2019年7月24日水曜日

多孔質マグネシアるつぼ

 多孔質のマグネシアるつぼです。
 


 るつぼ、耐火物で一般に(なのかどうかわかりませんが、とりあえずルツボ屋には)「多孔質」といった場合はサイズや肉厚に合わせて粗いものから細かいものでバランスよく原料粉の割合を取った調合で作ります。コンクリートが、砂利(粗い)、砂(中粒)、セメント(微粉)の配合でできているイメージで考えてもらえるといいかな?と思います。粗目の多い、ともすると吸水度合いの多くなる陶器などもこの捉え方でいいんじゃないかな。


 緻密質は細か~い細かい微粉末のみで作ります(=粒と粒の接触点がけた違いに多い=熱喰らった時に焼結する活性が高くなる)、一般磁器(食器とかね)も緻密質で、やはりきめが細かいことも大きな理由ですが、アルミナ単味、やジルコニア単味といった高純度緻密質と違うのは、成分の違いによる反応(カオリンと長石と硅石等のアルミナシリカとそれらに入ってるカリ分やソーダ分の酸化物)を大きく利用している点ですかね。別な成分同士の化学的な反応による熔化の影響度合いが高いです(その点、もちろん陶器炻器でも一緒ですが)。
 
 

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