2020年7月7日火曜日

単結晶育成用るつぼ

 似たような細長ものが続いていますが、大雑把に、先端化尖っているもの(見込みの底も尖っている)を単結晶育成用るつぼ、丸底をタンマン管とつくばセラミックワークスでは呼んでいます。(丸底とタンマン管に関しては微妙に違うっちゃ違うんだけどそれこそ私が習った流派の慣わしにすぎぬやも知れませんし、最近はユーザーの方で気にされない限りアンマリ気にしていません)

 呼び名は単に形状の違いを突っついてるだけで使い道は一緒だったりすることも多いんですが、まあそんな感じ。
 タンマン管が続いたので今度は先端90℃の単結晶育成るつぼを。



 この単結晶育成るつぼ、なぜ尖ってるかというと、先端のトンガリ部分に結晶の成長の出発点となる『核』というのができやすいらしく、もっとグボッと彫り込んで尖らせてくれい!なんて指令を受けることもあります。
 最近は先端にほっそい貫通孔をあけてそこをきっかけに成長させるパターンがあるらしいということも知りました。


 

 あ、そうそう、るつぼ屋オジサンたちは単結晶単結晶ってうっかりいっちゃってますが、これはそれを作るためのるつぼであって、るつぼ自体はアルミナの多結晶ですよ(笑

 単結晶るつぼって言ったらアルミナの単結晶(つまりコランダム=サファイア)でできたルツボかと思われてビビったことがありました。
 そういうのももちろん存在してますが、うちでは作ってません。取り寄せは出来そう。かな?




 










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