ってあんま言わないっぽいらしいしな。こげ茶ってのは茶が焦げた色なのか?茶色が焦げたふうがあるからなのか?

 こういうのは調べ物してもだいたいつまんねえ(俺的に、ね)答えしか出てこないのでただ考えるだけ。


2:ご提案、ご相談、お見積もり問題

 相手から受ける場合は丁寧語化する「御(オでもオンでもゴでも)」を頭につけるのはわかるんだけど、俺から出すモンにつけるのには若干の抵抗があったりします。

 ご提案させていただきました→提案いたしました

 お見積もりです→見積(書)でーす

 じゃ駄目なんかいな?たぶん国語的にはオーケー(むしろ正解?)なんじゃねえかと思うんだけどね。

 だからといって、もしかしてそれで不遜な印象を与えるようならそれはそれで本意ではないのです。

 なーんて感じで、しょーがねーから「そういう言い回しすることにしてる」という方のほうが却って多いのではないのだろうか?

 こういうのは調べると、「ビジネスマナーコンサルタント」的なマジで_______なのが出てきてシタリ顔で説明してそうなので、検索しません。ただ考えるだけ。

 ______の部分にはあなたが思いつく限り最悪際下劣な罵倒でも入れてみてください。読んでくださった方の目がとろけると危険なので空欄にしておきます


3:ミニマリスト計画に手を付ける

 やっぱり片付かないしね。こまめに使うわけでも、必要でもないいらないものたくさん持っててもしょうがないもんね。

 手始めにいくつか整理できそうなところから考えてみたりしました。

 風呂桶:今なぜか二個あるんですが、一個でたくさんなことに気がつきました

 電卓:ルートのついてないのはいらないので、住まいと工場で一個ずつ

 釣り竿:長さ、種類を厳選すると10本に減らせることがわかりました。

 ヨーヨー:やりたい技とプレイスタイルを考えるとこれも21個ぐらいまでに減らせることがわかりました

 ギター:今ある4本でピッタリ!ということが確認できました

 自転車:3人家族ですので、7台あれば十分ですね。

 ゴルゴ13:まだまだ全然足りないことがわかりました。


 というあたりで、ペーパー掛け作業も終了。

 

 また来週!







 

2024年11月6日水曜日

マグネシアるつぼ

です!




  

 

 今日の午後からはあえて遅らせにしたニンニクの植え付けの準備!

 (といっても、取ってある球を一個一個バラバラにして引ん剝くだけなんですが、結構めんどい)
 

これが去年(というか今年の収穫の前)

品種によって育ちが違って、毎年どうしても会津の地元品種の育ちが悪いんだよなあ。不必要にプライド高くて頑固なお土地柄の遺伝子か?ここじゃ気にいらねえってか?


 とか書いてたら…ラジオでトランプの勝ちじゃないかって言ってる。知らんけど返り咲きなんて滅多になさそう。多分珍事。


 そう考えると15回も返り咲いたリック・フレアーってマジ偉大ですな。


(リック・フレアーはたぶん当HP最多出場を誇る個人名。今年は今まで一回も書いてなかったみたいだったので、無理やりこじつけてみました)

 




2024年11月1日金曜日

焼成中の割れ

 アルミナの小さなるつぼ

前回のとどこが違うでしょうか?

 前回掛けた呪いが功を奏して日本シリーズ泥沼化を喜んでるオジサンです。



 最近趣味ヤキモノ好きの知り合いに立て続けに聞かれたのがタイトルになってます
 
「焼くと割れてる、焼き方がまずいんでしょうか?」
みたいな感じですね。

 以下、あくまでも個人的知見に基づく私見である、且つ、市販されてるいわゆる陶芸用の坏土を使ってる場合、ということをひとまず強調しておきますが…、

 どういう視点から見るかによりますが、時間軸からは2種類しかありません。
 1:昇温時に割れる
 2:降温時に割れる

世の中や物事を単純化するのも、単純化して分かった気になるのもなってる奴も大嫌いなのですが、ここでは細かい話はしません。一個一個想定できねーし、言ってらんねーわ

 1は、なんかが揮発、あるいは分解するのに伴う応力で割れる
   水分、有機物、コンタミ(ゴミ)といったところ
   水分には自由水と結晶構造にある分、等あります。
  自由水の蒸発起因がほとんどだと思います?
  シッカリ乾燥させましょう。

 温度的には昇温時200℃までで多分割れてます。計測温度で100℃過ぎても揮発しきれない分が身の中に残ってるってのは相当やばいです。多分これ。
 

 本焼きで割れた!って場合、3:割れてたのに気がついてなかった。というのがものすご~~~く多いと思います。実はこれが一番多いんじゃないかな。どっかでぶつけたり捻ったりしてたんだろうけど、これはマジで相当多いですよ。
 なにしろ気が付いてねえんだから気が付かねえよな!!で、そのことにも気が付きにくいんですよw
 

 2の場合、ほとんどが冷め割れです。というか降温中の割れは全部冷め割れ?
 十分マトリックスの熔化が進んで気孔のうんと減った焼造物(要は焼き締まった)は温度の不均衡にとても弱いです。
 温度が下がって素地の硬化が十分進むと、もうセラミックスは脆性材料、部分部分での温度差=不均衡が起こると熱膨張の具合が同じ品のあそことこことで変わる、その差に構造上耐えられないと割れちゃいます。
 急熱急冷はこれを引き起こします。
 こういう普通の冷め割れ、はやはり発生する温度帯は低いです。これもほとんどは500度以下からって感じじゃないかな?というのが経験的な実感。


 急熱急冷といっても、時間何度は早い遅いってのは、あるっちゃあるけど関係ないです。あくまでも温度勾配は焼造物に対しての相対的な問題です。仮にこんなんどう焼いたって割れやしねえよ!!なんてち~~っこいモノしか炉内に無ければ、猛スピード上げ下げしても壊れないです。炉が壊れるかもしれんからそこは気を付けてねw


 でもって、ここで問題なのは、普通急昇温急冷却なんかしねえよ!!ってことですよね~。
 
 だから普通に焼成してんのに冷め割れするってのは、多くの場合、焼造物の設計及び窯詰めの仕方の兼ね合いです
 
 デカい、厚い、平たい、肉厚差が大きい、なんて場合は、ゆっくり上げ下げしましょう。
 

 ここまで問題ないはずなのに、って場合、
 1~3まですべてに当てはまり、かつ機械的な理由としては、ラミネーションしてたからってのもあると思います。
 
 粘土鉱物を主材料にして可塑性成型をする場合、ラミネーションは避けがたい問題なんですが、
 たまたま焼成に耐えられないレベルのラミネーションが起こってる部分があった、ってことですね。

 ラミネーションというのは、割れるまで気が付ないことがほとんどなので知らなくても結構です。
 別に知らなくても金取って作り方を教えてる人もたくさんいそうですし、すぐれた作品をドッサドサ作ってる人もいっぱいいると思います。
 ヤキモノの専門学校や大学の陶芸科のようなところを出てる人は知ってるはず。少なくともウチの北の方(美大陶芸科院卒)は習ったそうですし、アメリカのどっかの州立大学の教科書にはみっちり説明されてました(確かアイオワw)。

 非常にめんどくさい且つバリエーション豊富なムズイ問題なので、モットーを無視して死ぬほど簡単に言いますと
「層状の不均一」
のことです。
 
 くり返しますが、どうせ破損するまで気が付きようもないことがほとんどです。先生が好きで好きででどうしてもお近づきになりたいとかでもない限り言葉自体は覚えてもあんまり意味ないんじゃないかな?
 彼と私とラミネーション、みたいな

 ロクロ成形の場合、80%以上のラミネーションは土練りの段階で起こってる
 と私は想定しています。
 
 よく練ろう!!さすれば1割ぐらいの焼成割れは防げよう!!
 




 最後に言っておきますと、ヤキモノ屋にとって『窯の蓋を開けたらいくつか割れてた!!』なんてのは、ピッチャーやってりゃホームランも打たれる、程度の話です。




2024年10月29日火曜日

第七戦までやってくれ

 アルミナの小さなるつぼ


 今年は日本シリーズとワールドシリーズが同時日程で進行中

 プロ野球シーズンが終わっちゃうと思うと寂しいですなあ。「寂しい」っていう時の発音は、「サビシイ」と「サミシイ」があると思うんですが、「サビシイ」よりも「サミシイ」のほうがより寂しい気がするのでこの場合「サミシイ」でお願いします。


 ナイター中継聴きながらダラダラ仕事ってのができなくなるわけですよ。寒くなってくるころだし~とかとか。

 ニュース系の番組を聞きながらッてことになるわけですが、そうなると腹ばっか立てることになるからなあ。

 というわけで、午前中のMLBはともかく、DeNAは意地でも第7戦まで持ち込むこと!! CSでセパの差見た限り、4連敗しちゃうんじゃねえの?と思ってんだけどねw


 と書いたハシから桑原が勝ち越しのホームラン!!いいぞ!!


 

この類がこうやって屋内に入ってじっとしてるのは秋も深まった証

 こういった、衰えゆきつつしかし強い生命力のようなものから受け取る感情や趣の場合は、「サビ」でいいと思います。多分。