2016年10月27日木曜日

というわけで展示会の様子 2016秋のAIST開催

無事開催されたMOT's技術展示会「秋のAIST」
様子を写真並べて紹介しま~す





では個別にいくつかピックアップ
うちの隣だったトラスさん
ブラックボックス感がロック!パンク!

Quest7さんのブース。ジバニャンかとおもったら違いました。
子供達に野球のコーチ中にアキレス腱を切るという、少年の心を持つハッスルオジサン

イデアさん。装置の台座においてある白い丸いのは、
なんとつくばセラミックワークス製のアルミナ多孔質シャーレですよ!!(以前紹介済み)
HPは度を越して素っ気ないですが「社名由来」のページの文章は素晴らしいっす。
「我が社は考えています」とありますが、現実世界に思考能力を持つ個体としての「我が社」はありえないはずで、「我が社」と人々が口にする際には「イデアとしての会社」なのかもしれませんなあ。
そしてこんな味のある文章を書いたのは俺の知ってるうちの誰かなんでしょうか?
多分仁衡社長かな?

筑波物質情報研究所さん。カーボン系のスペシャリストです。
右側のメカっぽいのがかっこよかったです。なんなのかは不明(笑

 


展示会で発見、トイレのユーモア作戦…不発!

 本日AIST(産業技術総合研究所)にてMOT's技術展示会が行われました。
当然私も出展してきましたが、展示会の様子は次の記事で。

その会場のトイレで面白い便器(の細工)を見つけました。
やきもの屋たる者、当然のこととして衛生陶器や植木鉢なんかも興味の対象としてますし、「的外れ」かもしれないですが語るべきところ持ってるんです。しかし今日のはそういうものつくりとしての視点の話じゃあないですよ。

 下の写真、なんだと思います?777!スリーセブン!!のシールが貼ってあります
意味ありげなマークですな

男子トイレのど真ん中に!!
これは楽しいじゃないですか!ぜひぶち抜いてラッキーセブンしたい!

トイレの上にはよくあるこれ。
公衆道徳は大切ですな!汚しちゃいけません。
スリーセブンと但し書きでこぼす人は皆無でしょうね!
よーし一歩近づいて・・・

的が見えねー!
「的外れ」もやむなし!

2016年10月25日火曜日

アルミナ多孔質るつぼ 

これ以上何の変哲もないルツボはないかもしれませんが、
アルミナの多孔質るつぼです

 このるつぼの場合、純度はアルミナ96~7%+シリカ3~4%のアルミナーシリカ系(アルミナ+カオリン+ムライト)の配合素材で、純アルミナ(99%UP)で作った場合よりも耐熱衝撃性に優れていますので、割れにくく粘ります。1600℃程度で普通に使う分には純アルミナよりも使いやすいはずです。フリーシリカの混入もなるたけ無いような原料配合のはずですし。

多孔質はサイズの大きなものも作れますので、緻密質と違ってちょっと大きくしただけでバカみたいな値段になることも基本的にはないですね。






2016年10月23日日曜日

タンマン管と単結晶、高純度アルミナるつぼ

石英管に封入する細長系。定番ですのでおなじみ。





ミニサイズの一輪挿し 瓶、あるいは?

ミニサイズの一輪挿し。楊枝立て作ったときの焼き残り。
高さの関係でうまく収まらなかった焼き残りがまだあったりして




MgOるつぼ 多孔質ラボサイズ

 こちらは時期それほど関係なしに定期的に利用していただいてます。

 金型への打ち込み加圧成形なのでマグネシア粒本来の色だけでなく独特の色味が出ますね。そこはかとなく香ばしい感じがして好きなルツボです。

 







2016年10月17日月曜日

小さい一輪挿しも、あるものは楊枝立てに

ここしばらくファインの製品の紹介記事がないわけで本職はどっちなんだといわれそうですが、もう少し。


一輪挿しってのは小さいものですが、それの小さいものです。
ミニチュアの一輪挿し。

想定はトイレのちょっとしたあそことかあのヘリとかです(主観的でわかりづらい表現)

こちらも今までうちで作ってるタイプのものを小さくしただけですので特に頭をひねる必要もなく試しに作ってみました


一輪じゃなくても一輪挿し?

ちなみに千日紅のドライフラワーです。

まだドライになってない千日紅


この形状のは楊枝立ててもしょうがないですね



ミニチュアカップは楊枝立て!

ミニチュアが気になりだして早数か月。
 
ミニチュア感と実用性のちょうどいいターゲットとして楊枝立てってのを選んでみました。楊枝立てとしてはミニチュアじゃないけど何かのミニチュアを楊枝立てとして作るってわけです。
うちのマグカップの形をそのままサイズダウンして楊枝立てとして仕上げました。

楊枝立ては、箸置き、一輪挿し、醤油刺しあたりと並んで「あるとちょっとはいい家に見えるアイテム、持っておくといいよ~、というかむしろ買ってください」として私が勝手に注目してる品目です

しかも楊枝立てに関してはこの中で一番その性能に関してクリアすべき条件が少ないと思います。ようは楊枝がスポッと入っていればとりあえずOKなわけですな。多分。

普通にマグカップです






もちろんミニチュアのカップ、例えばデミタスカップとして使っていただいてもいいですよ。
 あ、「デミタス」であって「デミダス」じゃないんだって!今知りました
 




結局、重箱はどうなったの? けっこう根本的な問題にぶち当たる

とりあえずこうなったってのを先に出しちゃいますね




 土とサイズの関係で、ちょっとした装飾がやり過ぎになったりいつもの感じの効果が出ないんで、シンプルに落し込みました。
 天目釉をマットにしたような黒茶の釉。普通サイズのものに広い面で使うと何とも味気ない感じになりがちで使いどころを探してた釉です。うっすらシノギ?を入れてるのがわかると思います
 
 蕎麦釉飴釉系を使うと土の粗さが派手に出過ぎてうるさい感じになってしまいました。




 他にも見せらんないような仕上がりのだっさい箱がいくつかあったんですが、この飴釉の場合、上手い具合の嵌めあわせになる向きを決めるためにシール(マークのスタンプ)を打っちゃったせいで余計にうるさめ。

 で、シンプルに外は黒(濃茶ですが)、内は赤(柿釉ですが)でまあ重箱的にストレートな組み合わせはやっぱり一番しっくりくるのかなあ~なんて感じになりました。


 ただし重大な問題が。
 なんか、弁当箱って感じがしないんですよね。あの何の用途を想定してるのかわからない陶器の箱、ってだけでなら自分としてはこんなもんかなと思うんですが、依頼された内容から「中にお昼を入れてどこかに行くための容器」としては「無し」なんですよね。陶器の蓋物をガチャガチャ手提げに入れて持ち歩くってのがすでに2016年破たんしてるんじゃないか?ってのはそもそも論になってしまうので置いときますが・・・

 それをもしかしたらクリアできるかもしれない方法と形状は何となくわかってるんですが(いずれ隙を見て記事にします)れをやってはミニチュア弁当箱の価格としてはどこの御大尽だよってことになってしまうので却下。

 何とかうまい方法がないか振出しに戻る感じです。