2018年2月21日水曜日

やきものおすすめ本 その2 闇ヤキモノ教習(仮)

 離型待ちしてる間にとっとと書き継ぎます。

 手業は後からついてくるんで頭を先に鍛えましょうということでおすすめ本の紹介続けます。

 前回、「陶芸の釉薬入門」「POTTER'S BOOK」をプッシュしましたが、海外本のおすすめを・・・

ざっと海外本のいいところを先に言うと
1、いい本だから翻訳されてるはず。という担保が多少ある気がする。
2、なかなか文章がしゃれてる物が多い。映画を見てて感じる「さすが外人は上手いこと言う!」といううちのじいちゃんの口癖を思い出します。
3、日本とは発想自体がちがうっぽくて新鮮だったりハッとさせられる。少なくとも〇〇幻想的なものはないか、あったとしても茶化されてる。
4、安全性、毒性に対しての記述がしっかりある。正しいかどうか何かは個人の理解度と科学の進歩に比例すると思うんですが、製作中の危険(吸ったらヤバイ粉とかケガ、火事とか)と焼造物の危険(溶出など)の二点から記述量はともかく記載されたページが陶芸家が書いた本でも必ずあります。

要は先生としての意識レベルが高いんだと思います。 


では紹介
洋書が二冊入ってますがこの四冊

「陶芸技法の手引き」トニー・バークス著
これはマジおすすめ。科学的な記述はほぼ無しですが、実作業に関することは十分すぎるほど。写真も素晴らしいし文章も面白い!
 初めの一冊(総合)どれがいい?という意味ではこれか、「陶芸のための科学」「陶芸の伝統技法」の内から選ぶとよろしいと思います。

「NAKED CLAY」Jane Perryman著
ハダカ粘土、つまり釉を使わないやきもの。釉を使わないのでめんどくさい悩みが一つ減るぜラッキーかと思ったらむしろ釉使えよ、そっちのが楽だよってレベルの凝りっぷり!面白い。この本自体は作家ごとにスタイルの紹介とどうやってるかかなり詳しくオープンに語られてます。とはいえ英語本なので私の語学力(Clint Eastwoodを間違わず書けるほど凄いけど)ではサッパリだったりして
 海外では素地自体を粉末原料から自分で調合することが日本より圧倒的に多いらしいのは気づいてたんですが、だからこその技術発展かもしれないですね。というかうちの製品も98%は無釉ですな。今度からイエーイ!アルミナネイキッドだぜ!とか言ってみよう

「焼き締め」なんて混乱の元としか思えない言葉が日本ではありますけど・・・じゃあなんだよ俺のは焼き締まってねえのかよ!たしかにたまにそんなのもあるけどな

 真ん中「POTTERY FORM」Daniel Rhodes著
これは陶磁器で作られる主に器物の形の作り方と形状のタイプ別に印象の変わり方やその形状である(にする)意味を解説した本です。たとえば取っ手の付ける位置によって何がどうとか、胴回りが丸いのと角ばってるのでどう変わるかみたいな内容。自分で勝手に考えるもんですけど、お偉い先達さんの解説で裏付けてもらうのも一興です。成形本としても基本的で優秀。白黒と超シンプルな手書きの絵ばっかで地味なのがつまんないけど。
 著者の読み方は「ローズ」だよね。オリックスファンじゃなくても読めるってすごくね?追記:ダスティ・ローデスもこの綴りだったよね!ゴールダストはキングにダスティーローズジュニアって言われてたっけ。俺はあんまり知らなかったんですが海外ではめちゃ有名な方みたいで、自分ちのいろんな本にもチョイチョイ作品の写真のってました。

右の「形と手法」ニール・フレンチ著
これも器づくりを志すなら必携の一冊かも。
先の本の成形の仕方を省いて分類をもっと整理整頓した本で、Aという形状の場合の成形上使用上両面のメリットデメリット、適した成形方法(轆轤で作るのが簡単だよとかタタラシッピいて作るのがおすすめとか)がずらっと解りやすい表になってます。
書籍の中身を載せちゃうのはやりたくないんですけどこんな感じです。
あんまり素晴らしいのでちょっとだけ
 装飾的にはカッコいいけど役に立ちませんとか書いてあります。自分の製作品のバリエーションをつけるにも参考になるし楽しい本です。
 

その他、以下の学術書教科書系の本も本気で稼ぐつもりになったら探してみてもいいかも。ロクロでお茶碗どう作るのかってことは一切記述ないですけどただの睡眠導入剤よりは勉強になります



偉そうに二回に分けて紹介しましたが、なにかもう少し詳しい内容や目次など知りたい本がありましたら連絡くだされば改めて単独紹介します。こんな背表紙と「面白いよ」だけで中古本探し回るのも大変なので、購入の判断のお役にたてればと思います。「買いたいんだけどもうちょっと教えてくれ~」って。  今後もなんか見つけたらレビューすることもあるかも



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