アルミナの角板。
今回の「先月面白かった本」になるかというと、また別な気もしてますが、いや、ヤキモノ編はこれでいいか。
というわけで、この本。
で左側から読めばSIDEB:『小さな土製品を作る』
という、今いろいろ流行りの二刀流。うっすい本を背中合わせに二枚一組にしただけやんけ!と言われかねないんですが、読んだ感想これはこれで正しい。いろいろ正しい。
長年やってますんでヤキモノ本なんてプロセシングにしろ歴史ウンチク系にしろ学術的視点、あるいは思索的な内容の無いものは要らないんですよね。少なくともその辺の本屋で売ってるような雑誌は買ったこともないです(古本屋で100円なら買うこともある)
この本は学術的な研究成果をしっかり踏まえて、現代と土器との組み合わせに対して思索的でもあり、実践的でもあるのにほぼほぼ同人誌(めっちゃある種のサブカル的な意味で)というオタク心をくすぐることばっかりしてくるシロモノです。
別に俺にとって特別必要な情報なんか載ってないし、出会わなかったとしてもひとっつも後悔しないですけど、いわば「うれしい本(なんだそれ?)」でした。
著者が度を超したオタク、出版社も製本会社も地方の会社、という点もポイント高し。
結構おススメ。
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