2020年7月22日水曜日

アルミナ単結晶るつぼ、おすすめラジオ

 またまた登場の単結晶育成用るつぼ。
 やあ、本当はヘンテコなのとかも紹介したいんですが、いろいろ大人の事情があったりなかったりするので、こういった変哲無し系で毎回お茶を濁してます。
 

 先端角はユーザーの研究者の方御指定で作りました。
 90度とか60度じゃないスッキリしない数字になっています(笑


 
 実験の目的や仕様に応じてご希望にこたえられるよう、
 寸法材質カスタムで製作しますのでお気軽にお問い合わせください。
 言われた通りに作りますが、実験の結果がうまくいくかどうかの保証はできませんよ(笑


 
 ラジオが好きで仕事場ではかけっぱなしにしたいんですが、今年は午前も午後も日中はあんまりピンと来るのがないんですよね。残念。昨夜の報道系、文科系の番組をタイムフリーで聞くようなことが多くなってます。

 夜の番組ですが、NHK第二の「カルチャーラジオ」って言う30分番組はここ数年ずっと聞いてます。あんまし面白くない場合でも(笑
 春先に『金曜日、科学と人間』の「昆虫の世界」面白いよってお勧めしました。

 大体3ヶ月12回交替でテーマが変わるんですが、今期(7月~)は、超おすすめが二つありますよ!

 木曜日の『文学の世界』と火曜日の『歴史再発見』

 それぞれ、三国志と古代ローマ帝国という大ネタがきました!どっちも解説の先生の喋りも面白くて好き。歴史好きには絶対の勧め。まあマジオタクの人には当然知ってるような話なのかもしれないけど、活字で読むのと違って解説の先生が講演形式でしゃべってるのを聞くってのもなかなか乙!

 特に三国志はなんと「曹操関羽、没後1800年記念」といううっすら気が遠くなるような肩書き付。死んだ関羽が曹操祟り殺して道連れにしたから没年一緒なんだな(笑

 内容は、陳寿の正史と、演技を比較したり解説してくれて大ネタとはいえ切り口がなかなか新鮮。
 講師の渡辺先生は、著書何冊か持ってんだけど声を聴くのはもちろん初めて。先週はもう三回目にもなって肩が温まってきたのか「学者なのか講談師なのかどっちなんだ!」ってな具合にヒートアップしてくる部分もあって笑いました。


 その他のおすすめは『科学と人間』は「海棲哺乳類」についてシリーズ。アルトな声質の女性の先生が「インケーインケー」と言いまくっててほのかに萌え。内容もすごく面白いです。
 カルチャーラジオの時間じゃないけど「おしゃべりな古典教室」って言う番組も生徒役の小芝風香がかしこかわいくて萌え萌え!




 と書いておわりと思ったんですが、昨日、ひょんなことから《人形劇・三国志》の話題でちょっと盛り上がりました。
 俺が小学生の頃に観て中国の歴史にも興味を持ったきっかけ。面白かったんだよなあ。
 というわけで雑談が続きます。


 三国志、俺ぐらいの世代からこっちは、この人形劇か、KOEIのゲームシリーズで一般的になったように感じます。

 スキモノにとってはいろんな歴史小説あるとはいえ、日本では三国志以外はせいぜい「史記」(特に楚漢戦争?)ぐらいしかあんまり知られて無いかも。でも、この史記ってのが扱ってる時代が長すぎて誰と誰はどっちが何百年ぐらい先だったのかとかよくわかんなくなっちゃうんだよね。名前もごっちゃになるし。
 
 まあ日本史でもドラマや本は戦国時代か幕末、せいぜい源平に集中してる感じに似てるのかなあ?もったいねえ。

 ところが、この人形劇を見てた子供時代。周りの年寄り(うちのジジババも)は三国志みんな結構話も知ってたんだよね。吉川英二のせいなのかよく知らないけど。
 それどころか、うちのバア様に至っては隋末の動乱の時期の武将とか侠客とか、他の時代の名前がポンポン出てくるんですよ。歴史の教科書には出てこないような演義系物語の登場人物、例えば秦叔宝・尉遅敬徳とか岳飛・秦檜とか。
 大正一桁の東京人だったので講談とかよく見てたそうで。

 別に歴史好きとか詳しいとか、そんなことないわけだけど時代劇観るのと同じ感覚でそのぐらいは知ってるよって常識とか一般教養のパターン(別に立派な生まれじゃありません。普通の貧乏人)。まあ実際知識としては「歴史」というよりは、物語としてですが、普通そうだよね。

 インテリになんかなりたかねえけど、昔の年寄りみたいに話の中に故事がポンポン出てくるってのは楽しい。俺の師匠爺さんもアメリカまで行ってファインセラミックス研究してたようなクソ理系ですが、そういう話の仕方する人だったんで面白かったんだよなあ。

 やっぱり時代劇もっとやってほしい。そんな目新しいこねくり回した解釈なんか無くても、面白いのわかってるものを型どおりにやればそりゃ面白いんだからさあ。
 
 何を話してるのかわからなくなってきましたが、《人形劇三国志》のもっとも優れている!と今さら感じたことは、「狂言回し役の架空の登場人物が、歴史に振り回されるだけのただの下級庶民」というところではないかと。
 俺がその時代に生きてたらあの程度ですよ。というか、そういう部分こそ歴史と現在を結びつける部分だと俺は感じてます。


 歴史好き!とか歴女!とかいろいろありますけど、話題にしてるのは大体の場合、(失礼ながら)テメエには縁もゆかりもない政治家や武将、貴族といった支配階級の人間が何をドンパチやったのかってことですよね?人となりとか。
 誰が強いとか、最強軍師とか、はてはイケメン、とか、どうでもいいわ!ということ気になってから歴史も歴史小説も好きだけど、歴史好きとか歴史小説好きは嫌い、というねじまがった性癖になってしまいました(笑
  
 どうでもいいけど昔の(っていつのことだか知らないけど)講談って話に全然関係ないご当地人気武将が登場するらしいですよ。熊本に行ったらたとえ三国志の中でも「そこへ通りかかった清正公『さしたる用は無けれども』」なんつって顔見世するらしいです(笑
 そういうの観たいなあ。
 筑波だったらどうなるんだろう、平将門の首でも飛んでくるんでしょうか?
 
 







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