2022年4月6日水曜日

マグネシア緻密質のボート

  どうも、床屋に行って「愛の不時着の北朝鮮の軍人さんみたいにさっぱりしてください」とお願いしたんですが、帰ってきて見た鏡の中に少しもヒョンビンらしい人がいないという不思議な現象に襲われたおじさんです。

 

 マグネシアのボート、こんなンいかがでしょう。

 もちろんドロボー引っ掛ける孔付き!


たまにはこんなゴツいのも、よきにハカラエ

 
 「ジェミニ計画」ですが、記事に上がってないだけで一応進んでいます。第一弾釉掛けして焼くだけになってます。

 粘土年度変わって、根本的な忙しさから解放されてむしろ逆に心配になる季節ですが、この時期特有の超特急仕事を抱えてるので、理屈っぽい説明記事を書き上げにくい、というのが言い訳です。
 
 型の割方や、湯口の説明等、よそであんまり見たことなさそうなところまで自分なりに説明しますから、まあ気長に待っててください。
素焼きした状態。見てもわからんわ!!

切り取るために成形する部分もあったり…




 


2022年4月1日金曜日

アルミナるつぼと、エイプリルフール

  どうも、秘仏開陳級に希少なレオス・カラックスの新作映画が今日から公開!!だというのに、上映してくれる劇場の無い県(当社調べ)に住んでるおじさんです。はーあ。

 昔はジュリエット・ビノシュと大竹しのぶが似たような感じに思えて仕方なかったんですけど、今となっては全然似てないっすね。マギー・チャンと浅野温子はだんだん似てきてる気がする。

 




 仕事するのに作業台の上には必ず新聞や広告をまず敷くんですが、今日のビッグバン級の一枚。

 つくばをリードするタウンつくばリードタウン

 ちょっとね、とてつもない衝撃で寿命が数年縮みましたね。無駄口をたたき続ける以外能のない俺が15分も黙りましたよ。

 作業場のストックにあったものなんで、別に今日の新聞に挟まってた訳じゃないんですが、エイプリルフール的な何かかと思いました。

 このへんだと車で5分10分外向きに走れば要塞級一軒家が建つようなお値段ですが、おススメ!!


 

2022年3月30日水曜日

排泥鋳込みで「ジェミニ計画」Vol.1 構想篇

 鋳込みで何か作ってみますよ~の入門編

  サンプル制作品には、誰か上手い人が勝手に好きなものを作ってるだけのくせに、何となく教えたフリ、という世にあふれた欺瞞を打ち砕くため(ここ、いらない文章)、100人いれば99人以上が絶対作りたいに決まってるものを選び抜きました。

 それは『ジェミニ宇宙船』(型の何か)

 これならば、万が一、俺が好き勝手に作ってくだらないゴタクを並べてるだけの記事に(見かけ上)なったとしても、作り方の一法として絶対に少なからぬ役に立つに決まってるわけです。だってみんな絶対作りたいんだから。

 ここまでは大前提なので、異論があるような気がする方も、それは文字通りの気のせいだということで話を進めます。


 では製作、もとい「建造」計画開始。

 こんな姿してます。改めて言うまでもないですが超かっこいい


 せっかくの排泥鋳込み。袋もんはお任せよ!ということで、一輪挿し的に活用できるようにしてみましょう。

 今回は入門編ということで、型製作的に大変だったり、加飾がめんどくさそうな縞々した感じや胴体中央のフランジ状の帯部分、四角くデッパったり細かい部品などの細かいメカメカしたディテールは無視します。そこがかっこいいんじゃねえかと重々承知してますが、いきなりは無理っす。

 しょっぱなから萎えた人もいるかもしれませんが、どうせそこまで再現したって宇宙まで飛んでける訳でもないからね。そのつもりで。

 

 黒い先端側部分と白い胴回り部分に二分割できるようにします。そうすると案外少ない「中まで洗える一輪挿し」になるはず。

 こんなイメージ

 見込み側には釉掛けする予定、外側はお好きにどうぞ。最近素地丸出しってのもいいな、と思ってます。

 嵌合方式は、名前知らないんですけどこういうヤキモノでよくある「簡単なインローぽいやつ」がそのまんま簡単です。
 受け側と突き出し側をどっちがどっちにするかってのは蓋物、嵌め合いものの課題になりがちですが、今回はテーパーがキツいのでアッサリ決まります。
 上が付きだし、下が受けです。
 左が今回採用の組み合わせ。右が逆パターン。

 図がちょっと不正確ですが、右のパターンの場合の弱点を上げときます。

1・上部受け側の見込み側の角度より、本体側突き出し部の外面の立ち上げ角がすぼまってればハマりますが、角度合わせと長さの関係がシビア

2・上部の着肉厚の自由度が少ない。薄すぎればガタが大きく、厚過ぎれば「肉厚」を削り落として調整しなくてはならない。これは鋳込み作業そのものがシビアになりそう。

3・上部口元内面がぐるっと釉をかけられないわけで、想像した感じちょっとダサい。これはセットして焼かずに別々にすれば避けられますが・・・

 といったところ。

 構造が決まったところであとは大きさをどうするか。
 これは皆さんのお好みに任せます。
 参考までに、わがつくばセラミックワークス諜報部がNASAとか宇宙開発オタクのHPを漁って見つけた画像に定規を当てる、という超ハイテク計測で割り出した何となくの寸法を図示します。
 これだ!!
 こんな感じでどうでしょう。
 高さや底径あたりを基準にして、作りたい大きさに換算してみてください。

 次回は鋳込み型、原型の設計編の予定。
 基本的にテーパーが一方通行なので、やさしいです。
 ボディに割線(およびそのバリ)が出ない設計にできます

 











2022年3月28日月曜日

とあるるつぼの見込の底

  覗いてみると

 約5φの穴が17か所

 さらに覗き込むと~

5φ穴のさらに底に1φの貫通孔

 

 溶解した金属がここからジャジャジャーと流れ出るノズルになっています。

 いや、ただそれだけです。

 もちろん後加工であけた穴および孔ではありません。

 ちなみに穴と孔ですが、こう使い分けています。

 孔-貫通している、貫通孔

 穴-掘れてるだけで底がある、止まり穴

 みたいな感じです。

 知ってる人には常識ですが、ものつくり趣味の方は積極的に使い分けてみよう!!気分だけでも職人や技術者っぽいよ!!

 



 先日、唐突に始めた「ジェミニ計画」本来なら勢いあるうちに続き記事をアップしなければいけないんですが、モノの設計、それに伴う鋳込み型と原型の設計をどう考えんのかってところが鋳込み成形の肝なので、出来るだけ丁寧に説明したくて時間かかってます。図付きで解説したいしね。

 多少お待ちください。

 モノはこんな感じになるんで、原型や型の設計がどうなってるのか予想しといてください。見切り発車で始めちゃってもOK!むつかしいわけではないので。



 

 


 どうでもいいけど薪割りも終わんねーなー。もう春やんけ

2022年3月24日木曜日

それなりにハードルの高い超攻撃的鋳込み入門編「ジェミニ計画」スタート

 実際に排泥鋳込みで何か作ってみましょうか。ぜひ真似してみてください。ということで始めます。




 対象は鋳込みでモノを作ることに興味が強い方です。

 粘土と情熱さえあれば何とか形になるという成形方法ではないので、ハードルはそれなりに厳しいです。

 ロクロで言う構想~坏土調整~成形~仕上げの工程にあたる分だけ抜き出して、流れをざっと箇条書きしてみます。

①作りたいものを決める。

②鋳込み型、原型の設計を決める。

③設計に基づいて原型を作る。

④石膏で鋳込み型を作り、乾燥させる。

⑤適した鋳込み泥漿を作る。

⑥排泥鋳込みする~離型~バリ、鋳込み口等切り落としたり整える。(ここが狭義の成形)

⑦アッセンブルしたり加飾したりして焼成できるように仕上げる。

以上です。

この後、焼成するわけですが、お好みで素焼き~施釉などしてもよいです。一応焼き上げるまでやる予定です。

 よかったですね、誰でも彼でも一様な品物が作れそうです。

 

 今後シリーズ記事中、できるだけ丁寧に説明しますが、どうしても「それなりにハードルが高い」部分があります。

 ②と③の工程がそれなんですが、②に関しては今回のものに関してはおススメの設計を記しますので参考にしてください。

 鋳込みで一番の問題は③

 最低限、使える原型を作る工作能力のない方は、鋳込みで好きなものを作ることはまずできません。

 鋳込みの面白さの神髄は、粘土がグネグネする感覚的面白さとは別で、設計とその遂行力の高さに自分で自分に勝手にシビレる、という所にあります(個人の感想です)

 いじくってるうちに何となく好きな形になったり、数つくればたま~にいい形ができるなんてことは絶対に無いです。

 一回性こそゲイ芸として至高!とか、鋳込みなんてど素人でも同じものポンポン作れるんでしょ?ツマンネ!なんて思ってる方はそもそもこんなクソ文章を読んでないでしょうからいいんです。

 でも大変申し訳ないんですがどんなに鋳込みに興味があっても、コテやヘラを一回も自分で作ったことがない、とか、鋸もネジ回しも家に無い、とか、立体の各部寸法が取れない、なんて方は結構厳しいかもしれません。

 エラソーに繰り返しますが、鋳込みは、基礎的な設計、工作技能のない方は自分で完遂できません。ロクロ成形とはそこが違います。

 情熱と時間だけあっても無理、技術及び技能が必要です。

 もちろん、金があって図面が引ける方であれば型屋さんにお願いして作ってもらうことができますので、そっちのがいいです(特にプロはこれが多い。単純形状のものばっかり作ってる自分も工作技術の及ばない場合は金属加工屋さんにお願いしています。しかもしょっちゅう)


 と、イヤミを言いまくって脅かしましたが、今回の題材は「ロクロでモノをそれなりに作ることができる人は全部自分でチャレンジ可能」な設計内容ですので安心してください。


 では、何を試しに作るのか。

 ①入門的には比較的型の設計+工作力的難易度が低い

 ②入門的にはロクロでも同じようなものを作れると工程も出来上がりも色々比較しやすい。(回転対象形)

 ③100人いたら最低97人は絶対作りたくなっちゃうようなカッチョイイ何か

 +できれば単なる置物じゃなくて用をなすものがいいなあ


 という三大ターム+1を勘案した結果…

 冒頭の画像からも、もうお分かりですね。

「ジェミニ宇宙船」型の一輪挿し、に決めました。

やべー!!超かっこいい!!


 言ってみれば単なる逆円錐型の袋もん?なんでロクロで作ればいいわけなんですが(水引きも気持ちいい形状だしね)、こういうのは鋳込み入門、鋳込みの力の実感にもってこいなんですよ。

 せっかく鋳込みで作るんだから、多少ギミックを盛り込んで設計してみたんで、それは次回以降に。

 

 では「多少ハードルの高い鋳込み入門」の宇宙にアストロノートのように飛び出してみましょう! 

(まだ型作っただけで成形まですら行ってないけど最後までがんばりますよ)

 とかいいつつ、仕事が忙しくてこんなん立ち消えになるほうが実は嬉しいのでるつぼの注文はどしどし受け付けてます!!ユーザーの皆様、よろしくお願いします!!

 




 あとね、もともと好きなんだよね、こういう形。今回気が付きました。 

 その辺に転がってるの、こんなンばっかりやんけ!!

 もっと言うと、普通の口広がりの器をうつ伏せ(さかさま)にした形が好きなんです。







2022年3月22日火曜日

容器、セッター、匣鉢、好きに呼んでください。

 名前はどうでもいいですが、緻密質のセッターはこれぐらい大きくなると、相当昇降温をソフトにしないと熱衝撃で割れやすいですので、そこだけ気を付けてください。

 特に、粉末の熱処理に使う場合は普通に上げ下げするとまず割れますので(中身がパンパンだと事実上100%と思ってください)、さらに外側に多孔質のセッターを使用することを推奨します。


結構デカいです。




 今日は、ちょくちょくあるきのする「お彼岸ごろ、思い出したように雪」の日でした。

 サミーよ



 発電所はもう東京に作れよ。便利ですよ。知らんけど



2022年3月18日金曜日

アルミナの単結晶るつぼが・・・

  割れました。 


 久々にでっかい地震。でっかいというか、これはひどい奴だぞ、といやな予感がする地震って感じか。

 我が家はこれと石膏型が数個落ちてきただけで済みました。気を引き締めなおして壁棚のものの並べ方を改めないと。

 

 震源地の場所柄、例によって親戚がそれなりの被害喰らってますし、仙台近郊にもお客さん多いので他人事じゃないと感じます。毎年どこかしらで何らかのデカい災害は起こるので、可能性のあるものに対しては対策取らなきゃ。



 年度末狂騒もやっとすぎ、なんかオフザケ企画ができる時期になりました。(畑は忙しくなってきますが…)

 今回は何人かに言われてたけどマンドクサーと無視してきた「実際鋳込みでなんか作ってくれてみそ!」にお応えします。というかしようと思います。いや、すくなくとも心づもりはあります。 

 銘打って「ジェミニ計画」詳細はそのうち!!

 


 結果なしのつぶてだったら「あー、失敗したな。そのまま隠蔽したな。ジェミニじゃなくてソ連のほうだな」とでも思ってください。

 いや、失敗しないと思うんだけどなー