2020年6月2日火曜日

小物と小物

 ファインの記事が目減りしてますが、この時分、数少ない仕事もその上人目にさらせないようなものなんで仕方がない。

 と、言うわけで、一段落ついたのかついてないのか微妙なままに六月。事実上の新年度開始になりましたが一般陶磁器の記事でスタート。

 箸置きと小瓶。
 ビンってのは壜と瓶、どっち使うのがいいんでしょうね?と思ってちょっと漢字辞典いろいろ調べてみましたが
 壜の字は、現在「ビン」とも読むものの、もともとは「タン」と読むのが正解なのかも?みたいな感じでびっくり。
 
 事実上同じ意味で使ってよろしいようですが、解字、由来を深読みすれば多少ばかりの違いがあるような気がしました。
 
 字の見た目が好きなのは「壜」なんですが、これらは「瓶」かもな・・・といったあたり・・・









2020年5月28日木曜日

一輪挿し

 一輪挿し。
 もとはるつぼになる型を転用してるってのがミソ。というか横着。








 ミニミニ一輪挿し普及協会からのお知らせでした。

2020年5月26日火曜日

カルシアるつぼ 緻密質です

カルシアの緻密質るつぼです。なぜかこれから湿気が上がってくるぞ!なんて時期から注文いただくことが多んですよ。梅雨のど真ん中だったり(笑

 カルシア(酸化カルシウム)という材質についての注意点や特性等々は「カルシア」タブから過去記事をいろいろ参照してください。無駄話みたいなのもおおいんですけどね。





 特にネタもまとまってないので、もう夏ですねぇ~な感じの虫画像を
いやーん、カマキリっていきなりこの格好なのがすげえ!







 



2020年5月22日金曜日

おうちで「原始炉雑焼」シリーズ またまた燻す!


 昨日記事のラストで準備してあった箸置きの残分を「燻し焼き」しました。
 お昼休みにパパッとできちゃうのが楽でいいじゃないですか。

 何しろバケツと古新聞だけでイイってんだからね。

 昨日書き記しきれなかった手順を写真付きで紹介しますよ。学校始まっちゃった人もまだまだ休校中のみんなも試しに遊んでみてくれい!!

 では、
 スチールのバケツ、なるたけデカい空き缶、などなど、ブツが入る燃えない容器を準備してください。
 蓋をしてたっぷり燻したい場合は底の周りに適宜穴(底回り側面に4~5か所かなあ)をあけてベンチレーションをつくってください。背が高い(底が深い)形状の場合も同様かな?
 ごくごく普通のバケツの場合は孔開けなくても結構です。
(蓋は特にしなくても長時間くすぶった灰の中に入れておけばOKです。ときどき様子はみること!)
 
 あとは古新聞、容器のサイズと回数にもよりますが、三日分もあれば一回持たないってことは多分ないです。

 もちろん、純綿の軍手、あるいは皮手、それに火バサミ(火箸でも、犬のウンコはさむ例の巨大ピンセットでもいいです)も準備、火傷しちゃうからね。

 ブツは、素焼き、あるいはそれに準じたもの。完全な生体は今回のやりかたでは焼成できません。燻し焼、はあくまでも装飾目的のみです。
 まだ生の人は、おうちで雑焼シリーズの過去記事に土器焼成温度帯(ごく一般的な素焼きの温度帯前後)での焼成方法がありますのでそちらを先に行ってください。
 

 では、さっそく取り掛かる!
 まず、軽く丸めたり割いたりした新聞をフワフワと詰めていきます。ぎゅうぎゅう押し込まないこと。火のまわり重視で、ぱぱーと燃えちゃうような程度でOK!。 

 そしたらその上に焼造物を載せる。 
ブツはマスキングテープで模様を付けてあります。

 この上に、燃えやすいように新聞を割いて軽く丸めてってのをかぶせて…

 ファイヤー!! 
紙の発火点は《華氏451度》(@レイ・ブラッドベリ)なんだぜ!
え?摂氏は自分で調べろ!

 網かぶせてあるのは燃え途中のカスが飛んで行かないようにしています。

 底の方まで炭になってきたら終了ですが、その際に姿が見えてる物の色味をチェック!。もっと黒光りさせたければ丸めた新聞紙を少し投入してもう一度ファイヤー。
 これを繰り返します(この辺昨日の記事と違うけど今日見つけた気がするコツのようなものなんです)

 で、見えるたびにチェック。
ケッコウいいんじゃな~い?

 
 そろそろ窯出しを考えましょう。
 ほじくってみて良さげなのは引き上げます。

 まだ生焼け気分な腰抜けどもはもう一度お仕置きだ!
 紙の焼けカスをかき回した後、新聞~ブツ~新聞~ファイヤー!と同じことを繰り返します。

 では救出。
大体こんな感じ~

 まだ水かけたりしないで!そのまま燻ぶりっぱなしでOK!
引き上げた品を一個一個じっくり観察して、気に入らないのは捨てるぐらいだったら燻ぶりの中にツッコんでおいてください。

 残りは水をかけて冷ましたらよく洗います。
 カタイ粒やマステの焼け残り、何かよくわからないねばっとした物体X等がこびりついてる場合もありますが、サンドペーパーやスチールウールでこすると所詮素焼きレベルの焼結体なので傷だらけになっちゃいますから気を付けて。
 スポンジの柔らかい方で洗った後、頑固なカスは爪、プラ板等でピンポイントで根気よく取り除きましょう。
 水気をふき取って乾燥させます。

 そうすると・・・


 写真写りはともかく実物は結構いけてるんですよ!(個人の感想です)

 洗って拭いて、改めてみたらだめだった・・てのはやはりバケツの底の燻ぶりに突っ込みます。

 大分灰になってきたな~ってところ(二時間くらい?)で取り出してみれば、びっくりするぐらい真っ黒のビカビカになってるはず!こっちは自ら確認せよ!
 






 今自分みたいな自粛状況に限らず、素焼きしたけどなんか気に入らなくて本焼きまでしなかったもの、いつか釉薬のテストピースにでもするか?なんて置きっぱなしのかわいそうな奴らがいたらぜひ試してみてください。

2020年5月21日木曜日

おうちで「原始炉雑焼」シリーズ 今度は燻す

 
右上のようになるはずだったけどうまくいかなかったブツが、
左上や右下のようになりますよ!!

 もう解除解除で遅いって感じもありますが、まだまだ油断は禁物。というか、感染症云々抜きにして、「バケツで焼成シリーズ」にはまってます。
 というわけで、ショーコリもなく
バケツファイヤー!

 今回何をどうしたかというと、
 穴まで掘って原始な炉(っぽいもの)を作り、焼成したはいいけれど、いろいろと施した小細工の甲斐なく「なんだか薄汚れた素焼き」と以外呼びようがない、なんて品物もたくさんあったと思います。

 もう一回薪やおがくず、落ち葉を集めて半日がかりで焼成、なんてめんどくさい!もう学校始まっちゃうじゃねえか!なんて君たちに贈るお手軽だけどカッコいい仕上げ焼成の方法です。

 片手間にやってたんで写真の撮り忘れがまたひどいんですが、オジサンがやってみました。
 
 では準備!
 意に染まぬ焼き上がりだったただの小汚い素焼き、捨ててなければもう一度ひっぱり出してきてください。
 使うものはやはり金(ゴールドでもマネーでもないよ)のバケツか、一斗缶とかそんなもの。

 じゃあセットしますよ
 新聞紙を一枚ずつふんわりとしかしクシャクシャに丸めたものをバケツに詰めます。半分ほど埋まったらその小汚い素焼きを載せます。その上からまた軽く丸めた新聞をバケツ一杯になるまでまた詰めます。

 そしたらファイヤー!以上です。冷えるまで待って取り出せばあら不思議。これだけで燻し黒のカッコいい見た目になって表れるはず。いい加減燃えたところで蓋をかぶせて煙モクモクにしちゃうのも手です(さっきの写真参考)
 簡単でしょ?
 
 まあ、もちろん、これはこれで窯のセットがうまく言ってたら、とか、いろいろ運任せではありますけどね。コツさえつかめば、なんとなくできるようになりますよ。

 新聞が燃えきるまで15分~20分ぐらいのもの。ダメだってもう一回やるのも簡単簡単。
 フタして燻す時間を変えてみたり新聞の詰め方を変えたり、燃料を木材使ったりすればやりやすい何かを見つけられると思いますよ。
 
 お、そろそろいいんじゃな~い?



 というわけで窯出し!
上:素焼き素地、中:蓋なし、下:フタして20分燻す
 みたいな感じ。
 これなんて素地の時点でピカピカに磨いてあるので釉薬いらずの光沢ですよ。

 マスキングテープを使えばこの通り。
これは磨き素地。テープ貼ったところが白く抜けます。

こっちはペーパー掛けで荒らしたサーフェス。
艶は無いけどこれはこれで渋いかも


 とまあ、お手軽な穴窯(髭作務衣のあれじゃないですよ) でしくじったとしても、素焼きできたと思えばこんな方法もあります。イノウエ先生をはじめ窯屋さんに怒られちゃうけど、とりあえず窯が無くても土器は焼けます!!
 「土器」って言葉がダセエってなら「Earthen Ware」とでも言っておこう!意味は「土器」
 
先週コツをつかんだ気がして週末もう一回やるぞ!の図。

 次回は写真もっととっておくから! 
 
 磨き素地にしておくのがコツっちゃコツなんですが、美術系かファイン系という両極端の人種しか磨きってしないらしいことを知りました。
 この辺も興味のある方がいらっしゃったら記事にします。




2020年5月18日月曜日

アルミナ多孔質るつぼ スフェリコン

 アルミナの多孔質るつぼが窯出し。
 まあ定番の小さな研究室サイズ。



 まあ取り立てて言うことのほどは無いんで、雑談に移ります。




 先日チョット作ってみた動画。
 雑焼(仮)で焼成してみたものですが、あれは何?みたいなツッコミもありました。
 こんな動きをする立体です。

 焼成する前はこんな感じなんですが、
 構造はこうです
中心線に沿って真っ二つに割った左右が捻ってくっついてる形。

背中合わせの円錐で同じことをするとこれ。スフェリコン。

理屈は一緒ですが、細長い形。これは別でオロイドといいます。

断面が正六角形ならばこうなります。


 こういうの大好きだし、作り方考えると夜も眠れなくなっちゃうぐらいなんですけど、好きな人いますかね?

 多分、紙工作でモデルを作るとすると一番楽なのはオロイド。
 表面の展開図は以下です。 





 数学的によく理解してるわけではないので詳しい説明はできませんが、面白いでしょ?

 で、作り手としては、これらをヤキモノとして粘土で製作するとしたら、どんな成形法をあなたはチョイスしますか?ってのが一番興味あります。

 手びねり、板づくり、ロクロ、もちろん鋳込み。
 どれでも製作可能ですが、キッタハッタが必要になる場合もありますよね。

 製作したい方向けの図面も作ってあるんだけど、見たい人いるかなあ?
 
 あ、セラミックス用の3Dプリンターっツウ意見は却下ね!



 
 

2020年5月15日金曜日

ジルコニアるつぼ


 ジルコニアるつぼ。ラボサイズ。外径で30φ程度です




くみ出しサイズの湯飲みと比べるとこのぐらい

 昔、とりあえずキリのよさそうな数字に区切って規格にしようとしたんですが(例えば30φ×50Hとか)、誰もそんなこと言わずに38φで、とか34φでみたいになってます。
 まあ考えてみりゃあ、研究室の設備や条件に合わせて寸法にしろ容積にしろ割り付けるのは理にかなってるわけで、どうせ受注生産なら初回には型代がかかるにしろそっちのがイイみたいです。特に試験用炉なんかは炉内寸法や炉心管、石英管等小さい目で限られてますからね。
 
 石膏型も原型も狭い工房に大繁殖してますがそれもまたうれし。