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2025年7月4日金曜日

おもろかった本

 先月おもろかった本はこれ(右側)

 左は以前紹介しました(これまた超おもろい!

 じゃあ本当に大切なのはどっちなんだよ!!
 と思った人は、そもそも並び立たないわけじゃあないものを無駄に単純化して敵対的二元論、みたいな最近風世界の分断の加速wに知らず知らずのうちに加担しているかもしれませんよ。

 答えは
 どっちも普通に超大事!!


 野球もサッカーも超大事、ピッチャーもバッターも超大事、右も左もそれなりに大事、勉強も遊びも大事、経済活動も自然環境も両方大事、味噌と糞ですら両方超大事です。

 配偶者と浮気相手は……状況に寄るんじゃないでしょうか?知らんけど









  



2025年5月13日火曜日

あの男が帰ってきてたのに気が付いてなかった!!

  という話は最後に回してまずは、発射したるつぼ

 うちはるつぼ屋さんですよ!!

 ふかした割にはよく見るフツーのタンマン管ですいません。

 明日はAIST(産業技術総合研究所=日本最大級の公的研究機関です)で展示会ですので、次回はしょっぱいレポート風記事でお茶を濁します(確定的予定)。


 先日、本屋で見つけてしまいました、ティーンのころから崇拝する人生の師匠を!! 

キタコレー!!知らん間に復活してたってばよ!!

 ご本人無くなっちゃってから新作読んでなかったんですよね~(そりゃそうだわ) 
 まさか晩年手伝って共著してた倅のほうが一本立ちしてたとは~~~~!!

 大師匠(だから「大」ディック・フランシスね)の晩年の共著名義の作品は「実はほとんど息子が書いてる」とかおぼろげなウワサもあったり、その前からも「妙にテクノロジー系とかカルチャー系の知識についていけてる」的な気がしてたはしてましたが…

 とにかく(オフザケ級は除いて)俺がなりたかったオトコ第一位『タングステンカーバイドの魂を持つ男 シッド・ハレー』の新作が読めるってんだから、まだ読んでないけど今年のベスト本、確定です。読んだらつまんないかもしんないけどw

 年中「地球に生まれて○○を知らない人生は損で無駄」みたいなアホ発言ばかりしてる俺ですが、シッドハレーだけはガチだから!!囲碁もヤキモノ作りもだけど・・・

 ちなみにうちのカミサンも俺の影響からファンになっちゃって、多分「自分の夫がシッド・ハレーじゃない」というのを後悔してる可能性すらありますw

 過去作品は、『大穴』『利腕』『敵手』『再起』の四作(年代順です。すべて傑作!!!!!)全人類がこれらを読めば、本当に戦争は無くなります!!
 
 まだ読んでないので「今月面白かった本」じゃなくて、「今年一番びっくりした本」でした


 さあ読むぞ!

 これが現在読み中。隋唐演技を翻訳~李世民視点で再構成したいみたいな感じの文章です。そもそも元が面白いんでこれも結構楽しんで読んでます。
 現代の小説としては淡白極まりないけどまあ演技物ってのはそんな感じ

 た~だ、基本情報ですが、歴史もので人物名がそのままタイトルになってる本は大体そこまでおもしろくないですよ。正直山岡荘八だって読みやすくてバシバシ読み進められるけど、メッチャ良い小説読んだーって文学的?快感はないよね。多分普段小説そんなに読んでない奴が…
 あー、言っちゃったw


 

2025年3月14日金曜日

久々にオモシロ本コーナー

 珍しくヤキモノに無関係ではないです(ただし関係あるとは言えない)

人によります。人に。



 土といっても「土壌」の話です。ヤキモノ屋の言うムチャクチャ狭い意味での「土」ではないです。ですが、自分の仕事、あるいは趣味で扱う素材の気が遠くなるような素性が知れること含めて大変心地よく読めると思います

 アマチュアの方だとよっぽど理系目線でもない限りピンとくる部分は少ないかもかもしれませんが、本職の方ならびびっと来る「ウワ、そういうわけだったのか!」とか「あーそれそれ、なるへそー」みたいな細かい個所がた~くさんありました!!

 科学的側面からやきものをとらえるような一般書籍も少ないながらありますが(ほぼ良書)、それらでも読んだことがないような事象、性質、状況等々、いっぱい気づきや新知識があります。


 本自体のそもそもの目的や内容じゃないんですけど、ヤキモノ屋で良かったーって強く思いました。

 あ、ヤキモノ関係なく本自体めちゃ面白いですよ。


 文章も砕けてて読みやすいし、絶妙にビミューな感じのアメリカン風味の例え話がメチャクチャ多くて個人的にはドツボ!!





 ただし、鼻っ柱もへし折られました。

 この本を読むまで、地球上で一番偉い生物は「ヤキモノ屋」と信じて疑わなかったんですが、不遜な思い上がりでした。


 一番偉い生物はミミズです!

 申し訳ありませんしたー!!




  




2024年10月7日月曜日

まだ夏にしか思えないけど読書の秋、かもしれない

 先月後半からは、なぜか思い立って溜まりモノを消化!!

 おすすめはこの辺


 『ダンジョン飯』以外はツンドクだったもの。


 『ダンジョン飯』は、毎月一冊ずつ買って読んでます(今頃w)やっとアニメに追いつきました。遠い昔『ウィザードリィ』に人生を持ち崩すほどドはまりしてたのを思い出しますよ。倫理マンガですよね、すごい。

 

 『千年の祈り』はすでに図書館で読んでたんですが、とっくに文庫化されてたのに夏前に気がついて即買い~ツンドク。読み返しましたが最高以外の言葉はないですな。(皆様お気づきのように私の最高は「安い」んですが、マジ最高)


『シリコンバレー…』はアンソロジー。

 多少広い意味での環境問題を下敷きにしたSF短編集。どれも出来はイイんですが、皆さん片一方に寄っちゃってるは寄っちゃってます、当然。

 で、そこへ行くと「大グレッグ・イーガン」先生はさすがですね、一周回っちゃってる。真に受ける奴すら織り込み済みか?マジ流石。

 私も含めて「環境問題、何がどうかわからん」という人も多いと思うんだけど、そういう人にもおすすめですな。いいきっかけになりました。案外このジャンル、数少ないんですよ。

 

 『三体』もやっと読みました。WOWWOWで放送されたドラマ版を先に観てたんだけど、ちょっと進行速度がかったるめだったので読まないで塩漬けになってました。文庫化をあんなに待ってたのにw

 原作読むほうのがテンポが良くておれは好きです。厚いけどね。なんか理屈やプロットが無理やり気味のところや雑っぽいところもコミコミでいい、最高ですね。こんなにデカい風呂敷は初めてレベルw

 ドラマ版ではいい味出しまくってたあのキャラ「十人力の姐さん」が原作ではチョイ役だったのが残念。

 あとクライマックスの「しっぴき大作戦」はヤキモノ屋としては最高ですよね。これでシビレないヤキモノ屋はいないはずです。

 今度から板をしっぴく作業のことを「ジャッジメント・デイ」と呼ぶことにします。


 『三体』から俺が受けた一番の教訓は、

「悪口は建設的でないと意味がない」

 という所だったりして

 以上!!

 

 あ、仕事してますよ!!






2024年9月19日木曜日

オモシロ本特集?

 普通に生でぎゅうぎゅうン詰めても焼き上げたらこんな感じ

 焼成収縮率にもよりますが、スカスカになります。窯から取り出したらこうやってバタバタ倒れるぐらい。


 ヤキモノ関連では、収縮、膨張、なんて言葉を、「熱」などつけたりつけなかったりしつつ非常によく使いますが、

「焼成での収縮」とは、生~焼成後でどのぐらい小さくなるか、です。市販の粘土なんかにも収縮率なんて記してあったりしますが、あれは多くの場合これのことです。

 釉の装飾的効果としての貫入とか、素地の破損を詩的に言いまわしていろいろ粉飾する用語的高等技術としての貫入(おい、それ「割れ」だよw)なんかで口に出す場合の膨張や収縮とは意味が違います。

 ごっちゃになってる人、もしくは違いを気にもしてない人も多いので、話が齟齬ることも多いので、皆さん気を付けましょう


 なんだかんだで最近やってなかった気のするオモシロ本、おすすめ本のコーナー!


 遅ればせながらこの夏読んだ一押しはこれ

 毎年毎年なんだかんだと小説でスクリーンで何度となく俺の前に立ちふさがって悪事を働くナチス(主人公気取りかw)

 めっちゃ為になるし面白かった(あえてこう言います)

 ものごとを単純化して批判したり評価したりしてんじゃねーよ!!という主張が柱の本なので(俺の理解)、ここで簡単に内容を紹介することは避けますが、とにかく勉強になります。

 ここで何度も繰り返される「学問的分析の手筋」はモノゴト広くなんにでも通じる、もろちんヤキモノを考えたり作ったりするうえでもものすごーーーく役に立ちそうです。というか、こうやって考えるのが当たり前なんだよな!!俺も常にこうできるように身に着けよう

 

 ただし自分の場合、敢えて正直に告白しますが、「ナチスは良いこともやっていた」なんて言説がネット空間にかなりの量飛び交っている、なんてことを俺は知りませんでしたw

 

 そして本書の最大の負の側面を俺は発見してしまいました。

・ナチ政権の悪さ度がハンパなさすぎて、最近話題のニュースな何かがショボすぎてどうでも良さそうに思えてくる

 (この期に及んでも辞めようとしないパワハラ知事とか、裏金議員が何とかとか、振り込め詐欺グループとか、etc…etc…)

 これはこれでヤバイですw


 なんだかんだと毎年毎年おれの前に立ちふさがって酷いことをしてくるナチスですが、ここ数年だと面白かったのはこの本

 『HHhH-プラハ、1942年』です

 (ゆるキャン△のことではありません。面白いけど)

 『ハイドリヒを撃て!!』って面白い映画がありましたが、あの話です。俺が勝たれるレベルじゃないですが、文学表現的にも相当面白かった~。

 映画では今年も今年『関心領域』はヤバかった、怖かったね~。


 ほかにおすすめ本は…

 雑草(これもひどい言い方ではあるね)と言えども、俺は相手の尊厳を認めて正面から立ち向かうのを信条としています。絶滅とか断種とかまでは考えてないので、実行するかは微妙ですけどね。

 俺はナチではないのだ(ハナシ広げ過ぎ)


 次、本屋で面白かった本の並び

 成瀬、暗殺されちゃうのかと思ったわ!!


 今日最大の大発見、

 「ゆるきゃん」と打って変換するとちゃんと「ゆるキャン△」って出ます。心の底からびっくり!!




2023年6月30日金曜日

この短編集を読んだ男は五~六回以上死んだみたいになった(個人の感想です)

 ジルコニアのるつぼ。細長目。

 特に変哲や目論みに満ちた工夫はありませんが、ユーザーさんには変哲も目論みもあるという。そういうのは作ってるこっちもうれしい感じ。


 では恒例の水増し企画。最近読んで面白かった本。

 久々にヤベーの読みました。まずタイトルがヤベー。超かっこいい。

内容もめちゃ面白くて、ひっさびさにブンガクに浸りました。1回じゃ良くわからねーけどかなりスゲエのはわかる。最高!!


 これを買ってきたのがウチの中3女子(ミセスグリーンアップルマニア)だというのも笑っちゃう驚き。でかした!!

 ただ、タイトル買いしたのに「表題作」は無いってのに憤慨してました(笑。このタイトルは、ある一編の中のセリフです。これまたいい感じ。

2022年8月29日月曜日

SiCの加工品、&今月面白かった本

 SiC緻密質のボートです。

ええ、こんな加工外注なわけですが、一応取り扱ってはおりますよって感じでご紹介。 


 あんまり積極的にやりたくないんですが・・・。あ、正直に言っちゃった(笑


 先月、じゃなくて今月面白かった本。手抜き月間の水増し企画。

 まずは文庫待ち案件のこれ。

 控えめに言って最高に近いです。

 先月ハマって今月一気読みしちゃったのがこれ。
 一気読みといったところで文庫化されてる分のみ。
 文庫になってない新しい分が3~4冊あるのが悩みどころ。

 ヤキモノ関係分はこれ。
 古本屋でゲット!!

 読みたい内容じゃなかったんだけど、これはこれで超面白かったです。

 





2022年8月19日金曜日

アルミナの箱型るつぼと、オモシロ本お盆編

 アルミナの角型のるつぼ。多孔質です



 何度も繰り返していますが、るつぼに限らず、るつぼならなおさら、四角いのは弱いです!!

 しかもこれは多孔質るつぼとしては、ふつうやらない作り方なんですよね。基本的にはナシのものです。お勧めしません。

 もろちんお客様の希望で製作していまして、思った通りに実験できてるからリピートを何度もしているんですが、例外的です。多分。

 条件に大きく左右されます。


 手抜きにもほどがあったんで、夏休み特別企画?でお盆中に何となく読んだオモシロ本コーナー

 まずこの二冊。

 左、バルサの外伝。文庫化待ち、ついに出ました。

 最高傑作とまでは思わなかったけど、例によって予想通り最高です。

 シリーズ正編?後の冒険ですが、一番好きなタンダが心のよりどころとして以外には活躍しなかったのが残念と言えば残念。まあいつもそうか。


 右はオモシロ科学本。作者の嗜好がかなりパンピーなのもあって、面白かったし、目からうろこな部分もありましたが、この手の本に多い、一々いろいろな事例を出してきてそれについてこう考えられる、という例のパターン。まあずっと同じこと言ってるだけ、と取れないこともないので500ページもいらないかな?(検証事例一個一個は超面白いのが多いです。結果は一緒だけど)

 ぶっちゃけ、まあタイトルがすべてですね。

 俺は自己啓発本の類が引くほど嫌いで、「成功の法則」みたいのがあると信じる人と同じ人種とは思えず、マーケティング屋の言うことなんかこれっぽっちも聞く気がないタイプなので、この本はとても気に入りましたw


 ヤキモノ関係はこれ!古本屋で110円。

 長い間かな~り興味がある「定住しない人々」にとっての生活用陶磁器。でもそんな本なさそう。

 征服王朝のなかでも領土的に中央抑えてないこともあって中国化しなかった度合いの強い『遼』なので、ピーンと来て速攻ゲット。この方向があったか!

 見てて作りたくなっちゃうものもあったし、そのうちネタにもしたいのでとりあえず紹介だけ。






2022年7月4日月曜日

ジルコニアのリング、『同志オジサンよ、馬鹿を撃て』

 緻密質のジルコニアです

  
いつも大差ない製品写真で申し訳ありませんね。
まあ坩堝ばっかし作ってるんでしょうがないよね。

 と、思いきや、 

 底抜けの筒、リング状でした。


 では今月の先月読んで面白かった本。

 何をいまさらな超人気作二つ。 

 「機龍警察」はずーっと気になってたけどなんか読んでなかったシリーズもの。SFSFした世界観社会観のパトレイバー的なものを想像するとだいぶ違ってて、過去から重荷を背負う暴力雇われデカ三人が最強のおまわりマシンで暴れる!という部分をすっぽり抜くとメッチャよく出来た警察小説です。SF要素そのものは話の本筋に関係ないぐらいなのでミステリーとか冒険小説だね。

 どっちのファンにも怒られるの覚悟で大雑把に言うと「新宿鮫」がロボットに乗ってテロリスト(もロボットに乗ってる)を逮捕!って感じ。

 はっきり決まった主人公がいないといってもいいポリ公群像劇で各登場人物皆魅力的(いい感じのクソ野郎含む)なので、この中だったら俺誰かな?という見方も面白い。仁義なき戦いとかもそれあるじゃん。

 コミカライズされたようだけど、基本地味な捜査と警察内部に巣食う陰謀の話なので、アニメ化や映画化はやめていただきたい。

 映画にするんだったら最低でもライザ警部役にシアーシャ・ローナンを呼んでくるぐらいの予算レベルでお願いします。

 

『同志少女』は文庫化待ちしてたんだけど娘が買ってきたんで読み終わってからのお下がり。

 本屋大賞だし、ず~~~っといいところに平積みされてるんで俺ごときがわざわざ何も言いません。おもしろい~。前半のトレーニング時代はキツメのアニオタ感ある感じがちょっと気になったけど、戦場に出るようになってからはホントにハードでよかった。 

 無理やりヤキモノ目線で話をすると

 冒頭、主人公のセラフィマはとんでもねえ悲劇に見舞われるわけですが、自分の家の思い出の皿やマグカップを次々粉々にされてブチ切れ!復讐を果たすために立ち上がるんで、ヤキモノ好きなら一緒にブチ切れましょう(笑

 世界の情勢を鑑みるとですね、今(ほんとに今!!)読むことに価値があるんですよ!異常に売れてるのもその点が相当影響してると思う。

 文庫待ちしなくてよかった!してたけど。

 




2022年5月18日水曜日

単結晶育成るつぼ &面白かった本

  アルミナの単結晶育成るつぼです。今日は解説やウンチクは割愛。


 あれ?前回の記事とおんなじやんけ!!手抜きすんなや!!

 良く比べてください。長さとか違いますよ。

 手抜きなのは否定しないけど。

 

 では、月も後半に入ってるのに、先月の「今月読んで面白かった本」のコーナー。

 この中ではあえて真ん中の『コルヌトピア』推しで!
 作者の津久井五月(男か女か知らんが多分男だとおもう)は依然紹介した『ポストコロナのSF』というアンソロジーでメチャ面白かったのでゲット。
 SF的に愉快な世界の状況構築(ここでは植物をコンピュータとかネットワーク代わりにしてる世界。実は理屈はわからんがハナシ運びがいいせいか納得できる感じ)が面白くて、きちんと明晰な文章で理系的説明がされてるのに、なぜか湿度の高~いネットリ気味の読み味が個性的っぽく感じます(個人の感想です)
 帯でわかるようにこれはデビュー作の文庫化みたいで、コンテスト用なせいか文章が気合入り過ぎてる感(修飾頑張り過ぎ感)があるかな。
 

 伴名練(男のはず。ハンナレンって入れても変換できないんですけど)は激評判でどこ行っても平積みになってた短編集の文庫化。国内のSF若手ではトップの一人かと。文庫化待ちの俺ごときが今頃なにもいうことなし。最高の一言。アンソロジーの編者いっぱいやってますが、それもいいけど、もっと書いてくれ~。
  

 ル=グウィン(女というか魔女)は評論モノ。小説以外がチョコチョコ文庫化されるとうれしい。
 ここで語られてるのはもろちんファンタジー文学なんですが、❝「表現」を伴うモノづくり❜❜に携わってもいる(つもり)の一人としてスゲエ刺さる部分がたーくさんありました(私はル=グウィン信者なので少々差っ引いてください)

 アメリカ西海岸のド田舎から世界を見渡す良識の確かさというか、「西の善き魔女」の異名に偽りなし。100%全部うなずけるわけじゃなくて「おいおいバァさんそれはさすがに偏見or穿ち過ぎだろ」とか「そこまでこき下ろさなくても」ってところもあるけどそれもまた魔女的で良いんじゃないでしょうか。

 数年前亡くなっちゃいましたけど現代最高の知性、みたいな一人だったかと。俺の頭の中の勝手な本棚では「信頼できる知性」コーナーでスーザン・ソンタグの隣に入ってます。小説は好きじゃないのも結構ありますが、評論モノは外れ無しだわ(全部読んでないくせにそういうこと言う)



 毎月やるつもりもない、水増し記事企画だったんですが、某活字中毒?者の研究者の方が、やらないと突っ込んでこられるんですよ。しかも別にそいつお客さんじゃないですからね。文系だし。なんでこのHP読んでんだアイツ。アイツじゃねえオメーだよ(古い知り合いです)

 というわけで、今月まだ半分しか終わってないのに今月の「今月読んで面白かった本」のコーナーをフライングで紹介。 

 いや、今日買ってきたところでまだ読んでないんだけど、このシリーズは鉄板でしょう。多分。

 

 SFばっかだな。








2022年4月18日月曜日

アルミナ多孔質るつぼ&面白かった(orネタ本)紹介

  オモシロ本紹介コーナー

 まずはガチ勢から

 『中世かわらけ物語-最も身近な日用品の考古学』中井淳史著

 表紙はほら!もう面白そう。隣は同時進行中のV.I.(こっちも最高)


 目次もいくぜ!




 考古学者である著者が中世の遺跡から大量に発掘される「かわらけ」について語った本。中心となるのはこれでもかと出土しているらしい京都ですが、充実した記録資料のある場合は地方の状況なんかも詳しく紹介されてます。

 堅苦しい研究発表でも論文ではなく、でもちょっとそっち系のオモシロ読み物になってます。

 知ってました?それなりに人が集まる各町に一軒や二軒カワラケ作りがいたんですよ。

 大河ドラマやなんかで武将とかがよく酒飲んでる素焼きっぽい杯、どんなサイズがあって一個いくらぐらいでしょう。

 どんな作り方の種類があって、形や装飾?にどんな流行があったのか、どういうときにどういった感じで使われてたのか、近世に入ると急にさびれていっちゃったわけは?などなど・・・ 

 町はずれのヤキモノ屋として結構思うところある本でした。

 俺自身すべての章が刺さったわけではありませんが、ヤキモノ好きたるもの、これを肴に夜更かしできないようでは話合わねーな(言い過ぎ

 そのうち気が向いたらこの本の内容から何かひねり出してみたい気分。

 

 次、ネタ要員

 断っておきますが、まだ読んでません。でも存在自体が貴重だと思うので、紹介するこの一品

 『陶都物語』まふまふ著 

 でました!!転生チートものラノベ陶磁器編(笑

 もとはウェブ発表小説で、人気が出て出版らしいです。合う合わないはともかく、ネタのジャンルから言っても全然つまんないってことは無さそう!!

 あと、萌え爆乳がいない表紙ってのも心意気を感じます。あれはいろいろ買いずらいんだよ!!


 二行目に注目!!シレっと書いてあるけど、きたこれ!

 それと4行目の前半、むつかしい言い回し。これ普通?俺がモノ知らないだけかな?

 ただこれ設定は最高だな。朝ドラじゃん(笑


侮るなかれ!思いのほかこの辺しっかりしてそうですごい!!
 折り返しのところの紹介文によると作者は多治見在住で家業を継いでるそうです。

 それとわたくし、合ってるか間違ってるかで揚げ足取る気はないですよ、常に。読んでて面白いかどうかのほうが重要です。当たり前ですが。


 とはいえ・・・基本的に隙間多し。白いです
 ガッツリラノベど真中やんけ!!字ー少な!!言葉、軽っ!!
 この擬音で一行とか、叫び声そのままセリフにする感じ。俺もだいぶラノベ慣れしてきてます。

参考資料、辞典ばっかやんけ、とか言いたいことないではないですが、これだけ揃えるのも普通出来ないよね。素直にすごい!!

 実はまだ読んでないのに茶化してるみたいでゴメンナサイなんですが、ラノベは期待しないで読むほうがいいんですよ。100点満点の70点は普通ですが、70点満点にしとけば72点とか出すことありますからね!!安手のジャンル映画でも同じように楽しんでますよ。

 

 さあ、読むか!!

 V.I.が行方不明の人見つけ出してから。




 忘れてました!!

 ちゃんと仕事もしてますよ!!






2022年3月15日火曜日

ジルコニア容器

 ジルコニアの容器。ジルコニアの硬さと堅さを利用した使用法です。





 先日オモシロ本紹介でまだ上巻しか読んでないのにお勧めするという暴挙に出た『NSA』。

 最後まで読みました。思ってたのと、というか、こういう風になってほしい!というのがことごとく裏切られて(しかも途中までイイ感じに期待させやがってよう!)超最悪でつまり最高。

 一周回って一番似てるのはオーウェルの『1984年』だった。というとネタバレの香りもしますが・・・、俺にとって知ってる限りすでに古典だった『1984年』より、もっともっと強烈に現在進行形の現実+ちょっと未来を描いてるに決まってる臨場感という点でも超最悪でつまり最高。


 関連付けられそうな作品を俺でも読んだことあるレベルの有名作で並べるとこの辺かな?

この中では抜群に読みやすかったです。

 歴史改変SFと言えば、まだ上巻しか読んでない上に今のところ下巻を読む気はまだないのがこれ…

 (今のところ、と言ってももう何年かたってるんで忘れてますが…)早川が言うほどいうほど傑作ではないけどもすごく面白かったです。

 俺のようにスーパーロボットバトル!!を期待してたらそうでもないんで肩透かしですし、グロ目が苦手な人や、日本大好き!ちょこっとでも日本がバカにされたり悪口言われたら激おこ!!な人は湯気で頭髪がじゃんじゃか抜けると思うんでおススメしませんが、エンターテインメント重視派の良作ですよ!!という記憶。


 じゃあなんで早く下巻読まねえんだよって思う人は写真をよ~く見ればわかると思います。俺は、買った当時放置して、ひと月ぐらいたって読みだしてから気が付いたんで・・・ショックで…

2022年3月2日水曜日

アルミナの加工板 先月本

  読者数は少ないものの、このページの閲覧者の中には、ロシア、ウクライナ、ベラルーシの方もチョイチョイおられます。大半は「ネットの闇的なボットっぽい何か」の付けた足跡だとは思うんですが、現地にお住いの日本人の方かもしれないし、メッチャやきものに情熱があってよその国のこんなクソ僻地HPにたどり着いちゃったナイスガイかも知れないと考えると、この一週間、そして現状どんなだろうと心痛みます。

 軽々しいこと言えませんし、具体的に出来ることもなく、残念なほど無力ですが、とにかく無事であることを祈ります。 


 いつも通りに進めます。

 アルミナの後加工した板です。バカ穴にネジを通して何かを抑えるようです。


 この手のものも承りますのでお気軽にご相談ください。

 ただ、流れ物の部品の多量生産にはまず対応できないのでその点はご了承お願いします。

 

 では後半のダバナシも通常運航で、

 例の水増し企画、先月読んで面白かった本。


 小説部門はこれ。

      風呂で読むと左側みたいによれよれになるぞ!


 実は昨日上巻読み終わったところなんで、まだ最後まで行ってないんであれですが、超面白いです(少なくとも前半は)

 みんな大好き歴史改変ナチス物SF。ですが「高い城の男」型の枢軸国が勝ってたら?等とはちょっと違う変わり種(多分)

 舞台は第二次大戦中のドイツ。すでにコンピューターやスマホ、インターネットがある世界。

 そうなるとナチスがそれをメッチャ上手に使いこなすという身の毛もよだつディストピア(褒めてます)。

 キャッシュレスが義務付けられて現金所有は犯罪。いつどこで誰が何をした、何を買って、テレビは何を見たか、等々あらゆる行動が国の諜報機関《NSA》のデータサイロに保管されてるという…。アレ?四人家族なのにずいぶん多めに食糧買ってるなー、貴様誰か匿ってるだろ?なんて簡単に見つかっちゃう。

 ただ、ナチス無双とかそういう(連合艦隊連戦連勝モノ的)話なわけじゃなく、戦況は史実同様ドンドン芳しくなくなっている様子(今のところ)

 主人公は二人、いずれもNSAという諜報組織のネットワーク操る部署に勤めてる男女。

 二人ともちっとも思想的にナチスシンパじゃないところがミソで、男(サイコパス系悪役、今のところ)は少年時代に受けた屈辱の復讐のためにクソっぷりを発揮、女(一般的な共感を得る方、今のところ)は東部戦線から脱走してきた逃亡兵(恋人)を隠し部屋に匿うためにデータを改竄、といわば私利私欲で職分で許された領域をこえてコンピュータを操る感じで視点は常に人間ドラマです。女性の方なんて自分に自信がないもんだから、戦争が終わったら賢者タイムになって彼がどっか行っちゃうんじゃないか、戦争が終わらなければいつまでも私一人のものだ!みたいにも考え出しちゃったりして、いろいろ複雑。

 もろちん背景ではナチス対連合軍の戦争(サイバー戦含む)が激化!

 もう面白いでしょ?マジで良く出来てんだよ!(今のところ)

 当たり前ですがSFの常として、「現在の社会」の鏡になってます。コワイ!

 読みやすいので普段SF読まない方にもおすすめ。あ、でも高校生以下にはあんまりかな?男の方の復讐と性癖がほれ…ああそういうこと、なので


 ヤキモノ本はこれ 

 古本屋でゲット

 これはヤキモノの本でもありますが、日本のヤキモノの歴史の本です。
 
 マンガを探して出かけた小学校での土器土器授業用に何かないかと出かけた古本屋でふと発見したので救出!
目次もこんな感じ
 
 これまた全部読んでなくて、さしあたりドキドキ部分をチャラらと読んだだけですが、すっげえいいです!このあと六古窯などの解説に続いてドンドン時代が下って現代(といっても30年も前の本だけど)まで、ダラダラ読んでみたいと思います。
 
 歴史学者(しかも古代窯業史?が専門ぽそう)が書いた本なので、謎の思い込みやオカルトも、ロマン文学感もなく、解説は判明した事実を元にスッキリわかりやすく、とうぜん「やきもの史」的な名前のくせに実は骨董趣味からくる偏りの酷いムック本のそれとは内容の厚みが桁違いです。いや、そういうムック本が悪いんじゃないけど俺の知りたいヤキモノ史じゃねえんだよそれ。
 
 図版が白黒なのが残念、ま、そういう本じゃねえからいいか。

 歴史をたどってそれっぽいのをマネして作る「歴史贋作マラソン」とかやってみたい!!

 今月の幕開けはこんなところで・・・