2023年9月28日木曜日

トンチキをとっちめたからってしょうがない。

 まずはアルミナのるつぼから。るつぼ屋なので。



 このHP読者の皆さんなら土偶って興味ありますよね。あるってことにしてすすめます。俺ももろちんあります。歴史好きだし何しろヤキモノ屋なので。

 前にたしか井上さんのブログか何かで「土偶を読む」という本が紹介されてて面白そうだったんですよ。正直微妙だけど面白いみたいな紹介だったかな?

 で、本屋に向かって手に取ってちらちら調べてたんですが買いませんでした。トンチキ自称研究者が書いたトンデモ論法だったので。陰謀論とかに多いパターン。俺10年ぐらいずっとムーの読者だったし、「正直微妙」のレベルを超えてるのはニオイでわかる感じ。

 結局図書館で借りて読みましたが実は結構面白かったですよ。読み物としては。
 でもこじつけのためのこじつけにしか思えず、何より作者の心根が俺に合いませんでした。
 似たようなのだったら高木彬光の「成吉思汗の秘密」とか、そういったような小説のもっともっと面白いのいくつもありますよ。
 まあとにかく個人的な評価としては、まあ面白いっちゃ面白いけど、いろんな意味で全然ダメ。真に受けてる人がこんなに多いとかマジ不思議!!とまでは思っただけで言いませんでしたが。俺も別に詳しいわけじゃないので。


 時は流れまして…つい最近
 こんな本みつけました。

 例の『土偶を読む』は、俺の知らんところでずいぶん売れちゃって話題沸騰、ご立派な賞迄いただいちゃってたみたいで・・・
 それに危惧した皆さん(マジモノのガチ勢)による反論本ですw
 
 まあそりゃそうだよなって思いますが、考古学的知見からまっとうに「馬鹿言ってんじゃねーよ」と『土偶を読む』を批判した本です。

 正直前半の批判部分は、きちんとした科学的方法的懐疑ってんですかね、それで妄想や間違いを正していきます。
 わかるけどさ、「お前もお前で結構品がないね」と言いたいような言いたくないようなギリギリのレベルで、内容ではなく精神的態度の面で俺的にはなかなか微妙。

 後半は現在の縄文研究最前線の話でこっちはもう最高でした。
 そこまでわかってんのか?とか、広く言われてるようなのと違ってんじゃん!!みたいな連続。
 おすすめです!!

 できれば後半だけ売ってくれ!!
 みたいな。


 




 

2023年9月26日火曜日

悩ましいところ

 アルミナのるつぼの「蓋だけ」結構多めです(笑  

 切欠きを設けて「細工」しやすくなっております。

 「細工」などともったいぶりましたが、細長いるつぼを管の中に吊るして(ぶら下げて)熱処理する、という一ジャンルがあり、吊るすにはどうするかって点は誰もガチと悩ましい。みたいです。

 細かい方法はいろいろありそうで、ともかく、まあそんな感じ。


 じゃ、ダバナシ

 最近靴を買いまして、こんなものが手元にあります。

 売り物の靴の中に型崩れしないように突っ込んでありました。

 
 なかなか面白い形なので型を取りたいな!と思いまして。
 御覧のように紙ですので、石膏で型を取るには何らかの「細工」をしなくちゃいけませんな。

 簡単に思いつくのはニスやそれっぽい油(オイル)の類をぬって固めつつ防水させる、という手なんですが…


 このシューズメーカー、買って帰ってくるまで知らなかったんですが、環境問題意識がメチャ高くて、まだ4~5年の新しい小規模メーカー(しかもブラジルのブランド)ですが、いかにもな感じで

 1:できる限り再生材利用

 2:できる限り生分解性

 3:誰かさんが靴一足お買い上げにつき苗木を2本植樹してる

 4:工場(中国ですが自社)の職人や従業員の就労環境を高く

 5:その他、思い出せねーけどもろもろがんばってまして

 6:履いてる選手はトップ選手もいて当然結果も出てる。

 といった具合。(諸々心意気あふれる文言を記したチラシ?パンフ?が入ってます)

 選手ってなんだよってのは、スケートシューズなんですよ。

 俺は普段その辺を何でもかんでも蹴っ飛ばして歩くらしいせいか(自覚症状無し。指摘されたことは多数)、相当丈夫な靴じゃないと持たないんですよね~。安もんだからかなーと思って良いの履いてもすぐ穴開いちゃう。

 で、丈夫さ重視=スケートシューズ、と結論づけてもう20年以上になります。しかも当たり前ですがエクストリームに動きやすい!

 最近履いてる選手をよく見るブランドで、デザインも好みでカッコいいしじゃあこれだ!となってご購入。



 話は戻って型崩れ防止用のアレ(写真のもの)

 どうやら再生材利用の生分解性だそうで。


 せっかくそんななのにニスだのウレタンだの塗ってしまうのはなかなか心痛みますな。一回石膏型取ったらもうボロけてゴミ、しかも本来の設計意思に反するゴミになっちゃうからね。悩ましい。

 などと考えちゃいましたってバカな話でございます。もろちん心鬼にして型取りはしますがね。


 街のあれこれをぶっ壊す(と思われがち、何割か事実)ストリートスケーターも環境には優しい時代w

 環境負荷の高そうな業種である私もできる範囲で行動します。

 というわけで、応援してみたいシューズブランドはこちら

 『Cariuma』

 東京オリンピック銀のケルビン・ホフラー(BRA)、俺と同世代レジェンドのマイク・バレリー(USA)などなど結構有名選手がいますよ!!

 これまたもうオッサンですが、オリベイラの動画がかっこいいので挿入 

  

  ノーズマニュアルがいいね。

 買ったのはこれの赤です(笑

 


 

 





2023年9月20日水曜日

単結晶育成用るつぼ アルミナ

 アルミナの単結晶育成用るつぼ

 これは細めです。径10φ以下。最近細かいのがどんどん得意になってくる実感とともに、目がどんどんおじさんかしている実感もマハーシャラ・アリ、モハメッド・アリ。

 ダジャレすらもオジサン化がメチャメチャ進んでる実感がアリスト(と)テレス(のまぼろし工場)


 我が家(俺はか?)は毎年そうなんですが、今年もスポーツイベント見まくってます。

 春にWBC(野球、ボクシングではない)ありましたがFIFAのW杯とオリンピックの間の年なので、世界戦(代表戦の大会)が多いっすな。ついこないだまでバスケットボールのW杯(日本戦しか普通に放送してないってのはマジでクソ)

 今はバレーボールとラグビー。どっちも好きなので楽しすぎる。

 テレビ局に言いたいのは、盛り上げたいのは良いんだけどどうでもいい頭悪そうなキャッチコピーを付けなくていいので、テロップ出すときは選手の所属チームを必ず名前の脇に書いてください。これはどのスポーツも一緒!少なすぎる。実況でもちゃんと紹介してやれよ!!

 

 「古賀紗理奈 OH NECレッドロケッツ」

 ここまでは常に表示してくださいよ。

 バカ文章や、スタッツはその時その時でいいけど。

 個人的には古賀はオポジット固定ですが。


 本来Vリーグがもっと盛り上がんなきゃ意味ないでしょ?せっかく面白いと思って興味持った選手がいたら普段の所属クラブやチームを応援したいじゃねーか。

 ああニチカキャノン(なにこれ?)は古賀の子分?なのか、とか、若手がはじけてるからJTマーヴェラス見に行ったら「なんかアメリカ人のバケモノがいる!(ドルーズ出戻りだってよ)」みたいなのが楽しいんじゃねえか!!

 そこからオタクがはじけてセッターは誰が良いだの、なんでだれだれが入ってないのかとか、サロンパスのワッペン両肩に貼ってあるの受けるとか、困った人が生まれるんですよ。最高。


 実はユニチカ・フェニックスの大ファンです(とっくにないので今は久光スプリングス)


 あー、ラグビーの話はしませんが一緒です。

 誰がどこの所属なのかだけははっきりさせてやってくれ!!

 特にラグビーはチームの名前がガラッとわかんなくなっちゃって俺も追えてないんです。

 バスケも野球も同じだよ!!もっと言えばサッカーも!!

  


 まさか民放は「どーせ国内リーグの中継なんかしないから今だけタレント出してちょっと稼げればいい」と思ってるのか知らんけど。

 あ、面白い、追いかけたい!と思ったらやっぱ専門のCSや配信がいいですよ。バカ騒ぎもないし!!


 とか言ってるうちに

大外から熱海富士がすごい!!

 

 日本のプロ野球はもうクライマックスシリーズ無しでバファローズVSタイガースでいいと思います。

 

 スポーツの秋、忙しいわ



 


  





 


 



2023年9月15日金曜日

フランジ付きの場合

 ジルコニアのフランジ付きのるつぼ

 フランジってのはこの場合口元から張り出してる帽子で言う所のツバの部分です。


 「容器(耐摩耗性)」だって過去に何度も紹介してるのと瓜二つ(瓜より個体差見分けにくい野菜いっぱいあると思う)ですが、こちらは「るつぼ」です。

  るつぼだって容器は容器ですが、

るつぼ=かなり高温の熱間中で使用する。

    多くの場合中で金属をグツグツ熔かす。

 ぐらいの雑なとらえかたでオッケーです。


 この手のフランジは設備の都合上、必要で付いてるわけですが、ヤキモノのそれ自体にとっては弱点でもあって、なにしろここから割れやすくなります。

 耐火物全般ですが、特にるつぼは熱衝撃との戦いなんですよね(+化学反応的挙動)「入隅」「肉厚差」といった割れやすい不利な個所を兼ね備えちゃってるんだよなあ。

 で、作る側からすると、成形自体も焼成も乾燥も難しくなることがありますし、型も複雑になります。後加工しなくちゃいけない場合もあります。

 で、注文する側は高くつきます。結局これはエンドユーザーにかかります。

 まあほとんどの場合仕方がないことなんですが、例えば設備の保持具のちょっとした変更とかK.U.F.U.(工夫)で対処できるとそっちのがいろいろ得。な場合もあるみたいです。

 最近の例だと、どうせクソ古くて今ない会社の機械だし近所の加工屋さんにちょっと便利に改造(+軽くオーバーホール)してもらっちゃったらいろいろランニングコスト下がって使いやすくてマジサイコー。なんかこれってSDGsっぽくね(笑)みたいな話を聞きました。


 だから何だって感じの話ですが、頭は使いようだなあと思ったり思わなかったり。


2023年9月13日水曜日

NIMSでの技術展示会 終了

NIMSとは「国立研究開発法人 物質・材料研究機構」という研究機関。

 ご来場いただいた職員の皆様、ありがとうございました。

  まずは何となくサイバー感の強い裏路地写真から。

  実は喫煙所の脇だったりして(笑

 

  基本的には緑豊かな敷地。



MOT’sメンバー諸君には至らない幹事でゴメンねゴメンね。

とりあえず写真でご報告、と思ったところ、全景を取り忘れるという始末。















 で、看板バラして撤収!!

 お疲れさまでした。


2023年9月11日月曜日

歪んだ心のオジサンが四角いものを作って焼くと

  歪みます

 そりゃたまにはな!!

 この製品は焼成しても歪みが出ない窯詰の方法、というのを編み出したんですが、裸単騎じゃやっぱりこうなるか~。と再確認。

 その方法というのはあまりにもバカバカしくて写真は見せませんが言葉で書くと「面と面とぴったりくっつけてギューギューに並べる」というバカ一号作戦。歪もうにも隣がつっかえてるw。ちなみに釉掛け品には使えません。
 
 このるつぼ、ユーザーさんからは「別に歪んだって関係ないっすよ。使えるっす」と言われてますし、実際気にされないと思うんですが、こっちは気にしちゃいますな。


 ほかにおもしろネタは特にないので、
 フォルダー整理の際に見つけた捨てるには惜しい写真を乗せます。結構前に友達に「こいつの名前なんだっけ?」とSNSで聞いた時の。
 知ってる人は知ってるやつ。





2023年9月8日金曜日

アルミナの細長るつぼ

 です。



 野球もシーズン終盤、全米オープンも大詰め。

 ラグビーはワールドカップが始まり、どさくさに紛れて大相撲。

 いつ寝りゃいいんだ!


 来週はNIMS(物質・材料研究機構)にて展示会です。



2023年9月4日月曜日

聖戦Vol.2 ヒトVSハチ

 とりあえず先に製品。アルミナの角型るつぼ超小粒


 蜂は俺が一番好きな昆虫。まさに卑しき世界を行く高潔の騎士。

 特にこの手の狩蜂は大好きです。



 じっくり観察しちゃうよね~


 嫌いじゃないけど、社会性の蜂はあんまり好きじゃありません。

 ブルーベリーの木に住み着いたアシナガバチ(デカい方の奴) 


 今年鳥の被害(おそらくムクドリ)がほとんどないのはこいつらのおかげかと想像。知らんけど。

 人間もメッチャ収穫しにくいとはいえ、心広い俺はほっておきます。攻撃性を発露しだす季節までは、だけどな。


 ただし、物置ハウスの中にでかいの作られちゃあさすがに見逃すわけにはいかねえ!

「こうなる前に気づけよ!!」ってのは無しで。
いや、ハチ多いなあとは思ってたんだよ



 激闘の末に成虫を蹴散らして幼虫ごと巣を鹵獲!!
 見せしめの晒し首。許されざる者のジーンハックマン的なクソ保安官になった気分で。
残酷だが幼虫ごとです。
幼虫その辺に放してもどうせ死ぬし、スズメバチが来るぞ!!怖い!!

 もろちん、殺虫剤の類は使いません。対等?に戦います!使うのは逃げ足と根性と棒っ切れのみ!!俺は卑怯者ではない!!

 ただし、夜襲じゃないとやばいです!!



2023年9月1日金曜日

ジルコニアの大型容器

 大型です(しかし当然当社比)



 溝は何なのか、とかナイショ


 9月!

 昼間は変わらずバカみたいに暑いですが、多少朝晩は涼しい感じ。バスケの結果に関わらず寝苦しいってのは感じなくなってきました。

 溜ってる生活用品分にも手を付けるかな。

 


 まあ知り合いや親戚分ですが…

 そうでないちゃんとした?注文は普通にさっさとやってます。