2016年9月4日日曜日

金色を滲ませる、マンガン釉の未来

 ルーシーリー(ルーシーリューじゃない)が有名ですけど金彩とか、ブロンズといってるマンガンと銅をドッヒャドヒャ使った釉薬がありますが、多分あれとおんなじ原理で金色が発色します。
 織部などの銅緑釉にマンガンを多めに使った黒釉が掛かるとこうなるわけです。
 自分は溝に緑釉を埋め込んでマンガン+鉄の黒を掛けます。

 



 この手の釉薬は、安全面から食器の内側に使うことはできないのですが、外側の口をつけない(=中身が触れない)には使います。
 と、いうわけでこのへんはもう作るのをやめたパターンですね。最近は食器にはなるたけ使わないように、使うとしても確認をとってます。

 今はマンガンを超減らした黒釉に変えたのですが、やっぱりやめようかとも考えてます。アメリカなんかの厳しい基準でも通るレベルに抑えてはいるんですけどね。
 釉薬の安全面に関しては日本は海外に遅れてるみたいですね。作り手の良識が試されますな。こわい。
 マンガンなんてあると無いとでは釉薬のバリエーション大違いなんですけどね。響きもいいよね!子でも8000点!
 丈夫、機能的に加えて安全も重視していきたいので、銅使うのも考え中なぐらいですが、個人的には霞ヶ浦や牛久沼で釣ったナマズでも平気で食いますよ(笑





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